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アンナ・ポリトコフスカヤコミュのチェチェンで起こった謎の「中毒事件」

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アンナ記者の記事が英国のガーディアンに転載され、メルマガ、「チェチェン・ニュース」で日本語で紹介されています。

長いですが、非常に重要な事件だと思いますので、下記に引用します。
(以下、全文「チェチェン・ニュース」より)




■放たれた毒   by アンナ・ポリトコフスカヤ

 (記事について) 昨年12月のはじめに、チェチェンのある地域の小学校で、頭
痛や呼吸困難などの発作のために入院する子供達が急増しはじめました。ロシア
政府に関係する医療機関は、「戦争によるストレスが引き起こした神経症だ」と
発表しましたが、当時から「何らかの毒物のせいではないか」という声が絶えず
ありました。( http://chechennews.org/chn/0601.htm )

 この現場に、アンナ・ポリトコフスカヤが行き、ノーバヤ・ガゼータに記事が
掲載されました。今回は、ガーディアン紙に掲載された英文記事からの翻訳をお
送りします。


■放たれた毒 ( Poison in the air )

2006年3月1日(水)
英/ガーディアン紙 http://www.guardian.co.uk/g2/story/0,,1720318,00.html

 1994年の11月以来、ロシア連邦の北コーカサス・チェチェン共和国では判断基
準というものが変動し続けてきた。長年にわたってモスクワ政府はこの戦争に様
々な名称を与えてきた。ときにそれは「チェチェンの秩序の構築」と呼ばれ、国
際的な「反テロリスト」時代の開始以降は「反テロリスト作戦」となった。けれ
ども、7万人から20万人と推定されるロシア軍兵士があたかも敵地にいるかのよ
うな作戦を遂行しているにもかかわらず、それが戦争と呼ばれることは決してな
い。民間人は軍事衝突の標的になっている。チェチェンで生活し、働いている人
にとっては、連邦軍が新種の兵器の実験を行っていることは12年間周知の事実で
ある。シェルコフスク地区で起こった事件は、まさにそうした最大の事例に当たる。

 昨年12月、シェルコフスク地区の学校で大規模な中毒が発生したという報告が
寄せられた。新年に入る直前、政府の委員会は事件に関する公式な見解を表明し
た。「ご安心ください――中毒ではありませんでした。ストレスによる集団精神病
です」。だが、チェチェンにいる誰がこんな説明を信じていただろうか?

 シェルコフスク地区病院の一室、壁際のベッドの上で、シーナと呼ばれる若い
女性が発作に襲われている。彼女の顔は青白くなったり黄色くなったり真っ赤に
なったりしている。弟がシーナの舌を伸ばすために彼女の歯をスプーンでこじ開
け、母親が痙攣を押さえるために彼女を上から押さえつける。今、少女はありえ
ない角度で体を曲げている。シーナの踵は彼女の後頭部に触れているのだ。

 (事件から)3週間が経過した1月6日になっても、彼女の状態に改善は見られ
ない。アセット・(シーナ)・マガムシャピエヴァは、被害者の大半が通ってい
た学校の生徒ではない。彼女は20歳の教育実習生で、教育実習を行うために学校
を訪れていたのだった。年輩の看護士が注射器を持って入ってきた。発作はすで
に15分も続いている。この看護士は一人で40人もの患者の世話をしており、先ほ
どまでは隣室のマリーナ・テレシェンコを診ていた。マリーナも似たような発作
に苦しんでいる。

 ―注射器の中には何が入っているのですか?

 「鎮痛剤と鎮静剤です」と彼女は溜息をつく。

 ―でも実際には効果がないのではないですか?

 「この他には何もないのです」と彼女は言う。「どうやって治療しろというの
ですか?鎮痛剤は少なくとも発作から痛みを取り除いてくれますし、鎮静剤に
よって彼らを落ち着かせ、発作の後に眠らせることができるのですから・・・」

 臨床薬理学士の副代表ラバダン・アフメットハノヴィッチ・ラバダーノフが到
着した。ラバダンは悲しげにシーナを見つめている。鎮静剤が静脈に打たれると
すぐに彼女の頬に涙が流れ始めた。すでに発作が起こってから47分が経ってい
る。少女の視覚も聴覚も正常に機能してはいないが、彼女が呼吸を取り戻し始め
たことは明らかだった。「涙は発作が終わったという合図なんです」と母親は言う。

 ―こうした発作はどれくらいの頻度で起こるのですか?

 「1日に3回か4回です。彼女が舌を飲みこまないようにするために、歯を折っ
てしまいそうになります」と母親は言う。

 「本当に苦しいです。シーナもこうした発作で疲れ果てています・・・もしも
これが何の中毒であるのか明らかにしてくれれば・・・発表してくれないとして
も、どうやって治療すればよいのかを私たちに教えてくれさえすれば・・・政府
はいつまでこんなことを続けていくのでしょうか?」

 病院の主任医師であるヴァーハ・ダルダエヴッチ・エセラーエフのオフィスを
訪ねた。

 「この病院の医師は当初からこうした被害者の治療に当たってきました」と彼
は言う。「未知の原因による中毒という自分たちの診断を取り消す気はありませ
ん。いったい何がどうなれば、あれがヒステリーや集団精神病になるというので
しょうか?」

 ラバダーノフが疲れた様子で入ってきた。ジャミルヤ・ハリローヴナ・アリー
エワとラバダーノフは、子どもたちが意識不明に陥っているという報告を受け
て、12月16日にスタログラドフスク村の学校に最初に呼ばれた人物だった。

 「どの子どもにも精神的な興奮や幻覚、さらには奇妙な種類の笑いが見られま
した」とラバダーノフは思い起こす。

 「激しい発作もあり、手の打ちどころがないように見えました。私たちは鎮静
剤と抗痙攣薬を投与しました。けれども、発作は繰り返し起こっていました。確
信していますが、あれだけ多くの子どもたちがただ単にヒステリーを起こしただ
けで精神的な興奮状態に陥ることは決してありえません。必ず何か原因がありま
した。委員会が言っているようにこれが単なるヒステリー性の発作だとすれば治
療も簡単だったでしょう」

 エセラーエフが口を挟む。

 「もしこれが噂やメディアによって広がった集団精神病だとすれば、最初に反
応するのはこの地域で私たちが受け持っている80人以上の統合失調症と同数の癲
癇患者だったはずです。けれども、彼らはそうした反応を示しませんでした。検
査も行いました。被害を受けた学校に毒性の何かがあったのだと思います。です
が、政治的な状況はご覧の通りで、その可能性は否定されてしまいました。原因
が何であるかはわかりません。それを突き止めるために必要な情報がないのです
から」

 病院にはコンピュータは一台もなくインターネットへの接続もできない。この
先例のない症例に遭遇した医師は誰一人としてウェブ上に救援要請を出すことが
できなかった。

 ―これからどうなるのでしょうか?

 「わかりません。行き止まりです」

 ―どうやって治療しているのですか?

 「対処療法です。発作があれば抗痙攣薬を投与します。痛みがあれば鎮痛剤を
打ちます。ですが、発作は続いています。私たちは繰り返し何らかの治療計画が
必要であると訴えています。けれども私たちが治療計画を行えるよう促し支えて
くれる人は誰もいません。モスクワとグローズヌイの委員会はここを訪れて患者
たちに『演技を止めろ』と言ったのです。けれどもどうすれば彼らが演技などで
きるというのでしょうか?患者と一緒にいたのは私たちだけだったというのに。
彼らを襲ったのは、神経系を過敏にさせるある種の有毒物質です。ドアを開ける
音や小包が鳴る音によって発作が引き起こされることもあります。今まで知られ
ているどんな病気にもこんなものはありません」

 地元の住人の大多数がそうであるように、被害者の家族も、汚染の原因はスタ
ログラドフスクの学校の女子トイレであったとと考えている。被害者の全員が一
時はそこにいたからである。誰であれトイレに入った人が最も重症で、その付近
にいただけの人は軽症であったということがはっきりしている。医師はそれが直
接距離に反比例して影響力を減少させる有毒物質―最も可能性が高いのは固形の
有毒物質だが毒ガスが散布された可能性もある―によるものであると主張してい
る。シェルコフスクやシェルコザヴォドスクの学校の事情も同様である。

 病人が学校という時間と空間によって明確に限定される範囲にいたことで、大
規模な病気が発生した状況の詳細は明らかになっている。例えばシェルコザヴォ
ドスクでは、校舎の一階にいた生徒だけが病気になっている。当日登校しなかっ
た生徒は今も健康だ。

 すべては12月7日に始まった。スタログラドフスク学校に通う13歳のタイー
サ・ミンカイロヴァは、呼吸困難と発作、激しい頭痛、四肢の痺れに襲われるよ
うになった。両親は彼女をダゲスタンのキズリャールの病院に連れて行ったが、
治療の効果はなく彼女の状態は悪化した。12月9日には同じ学校の2人の高校生が
同一の症状に襲われ、グローズヌイの病院に運ばれた。

 入院患者数が最も多かったのは12月16日で、スタログラドフスクから19人の子
どもと3人の大人がシェルコフスク病院に運び込まれた。医師は、意識不明と昏
睡状態、発作、衰弱、記憶喪失、激しさを増す窒息、四肢の痺れ、悪寒の複合状
態であると診断した。子どもたちは目に鋭い痛みがあり粘膜が乾燥していること
を訴えた。これが中毒症でありその発生源が学校にあったことは明らかだった。
12月16日、チェチェン大統領代行職員代表のV. ボリスキナを議長として、政府
の委員会が立ち上げられた。軍事専門家と化学防衛担当者が招聘された。国際赤
十字と国境なき医師団によって薬が提供された。

 そして分岐点が訪れた。軍事専門家からの結論を記したメモがスタログラドフ
スクとシェルコブスクから委員会の議長席に届けられた。私たちはコピーを入手
したが、二日以内に調査者はメモの流布を停止した。報告によると「毒物の発生
源は第一校舎の中―おそらく[病気になった教師が勤務していた]二階―にあった。
直接的な接触はありえないが、感染の主な経路は呼吸系の可能性がある。有毒物
の総体はおそらく液体または固体であり、環境の影響次第で有毒ガスに分離した
可能性がある。[被害者の症状という]臨床例のみから有毒物質の形態を正確に決
定することは不可能である。勧告:有毒物質が何であるかを明確にするために、
被害者の毒性試験を行い、必要な装置と試薬を用いて毒物学の専門家による検査
を行うこと」

 12月17日以降、依然として中毒症状が見られるという事実を無視し、委員会は
突然見解を精神病に一変させた。12月19日には生徒がコビやシェルコザヴォドス
ク、シェルコフスクの村の中学校から運びこまれた。17もの窒息の症例が報告さ
れた。幾人かは危篤状態で昏睡に陥っていた。12 月20日、シェルコフスク地区
のすべての学校が休校になり、チェチェン共和国の検事総長が犯罪捜査を開始した。

 そして12月21日、政府の報告書は突然「すべてマスコミのせいである」と発表
した―テレビでその話題が取り上げられる回数に比例して発作が増え新たな患者
が現れると言われた―。12月22日、チェチェン共和国の主任神経学医であり精神
病医でもあるムサ・ダルサーエフが診断を下した―いわく中毒ではなく「心因性
の原因による擬似的喘息症候群」あるいは「精神的な自己催眠」である―。ダル
サーエフは親を集め、病気の子どもたちは演技をしており母親が彼らを甘やかし
ているとして責め立てた。彼は発作がただの「ショー」であり、観客がいなけれ
ば終わるものであると主張した。彼は被害者の母親たちを「映画配給業者」―金
目当てにに子どもの病気を長引かせようとしているクズ―と呼んだ(被害者の家
族は現在に到るまで誰も物質的な支援を求めてはない)。

 12月23日にはさらに81の症例が記録され、シェルコフスク地区にパニックを引
き起こした。ダルサーエフや委員会の言うこと―以下の結論―を信じる者は誰もい
なかった。

 1) 化学的な毒が撒かれたという証拠はない。

 2) 校内に危険物は発見されなかった。

 3) 最終的な診断は解離性障害―行動と情緒の分裂病、筋肉運動の分裂病、分裂
性の発作―である。

 4) 委員会の結論は、チェチェン共和国で続いている非常事態によって、シェ
ルコフスク地区で集団ヒステリーが引き起こされたというものである。

 12月25日に病院は最初の被害者を退院させ始めた。12月26日には、公衆衛生事
務局の国家代表であるゲンナディ・オニシェンコがチェチェンを訪れ、心配や健
康を脅かす現象はまったくないと言明した。その2日後、アル・アルハーノフ大
統領がすべては集団精神病だったとプーチン大統領に報告するためにモスクワを
訪問したことによって、この「成功」は確実なものとなった。その後、アルハー
ノフはプーチンに対して、集団精神病の再発を防ぐ立派な建物を造るために短期
的に必要とされる資金に関する報告書を提出した。12月31日には、17人の子ども
と3人の大人―大半は重症だった―が、ゼレズノボドスクのサルユト児童療養所か
ら運び出された。

 他の患者たちもそれほど幸運だったわけではない。残りについては[訳注:紙
面の関係から説明の]余地がない。アセット・マガムシャピエヴァやマリーナ・
テレシェンコは、政府の嘘と傍観の犠牲者である。なぜなら彼らは「正しく」報
われることがなかったから。政府は彼らを詐病者として忘れてしまうよう私たち
に命令しているようなものである。

 これは特殊な例ではない。シェルコフスク地区の中央病院で、アリーエワは秋
に起こった類似の―これほどまでには深刻ではない―事件を挙げる。「9月23日
に、19人の子どもと1人の教師が似たような症状でスタロチェドリンスカヤ村か
ら運ばれてきました。同じように奇妙な笑いや幻覚が見られました―恐ろしい光
景でした」

 エセラーエフは言う。

 「結果は法医学の専門家の研究室でも分析されました。そこでは、子どもたち
は一酸化炭素中毒であると認められました。いったいどうして、酷暑の中、ス
トーブも燃やされてなかったときに、そんなことが起こるというのでしょうか?
私たちは文句を言いましたが、すべては終わってしまいました」

 エセラーエフは、12月の汚染に関する委員会による結論と同様に、分析結果が
「政治的」であると考えている。

 ―それではスタロチェドリンスカヤでは何が起こったのでしょうか?

 「今と同じ―未知の化学物質による汚染です。私たちの子どもを使って未知の
化学物質が実験されているのです」

 スタロチェドリンスカヤ中学校の校長であるハリド・ドゥダーエフも同じこと
を確信している。

 「9月23日の時点で私は刑事的な手続きと捜査を行うことを要求しました。10
月23日には『犯罪が行われたという証拠がない』という理由で手続きの開始が拒
否されました。その日、二度目の大規模な汚染がありました。8人の生徒が被害
を受けました。それ以来、彼らは精密検査を受けており、勉強することも難しい
状態です」

 被害者の父親であるアブゾ・シャミーロフは言う。

 「娘のセダは慢性的に高血圧になってしまいました。彼女はいつも具合が悪い
のです。私たちは何もすることができません。あの秋が来るまでは、彼女は決し
て病気になることなどなかったのに。今は鼻血や慢性的な頭痛に苦しみ、手足は
冷たくなっています。いったいどうすればよいのですか?」

 似たような中毒症状は、2000年7月26日にグローズヌイ農場地区の住宅地スタ
リエ・アタギでも発生した。そこでは二度の弱い爆発音が響き、銀がかかった紫
色のチューリップの形をした円柱状の煙が150メートル上空まで舞い上がった。
それによって村の外れまで広がる雲が発生した。

 疫学報告書の結論によると「爆発があった翌日、中毒症状―強烈で激しい発
作、意識の喪失、激しい情緒不安定、自己抑制的な動き、抑制できない嘔吐、激
しい頭痛、恐怖の感情、場合によっては吐血―を示す最初の患者が現れた」。

 けれどもこうした事件には違いもある。スタリエ・アタギの悲劇では23名の患
者のうち3名が2日以内に死亡した。調査の結論によると「スタリエ・アタギの住
人に対する汚染は、感染によって発生したものではなく、奇病を引き起こす化学
混合物によるものであった」。

 話は2006年に戻る。私たちの背後には、地雷を撤去し爆弾を除去するための短
い休戦期を挟んだ11年の戦争がある。あまりにも多くの戦争犯罪が行われてきた
ために、司法はこうした蛮行を裁くことを恐れるようになっている。けれども、
イデオロギーは以前と同じように残っている―不幸にもチェチェンで生きている
人々は人体実験の材料であると見なされているのである。

 当局は最も重態の患者を南ロシア最大の都市スタブロポリの医療学術専門病院
に連れて行くことで彼らを隔離しようとしている。そこで起こっていることにつ
いては秘密が保たれるからだ。治療の間、どの薬が注射されているのかというこ
とや分析の結果がどうであったかということを伝えてもらえた患者は一人もいな
かった。退院するときにも、施された治療の実態に関する記録はカルテにまった
く記載されていなかった。

 シェルコフスク地区では、汚染された学校は閉鎖された。親たちは健康な我が
子を再び学校に通わせることを拒否し、校内を無害化して被害者の診断名を公表
することを要求した。当局は何も特別なことは起こっていないと主張している。

 この記事はノーヴァヤ・ガゼータに最初に掲載された記事の編集版です。
(訳:植田那美)

コメント(5)

久しぶりのPolitkovskaya女史の登場ですが、恐ろしいですね。誰が、一体こんなことをするのでしょうか。
ロシアの軍部でしょうか。子供たちを、化学兵器の実験台に使っているのでしょうか。

しかも、今回だけではなく、何度も繰り返されている。
行政府が守ってくれないとなるとなんとも救いが無く、悲しいですね。行政府があからさまに隠蔽するということは、公的機関が関係しているということを物語っている訳でしょうが。

この、レポートを書いたDalsayevが、自民党のお偉いさんがパフォーマンスで牛肉食ったりするように、それぞれの学校の問題の場所へ行って、安全を保障しますとかやらないもんだろうか。

 ロシアは世界的な原油高から、石油や天然ガスの産出国としてどんどん発言力を増してます。”正義の味方”欧米諸国は強い発言をしなくなって行きますね。
 今回のイランの核問題もそうだけど、Putinはかなり外交上手ですね。悔しいなぁ。
>ロシアは世界的な原油高から、石油や天然ガスの産出国としてどんどん発言力を増してます。”正義の味方”欧米諸国は強い発言をしなくなって行きますね。

ですね。ただ、ドイツのメルケル首相がプーチンと会談したとき、チェチェンの人権侵害について批判してました。

あれでちょっとメルケルさんを見直しました。ロシアの天然ガスに頼らなきゃいけない国だし、敗戦国だし、第二次大戦の加害国でもあるけど、言うべきことは言う。

そういう姿勢とか、それが言えるだけの外交力(他国とのパワーバランスのとり方も含めて)について、日本の政府に爪の垢をせんじて飲ませたいところです。
かわなべさん、こんにちは。

>それでもやはりドイツは、ロシアと友好国です。

そうですね。

日本も別にロシアと敵対せよ、と言っているわけではありません。ただ、友好関係を保ちつつも、言うべきことは言うというスタンスを取ってほしいなと、僕は日本の政府に感じています。

>今現在、ドイツとロシアを結ぶ天然ガス供給パイプが、ドイツとロシアの合弁会社の下で、目下建設中ですし。
しかも、その会社の取締役がなんと、シュレーダ前首相。

このことは、今ドイツ国民の間で非常に大きな話題になっているそうです。というか、かなり呆れられているようですね。

シュロイダー前首相はこの件で「恥知らずな男」と軽蔑されているそうです。
ロシアが、パレスチナを支援

http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/4911310.stm

チェチェンにとってのロシアと、パレスチナにとってのイスラエルって、すべてではないけど同じような位置関係にあると思うのだけれど、ロシアが、USやEUの方針に反してパレスチナの支援をするようです。

外交が、たいへん上手になったのではないでしょうか。時を同じくして、イラクもUSとイスラエルの非難をしている時です。ロシア恐るべし、ではいでしょうか。

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