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今の時代を考えるコミュの都市と農村、教育と地域環境再生の取り組み

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都市と農村、教育と地域環境再生の取り組み
  〜ドイツ、ノルウェー、大阪〜

 今、大阪北部で大きな開発が進められています。でもこの開発が大きく山を削り、谷を生める形式でなく、里山の自然を生かし、教育にも使い、住民の癒しの空間として利用し、自然と共生しながら、情報産業、研究機関、学校、市民が一体になり、景観を大事にする開発を目指しています。

 メダカは、数キロ離れると種類が違うと言います。その地には、その地の植生があり、気候の変化に合った生き物も居ます。人は、そこに住まわさせてもらう意識が必要と考えます。これに似た取り組みが、全国で少しづつ広がっていますし、海外では早い時期から、農業と村の共生に景観の大事さ(価値)を取り入れ、北欧では農業と環境教育を組み合わせて、こどもたちも親たちも学べるサービスが打ち出され成果を上げています。

 今日の地元紙の記事で、スイスの農業保護政策も似たことと感じました。農家に直接助成し、安定収入と有機栽培により、地域の景観を壊さず、維持しながらこどもたちに地域でも夢を創れる環境を国民全体で支える意識が広がって来ています。

 どの計画にも、「景観」と言う言葉が重要なキーワードとして出てきますが、みなさん景観と言う言葉でどんなことを思い出すでしょうか?

 熊本県は、年に一回「景観賞」できれいな建物や公園を募集し表彰をしています。始まって17年になりますが、そのころから景観を大事にする意識は、市民に広がって行ったと思います。ドイツやノルウェーでも同じ頃始まったようですが、取り組み方の発想が違うなと言う気がします。

 熊本の景観賞は、施設や公園などの表彰ですが、ドイツ、北欧は、まち全体とか都市全体、山全体とか視野の広さも規制も、さらに助成金も、日本と全く違う価値で続けられています。大阪の開発が、そのエリアだけの規制になり、周りの自然も含めた広域で「自然の中に人が住まわさせてもらう意識」がどれだけ市民意識に広がるかが、都市周辺環境の景観形成につながると考えます。

 かつて、江戸に来た海外から使節団が、「世界一きれいで、ゴミ一つ無い田園都市、日本」と言ったそうです。はたして、今の都市の風景はどうでしょうか?個性なき地域、無秩序の建築様式と、無政府状況の自然破壊と乱開発と企業・住民のマナーの悪さ、150年前の日本を見た海外の人は、今の都市空間がどう映るでしょうか?後世に残し、地域が誇れる景観を創るには、市民の意識改革と参画が必要と考えます。世界へ発信できる景観を持つ、「おらが町」「おらが村」が各地にできることを願っています。

*私の手がけた、熊本県山都町(旧矢部町)の観光酒蔵の改修工事で1996年度の景観奨励賞(建築部門)を受賞しました。一度新酒の時期にでも、訪問してみませんか、町の風情と酒の甘い香りが漂う風景がなかなか良いです。

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