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今の時代を考えるコミュの開かれた信頼自立社会へ動きが始まっている

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開かれた信頼自立社会へ動きが始まっている

・・(以下、内閣府のHPから転載)・・・・・・・・・・・・・・・
 新しい日本を造るための社会関係資本・『開かれた信頼自律社会』構築のために
・始めに
 情報と知識が社会変革の中で、社会発展の鍵を握るのは新たな社会の価値体系 であり、これこそが国民のパワーとプライドの源泉となる。10年、20年先を 視野に入れ、新しい日本を支えるアイディンティティ・哲学・理念・価値を深く 考えて整理・確立することが今必要。

(1)理念・規範としての「開かれた信頼」、
(2)「変化への対応力の高い、サッカー型ゲームに強い経済社会」創造へのビ
  ジョン、
(3)「縦割りを超えた機能横断的な制度インフラ」の構築が必要と指摘した。
それら理念とビジョンとソフトインフラの戦略的構築を提言し、社会関係資本 [2](Social Capital)の横溢した日本社会の創造を呼びかけている。 なお、感覚的に理解を得られやすいサッカーとの対比を通じた説明を試みている。

・日本には新しい社会の枠組みが必要 経済社会の再生へ向けて、日本を根っこから変えることにつながる太い流れはま だ現れない。今の日本は従来の社会の仕組「安心保障型の社会の枠組み」や「コ ンセンサス重視と事前調整型の政策・経営意思決定の仕組み」を見直すことと、 日本社会にはコンピュータで言う統合OS(オペレーティングシステム)に当た る枠組みが必要である。

・新しい日本のビジョン
それは一言でいえば「サッカー型ゲームに強い社会」である。攻めと守りが順序 良く入れ替わり、サッカーはいつどこから球が飛んでくるか分からない。選手の 個々人の技と迅速さと体力、選手間の瞬間の情報交換がものをいう。
 監督の選手配置とチーム育成の戦略と指導力、明確で公正なルール、A級レフ ェリー、競技場などのシステムに当たる広義のソフトインフラ、そしてレベルの 高い選手と応援団。そしてその社会のビジョンとは、上から与えられるものでは なく、自らの意志で「変化への対応力の高い、サッカー型ゲームに強い社会」を 造ろうと、自立した企業者や勤労者が考えイノベーターとして実践する、洞察力 (先見性)としてのビジョンである。(図表1)
図表1(日本の経済社会のイノベーションに必要な6つの基本要件)
   「サッカー」        「日本の経済社会」
 1.ルール          法制度とルール(ソフトインフラ)
 2.レフェリー        政府・規制組織(ソフトインフラ)
 3.監督           会社や国のリーダー
 4.競技場などのインフラ   市場インフラ(ソフトインフラ)
 5.選手           企業者・勤労者(社会の主体)
 6.応援団と観客       国民全員

・新しい政府の役割
サッカー型ゲームを戦える強い経済社会を目指し、政府は、各省の都合(縦割り) でなく、国民市民本位のサービスの提供者、また市場機能の信頼回復と強化と高 質化を達成するための支援者として、「全体最適」を目指し、制度と組織と政策過 程の根本的変革を実現する必要がある。つまり、
 ?裁量行政から、統合された市場ルール整備へ、
 ?業界をとりまとめ、管理する役から、国民と市場のための公正なA級レフ ェリーへ、
 ?縦割りの産業政策と業界育成から、国民と市民のための横串の通ったサー ビス提
  供と各市場に不可欠の横断的なソフトインフラ作りへ、 という思い切った役割の転換が必要である。リーダーの実行力が不可欠。

・安心保障型社会と開かれた信頼自立社会 
これからの日本に必要なことは「開かれた信頼自立社会」これを従来の安心保障 型社会と対比してみるとその概念がより明確になる。

・開かれた信頼自立社会の基礎となる社会関係資本
 これからの日本には、新たな理念と規範の定着と、新たなビジョンの提示と市 民各位への共感の広がりが不可欠である。日本は、今後は目に見えない社会関係 資本の充実へ、考え方の軸足を戦略的に移して行くことが重要となる。
 社会関係資本は「糊(glue)」に例えられる。いま、安心保障型社会の崩壊と共 に縮み失われかけている集団の枠組みの中における「閉じた信頼」を、新たな理 念の下で「開かれた信頼」として再構築し、人々の間の関係を取り結び、様々な共 同体社会と市場経済のネットワークを重層的につなぐための新しい「糊」として 回復し、21世紀の日本社会に横溢させなければならない。

・居座る旧来の社会経済体制
 新しい時代に必要な社会関係資本を社会に根付かせるに当たって、旧来の社会 経済体制・システム(制度的社会関係資本)が、それを阻害しているところがあ り、特に認識すべきは、各種法令や縦割りの官庁による経済的及び社会的規制や 行政指導など、旧体制下の制度的社会関係資本の多くが依然固い殻のなかで崩壊 せず残っていることである。例えば、下記を想起したい。

(1)護送船団体制が崩壊し金融ビッグバンが既に始まっているなか、縦割り に替わるべき横串の機能横断的な法規制」が実現していない。その基礎となる (他人のために仕事をする者にとっての信頼の原則とも言うべき)受託者責任 原則(Fiduciary Duty)が明確に定義されていないこと。

(2)従来の「企業を通じた雇用保証」が急速に形骸化しつつある現在、雇 用労働市場で当然確立されていなければならない「労働市場を通じた雇用機 会の保障機能」を担保することのできる包括的労働法制の不存在。

(3)国と地方の財政、税制、公的年金など社会保障制度における、時代と 社会の変化に適応できない制度体系の陳腐化と、制度への信頼維持に不可欠 の規律の欠如ないし揺らぎ。

現在日本において支配的な縦割りが自体硬直化してしまっているが故にその変 革には膨大なエネルギーとコストが必要とされる。国民が、その弊害のため、
機会費用を既に負担していることも忘れるべきではない。 新たな制度インフラ構築のための基礎となるべき(サッカー型ゲームに強い 日本を作ろうという)ビジョンがこれまで明確でなかったこととも関係がある ように思われる。

・社会関係資本の、縮み現象と劣化現象の同時進行
今の日本の問題は、閉ざされた集団の枠組みにおける「信頼」が縮み失われて ゆく一方で、旧来の社会経済の枠組みを支えてきた制度インフラが耐用年数を 過ぎ時代に合わなくなって、さらに社会全体の信頼が縮むという悪循環を招い ていることである。  「縮み」と「劣化」の同時進行とマイナス方向への相互影響の深刻化によっ て、社会の最も基本的な部分でのバランスが失われることで、問題を複雑にし、 その解決をより困難にしているのである。

・目指すべきはビジョンの定着と制度的社会関係資本の革新
この根本問題の解決には、「変化への対応能力の高い社会」をつくるビジョンが 欠かせない。目指すべき経済社会の新しいソフトインフラ(制度的社会関係資本) は、本来の市場機能発揮に必須の要件であって、旧い関連諸制度はその任に堪え ないことを、より多くの市民によって、よりはっきりと認識することである。

図表4 サッカーの要素に沿って分解してみた日本の経済社会の要素
   サッカーの要素           問題ある日本の「市場」の要素
1.共通のルール        縦割りの関連法令、諸規制、行政指導、業界慣行
                       (ソフトインフラ)
2.フェアなA級レフェリー     官庁・業界団体組織(ソフトインフラ)
3.リーダーたる監督      業界団体ボスと社長
4.設備の完備した競技場    縦割りの閉じた取引慣行と取引所など(ソフトインフラ)
  と関連インフラ                     
5.プロの選手などのチームメンバー 業界団体、業者など
6.応援団と観客       (安心保障型の団体に属する)顧客ほか
7.観衆(観客)        受益者(顧客・消費者)

国と地方の財政、税制、年金等社会保障制度、教育制度、医療制度、農業関連制 度、金融資本市場、雇用労働市場のインフラなどが、新しいビジョンの下で新た に再構成され安定的に維持されて、その恩恵が国民に広く行き渡るよう、根本的 な制度の構造改革が必要である。新しいルールと公正なレフェリーが市場に備わ って初めて、企業と勤労者はイノベーションによって競争力を増すことができる のである。 それらの実現の成否が、日本再生の鍵となる。

・ビジョンなき破壊を避ける道
 劣化した制度的社会関係資本の失敗した場合の社会への影響(機会費用の大き さ)についての危機感を、市民の間に広げ共有したい。
 しかし、旧い制度的社会関係資本がいまだに頑強に居座りつづけていられる理 由の一つは、新たなビジョンに基づく制度インフラの設計図がいまだに提示され ていないこと。従って、ビジョンなき破壊を避ける道は、代替的なグランドデザ インを提示して旧制度の創造的破壊が可能であることを示すことでしか開けない であろう。新たなビジョンに基づく新たな制度の体系をグランドデザインとして 提示し、その設計図をもとに新たな標準装備としての横串的なルールと制度の実 現が可能であることを市民各位に示し納得を得る以外にない。それは政府内部の 力だけではできない。それを行うことが、志と専門的な知見と市場実務経験を有 する人々の次の課題であり責務であろう。
・・・・・・・・・(以上、転載)・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 私は、上記の意見からも感じるのですが、現在の社会で行われている事業や生 活の意味で最も大事なことは、次世代の社会を担う子どもたちの育成にあると思 います。既得権益とか、抵抗勢力という負のイメージを持つ、旧体制の分野の方 たちも、この日本、或いはそれぞれの地域、世界の次世代、次々世代をどう育成 し、人々が、個々それぞれが自己実現できる社会環境を創れるように、真剣に人 材に育成に力を注ぐことが最も重要と思います。
 私の師匠に一人で、科学者でもある逸見先生は、「人間は、命と知恵をつなぐ借 り物(レンタル)」と表現されました。人が生きることは、我と公のバランスに今 後は、地域社会を担う子供たちの育成に今の大人たち全員で協力して行くことが 大切に思います。
 二松学舎大学の創始者の三島中州先哲は、「心、肝、頭、技」を教育の基幹に据 えて明治の世に多くの人材を輩出されました。社会的な世界も、自然環境の地球 も大きな転換点にあります。日本社会も、経済の隆盛に驕ることなく、身近な若 い世代に思いを伝えて行かなければならなと感じています。

*この社会関係資本について調べているのですが、北部イタリアの自治や企業運 営に興味を持っています。信頼という言葉と人々の関わり合いを重要視して生活 があるように思います。日本の向こう三軒両隣の身近な交流から見直しをして行 くことが早道かもしれません。
 それと、地域を越えた信頼のネットワークが、足元の活動に大きな力になると 北部イタリアの事業を見ていて感じます。イタリアの自治体は、2千〜二百万都 市まである多様が、個性的なデザイン都市を作ったのかもしれません。

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