米国、南NJ州クリスチャン教会コミュのパリサイ派の偽善に注意。

バリサイ派の偽善に注意。
ルカ12:1-12。

この書はルカがテオピロを信仰に導こうとして資料を集め、書かれたものです（1:1-4）。彼は＜殿＞と呼ばれていることから、ローマの高官であったと考えられています。しかし、この書は＜テオピロ＞一人のために書かれたと考えるより、彼によって代表される異邦人全体を対象として書かれたと考えられます。

彼はまだ明確な信者になっていなかったかもしれませんが、＜それは、すでにお聞きになっておられるイエス、キリストについての福音が確かなものであることを分かっていただきたいからです。＞（現代訳、1:4）すでに教えを受けられたと言われているところからある程度の教えを受けた求道者であったと見ることができます。

ルカは医者であり、パウロの親友で、同労者でした（コロサイ4:14）。新約聖書の各書の著者のほとんどすべてがユダヤ人であるのに対し、彼は異邦人でありました。(1:1-2)　彼はアンテオケの出身であり、画家でもありました。

彼はパウロの第２回伝道旅行の時以後、大体においてパウロと行動を共にし（使徒の働き１）、パウロの殉教の直前にも彼と共にいました（2テモテ4:11）。この書には初代教会の賛美歌が含まれています。（1:46-55, 68-79, ）またこの書は教理を重視しています。特に聖霊に関する教理が強調されています。（1:15,35,41,67）さらに、女性、子供たち、貧しい者たちにも関心が向けられています（7:13,8:2-3,7:12,8:42,1:53,4:18）。