米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの誘惑と不信仰

誘惑と不信仰。
マタイ11:1-6.

現代は情報化の時代で、世界中の出来事は、新聞やテレビを通して即刻報道されます。特に重要な出来事は宇宙衛星を通して、地球の裏側からでも電波が送られ、そこにいるかのように、カラーテレビの画面によって、一部始終見ることができます。実に便利になりました。

今日は、聖書を通してイエスに関する情報をいくらでも、自由に得ることができるので、実に大きな恵みであり、私たちに与えられた特権です。

バブテスマのヨハネは、ガリラヤの国王ヘロデ、アンテパスが妻と離婚して、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤと結婚したことを、律法に違反していると非難したため、捕えられて投獄されていました。（現代訳、14:34）

ヨハネはイエスこそ来るべきメシヤであると人々に証言していましたが、獄中で耳にしたイエスの噂によれば、イエスは、ヨハネが予期していたような火によるバブテスマを人々に授けているようには思えなかったのです。

彼はイエスがメシヤであるのかどうか疑問を抱き、自分の弟子をイエスのもとに派遣して、その点を確かめさせました。（11:3）当時のユダヤ人たちは、いつの日かメシヤが来ると信じていたので、彼らにとってこれはメシヤを指す表現でありました。イエスはヨハネの弟子たちの質問に対し＜自分たちの聞いたり見たりしていること＞を、ありのままにヨハネに報告するように、と答えています。（11:4）

それで、具体的に＜盲人が見、足なえが歩き、らい病人がきよめられ、つんぼの人が聞こえ、死人が生き返り、貧しい者には福音が宣べ伝えられている＞という事実を伝えるように言ったのです（11:5）。これはイザヤ35:56, 61:1に預言されているメシヤの活動がイエスにおいて成就されていることを示すものです。

イエスは、単に病人たちが癒されているということだけでなく、貧しい人は福音が聞かされているのです。＜これらの驚くべき業を見て、自分が描いていたイメージと違っているために、私に躓かない人は幸いです。＞（11:6）と。おっしゃています。私たちも聖書に従って、イエスの全体像を正しく理解することだと思います。