ライフヒーリングコミュの【症状】呼吸・免疫系

呼吸・免疫系についてまとめてみましょう。

■呼吸器感染症（風邪症候群、急性気管支炎、肺炎）
咳、痰、くしゃみなどの呼吸にまつわる症状と熱、頭痛等の全身症状、下痢などの消化器症状をともなう病気の総称をいいます。特に、重くなると喉から奥に炎症がひろがり、気管支炎や肺炎となります。インフルエンザも含め、原因のほとんどはウィルスと言われています。治癒するのは人間に免疫反応があるからであり、予防・治療もウィルス対策と免疫を高める方法がメインになります。
予防には、ウィルスを付着させないための、うがい・手洗い・マスク等の方法と、インフルエンザのワクチンのように免疫反応を利用したものがあります。かかってしまったら、乾燥していない暖かい部屋で安静にし、水分・食事・睡眠を良くとるなどで、病状が通常は改善します。

■気管支炎喘息
喘息は気管支が広い範囲にわたって収縮を起こして細くなり、呼吸が苦しくなる病気です。特にアレルギー等の花粉やダニ等に過剰反応しで気管支が収縮し、アレルギー性鼻炎や花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症と合併するケースも多くみられます。
アレルギー性の場合の予防方法は原因物質に近づかないということであり、治療は気管支を広げたり炎症を抑える薬の投薬になります。

■慢性閉塞性肺疾患（慢性気管支炎、肺気腫）
慢性的に肺や気管支に炎症が起こり続け、肺胞や細かい気管支がつぶれる病気であり、ゆっくり呼吸機能が落ちていきます。タバコや有害な空気を吸い続けるのが原因といわれ、少し動くと息切れするといった症状となります。根本的治療法方は今のところありませんが、患者の９割が喫煙者という話もあり、タバコをやめたり、有害な空気を吸わない環境を作るといったことが大事となります。

■自己免疫性疾患（慢性関節リューマチ）
本来敵を攻撃するはずの免疫反応が自分のからだを攻撃する病気で、代表的なものに関節にある滑膜というクッションに炎症が起こるリューマチがあります。重くなると関節の変形や破壊を引き起こします。原因が分かっていないので今のところ根本的な治療法方もありませんが、薬物療法、リハビリ、手術等の治療を行うこととなります。

■アレルギー
これも免疫反応の不全で、本来無害なはずのものに過剰に免疫反応が出てしまう症状です。原因は、食品・花粉・ハウスダストなどで、病気に対する予防もこれらの物質を避けるということになります。
■癌
細胞が正常な分裂を行えなくなっており、無秩序に増殖していくものがいわゆる癌です。癌細胞が増殖すると、血液やリンパにのって別の場所に転移していきます。癌細胞は、本来攻撃されるはずの免疫機能から逃れています。
治療方法は、癌細胞を取り去る（手術）・殺す（放射線）・抗がん剤で抑える・免疫機能で癌の発育を抑える（インターフェロン等を使った免疫療法）となります。