米国、南NJ州クリスチャン教会コミュのイエスは12使徒を任命された。

イエスは12使徒を任命された。
マルコ3:13-19。

＜私についてきなさい＞と呼びかけて、人々をお招きになったイエスは、彼に従って来た者の中から、使徒と呼ばれる12人の弟子をお選びになりました。聖書にはイエスがどういう基準で、弟子たちをお選びになったかについては書かれていません。イエスはただ＜御心にかなう者たちを召し集められたので＞彼らはみもとに来ました。（3:13）

私たちは自分の意志や計画にしたがって生きているように考えていますが、人間の意志や運命や偶然などではなく。神の御心です。私たちは、ものごとが自分の意志や計画どうりに運ぶ、自分の思いにかなうような人生を望んでいます。

しかし、イエスは私たちに対して、まず神の御心がなんであるかを尋ね、それに私どもの意志を従わせて生きることを、求めておられるのです。自分の思いにかなう生き方ではなく、神の御心にかなうような生き方を、選ばれなくてはなりません。12人の弟子たちは、イエスが期待されたような人々ではありませんでした。その中にはイスカリオテのユダのように、イエスを裏切って敵の手に売りわたしたものさえありました。

イエスは、常識で考えれば、決して一つになることも出来ないような、利害や立場や性格の違う人々を集めて、新しい神の国の民の集団をご自分のまわりに創造されました。この集団をもとにして、イエスが十字架に死んでよみがえられたのちに、教会が生まれました。

今世界に広がっている教会は、ユダヤ人の枠を超えて、全世界のすべての民族をイエス、キリストによって一つに結ぶ神の民の共同体です。パウロはあらゆる異質のものを一つに結ぶ教会のことを＜もはや、ユダヤ人もそれ以外の人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない。というのは、あなたがたは皆キリスト、イエスを信じて一体となったからである。＞（現代訳、ガラテヤ3:28）と述べています。

イエスによって与えられている使命の為に生きる人生に必要な準備は、ただ聖書のみ言葉だけです。私たちがどのような仕事を選ぶにしても、家庭に入って、家事に専念する生き方を選ぶにしても、み言葉に従って生きる時に、私たちはそれぞれの仕事や生活を通して、神に仕えることができるのです。使命を果たすことが人生の目的です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アーメン。