米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの新しい人の生活のあり方。

新しい人の生活のあり方。
エペソ4:17-24。

＜私は主を信じる者として、このことを申し上げたい。これから、あなたがたは神を知らない人たちのように、、むなしい生き方ををしてはいけない＞（現代訳4:17）。

ここの＜むなしい＞の原語は、「ギ」マタイオテースで、教会独特の用語です。＜被造物が今むなしさの中にあるのは、自分の意志によるのではなく、神の御心によるのであって、そこにはまた希望がある＞（ローマ8:20）。

ここでは、キリスト者の成長、教会の成長の理想を受けて、それを実験するため
には、と言う意味も含め、むなしい異邦人（聖徒）の心事が、さらに追求されています。

神の子とされた者たちで構成されたキリストの体である教会は、そういう意味で教会の崇高さが再び教えられています。

知性においては暗くなり、心はかたくなで、道徳的に無感覚になって不潔な行いにおぼれて、神から遠く離れた生活をしていることを指しています。

こういう人たちについては＜彼らの行き着く先は滅びである。彼らの一番の関心事は、自分たちの生活のことで、彼らの誇っていることは、実は恥しいことであり、彼らの思いは、この地上のことだけである＞（ピリピ3:19）と言われています。

神がモーセを通じて人に与えられた律法は、十戒に集約されています。その前半は神に関する事柄を、後半は人間関係を扱っています。もし神に関する律法を破るならば、当然、人間関係の律法も破るようになっています。

霊的な充足がない人間は、いろいろな面に飽くことのない＜むさぼり＞を続け、より強い満足を求めて放浪するようになるのです。今日、マスコミを通じてゆがんだ自由意識と誤った性の解放が、私たちの周辺で性の乱れとして問題になっています。

パウロの時代にも、そういう人たちが、＜むなしい心で歩んでいる＞と言われています。これが＜古い人＞なのです。クリスチャンは、この世から神によって召し出され、聖徒となり神の民とされ，神の家族になったのです。

＜あなたがすべてのものを創造されました。それらのものが造られ、また今存在しているのは、あなたの喜びのためです。＞（黙示録4:11）アーメン。