柏をヒーリングのメッカに！コミュのこころの扉を開く旅　no1

ある本からの抜粋です。

今もし、皆さんが悟っていないなら、「自分」があります。
「自分」があれば、比較が始まります。

なぜなら、比較することは「自分」が生き残る手段からです。
そして比較のあるところ、嫉妬が始まります。

さて、問題が始まるのは、「嫉妬してはいけない。」と皆さんが思ったときです。
つまり、皆さんは「嫉妬のない状態にならなければならい。」などと、
いつも目の前に目標や理想を掲げます。
これこそが問題の始まりなのです。

嫉妬から嫉妬のない状態へは移ることはできません。
嫉妬の何が問題でしょうか。
自分があれば、嫉妬があって当然です。

これが唯一の真実です。

今、皆さんが嫉妬から逃れようとせず、嫉妬を非難せず、
自然にあるものだと受け入れるなら、不思議なことが始まります。

つまり、闘いが終わるとき、喜びが始まるのです。
ですがその喜びは、悟った人の喜びとは違うものです。
まったく違う喜びです。

逆にもし皆さんが、
「いえいえ、私は嫉妬はしません」
「自己中にはなりません」
「私はとても素晴らしい人間です」
などと、ゲームを続けていく限り、つまり、
悟っていないのに悟った人のように振る舞っている限り、哀れな人間です。
あらゆる生き地獄を味わい、惨めな人生になるでしょう。
それとは逆に、
「私は、悟りを得ていません。これが私の性格です」
「これが私です」
というスタンスを取ってみて下さい。

それの何が悪いのでしょうか。
そのまま生きて下さい。

自分があれば、怒りがあるのが自然なのです。
暴力的であるのが自然なんです。
嫉妬があって自然なのです。
それが生の自分なのです。

みなさんはそれを変える事が出来ません。
変わろうとするどんな努力も問題を作ります。
変わる努力するのではなく
むしろ嫉妬や心配、恐れを抱きしめて恋してみて下さい。
何がどうやって起こるのかなどと考えずにとにかくやってみて下さい。
驚くべきことが起きるでしょう。

そのときこそ、皆さんはたくさんの幸せを発見するでしょう。
私は、高い幸福状態について言及しているわけではありません。
そこまで行かなくても、たくさんの幸せがあります。
ある種の愛と喜びがあります。
こういったすべてのものが皆さんに訪れます。
このようにして生きるべきなのです。
これこそが悟りへのベストの準備方法です。

私たちのもとにはよく、
世間的に不健全だとか堕落していると呼ばれている人たちがやって来ます。
私たちが「プロセスに参加しませんか？」と訊ねると、
彼らから「何か楽しいものがあるのかどうか教えて下さい」などと問い掛けられます。

それで私たちは彼らに問い返します。
「言い換えるとそれはどんな意味ですか？」と。
完全に堕落した彼らはこう訊ねます。
「何か不便なことはないですか？」と。
さらに「何日間、禁煙を守らなければならないのか？」、
「何日間禁酒を守らなければならないのか？」、
「その間に飲酒はできるのか？」などと。
そんな風に一見彼らは実にひどい人々に見えるでしょう。
しかし、私から言わせてもらえば、彼らはとても早く悟れます。
なぜなら彼らはとても素直だからです。
彼らはまさにありのままです。
彼らは努力なしに悟れます。
皆さんはきっと、それを見て唖然とするでしょう。
その逆で、善行を実践し、美徳を養おうとしている独善的な人たちはどうでしょうか。

善行や徳というものは、自然にそこにあるべきです。
皆さんが知っての通り、美徳を養う事は実に酷いことです。

なぜならみなさんは全くそうではないのですから。
すきでもない相手に笑顔を振りまき、とても優しく対応します。
知っての通りそれは物凄い重荷です。
凄く嫌いな相手に対して「あなたのことを愛しています」といい続けます。

心地よいですか？
本当のところどちらなのでしょうか？
バックグランドが嫌悪感ならとても難しくなります。

他方、もしみなさんが弱いものいじめで「お前がにくい」
と言って相手に喧嘩を売るなら
その人はおそらくよりふさわしい悟りの候補者だと思います。

なぜならその人は真実を話しているからです。

ですから自分自身に真実でいて下さい。
すると不思議な事に良い人間になっていくのに気づくでしょう。
良いという言葉の意味は何でも構いません。

そこには葛藤がありません。
ある種の愛が自然に育ちます。
沢山の素晴らしいことが始まっていきます。

私はこれを書いた人物に会いたくてインドに行きました。

私の中に愛は無かった。と気付いた時から
愛が始まりました。
私は自己中心的です。そう気付いた時から
周りを考えられるようになり、自己中心的な人が許せるようになりました。

ワンネスユニバーシティでは
教えではなく体験させてくれました。