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COOL JAPANコミュの2012.5.6放送「漫画」

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 「ポケットモンスター」「ドラゴンボール」「北斗の拳」「ワンピース」「ドラえもん」など、世界で好評を博した日本マンガは、ことごとく少年マンガである。少年マンガは冒険・格闘・スポーツをテーマにしたものが多く、ダイナミックな動きがTVアニメ向きだといえよう。
 いっぽうモノローグを多用する少女マンガは、主人公の内面心理を深く描いたものが多く、極度に内向的である。藤子不二雄らに見られる規則的なコマ割りとは対照的に、少女マンガのコマは斜めに割られていたり、白黒反転を多用するなど、表現技法が繊細かつ神経質だと感じる。いずれにせよTVアニメ向きではないし、外国人女性の共感を得られるとは思えない。
 日本の女性が求めるものは、圧倒的に「共感」ではないかと思う。超人的な主人公による、自己実現やスポーツ界での立身出世などではなく、ごく日常的な生活における仲間たちとの共感ではないかと思うのだが、どうだろう。日本人女性に似顔絵を描かせると、笑顔の「かわいい」人物を描くことが多いが、これはそのような人物像が客観的に好ましいとされるからだろう。ところが欧米人の女性は、そのような「かわいい」人物像を描かない。大きく目をむいた「ザ・シンプソンズ」のような人物像を描く。

 日本の作家ではないが、カナダの作家モンゴメリの「赤毛のアン」が日本で好評なのは、主人公が内向的で夢想家なところが、日本の少女たちの共感を得ているからではないだろうか。私はプリンス・エドワード島に行ったことがあるが、現地の人が「どうして日本の女性ばかりが訪ねてくるのだろう。日本では『赤毛のアン』は必修科目なのか?」ときかれたことがある。


図:「日本人の知らない日本語」より

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