米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの増大する人の罪。

増大する人の罪。
創世記6:1-6.

エノクの孫のレメクは、一人の男の子を産み、その子をノアと名付けました。レメクとは「強い者」という意味です。彼は、自分の子の名をノア「慰め」と名付けました。それは＜主が呪われたこの地で働くことは苦労であるに違いないが、この子が慰めてくれるだろう＞。（現代訳、5:29）と考えたからです。

＜人が地上に増え始め＞人の創造における、＜生めよ。増えよ。地を満たせとは＞、神の祝福の満ちた言葉でした。しかし、＜人が地上に増えていき、娘たちも沢山生まれた時＞（6:1）。神の子らが信仰者としての生き方を曲げ、人の娘たちが＜外面的な美しさに心がひかれ＞その女性たちと結婚するようになりました。（6:2）

神の御心ではなく自分の思いによって、神の栄光のためではなく自分の欲望を満たすために、彼らは人の娘たちと結婚しました。罪を持った人間がただ数が増加して行くだけでは決して神の祝福にはなりません。かえって罪が増大し、道徳的堕落がが拡大することになってしまいました。

このような不信仰と堕落に対して主は警告されました。＜私はそういつまでもこのままにしてはおかない。後120待とう＞（6:3）。人は神の霊によって＜生きもの＞となりました（2:7）。神の霊が人のうちにとどまらないならば、人は死すべき肉にすぎません。それで人は、真の意味で生きることはできないのです。

主は人が罪を犯した時、すぐにさばきを下さるのではなく、その罪を指摘し、人が罪を悔い改めるのを忍耐をもって待ち続けておられるのです。しかし、残念ながら人は悔い改めるどころか、罪の深みに突入して行きました。

神なしでは人生の目的を持ち得ません。意味を見出せなければ、人は生きがいも希望も持つことはできません。聖書の中で、多くの人がこの希望のない状態を語っています。人間の最大の悲劇は死ぬことではありません。何のために生きているのか分からない人生ほど辛いものはないのです。

神は約束しておられます。＜私はあなたがたの為に計画を立てている。それは、あなたがたの益となる計画であって、あなたがたを苦しめる計画ではない。私はあなたがたに希望を、そしてすばらしい将来を与えよう＞。聖書は、それは私たちが被造物の中で最も尊い存在となるためです＞。と教えています。アーメン。