米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの原始福音。

原始福音。
創世紀：3:14-15.

主は、蛇には何も問われず、ただ刑の宣告だけが与えられました。蛇は神に対して語るべき権利などがなく、人の場合のような悔い改めの機会もなかったので、サタンに対して決定的なさばきを宣告されました。この時、神は罪に対する「さばき」とともに救いのご計画を啓示されました。（3:15）

これは「原始福音」と呼ばれるもので、神の救いについての最初の御約束です。これは人が罪に陥った直後に示されました。ここに、人間の平安と祝福の基礎があるのです。人類が罪を犯して神に背いた後から、神は人を捜し求め始め、救いの道を備えられました。

それどころか、＜神が世界を造られる前からキリストを信じるように私たちを選んでいてくださった祝福であり、神の御前に、愛において聖く、何一つ欠けの無い者としてくださるというものであった。＞（現代訳。エペソ1:4）

主は＜私は、お前と女との間にーー敵意を置く＞と言われました。（3:15）＜イエスは彼らに答えて言われた。よく言っておきますが、確かに罪を犯し続けている者は皆、罪の奴隷です。＞。（ヨハネ8:34）人は神に対して罪を犯した結果、サタンの奴隷となり、神を憎む者となったのです。

このような人間に対して神は、蛇サタンに敵対するように、とは命じられませんでした。これは神がサタンと人間とを区別して扱っておられることを意味しています。罪を犯したという点では同じであっても、サタンに誘惑されて罪を犯した人間とを区別されたのです。神から離れた罪人は、十字架においてはじめて神を見出し、神の中に安住することができるのです。

サタンは教会を打つことはできても、決定的勝利を得ることはできません。なぜなら、教会の頭なるキリストは十字架において一度死んだが、復活して死の力を滅ぼされたからです。＜私はこの岩の上に私の教会を建てます。悪魔の力もこれに打ち勝つことはできません。＞（マタイ16:18）

神に人生をすべてを明け渡す時、どのような恩恵がもたされるかについて、聖書ははっきりと語っています。平安を得ることができ、解放され自由になり、人生における神の力を体験することができます。すべてをキリストにゆだねることです。

ヨハネ11章にも、イエスは、死んでしまったラザロをよみがえらせられたことが記されています。そこでイエスは＜私はよみがえりであり、命である。私を信じるものは、たとい死んでも生きる＞と言われました。十字架に死んでよみがえられたイエスを信じるものにとって、死はすべての終わりではなく、永遠の生命への新しい門出です。アーメン。