米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの主はエジプトの神々に裁きを下された。

主はエジプトの神々に裁きを下だされた。
出エジプト記、7:15―12:30。

この部分は、イスラエル人のエジブトからの解放に関する重要な意味を持っております。長い間イスラエルの民を苦しめてきたエジプトの王パロとその臣下に対して、神が積極的に行動を起し、報復を開始されることが、順を追って記されています。そして神はご自身の民をエジプトのなわ目から解放されています。

神の報復は、第一のナイル川の水を血に変える災害から始まって、第10のエジプト人の初子の死においてクライマックスに達し、イスラエル人の解放へと発展して行っています。

＜10の災害＞が起こされた目的は、1は,イスラエルの民をエジプトのなわ目から解放するためです（3:16,17.8:1,2.10:3,4）そして、2は,ヤハウエの力の優位を示し、ヤハウエのみが神であることを示すためです。（7:5.8:10,19,22.9:1416）ヤハウエのみがすべての被造物に対する主権者であること。と自然界のあらゆる力は常に神ヤハウエの支配下にあることが聖書が一貫して主張していることです。

3は,エジプトの神々に対してさばきを下すためでした。（12:12.民33:4.詩82:1）古代エジプトには二千以上の神々があったのです。（一つの統一された宗教体系を持っておらず、様々な地方神、伝説の寄せ集めでありました。）

基本的には、古代エジプト人の信仰は呪物崇拝です。木、石、動物などあらゆる自然物や生物などに超人的な力を認めて、人間の禍福もこれによってもたされると考えたのです。以上、10の災害はこうした神々とエジプト人の信仰に対する裁きであったのです。アメーン。