ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

下田関連文献アーカイブコミュの「日米交換船」鶴見俊輔ほか(新潮社)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
まさかこのアーカイブの最初の文献に「日米交換船」が挙がるとは思わなかった。まったく別のテーマで調べていたおりに以下の記述に出会った。

「岩倉使節団に久米邦武が乗っていたのは、珍しい偶然で、ちょうどプチャーチンのロシアのフリゲート艦パラルダ号にゴンチャロフが乗っていたのと同じようなことなんだよね。ゴンチャロフがいたから記録が残っている。そしてゴンチャロフが見ている江戸幕府方の川路聖謨の像。互いの目の動きで、コノ人物がキーパースンだと感じるんだ。(改行)フリゲート・パラルダ号のあと、日本に来たディアナ号(一八五四年)は、外交的にはたいした仕事をしていないけれど、西春彦(元外務次官)は意味があると考えた。自身のあとに起こった大津波で船が壊れて、下田に上陸するんだ。それで、ヘダ号という新しい船を戸田港で造り、それに乗ってロシア人は帰っていった。そのとき、ロシアの水兵と戸田の住民との交流があった。西はそれを重大視して、「思想の科学」の明治維新研究会で発表して、彼の最後の史学的論文にしたんだ。」(72ページ。鶴見俊輔・加藤典洋・黒川創の鼎談の中での鶴見の発言)

コメント(2)

ここにある「大津波」とは安政大地震によるもの。
関連文献に「長崎日記・下田日記 」(ワイド版東洋文庫)が現在入手可能。
ゴンチャロフの記録も雄松堂辺りから出ていたはず。
ヘダ号はロシアに戻った後、艤装されて日本に寄贈され、函館戦争で幕府軍が使用し、函館湾に座礁し、そのまま朽ち果てたらしい。
プチャーチン率いるロシア艦隊の報告は以下の本にまとまっているが、現在は絶版のようだ。岩波文庫にも入っているがこれも同様に入手は難しい。

日本渡航記 (新異国叢書)
ゴンチャローフ〔著〕
高野 明共訳
島田 陽共訳

税込価格 : \5,250 (本体 : \5,000)
出版 : 雄松堂書店

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

下田関連文献アーカイブ 更新情報

下田関連文献アーカイブのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング