ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

クローズアップ現代コミュの2008年1月29日 ヨーロッパからの“新しい風”【2】 “低炭素都市”への挑戦

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2008年1月29日 ヨーロッパからの“新しい風”【2】 “低炭素都市”への挑戦

27国、5億人が暮らすEU。人口740万のロンドン。大胆な温暖化対策。市内に乗り入れる自動車を監視。監視カメラで。課税して乗り入れを減らす。エネルギーシステムの導入。世界をリードする大都市ロンドンの戦略に迫る。

テムズ川と金融街シティが背景。ロンドンは温暖化の影響を強く受けるとして積極的な対応を。アクションプラン(行動計画)を打ち出す。大胆なもの。持続可能な低炭素都市。1990年比で2025年までに60パーセント削減という目標。ロンドン市は世界中の大都市の排出量は世界全体の排出量の70パーセントにも及ぶとして責任の重さを指摘。エネルギーの大転換を目指す。人々の生活に浸透。市長「これまでのやり方を見直す必要がある」。車の利用を減らす。Cマークがついた地区にガソリン車で乗り入れると8ポンド(1800円)の課税。多くの監視カメラで所有者を割り出す。罰金は22000円。去年エリアの拡大。拡大で中心部のほとんどがカバーされた。交通量は5年で減少し、CO2は20パーセント削減。市民へのインタビュー「金のためじゃないか」「子孫のため仕方がない」渋滞税の税額を3倍に引き揚げることを検討中。渋滞税による270億円の税収は公共交通の促進へあてられている。公共交通の料金の割引も。ロンドンの地下鉄の初乗り900円が三分の一に。路線バスは料金を下げ本数を増やす。交通量は地下鉄7%バス32%の増加。電気自動車の普及。電気自動車には渋滞税の免除や駐車場の優遇など。170万円で電気自動車を購入したスキーピーさん。週3、4回市の中心部に通勤。こまめな充電蛾必要。市内にスタンドを増やす。年80万の節約になっており、ガソリン車に戻そうとは思わない。スキーピーさん「意外と簡単に生活を変えられるとわかった」。

エネルギー効率の改善。緑のコンシェルジュ。各家庭に市が省エネの専門家を派遣。住宅の断熱性を高めるために赤外線で測定。隙間を探すために玄関に扇風機を設置して気圧を下げる。ある家ではエネルギー消費量(CO2排出量だったか?)を最大36パーセント下げられるとわかった。市民「環境にもやさしく、節約にもなる。・・自分にもできることからやりたい」。市は蛍光灯の普及をすすめるキャンペーン。白熱電球と無料で交換。市長「生活の質を変えることなく排出を減らすことができる。一人ひとりがちょっと取り組むだけで大都市の削減ができる」。ロンドン市の気候変動局。市長直属の組織。アラン・ジョーンズ代表。ある自治体で排出量75パーセント削減を達成した人物。国谷キャスター「ロンドンは英国の目標よりもなぜ25年前倒しなのか」アラン「科学的調査にもとづいて作成した・・・今後気候変動は早まる・・・手遅れになる前に対策が必要・・・75パーセントの排出量は大都市からのもの・・・大都市は最も気候変動の影響にさらされている」国谷キャスター「市民の中には渋滞税に不満もある。・・・こうした対策に必要を感じていない人もいるのでは」アラン「渋滞税がなければどうなるか。・・・人口や交通が増える・・・ 渋滞税の導入で渋滞もCO2も減っている・・・不満があるのは自転車や公共交通を使っていない人・・・未だに近くの店に行くのに車を使う人もいる」国谷キャスター「そうした考えが十分に理解されているのか」アラン「今年の冬は暖かい・・・タンポポも咲いていた・・・人々は真剣に考え始めている」アラン「今なら温暖化対策には世界のGDPの1パーセントを費やすことですむが・・・将来は世界のGDPの10パーセントを費やさなければならないことになる・・・今後高い経済成長は望めないのでいまから対策をとらなければならない」アラン「こうした対策は他の大都市が足並みを揃えなければ意味がない・・・NYなどの大都市の協力も欲しい」アラン「国レベルでの変化もある・・・この影響を十分に認識しなければならない」 

イギリス政府。炭素税の導入。企業の排出量に課税。通信会社ブリティッシュコム。オフィスに自然光を取り入れる。電話会議システムで出張を減らす。ブリティッシュコムのCEO「行政と共に対策をとっていく」。ロンドン独自の制度。ビル所有の企業に削減目標を課す。新築・改築の際に。「クリーン500」という政策。目標をクリアした企業を市が表彰。市長「後ろ向きな企業もあるが・・・多くの企業は理解してくれている。新しい政策。これまで遠くの発電所から電力供給。ロスが発生し6割がムダともいわれる。ロンドン市内に風力やバイオマスなどで電力供給施設を整備し20パーセントの削減。

人口10万のウォーキングという町。アラン・ジョーンズが3年前までいた町。80の小型発電施設がある。燃料は天然ガス。熱を利用してお湯の供給も。大型施設に太陽光パネルを設置。風力と太陽光が利用できる街灯。アラン「住民に理解してもらい協力して取り組むことが必要」。分散型のエネルギーシステムを。一つの施設で1000世帯に電力と熱を供給できる。ロンドンでは前例のない規模での対策になる。カーボンデモクラシーという考え方。世界中のあらゆる人の一人ひとりの排出量は等しくあるべき。そのために先進国・大都市が率先して減らさなければならない。アラン「ウォーキングでは排出量を75%を削減した。・・・新しい技術ではなく既にある技術を使っている。・・・ロンドンでの排出量60パーセント削減は達成可能。 大都市での排出の大半は自動車や大規模発電所によるもの。これだけでで終わらない。再生可能な燃料の開発も。国谷キャスター「生ゴミの利用か」アラン「そうだ。三分の2の電力は確保できる」国谷キャスター「ロンドンでの取り組みは国の支援がなくてもできるか」アラン「国の仕組みでは小型発電所からの電力供給に制限があるなど規制が多い。規制緩和がなければ目標の半分しか達成できない。・・・例えばIT産業のように規制を緩和すれば市場が活性化したこともある」国谷キャスター「カーボンデモクラシーの実現のためにロンドンは何をするのか」アラン「特定の国が多量のCO2を排出するのは不公平である。他の国にとっては不公平で容認できない。海面が上昇すれば大きな影響が途上国にも出る。旱魃に悩む国もある・・・移住しなければならないかもしれない。こうして先進国の問題にもなってくる」国谷キャスター「目標を達成できるのかどうか懐疑的にならざるをえない」アラン「人々が深刻さを理解しているのか不安がある・・・削減目標はなんとしてでも達成しなければならない」

明日は労働力の移動、深刻な影響も 労働力移動の光と影

以上見ながらのメモと見終わってから40分までの記憶より

コメント(1)

補足

>大都市は最も気候変動の影響にさらされている
大都市の多くは沿岸部に立地しているから

>ウォーキングという町
次のリンク先はウォーキングの政策の効果が紹介されているページ(英語)
http://www.nycclimatesummit.com/casestudies/energy/energy_efficiency_woking.html
番組中ではCO2を75%削減したとされていたが、82%削減を達成した模様。投資額が1200万ポンド、2005年までの累計の財政削減額が540万ポンド、年間の節約額が70万ユーロなど政策の効果も簡潔に紹介されている。

感想など

>75パーセントの排出量は大都市からのもの
国別や産業別、部門別という見方で排出を考える見方はしっていたが、大都市という軸で考えたことはなかったので新鮮だった。英語になるが参照先は、
http://www.carbondemocracy.com/speech.html 2007年5月15日のニューヨークでのロンドン市長の演説
http://www.c40cities.org/docs/communique_2007.pdf 地球温暖化と戦う世界主要40都市の共同声明




ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

クローズアップ現代 更新情報

クローズアップ現代のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング