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こむろのおっちゃん。コミュのおっちゃん、容疑者として逮捕される!!

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おっちゃん、五億円詐欺で逮捕??

兵庫県の資産家に自分の楽曲の版権を十億で売ろうとしたものの、版権は既にエイベックスにあり、おっちゃんには権利がなかったらしい。

・・・うーん。。。

マスコミでここまで報道されていれば裏は取れてるだろうし、事実だとすれば残念ですね。

十億で版権を売却するというウワサは以前からあったけど、まさか詐欺罪で逮捕とはねぇ。。。

というか、新譜二枚出す予定があったらしいけど、これで延期かしら。

マークの妻逮捕についで、おっちゃんの逮捕・・・

このままいつかは終わっちゃうのかな
ちょっとだけゆとりがこのごろ持てない


・・・・

数々のヒット曲で知られる小室哲哉・音楽プロデューサー(49)=東京都港区=が、楽曲の著作権を譲渡すると偽って兵庫県内の投資家の男性から前払い金として5億円をだまし取った疑いが強まり、大阪地検特捜部は詐欺容疑で、小室プロデューサーと取引の関係者ら計3人の逮捕状を取った。4日にも事情聴取し、容疑が固まり次第逮捕する。小室プロデューサーの楽曲の著作権の大半は音楽出版社が持っており、特捜部は譲渡できないと知りながら、うその話を持ちかけたとみて追及する。

 特捜部や取引関係者によると、小室プロデューサーは06年8月7日、日本音楽著作権協会に自分名義で登録している全楽曲806曲の著作権を10億円で譲渡する内容の仮契約を男性と結んだ。その後「離婚した妻が著作権使用料を差し押さえているので、解除のために先に5億円を支払ってほしい」と要請。男性は同月29日までに計5億円を振り込んだ。

 ところが、仮契約段階で、著作権は楽曲を管理する音楽出版社に既に譲渡されており小室プロデューサーに権利がなかったことが判明。しかし返金に応じなかったため、男性は今年2月、逸失利益を含め6億円の損害賠償を求めて提訴した。プロデューサー側が全額を支払うことで和解が成立したが、期限の9月末までに支払われず、男性側は地検に刑事告訴した。

 特捜部は、小室プロデューサーが多額の負債を抱え、5億円を差し押さえ解除でなく借金返済に充てていたことを把握。音楽ビジネスを熟知した上で最初から金をだまし取る目的だったとみており、男性との取引を仲介した業界関係者2人からも経緯を聞く。

 小室プロデューサー側は民事訴訟で「詐欺に該当するような事実関係はない」と主張。代理人弁護士は毎日新聞の取材に対し、「小室本人は(6億円の支払いに)一生懸命、誠実に対応している」と話した。

 小室プロデューサーは84年、3人組の「TM NETWORK」でデビュー。90年代にはTRFや安室奈美恵さんらをプロデュースして次々にヒット曲を生み、98年には自ら率いるglobeが日本レコード大賞を受賞。手がけたCDの総売上枚数は1億7000万枚を記録する。【藤田剛、林田七恵】

 ▽著作権 著作物が創作された段階で著作者に自動的に発生する財産的権利。複製権(CDや楽譜)、演奏権(カラオケなど)、公衆送信権(インターネットなど)、貸与権(レンタルなど)が含まれ、一部または全部を譲渡することができる。音楽業界では、著作者である作詞家や作曲家が、音楽出版社に著作権を譲渡して楽曲の管理を任せ、代わりに印税を受け取るのが一般的になっている。


・・・・


楽曲の著作権を譲渡すると偽り、兵庫県内の投資家の男性から5億円をだまし取ったとして、大阪地検特捜部は4日、音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)と取引の関係者2人の計3人を詐欺容疑で逮捕した。特捜部は、小室容疑者が「音楽配信ビジネスをしたい」という男性の意向につけこみ、事業失敗などによる借金返済のために著作権譲渡を持ちかけたとみており、取引の経緯などを調べている。

 他に逮捕されたのは、小室容疑者が役員を務めるイベント企画会社「トライバルキックス」社長、平根昭彦(45)=東京都港区▽広告会社の実質経営者、木村隆(56)=同中野区=の両容疑者。3人とも容疑を認め、小室容疑者は「弁解することはない。被害者には大変申し訳ないことをして深く反省している。刑事責任を取る覚悟はあり、被害弁償をしたい」と供述しているという。

 特捜部によると、小室容疑者らは共謀し、06年7月末、日本音楽著作権協会に小室容疑者が作詞・作曲家として登録していた全楽曲806曲の著作権を10億円で譲渡すると男性に提案。「元妻からの差し押さえ解除のために前払い金が必要」とうそをつき、翌8月9日と29日、計5億円を振り込ませ、だまし取った疑い。

 取引関係者によると、小室容疑者は木村容疑者の紹介で男性と知り合った。男性から「音楽配信をやりたい」との意向を聞き、インターネットなどを使った新たな音楽ビジネスを話し合った際、著作権譲渡を持ちかけた。実際には、著作権は既に音楽出版社に譲渡していたが、小室容疑者は「著作権はすべて僕にあります」とだましていた。民事訴訟での和解を経ても小室容疑者が返金しなかったため、男性が大阪地検に刑事告訴した。

 男性が振り込んだ5億円は、木村容疑者を介し、06年8月末、小室容疑者の資金管理をしていたトライバルキックスの口座に入った。平根容疑者は即日、小室容疑者の借金返済のため、1億5000万円を木村容疑者に、約3億4400万円を東京都内の事業会社に返済したという。

 特捜部は4日朝、小室容疑者を大阪市内のホテルから任意同行。東京都港区の自宅や所属事務所を捜索し、資金の流れについても調べる。

 小室容疑者は90年代にTRFや安室奈美恵さんらをプロデュースして次々にヒット曲を生み出したが、00年ごろからは人気が低迷し、海外進出に失敗するなどして多額の負債を背負っていた。

コメント(100)

著作権をめぐり詐欺容疑で逮捕された小室哲哉(49)。全盛期に100億円以上の資産を誇ったセレブだが、自ら経営する芸能プロダクションの預金残高は6259円しかなかった。年60%に上る“高利融資”で苦しんだ末に詐欺事件を起こし、そしてすべてを失った。


 小室が経営する芸能プロダクション「TKCOM」は2006年9月、貿易事業を展開する女性経営者(39)と子供服販売の契約を結んだ。ところが契約金20万ドル(約2000万円)のうち14万ドル(約1400万円)を支払わなかったため、女性側が今年8月に東京地裁へ預金口座の仮差し押さえを申し立てたところ、残高は6259円しかなかった。


【年60%高利借金】


 かつて仕手戦の舞台となった投資・建設事業持ち株会社から年60%の高利融資を受けていた。関係者によると、小室が融資を受けたのはA・Cホールディングス(東京、旧南野建設)。


 小室は詐取した5億円のうち3億3000万円をこの融資の返済に充て、1億5000万円を共犯で逮捕された会社役員の男(56)に渡していた。会社役員の男は小室が滞納した家賃や消費者金融からの借り入れを肩代わりしていたという。


【すでに離婚】


 妻のKEIKO(36)とは先週末に離婚していた。小室が大阪地検の聴取を受けるため大阪入りした際、小室から「迷惑をかけたくない」と切り出した。KEIKOは抵抗したが、最終的にはやむなく離婚届に判を押した。借金返済の催促は大分・臼杵市で老舗ふぐ割烹「山田屋」を営むKEIKOの実家にも及んでいた。


【Tシャツ990円】


 ファッションリーダーとしても知られた小室だが、逮捕された際のファッションはただの人だった。着用していたのはユニクロが4月に発売したアニメ「機動戦士ガンダム」のコラボレーションTシャツで、「ズゴック」という兵器がプリントされている。


 発売当時は1500円だったが、現在はネット通販では990円で売られている。


【母校は冷ややか】


 1977年に卒業した早稲田実業学校(東京・国分寺)には、小室からの10億円の寄付で建設された多目的ホール「小室哲哉記念ホール」(440人収容)がある。また小室はソフトバンク前監督の王貞治氏(68)とともに、同校に2人しかいない「校賓」の1人。早実は「極めて残念」とのコメントを発表しており、ホールの名称変更、校賓資格の剥奪(はくだつ)は必至だ。在校生のショックは意外にも小さく、「何を歌っていた人ですか?」(高2女子)、「テレビで見たことない」(高1男子)と、全盛期を知らない世代の反応は寂しいものだった。


【教授もクビ!?】


 小室は昨年4月から、尚美学園大学(埼玉県川越市)で芸術情報学部音楽表現学科音楽ビジネスコースを専攻する学生を対象に「新世紀音楽概論」の特任教授を務めていた。履修生は30人強で、後期に入ってからは、講義だけでなく学生との情報交換も熱心にしていたという。松田義幸学長は「教育者としてあるまじき行為があったことを知り、大変残念な思いです」とコメント。近く処分を発表する
投資家への音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)。住民税の滞納で、自宅のある東京都港区役所から著作権使用料の一部を差し押さえられていることが発覚。生活の困窮ぶりがうかがえるが、一獲千金を狙ったと思われる自伝の出版がお蔵入りしていたことも明らかになった。

 「タイトルは『小室哲哉 4年間の空白』で、かなり赤裸々なノンフィクション自伝に仕上がる予定だった。9月にの発売が予定され、初版は異例の10万部、出版社も決定していたが、突然お蔵入りになった」(出版関係者)
 小室容疑者は全盛期の96年に1冊目の自伝「小室哲哉 真相の美意識」(講談社)を発売したが、2冊目の自伝では自ら味わった“ドン底”を描こうとしていたという。
 「『告白』、『生と死』、『明暗』、『今、貧乏ですが何か?』などかなり意味深な見出しで各項目がつづられていたそうです。特に『今、貧乏ですが何か?』の章には全盛期に比べていかに金がないのかが詳細に語られていたらしい。さすがに、音楽著作権売買にまでは触れられてなかったようですが」(同)
 今となっては、小室容疑者がなんとか金欠を解消するための自伝出版であったことが推測できるが、自伝出版を決めるまでにはどんな経緯があったのか?
 「今年の春ごろに小室容疑者の意向を受けた事務所スタッフが何人かの出版プロデューサーと会って話をしたそうです。ところが、最初のタイトルは『小室哲哉 ゼロからのスタート』という平凡なもので、どこも相手にせず“たらい回し”されとか。ある出版プロデューサーにタイトルの変更を提案され、『小室哲哉 4年間の空白』にしたそうです」(芸能記者)
 小室の原稿は完成し、「10社ほどの出版社から1社が決まった」(同)と、後は発売するだけだったが、結局、お蔵入りに。
 「小室容疑者の事務所が『今、貧乏ですが何か?』はどうしてもNG、とクレームをつけて譲らなかったようです。出版にかかわった人間は、まさか今回の事件のようなことになっているとは誰も知らなかったようで、事務所関係者のクレームを全く理解できなかったといいます。小室容疑者が1万部を買い取るということで話もついていたそうです」(同)
 ちょうど発売が予定されていた9月には、一部で小室容疑者と今回、被害にあった投資家とのトラブルが報じられたが、お蔵入りには、ほかにもっと深い理由もあったようだ。
 「大手の芸能プロや、決して表に出てはいけない関係者の固有名詞がちりばめられていたとか。そんな本が表に出れば、小室容疑者は芸能界から抹殺されます」(同)
 小室容疑者がいかに切迫していたかがうかがえる。
音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)が著作権譲渡をネタに5億円をだまし取ったとされる詐欺事件。同容疑者は逮捕案件以外にも、いいかげんなビジネスを複数持ちかけていたことが6日までに、本紙の取材で分かった。著作権が手元にあるかのように携帯電話の着うた配信を打診していた疑惑が新たに浮上。米俳優チャーリー・シーン氏(43)の子供服ブランドの販売代理店契約をめぐっては、支払い遅延で訴訟ざたになっている。有名女性タレントUが巻き込まれる寸前だったことも明らかになった。

 小室容疑者サイドから、携帯電話の着うた配信ビジネスを持ちかけられたのは、都内でデザイン会社を経営するX氏。昨年春ごろ、ビジネスパートナーを介して小室容疑者のマネジャーと連絡を取った際に「小室の楽曲を着うたにして、携帯電話サイトで販売できないか?」と打診されたという。

 「最初は『なぜわざわざ外部に頼むのか』と疑問に思いました。小室さんほどのビッグネームなら、携帯サイトに掛け合って『売りたい』で済む話ですから。初期投資は大してかからないし、ビジネスになると思ったので前向きに検討しました」(X氏)

 auの携帯サイトで着うたや着メロを販売する場合、配信・課金システムさえサイト運営者が構築すれば、すぐにでもビジネスが始められる。X氏の見積もりではシステム構築費が約500万〜600万円。ネームバリューから新曲のダウンロードにアクセスが集中することを考慮し、ある程度の負荷に耐え得るサーバーの機器レンタル&使用料など、月々のランニングコスト200万〜300万円でスタートできる計算だった。
 「もう一度連絡があったとき『全曲配信していいんですか?』と尋ねると、『全部やりたい。売れますかね』と乗り気でした。ぜひ会って詳しく話をしたいというので連絡を待ちましたが、それっきり。いまにして思えば、著作権はないのに売りつけようとしていたのでしょう。いやあ、危ないところでした」(X氏)

 兵庫県芦屋市の会社社長(46)が5億円を詐取された事件では、小室容疑者自らが取締役を務める芸能事務所「トライバルキックス」(東京都港区)社長の平根昭彦容疑者(45)、監査役の木村隆容疑者(56)とともに、過去に自作した806曲の著作権を所有しているように装って譲渡話を持ちかけた詐欺の疑いで、大阪地検特捜部が4日に3人を逮捕。いずれも容疑を認めている。
 著作権ビジネスのすき間をかいくぐった二重、三重譲渡の構図が浮上。X氏の件は未遂とはいえ、金策尽き果てた小室容疑者のなりふり構わぬ“詐欺商法”といえる。

 さらに驚くべき事実が判明した。X氏によると、小室サイドと接点を持ったのは、映画「プラトーン」などに主演した米俳優チャーリー・シーン氏の子供服ブランド「Sheen Kidz(シーンキッズ)」の販売委託がきっかけ。一部報道の通り、小室容疑者の経営する芸能プロダクション「ティーケーシーオーエム」(TKCOM、東京都港区)が06年9月、同ブランドの日本における販売代理店契約を約20万ドル(約2000万円)で結びながら、14万ドル未払いで東京地裁に提訴されている民事事件で、新証言が飛び出した。

 訴えたのはチャーリー・シーン氏サイドとのパイプ役である貿易業を営む女性経営者(39)。X氏はネットや携帯サイトを含む販売協力を依頼されながら、小室サイドの契約金未払いによって準備がストップ。いまも、X氏が運営する女性誌モデルのブログを集めたファッションサイト「GLANDY」では、シーンキッズのバナー広告がむなしく張られたままだ。
 「小室さんはハナから洋服には興味がなかったようです。チャーリー・シーン氏のビジネスパートナーになるのが目的であり、チャーリー・シーン氏の父親マーティン・シーン氏の製作映画で音楽を担当したかったのではないか。ハリウッドセレブに接近する狙いもあったようです」(X氏)
 昨年6月にサイト販売開始予定だったものの、X氏のもとには最初にサンプル品150〜160着が届いただけで商品は送られてこなかった。一部サンプルは小売店でさばき、残りは返品。X氏は「この先、販売展開するのは難しい。損失はありませんでしたが、準備は無駄骨に終わりました」と肩を落とす。
 販売をめぐっては、特段の相乗効果がないため当初から小室の名前は使わない予定だった。しかし、ファッション界への進出を考えていた女性有名タレントUが興味を示した時期があり、危うく小室ビジネスに巻き込まれる寸前だったという。
 90年代にミリオンセラーを連発した超売れっ子音楽プロデューサーのなれの果て。これではまるで“詐欺のプロデューサー”ではないか。

○逮捕劇が民事訴訟にも影響?
 子供服販売契約をめぐる民事訴訟は、今後の小室容疑者サイドの出方に注目が集まりそうだ。
 訴状や原告側陳述書などによると、女性経営者が提訴に先立ちTKCOMの預金口座を差し押さえたところ、残高は6259円。6月から小室容疑者と同社のダブル代表に就任したN氏は9月、「なんとか音楽関係の仕事を盛り上げて完済したい」と小室容疑者の非を認め、誠意ある回答を示した。チャーリー・シーン氏は小室容疑者とビジネスができることを喜んでいたという。
 原告の女性経営者サイドは、約2年間事態の打開がはかれなかったことから、話し合いをするとしても裁判上で行いたいとして9月17日に東京地裁に提訴。
 被告が前向きな対応であれば年内の分割払いを検討したいなどと、和解に向けた話し合いに柔軟に応じる姿勢だ。
 4日に同地裁で開かれた第1回口頭弁論で、TKCOM側は「請求棄却を求める」とした答弁書を提出。法廷戦術の可能性はあるが、争う姿勢に転じている。
 原告側代理人の望月賢司弁護士は、今後の法廷戦術について「小室容疑者の逮捕がなければ、社会的影響やファンの心情も考えて静かにことを進めるつもりだった。こちらの請求を認めて支払い猶予などを求めるのか、全面的に争うのか相手側の出方を待つしかない。証人尋問となれば、大阪から小室容疑者を移送することになるのか」などと困惑ぎみに話した。
音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者が詐欺容疑で逮捕された事件を受けて、ラジオのニッポン放送(東京都千代田区)は6日、同容疑者が演奏や作曲、プロデュースにかかわったすべての曲の放送を当面見合わせる方針を明らかにした。FMのJ−WAVE(同港区)は、同容疑者自身が参加しているグループの楽曲について放送しないことを決めており、他の在京ラジオ局も対応を検討している。



 一方、NHK、TBS、フジテレビは同日、同容疑者が出演している映像は報道系番組以外では使わないことを表明。日本テレビは楽曲の使用に当たっても慎重に検討し、テレビ朝日は今後の動向を見ながら対応するとしている。 

音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)による詐欺事件で、共謀したとして逮捕された広告会社経営、木村隆容疑者(56)が、借金の肩代わりや手形決済、高級車の買い取りなどで小室容疑者に3億円以上の資金提供をしていたことが分かった。事件で、木村容疑者は小室容疑者を被害者の男性に紹介し、架空の著作権譲渡を持ちかける際も、事前に口裏あわせをしていた。特捜部は、小室容疑者が木村容疑者に金銭面で依存し、2人が「一連托生(いちれんたくしょう)」の関係で事件に至ったとみている。

 木村容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に応じ、小室容疑者との関係を詳細に語った。それによると、木村容疑者は04年ごろ、スペインのサッカークラブ「レアル・マドリード」のプロモーション業務を通じて小室容疑者と知り合った。当時、すでに借金返済に窮していた小室容疑者から「銀行の手形が落とせない。助けてくれ」と泣きつかれ、9800万円を立て替えた。05年には小室容疑者のベンツを5500万円で買い取ったという。

 一方で、「スポーツを通じて社会貢献したい」という小室容疑者に、サッカーJ1「大分トリニータ」を紹介。小室容疑者が取締役を務めるイベント会社「トライバルキックス」がスポンサーになったが、スポンサー料の一部は木村容疑者が支払ったという。

 06年8月、小室容疑者らが楽曲の著作権譲渡を持ちかけ、被害者の男性から5億円をだまし取った時、木村容疑者は小室容疑者の借金返済など1億5000万円を立て替えていた。うち8000万円は消費者金融からの借金という。

 木村容疑者は取材に「最初は雲の上の人だったから、金を貸すのもうれしかった。でも本当にお金がないし、見せかけだけ。ビッグネームにだまされた」と話した。
音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)の楽曲著作権をめぐる詐欺事件で、小室容疑者側が06年12月ごろ、著作権を持っていた音楽出版社に対し、「著作権を返してほしい」と交渉を持ちかけていたことが分かった。小室容疑者は当時、被害者の投資家の男性(48)から「自分への著作権譲渡が実行されないなら、渡した5億円を返してほしい」と催促されていた。大阪地検特捜部は、小室容疑者が自分に著作権がないことを認識していたことを裏付ける事実とみて追及する。

 小室容疑者は06年7月末、男性に楽曲806曲の著作権を10月末までに譲渡すると偽り、同年8月、男性から計5億円をだまし取った疑いで逮捕された。取引関係者によると、小室容疑者は著作権をすべて音楽出版社に譲渡していたため、男性への著作権譲渡は進まず、10月ごろから返金の督促が続いていた。

 音楽出版社と交渉を始めたのは同年12月ごろ。globeの大ヒット曲「DEPARTURES」など12曲について、著作権の二重譲渡を受けていた「トライバルキックス」社長、平根昭彦容疑者(45)=詐欺の共謀容疑で逮捕=が仲介し、出版社幹部と著作権の返還条件などを話し合う準備を進めていた。

 ところが、同月に設定した出版社側との面会日当日、小室容疑者が突然、出席をキャンセルした。交渉は決裂し、男性に著作権を譲渡する手段はなくなったという。

 取引関係者は「小室さんはプライドが高く、頭を下げて返してもらうのが嫌だったのだろう」と話した。出版社側は「コメントできない」としている。

 一方、小室容疑者は特捜部の調べに「当面の資金繰りのため金が欲しかった」と動機を供述しているという。【藤田剛、林田七恵】
小室哲哉容疑者とKEIKOさんが離婚したのかしないのか、真相が謎のままだ。KEIKOさんは離婚報道後、「共に歩む覚悟」とコメント発表した。しかし、そこには明確に離婚を否定する言葉はなく、「誤報ではない」と明言するマスコミもあるなど対応も様々に分かれているのだ。

■「大変険しいものですが、共に歩む覚悟です」

  「KEIKO離婚していた」

 一部スポーツ紙でこんな大見出しが踊ったのが、2008年11月5日。スポーツニッポンでは、詐欺容疑で逮捕された小室哲哉容疑者(49)の意向で、妻で歌手のKEIKOさん(36)が4日までに都内の区役所に離婚届を提出したと報じた。また、スポーツ報知も同様に、小室容疑者の説得に応じたKEIKOさんが、同日までの1週間のうち逮捕前に離婚届を出したとしている。

 さらに、フジテレビ系「とくダネ!」も5日、KEIKOさんが涙の決断をして逮捕前に離婚届けをしたことを明らかにした。

 このほか、今後離婚すると報じたスポーツ紙もある。サンケイスポーツが数か月前から別居しており離婚が秒読みなこと、デイリースポーツが離婚する方向で話し合いをしていることを、それぞれ伝えた。

 これに対し、KEIKOさんが5日夜、所属事務所を通じてマスコミ各社にFAXでコメントを発表。そこでは、お詫びの言葉とともに、「私達のこれからの人生は大変険しいものですが、共に歩む覚悟です」と結ばれていた。末尾には、「小室桂子」と署名があった。

 結びの言葉は、離婚報道を意識したものらしい。そして、コメント発表後は、スポーツ紙でもこの言葉に配慮した報道がなされた。スポニチと報知では6日、 KEIKOさんの肩書きに「妻」という言葉を入れた。2紙を含め、各スポーツ紙では、KEIKOさん側が離婚を否定したと報じている。

■一部のテレビ、スポーツ紙は離婚否定せず

 小室容疑者とKEIKOさんが本当に離婚していないのなら、各マスコミ報道は「誤報」ということになる。ところが、離婚報道を訂正しないところもあるのだ。

 フジテレビ「とくダネ!」のプロデューサーは、J-CASTニュースの取材に対し、こう断言する。

  「うちの取材で情報を確かめたことで、誤報ではないと思っています。コメントの解釈はいろいろできるでしょうが、逮捕前に離婚届を出したという報道を訂正するつもりはありません。今のところ、報道した通りと解釈していただいていいと思います」

 さらに、報知の文化社会部長も、現時点では訂正は出さないと明かす。

  「4日の時点では、離婚したと確信がありました。その後、コメント発表がありましたので、今のところその言い分で報道しています。5日付記事は、誤報ではないと考えています。結果的にそうであれば訂正を出しますが、KEIKOさんから求められていませんし、離婚を否定する材料も持っていません」

 一方、スポニチでは、離婚情報がKEIKOさん側からでなく小室容疑者の関係者から出たことを明らかにした。読者相談室では、「周辺取材で、離婚届を出していたという情報を得ました。KEIKOさん側は、離婚届は出していないということですが、取材先によって情報が違うということです」と説明する。

 各紙によると、小室容疑者は、KEIKOさんの実家にも借金取り立てが来ていることを懸念し、KEIKOさんに離婚するよう説得していた。そんな事情があったということなのか。

 小室容疑者とKEIKOさんらがメンバーのユニット「globe」とアーティスト契約しているエイベックス・エンタテインメントでは、2人の離婚報道について、「本人コメントの通りです。離婚の事実はございません」とコメントしている。このことは、KEIKOさんの所属事務所に確認したとしている。
音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)が詐欺容疑で大阪地検に逮捕された事件は、レコード会社がCDの発売やインターネットでの楽曲配信を中止する事態にまで発展した。ファンからは「ショックだ」という声が上がり、一部では「やりすぎではないか」といった指摘も出ている。一方で、発売中止の対象になったアーティストがネット上で注目されるという現象も起こっている。

エイベックスやソニーが発売・配信中止

エイベックスはglobeの全曲配信停止を発表した エイベックス・グループ・ホールディングスは2008年11月4日、小室容疑者がメンバーとなっている音楽ユニット「globe」のシングルCDの発売を中止すると発表した。発売中止となったのは、11月26日発売予定のシングルCD「Get Wild」と12月17日発売予定のシングルCD「Self Control」。さらに、「globe」の楽曲配信も全曲停止する、とした。同社は、

「容疑の詳細を未だ承知していませんが、逮捕されるという事態が生じたことは大変に遺憾なことであります。当社としましては、今後の捜査の行方を注意深く見守りたいと思います」
とのコメントを発表している。

一方、ソニー・ミュージックエンタテインメントも、「この事実を重く受け止める」として、小室容疑者がメンバーの「TM NETWORK」のデビュー25周年記念ベスト盤「TM NETWORK THE SINGLES2」の発売を中止すると発表した。小室容疑者の逮捕を受け、「小室関連」商品の発売・配信が相次いで中止されているかたちだ。

1999年に、シンガーソングライターの槇原敬之氏が覚せい剤所持の疑いで逮捕された際には、新作CDが生産・出荷が中止される事態に発展した。しかし、槇原氏のCDが駆け込み的に売れ、CDの売り上げランキングの上位に食い込む現象に発展した。今回発売が中止された「小室関連」のCDはいずれも発売前だったが、ネット上では「globe」などの注目度が上昇している。

動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」では、事件報道後、「globe」など、小室容疑者が手がけたアーティストの動画の閲覧数が増加しているほか、同サイトの「急上昇ワード」というランキングでも「小室」「小室 keiko」といったワードがトップ18にランクインした。2008年11月5日午後現在でも、「keiko」「globe」といったワードが、それぞれ14、16位にランクインしている。

「これはやりすぎだとおもうけどねー」とホリエモン
一方、CD発売中止や全曲配信停止にファンは大きなショックを受けているようだ。携帯電話のSNSでは、「生きているのも嫌になるくらいショック」「配信停止とか悲しい」「やり過ぎだろ」といった書き込みが相次いでなされている。

小室容疑者と3回ほど会ったことがあるという、ライブドア元社長の堀江貴文氏は自身のブログで「globeの全曲配信停止」に言及し、

「つっても、これはやりすぎだとおもうけどねー。世の中の良識派?の人は曲が配信されているだけでも苦情電話とかメールとかしちゃんだろうかねぇ?世知辛いねぇ」
と述べている。

今回のCD発売中止についてソニー・ミュージック広報室は、

「(事件の)結論は出ていないものの、そのまま発売していいのかということが話し合われた。事態の重さから、会社としてこれから発売されるのが分かっていて、会社としての社会的な責任を担っている以上、これから予定されている物については中止することになった」
と話す。

一方、「globe」の全曲配信停止に踏み切ったエイベックスは、「担当者が外出している」とのことだった。

<テレビウォッチ>番組は、きのう(11月4日)に続いて「小室哲哉容疑者の詐欺事件と彼の人物」についてコメント陣に語らせた。


落合恵子は「皮肉ですよね。時代の寵児といわれた人が時代を読むことが難しくなってしまう。時代の寵児という言葉に刺激された結果だと思う。堀江貴文元ライブドア社長のこととどこか重なる」と言った。

そのホリエモンが今回のことを、「栄枯盛衰、諸行無常です」と発言している新聞記事を、小木逸平が紹介する。

これを聞いた鳥越俊太郎は「共通しているのは、音楽でもITでも、ビジネスに成巧をおさめると野心、野望を抱く」と指摘した。そして、「堀江さんは球団や、放送局を買収しようとした。小室さんはアジアに転機を求めようとした」「歌手を育て、曲をつくって中国、台湾、東南アジアに配信しようと、香港に会社をつくって上場したが、株価が下落して2年くらいでつぶれた。そのとき70億円の損失を出したのが事件につながったと思う」と解説した。

森永卓郎はやや異なる見解。「2人は全然、違う。ホリエモンは法律を勉強してお金をつくりに行った。小室さんは、関係者に聞くと、欲しいものをいくらでも買ってしまう人のようだ。金を気にしないで自由奔放に生きて借金をつくった。久しぶりにアーティストの破天荒が出てきた感じ」

リポーターによると、小室容疑者の1か月の生活費は、現在でも800万円だという。「日がたてばたつほど借金が膨れ上がる」(リポーター)。

赤江珠緒が「一緒に活動していたメンバーの方たちの気持ちが離れていないことが唯一の救いですね」と転ずると、山本博も「試合前、彼の曲で勇気をつけられた」と話した。

一時代を画した天才は甦ることができるだろうか。

ホリエモンがあの人の“激励”に!? ライブドア元社長の堀江貴文氏(36)が、5億円詐欺容疑で大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)との接見を希望していることが6日、分かった。堀江氏自身も東京拘置所の独居房で“同じ釜の飯”を経験済み。このギョー天の対面プラン。真意は?





 小室邸に招かれたこともある旧知の仲の堀江氏。「時代の寵児(ちょうじ)」から塀の中に転落、という同じ境地を味わった独房ライフの先輩として一肌脱ぐ?


 複数の関係者の話を総合すると、堀江氏は大阪拘置所に収監中の小室容疑者と早い時期の接見を望んでおり、周囲に相談しているという。


 一体なぜ? 独房生活や裁判対策の助言なのか、それともお互いの“再起”に向けて、小室容疑者との将来的な新ビジネス展開でも狙っているのか…。さまざまな憶測を呼びそうだ。


 堀江氏はブログなどでも小室容疑者に同情的。4日のブログでは「たぶん接見禁止、新聞とかも見られないはず。独房だと思いますからつらいかも」と記し、「詐欺罪で起訴しても無罪判決ってことは、わりとよくある話」と弁護した。


 証券取引法違反容疑で逮捕されて以降自粛していた活動も、最近は活発化。8月からブログを始めたほか、5日にはTBS系「久米宏のテレビってヤツは!?」で久々に本格テレビ出演。小室邸について「50インチのプラズマテレビが何台もあった」などと語った。


 同番組出演後の5日のブログでも「(周囲の)取り巻きを選別するなんて無理無理」などと、小室容疑者の生き方を擁護したほど。自身と小室容疑者の境遇を重ね合わせているのか…。


 小室容疑者は弁護人以外の接見をしばらく禁止されており、早期接見は難しいが、可能になり次第、堀江氏は大阪拘置所へ足を運ぶこととなりそう。実現すれば、小室容疑者にとっては心強い存在になるだろう。また、金欠で用意することが難しい保釈金も、堀江氏がポーンとプレゼントなんてこともあるかも?
5億円の詐欺容疑で大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)らが、被害者の投資家男性に、新しい著作権ビジネスを始めるとし、芸能プロダクション、大手レコード会社などのトップの実名を挙げ「芸能界の大物がこのビジネスを支援してくれている」と言葉巧みに説得していたことが6日、分かった。

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 小室容疑者の元恋人・華原朋美(34)の都内にある自宅アパート前には、この日も報道陣が詰めかけた。だが、華原は一切姿は見せず、インターホンや呼びかけに返答はなし。室内からは犬の鳴き声とテレビの音声が聞こえるのみだった。午後7時半ごろには関係者とみられる男性が、アパートの入り口に「居住者以外 立入禁止」と書かれたバリケードを設置。無言のままアパートを後にしていった。
ナインティナインの岡村隆史が6日(木)深夜、ニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』のなかで、詐欺容疑で逮捕された影響から放送自粛ムードの小室哲哉容疑者の楽曲について「俺の大好きな(渡辺美里の)My Revolutionも流せないなんて、たまったもんやない!」と困惑。別番組で関係のあった名プロデューサーの逮捕劇に複雑な心境を明かした。

 ナイナイは90年代に鈴木亜美やモーニング娘。を発掘したテレビ東京系『ASAYAN』の司会を長年担当。小室も同番組の人気オーディション企画『コムロギャルソン』で、プロデューサーとして深く関わっており、現在はバラエティタレントとして活躍するKABA.ちゃんや小室の前妻であるAsami(吉田麻美)らがメンバーとして在籍していたdosなどが結成された。

 岡村はメガヒットを連発していた小室が当時、収録スタジオに登場した頃を振り返り「お金を持っている所へハイエナのごとく人が集まり、骨までしゃぶって去ったのが今の結果なのかも。周りはピリピリしたビジネスパートナーだらけで、親身になってくれる友達は切ってしまっていたのかな…どちらにせよ、かわいそう」とコメント。矢部浩之も「取り巻きが20人近くいた。正直、全員に仕事があるのかなって思っていた」とその異様な空気を感じていたことを明かした。

 また、岡村は音楽と自身の本業であるお笑いについて「曲を聴いて、それぞれの当時を思い出せるのが音楽のいいところ。お笑いなんて、受けたと思っても(後々には)誰もそれを思い出さない。(覚えているのは)自分だけやわ」と影響力の大きさを認識したようで、最後には「いい友達、悪い友達を両方共たくさん作って!そして『初心忘れべからず』ですよ」とリスナーに訴えていた。
詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)は4日の逮捕前日、既に覚悟を決めていた。大阪地検特捜部の要請に応じて自宅のある東京から大阪へ移動し、偽名で宿泊したホテルでは夜景を一望できる最上階90平方メートル(9万円)のスイートルームで「最後のぜいたく」を味わった。逮捕後、取り調べに素直に応じ「拘置所は寒い」と接見した弁護士に話しているという。借金返済に窮し、愛したはずの音楽で自らの手を汚した転落ぶりが、浮かび上がってきた。【藤田剛、林田七恵】

 ●提訴で墓穴

 小室容疑者は自分が作詞・作曲した806曲の著作権を譲渡すると偽り06年8月、兵庫県内の投資家男性(48)から5億円をだまし取った容疑で逮捕された。男性とは訴訟のし合いになったが、最初に訴えたのは小室容疑者だった。

 男性は07年8月ごろ、著作権の譲渡がまったく進まなかったため、5億円の返金を求めて小室容疑者の妻の実家などに電話した。これに対し小室容疑者は10月「精神的苦痛を受けた」として1億円の慰謝料を求めて男性を提訴。「5億円は受け取っていない」とも主張した。

 ところが男性に反訴され、逆に6億円の損害賠償を求められる。結局、小室容疑者が全額を支払うことで和解が成立したが、期限までに支払えず今度は刑事告訴された。小室容疑者の知人は「自分で墓穴を掘ったようなもの」と話す。

 ●譲渡打診続け

 小室容疑者は04年、著作権の不正移転を始めていた。10月、約5000万円の負債を肩代わりしてもらった自分の関連会社「トライバルキックス」社長、平根昭彦容疑者(45)の要求で、既に音楽出版社に譲渡していた12曲の著作権を二重譲渡。さらに05年7月、約2億円を社長から借りていた「ティーケートラックス」に290曲を二重譲渡した。

 こうした事実を隠したまま、複数の会社に全806曲の一括売却を打診。06年5月、大手広告代理店に18億円で譲渡する話を持ちかけたが断られ、最後に頼ったのが被害者の男性だった。

 ●生活は一転

 最盛期は、ロサンゼルスやバリに別荘を構え、フェラーリや豪華クルーザーを乗り回していたといわれる小室容疑者。15億円以上の負債を抱えた最近では大半の資産を売却し、スタジオもある賃貸マンションに暮らし、ひっそりと音楽制作していた。知人によると服装は地味で、食事も店屋物ばかりだった。逮捕3日前の1日、FMラジオ局の放送で「98年からの10年間はなかなか曲ができなかった」と苦悩を吐露しつつ、今後の曲作りへの意欲も語っていた。
著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺容疑で大阪地検に逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)が、「拘置所は寒い」と訴えていることが8日、分かった。超高級マンションでのセレブ生活に慣れきった体には、暖房なしの拘置所暮らしは辛すぎる試練のようだ。


 ♪寒い夜だから…。自身が作詞作曲した名曲の一節を思い出したかのような切ないボヤキは、この日、大阪拘置所(大阪市都島区)で小室容疑者と接見した弁護人が明らかにした。小室容疑者は疲れた様子で、「拘置所は寒い」などと話したという。


 大阪は前日から急に冷え込み、この日の最低気温は10.8度。平年並みだが、前日より一気に5度近く下がっていた。


 拘置所には冷暖房の設備はなく、毛布などで暖を取るしかない。小室容疑者は3畳半ほどの独居房にいるとみられ、弁護人は「布団が薄く感じられたのかもしれない」と説明した。


 東京・西麻布の家賃月210万円のマンションで暮らしていた小室容疑者。50インチの大型テレビが10台もあるという自宅には、当然複数台のエアコンもあったはずだ。そんなぜいたくな暮らしから一転…。晩秋の寒さはことのほか身にしみるようだ。


 小室容疑者は容疑を認めているが、弁護人は「調書などを精査し、細部で間違っていることがあれば争いたい」とも話した。


 一方、共犯の疑いで逮捕され、当初容疑を認めていたプロダクション「トライバルキックス」監査役、木村隆容疑者(56)が否認に転じたことも明らかになった。弁護人が接見後に明かした。


 これまでの調べでは、木村容疑者は、小室容疑者に被害者の個人投資家(48)を紹介。架空の著作権譲渡を持ちかける交渉の場にも同席した。逮捕前は「(小室容疑者が)だましているとは思わなかった」と答えていた。
著作権譲渡をめぐる詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー・小室哲哉容疑者(49)が将来作った楽曲の音源をCD化できる権利「原盤権」について音楽プロダクション2社と二重契約を結んでいたとして、この2社が小室容疑者を詐欺罪で刑事告訴する方針を固めていることが7日、分かった。2社はともに自ら役員を務めるなど関係が深い、事実上のグループ企業。小室容疑者が“身内”を欺くまで、借金苦に陥っていた実態が明るみになった。

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 2社のうち「エンパイアプレイミュージック」(東京都港区)の井上勇社長(31)は7日、本紙の取材に応じ、週明けにも小室容疑者ら二重契約にかかわった3人を提訴すると公表。同社長は「芸能界にこんな詐欺があってはならない。事実を解明したい」と語る一方で、「悪いのは周りにいた人々」と小室容疑者の擁護もしている。

 井上社長ら関係者によると、小室容疑者は2007年9月18日に契約金3000万円を受け取り、「エンパイアプレイミュージック」と原盤制作や原盤権の譲渡に関する契約を結んだ。ところがそれ以前の8月1日に「イーミュージック」(東京都港区)とも同様の契約を交わしていた。

 その後イー社が二重契約に気づき、今年2月25日には双方が話し合いを持ち、エ社に立て替え払いをすることで合意した。イー社は約2700万円を支払ったが、エ社の井上社長は「そのお金は小室が講師を務めるはずだった音楽スクールに支払われたもので、ウチは一銭も受け取っていない」と話し、ここでも“金銭トラブル”が起こっている。

 イー社は、小室容疑者が07年10月に投資家に5億円の返還義務がないことなどの確認を求め提訴した際の弁護士費用も立て替えたといい、小室容疑者への債権は5000万円以上に上るという。

 イー社は小室容疑者の妻のKCOとしてのソロ活動の窓口でCDシングルやアルバムも制作していた。
小室哲哉の転落で改めて注目を集める女たちといえば、華原朋美、吉田麻美、現夫人のKCOだが、事件に大きな影響を与えたのは吉田だった。元アイドルユニット「dos」のメンバーで01年5月に結婚し、9月に長女を出産。翌02年3月に離婚しているが、この時の慰謝料が小室を苦しめることになった。



 小室は吉田に対して7億円の慰謝料を支払うことを約束したが、支払いが滞り、吉田は週刊誌で慰謝料を払ってくれるように訴えたこともあったほど。それでも支払いがないため、吉田は06年にJASRACに小室の著作権使用料の差し押さえ手続きをしている。この差し押さえの解除のために関西在住の投資家に小室が5億円の先払いを要求。これが結果的に「5億円詐欺」へとつながっていったのだ。



 小室は吉田には極力尽くしていたようだ。吉田の実母は神奈川県のある美術団体に所属する洋画家だが、その個展が都内のデパートで行われた際には小室が音楽関係者などを紹介し、展示された絵が完売したこともあったという。その小室がなぜ破格の7億円もの慰謝料を払うことになったのか不明だが、吉田とうまくいっていれば、最悪の事態にならずに済んでいたはずだ。



 吉田は3年前からAsamiとして音楽活動を展開している。元妻と長女の思いはいかに。

エイベックスグループ・ホールディングスの松浦勝人社長が7日、都内で09年3月期第2四半期中間決算説明会を行い、小室哲哉容疑者について言及した。松浦社長は小室容疑者と約16年前、J−POPとダンスミュージックを融合したグループ、TRFを立ち上げた時に出会ったことを振り返り「ブームをつくることとはどういうことなのか体験し、勉強させていただいたことは私にとっても、エイベックスにとってもとても意義のあることでした」。

 さらに「その後は、小室さんと私どもエイベックスは必ずしも同じ道を歩んできたわけではないのですが、今回こういうことになりまして、つらいとか、悲しいとか単純な言葉では言えない気持ちでいっぱいです。逮捕されるという事態になったことはすごく遺憾なことですが、近い将来、小室さんが音楽制作に復帰し、素晴しい才能を再び発揮されることを、切に望みます」と語った。

楽曲著作権をめぐる5億円の詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)が参加するglobeの所属レコード会社、エイベックスホールディングスの松浦勝人代表取締役社長(44)が7日、東京・中央区の東京証券取引所で中間決算会見し同容疑者について初めてコメントした。16年ほど前に同容疑者と知り合い、一時代を築いた松浦社長は、「ヒットを作るとはどういうことか、ブームを演出していくのはどういうことか、日々学び、教えていただきながらすごした経験は、わたしにもエイベックスにとっても意義、意味のあることだったと思う」と厳しい表情で語った。今回の事件でリリースが中止になったglobeのシングル2枚の損失は、1000万円という。

天才音楽プロデューサーから一転、5億円詐欺容疑で逮捕された小室哲哉(49)。借金額は18億円にまで膨らんでいたからア然だが、小室のペテンにだまされた“被害者”はゾロゾロいる。



 昨年4月から小室に音楽科目の特任教授を任せている尚美学園大(埼玉県川越市)の松田学長は、「教育者としてあるまじき行為。大変残念」とコメントを発表した。関係者は「講義維持のために、後任を探さなければ」と大慌てだという。



 小室の母校・早稲田実業高(東京都国分寺市)も頭を抱えている。01年に開校100周年記念歌の作曲を小室に依頼し、キャンパスには「小室哲哉記念ホール」も建てた。しかし「今後、何らかの対応をしていくことになる」(広報担当者)と「小室」の名前を外すことも検討している。



「出版業界も一杯食わされました。小室は今夏、最近の貧乏生活を暴露した自伝を出す予定で、いくつかの出版社が獲得に動いていた。ところが、詐欺事件をマスコミにかぎつけられた小室がドタキャン。出版社サイドは『無駄骨を折らされた』と呆れていました。また、今春発売された音楽葬をテーマにした書籍には、小室が作曲した鎮魂歌『ハッピー・エンディング』が付録CDとして付いた。購入した読者からは“ブラックジョークだ”の声も上がっています」(出版関係者)



 政府も赤っ恥だ。00年の九州・沖縄サミットで、当時の小渕政権はサミットのイメージソングの作詞・作曲を小室に依頼し、感謝状まで贈ったのだ。この年、国際麻薬統制委の親善大使にも任命された小室は、薬物乱用防止キャンペーンソングを作曲。厚労省と警察庁が管轄する財団法人「麻薬・覚せい剤乱用防止センター」は、啓蒙ビデオでこの曲を使った。今となっては、とんだお笑いぐさだ。



「落ちた偶像」に振り回される関係者は、まだまだ出てきそうだ。


まさかと思われた小室哲哉(49)の逮捕が、4日大阪地検特捜部が詐欺容疑で強制捜査に踏み切ったことで現実となった。



 地検が動くキッカケとなったのは、06年から小室と関西在住の投資家の間でやりとりされた音楽著作権売買。小室は楽曲の著作権を売却する対価として先に5億円を受け取ったが、実際には投資家に著作権が譲渡されず、民事訴訟に発展。その後、小室が6億円プラス遅延損害金を投資家に払うことで一度は和解したものの、債務返済を怠ったため、大阪地検がこれを“詐欺行為”と判断したようだ。



「もっとも、詐欺はあくまで捜査の入り口で、大阪地検は別の容疑も視野に入れているという情報があります。今後、小室の銀行口座や人脈を洗っていくうちに、新たな展開もありそうです」(捜査事情通)






●妻・KCOは離婚か



 これで“復活”を目指してさまざまな動きを見せていた小室の、すべてのプロジェクトが白紙に戻った。



「今回の絡みで、すでに小室の『自伝』の出版が中止になっています。7月発売の予定でしたが、小室が自身の経済状況を明かされることを嫌がったそうです。Globeの再結成も秒読みでしたが、メンバーの小室が不在では不可能だし、今月末に予定していたシングルのリリースは中止になり、globeの全曲の音楽配信も停止になりました。さらに、今年3月から小室プロデュースでスタートしたKCOのソロ活動も暗雲です。ただでさえ、KCOのシングルは売り上げが初動4158枚と散々でしたからね。小室が去年から就任した尚美学園大学の特任教授も降りることになるのは間違いありません」(芸能記者)



 さらに、KCOはすでに離婚届を提出したという情報もある。KCOの実家は大分の老舗料亭で、東京の店はミシュランの2つ星を獲得している。このままではイメージダウンを避けられないだけに……。小室は何もかも失うことになりそうだ。

小室逮捕のとばっちりが、こんなところにも。今月1日に公開された映画「ハンサム★スーツ」の出足がやや勢いに欠け関係者をやきもきさせている。


 映画の主題歌は渡辺美里(42)の「My Revolution」。詐欺容疑で大阪地検特捜部に逮捕された小室哲哉(49)が1986年に曲提供した出世作で、美里の代表曲としてあまりにも有名だ。


 映画は、三枚目の男が着るとハンサムになるスーツを手に入れるコメディー映画。お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅(36)とイケメン俳優、谷原章介(36)が同一人物を演じる。主題歌は「自分を変える」という映画のテーマにピッタリと、脚本の鈴木おさむが企画段階からテーマ曲として想定していたという。


 同日公開作の興行収入をみると、大作「レッドクリフPartI」が50億円をうかがい断トツ。比べるのは酷だが「ハンサム−」は11月1−3日で約2億1000万円。「決して悪くはないが、目標の3億円に届かなかった」と配給関係者は浮かぬ顔だ。そこに降りかかった小室報道で、主題歌が、たびたび流れる事態に。


 映画関係者は「静観するしかない」としながら「映画と小室は何ら関係がないとはいえ、タイミングが…」とピリピリ。


 こうした中、NHKは6日、「TMネットワーク」「globe」など小室がグループやソロで登場する映像・楽曲の放送を、当面見合わせることを明らかにした。


 小室がプロデュースしていても他の歌手が歌っているケースについては、対象としない。歌には罪はないのだが…。

楽曲著作権をめぐる詐欺事件で逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)が今年4月、人気下降後の苦労を語る「告白本」の出版を企画会社に持ちかけていたことが分かった。金銭問題ばかりがクローズアップされ、イメージ悪化につながりかねない内容になることを恐れた小室容疑者側が計画を撤回したが、自らの人生をさらけだしてでも資金を工面しようとしていた実態が浮かび上がった。

 小室容疑者の所属事務所が今年4月、東京都内のタレント本企画会社に「小室の本を出してくれる出版社を探してほしい」と依頼した。約10社が関心を示し、「小室哲哉 4年間の空白」という仮題で出版する案がまとまった。自ら率いる音楽ユニット「globe」が04年に全国ツアーをした後、表舞台から消えた小室容疑者の音楽活動や事業、私生活について“独白”する予定だった。

 小室容疑者は90年代後半、TRFや安室奈美恵さんらをプロデュースして次々にヒット曲を出したが、海外に拠点を移した00年ごろから人気が低迷。04年には香港で創業した音楽関連事業で多額の損失を出して経営から撤退した。事務所を変えて曲作りを続けたが、商業的成功には至らなかった。音楽配信や子供服販売などの新規事業もうまくいかず、借金は15億円以上。最近は家賃や住民税も滞納していたという。

 一方で、都内の高級マンション最上階、約300平方メートルの部屋に住み、100インチ型テレビを居間に4台置く派手な生活は継続。自宅を訪れた知人は、「玄関に高級ブランドの靴やかばんがあふれていた」とあきれる。結局、告白本は今年9月ごろ、イメージ悪化をおそれた小室容疑者側が計画を断った。小室容疑者は同月末までに6億円を支払うことで詐欺事件の被害者と和解しており、出版は「最後の金策」だったとみられる。【藤田剛、林田七恵】
プロ格闘家転身を表明した北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリスト石井慧(21)が8日の夜、TBS・MBS系のニュース番組「ニュースキャスター」に生出演。詐欺容疑で逮捕された小室哲哉容疑者について「実は自分も被害者。(プロ転向会見翌日の)新聞1面は自分と思っていたのに、小室さん(の報道)に全部持っていかれた。怒り心頭です」と“石井節”をさく裂させ、キャスターを務めるビートたけしらをあ然とさせた。

 また、自身の総合格闘技熱の原点は、船木誠勝-ヒクソン・グレイシー戦(00年5月26日、東京ドームのコロシアム2000)であることを明かすとともに、今後に向けて「カリスマ性を出していきたい」と抱負を語った。
著作権譲渡をめぐる大阪地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された小室哲哉(49)。なぜ、一時代を築くほどのミリオンセラーを連発しながら、お金に困るほど飽きられていったのか。その軌跡を追った。

 小室の逮捕を受け、首都圏のラジオ各局は“小室サウンド”を軒並み締め出しにかかった。

 TOKYO FMは小室自身が演奏する曲はもちろん、安室奈美恵やTRFなどへのプロデュース曲のオンエア見合わせを決定。ニッポン放送も小室曲のオンエアを控えている。有線大手の「USEN」もリクエスト受付を取りやめた。カラオケもPVの配信中止となりそうだ。

 半面、CDの発売中止を受けて、ネットでは注目度がアップ。動画投稿サイトYouTubeの「急上昇ワード」ランキングでは、6日午前5時40分の時点で「華原朋美 小室哲哉」が8位。前日にはKEIKO、globeもそれぞれ14、16位にランクインする皮肉な結果となっている。

 日本の音楽界で一時代を築き上げた小室サウンドの盛衰について、音楽評論家の富澤一誠氏は、こう語る。

 「彼の曲は結論ありき。聴く側がどういう歌を歌いたいか、徹底的に調べ出口を固めたんです」

 通信カラオケの普及がヒットを後押しした。

 「1980年代、盤だったレーザーカラオケは新曲が歌えるようになるのに1カ月ほど時間がかかった。90年代に入ってすぐ歌える通信カラオケが出たことで、すぐ歌える曲を作れば売れると考えたんでしょう」

 trf、篠原涼子、華原朋美らに楽曲を提供。ミリオンを連発した。

 「歌手がうますぎるとカラオケを歌う人がいやになる。朋ちゃんなら、私の方がうまい、と思わせるものを作ったことも見事だった」

 当時の小室ファミリーの曲は高音のものが多い。これにも小室の絶妙な計算が働いていた。「素人が歌うには、キーが高い方がいい。中低音の曲は歌のうまさがハッキリと分かりますから」(大手レコード会社スタッフ)

 ところが、途中からビジネスマン・小室の計算がズレ始める。少子高齢化などでカラオケ人口が減少。「聴く側も人工ではなく、本物のダイヤが欲しくなってきた。そこに宇多田ヒカルやMISIAなどが出てきた」と富澤氏。

 香港進出も音楽プロデューサーとして、タイミングを見誤った。

 「同じお金を掛けるなら、アメリカやヨーロッパにしないと。日本より物価が低いアジアで商売をしてもビジネスにはならない。海賊版が出て権利関係も良くないのだから…。結局、クリエーターと経営者の両立は難しいということでしょう」(中堅プロダクション幹部)。

 YouTubeでの裏人気復活は、若いころカラオケで脳裏に焼き付いた“時代のあだ花”なのか。
盛者必衰、おごれるもの久しからず。大阪地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)はまさにそれを地で行った。海外の豪華な別荘、高級外車、ファーストクラス借り切りの「セレブ生活」から一変、現在は大阪拘置所(大阪市)内の3畳半の独居房生活へと転落した。「ファンのみなさんに申し訳ない」。最近の検事の取り調べでは、反省の弁を口にしながら淡々と事実関係を認めている。

 ■バーキンぶら下げ

 4日午前8時ころ、JR新大阪駅に近いホテルから、大阪地検の係官に連れられて小室容疑者が出てきた。目には涙。顔に生気がなく、うっすらと笑みを浮かべていた。

 最後の虚栄心なのだろうか。前日はホテル最上階の1泊9万円のスイートルームに宿泊した。部屋から出てきたときには、左肩に高級ブランド「エルメス」の超高級バッグ、白色の「バーキン」(約100万円)を下げていた。

 1990年代半ば(平成6〜9年)、安室奈美恵さんや華原朋美さん、trf(現TRF)、globeなど「小室ファミリー」と呼ばれる人気アーティストを引き連れ、ミリオンセラー20曲を生み出した小室容疑者。

 芸能関係者によると、小室容疑者は「預金通帳は10ケタまでしか表示されないから」と話し、一時は100億円以上の資産を築き上げたといわれる。

 小室ファミリーの誕生日には、1000万円もするフェラーリをプレゼントしたとも伝えられる。

 しかし、音楽配信事業を行うため10年に設立した香港の合弁会社を13年に株式上場。数年後に株価は10分の1にまで下落し、数十億円の負債を抱えたという。

 わずか10年で資産を食いつぶし、さらに10億円以上の借金を抱え込んだ。ここ数年は金融機関に金策に走り回り、犯行直前には単利で年60%、複利では年79・6%になる“高利貸し”に手を出すまでに。

 それにもかかわらず、家賃月200万円以上の東京都港区西麻布の高級マンションで生活。ボディーガードなど事務所運営費は月1000万円にも上る「セレブ生活」を続けていた。

 ■うその上塗り

 特捜部の内偵段階では「誰かに利用されたのだろう」(地検幹部)と“黒幕”の存在もいぶかしがったが、「調べれば調べるほど、小室容疑者自身の主犯性が際立ってきた」(同)という。うそにうそを塗り重ねる小室容疑者の手口に検事もあきれかえった。

 「全部僕に著作権があります。バラバラではなくて、僕の過去の作品806曲がフルセットになっているということに、意味があるし、価値が出るんですよ」

 平成18年7月末、東京都内のホテルで兵庫県内に住む個人投資家(48)に会った小室容疑者は、すでに音楽出版社に譲渡していた権利をあたかも自身にあるかのように装った。

 さらに、元妻から慰謝料7億円が請求され、著作権使用料が差し押さえられている話を持ち出し、「5億円を先に支払ってもらえれば差し押さえが解除できる」と要求。実際には、前払い金は差し押さえ解除に振り向けられることはなく、小室容疑者の借金の返済に消えていた。

 「僕はこれでも名の知れた男だ。逃げも隠れもしない」。

 当時、投資家にそう豪語したにもかかわらず、小室容疑者はその後の昨年10月、逃げるどころか、催促電話を再三かけてくる投資家に対し「精神的に不安定になり、作曲活動に支障をきたすようになった」などと慰謝料1億円を請求する訴訟を提起するという挙に出た。

 なかなか理解しにくい複雑な著作権ビジネス。文化庁に問い合わせれば、小室容疑者に譲渡の権利がないことは明白だっただろう。だが、素人にうそを見抜く目はない。

 小室容疑者はそこにつけ込んだのか…。
 ■和製マイケル

 「自分のお金を自分でどれだけ使っているかわからない」

 全盛期にそう話していたという小室は、まさに「裸の王様」だったのだろう。

 周囲からは「TK」と呼ばれ、進言、注意してくれる人はいなかった。妻のKEIKOさんでさえも夫を「先生」と呼んでいたという。

 今年4月には、告白本を出版する計画もあった。人気下降後の最近の4年間についてつづろうとしたものだったが、イメージ悪化を心配したのか、企画段階で中止になった。自らの人生の“恥部”をさらけだしてでも資金を工面しようとした切羽詰まった状況がうかがえる。

 今年の夏には、「キング・オブ・ポップ」と呼ばれたマイケル・ジャクソンとの共同コンサートの計画もあった。

 音楽の世界で頂点を極めながら、後に自らの原盤権を切り売りして転落したマイケルとの重複から、近年の凋落ぶりを知る芸能関係者は小室容疑者のことを「和製マイケル」と呼ぶ。

 「金銭的、精神的余裕がないから最近、いい曲が書けていなかった。globeの復活も最後の悪あがきだったのだろう」

 そう語るのは芸能リポーターの梨元勝氏。

 globeの2年半ぶりの新曲の発売が今月26日に予定されていたが、今回の逮捕で中止に。さらにテレビ各局は、小室容疑者の手掛けた楽曲の放送を見合わせた。

 ファンの期待を裏切った代償は大きい。

 「これからの人生は大変険しいものですが、共に歩む覚悟です」

 逮捕後に発表されたKEIKOさんのコメントも痛々しいものだった。

 詐欺罪の最高刑は懲役10年。仮にこのまま罪を認めて有罪判決が下った場合、投資家に被害弁償していれば執行猶予が付く余地もあるかもしれないが、今のところ、返済できるめどはない。そうなれば、被害額から懲役5年前後の実刑は固いとみる法曹関係者は少なくない。

 塀の外に出たとき、小室容疑者の目に映るものは何だろうか。
小室哲哉(49)の5億円詐欺事件の余波はますます広がっている。小室とタッグを組んだ“ビジネス”がピンチに陥っているのだ。



 そのひとつが「音楽座ミュージカル」。同劇団は12月18〜28日に東京芸術劇場でモーツァルトは女だったというミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」を上演する。この公演の音楽はモーツァルト、小室哲哉、高田浩の3者によるもので、90年代に3回公演され、今回が12年ぶり、4回目になる。



 ところが、小室逮捕で共同主催のテレビ朝日が降りてしまったのだ。それだけではない。同劇団は協賛企業の資金でプログラムを作製し、無料で観客に配布するが、協賛企業も降りてしまったのだという。1カ月後に向けての宣伝にも困っていて担当者がこう嘆く。



「テレ朝さんにはこちらが枠を買うからCMを流して欲しいとお願いしましたが、それもできないといわれ根本から宣伝戦略を練り直すしかない。それでも我々はなんとか成功させようと思っています。小室さんの作品には罪がないのに……」



 ちなみに民放などでは、小室の音楽は一切流さないということになっている。小室事件のトバッチリはもっと増える!?

詐欺容疑で大阪地検特捜部に逮捕された小室哲哉容疑者(49)が「音楽のない、(妻の)KEIKOのいない生活はつらい」と話していることが12日、関係者の話で分かった。KEIKO(36)はこの日、大分県臼杵市の実家で父親の山田晋太郎さん(享年63)の一周忌法要に参列。親族らを前に「ご迷惑をお掛けしています」と謝罪。父の墓前で、小室を支えていくことを誓った。

 小室容疑者は接見した弁護士に「音楽のない生活はつらい。KEIKOに会えないのはつらい」と明かした。暖房器具のない拘置所での生活に「寒い」と漏らしていたが、何よりも心の寒さが身に染みているようだ。

 3歳の時に母親の勧めでバイオリンを習い、小学校4年生で鍵盤楽器のエレクトーンに出合ってから音楽漬けの日々を送ってきただけに、物音しか聞こえない寒く静まり返った生活はこたえている様子。さらに、いつもそばにいたKEIKOがいないことが孤独感を募らせている。

 13歳年下のKEIKOは男っぽいさっぱりとした性格で、家事もテキパキとこなすタイプ。おっとりした性格で音楽以外はからきしダメな小室容疑者にとっては「これ以上ない伴侶」(親しい知人)という。

 自宅で2人でいる時は「KEIKO」「哲ちゃん」と呼ぶ仲。でも、KEIKOは人前では「先生」「小室さん」と言い、必ず夫を立てた。愛情だけでなく、そこには音楽人としての尊敬の念がいつもあった。

 そんな娘の思いを理解し、小室容疑者をいつも温かく迎えていたのが晋太郎さん。歌好きだったこともあり実の息子のように可愛がり、小室容疑者も「KEIKOと結婚して家族の温かさを知った」と明かしていた。

 実家の料亭「山田屋」での一周忌法要には約50人が参列。その前でKEIKOが「いろいろとご迷惑をお掛けしています」と謝罪すると、親族らは拍手で激励。父の墓前へ行く時に事件後初めて報道陣の前に姿を見せ、深々と頭を下げた。

 所属事務所によると、10日の帰郷時にはしょうすいしていたが、母の喜美代さん(61)ら家族の支えで元気を取り戻した。代理人を通じて小室容疑者に2品の差し入れと手紙を渡しており、テレビの事件報道にも「動揺することなくじっと見ている」という。
小室哲哉(49)の逮捕を受けて隆盛を極めた“ファミリー”の小室離れも進んでいる。


 デビュー当時にTKサウンドで大ブレークのきっかけをつかんだ歌手、安室奈美恵(31)は現在、全国ツアー中だが、セットリスト(演奏曲目)には、小室の曲が1曲もない。


 ファンサイトの運営者は、「小室の曲を1曲も歌わなかったのは初めてではないか。数が減っても例えば去年は『CAN YOU CELEBRATE?』など1曲は歌っていたのに」と驚く。


 もっとも、今月4日の小室逮捕とは関係なく、ツアーは先月25日からスタートしていた。安室の近況を音楽関係者は、こう明かす。


 「安室は、すでに2001年からは小室のプロデュースを受けず、R&Bやヒップホップに完全に軸足を移してイメチェンに成功しています。セルフプロデュース能力に長けているので、流行を敏感に感じとってのことでしょう。アルバム売り上げは今年ダントツの人気。しかし、義理堅いところもあって、かつての師の逮捕を心配しているようです」


 一方、小室のプロデュースでデビューしてアイドル人気を誇った歌手、鈴木亜美(26)は11日、女優として主演するドラマ「ラブレター」(TBS系、月−金曜午後1時、24日スタート)の会見に出席。終了後、小室が提供した曲に絡めて「小室さんと“BE TOGETHER”は?」などと報道陣から聞かれたが、笑顔のままノーコメントを貫いていた。

詐欺容疑で逮捕された小室哲哉容疑者(49)とユニットglobeを組む妻のKEIKO(36=ソロではKCO)が12日、夫の逮捕以来、初めて報道陣に姿を見せた。大分県臼杵市の実家で、父の山田晋太郎さん(享年63)の一周忌に参列。約50人の近親者に「このたびの件で皆さまをお騒がせしてすみません。今後もよろしくお願いします」とあいさつした。法要終了後は山田さんの墓参りへ。報道陣の前に2度現れ、深々と頭を下げた。記者の質問には答えず、無言のままだった。
詐欺容疑で逮捕された小室哲哉容疑者(49)とユニットglobeを組む妻のKEIKO(36=ソロではKCO)が12日、夫の逮捕以来、初めて報道陣の前に姿を見せた。大分県臼杵市の実家で営まれた、父の山田晋太郎さん(享年63)の一周忌に参列。約50人の近親者に「このたびの件で皆さまをお騒がせしてすみません。今後もよろしくお願いします」とあいさつした。法事終了後は山田さんの墓参のために外出。報道陣の前に2度現れ、深々と頭を下げた。ただ、記者の質問には答えず、無言のままだった。

 関係者によると10日に大分入り。夫の逮捕で、肉体的にも精神的にも疲労の色が濃かったが、帰郷して落ち着きを取り戻したという。先週には、大阪で拘置中の小室容疑者に差し入れをし、手紙を添えた。面会はまだしていないという。左手薬指には指輪があり、関係者はすでに離婚していたという報道を否定した。
詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー・小室哲哉容疑者(49)の妻でglobeのボーカル・KEIKO(36)が12日、大分県臼杵市にある実家の料亭「山田屋」で事件後初めて報道陣の前に姿を見せた。父・山田晋太郎さんの一周忌法要のために実家に帰省したKEIKOは沈痛な面持ちでコメントもせず、深々と頭を下げるのみだった。また、KEIKOは拘置所にいる小室容疑者に関係者を通じて手紙を添えた差し入れを送っていたことも明らかになった。

  ◇  ◇

 小室容疑者の逮捕から8日。報道陣の前に初めて姿を見せたKEIKOは少しやつれ、表情はこわばっていた。化粧はうっすらとしていたものの、髪は手入れが行き届いていないのか、色が落ちたような金髪。深々と頭を下げるなど気丈な姿は見せたが、やはりショックの色は隠せなかった。

 父の一周忌の法要を終えて墓参りに向かうKEIKOには、報道陣から「離婚されたんですか?」、「事件についてひと言」と矢継ぎ早に質問を投げかけられたが、一切口を開かず、2度頭を下げたのみ。

 小室容疑者を息子のようにかわいがっていた晋太郎さんの墓前に“詐欺容疑で逮捕”という苦渋の報告をしたせいか、最後まで表情は沈んでいた。墓参後にも報道陣から質問されたが、やはり無言のままで、今度は3度頭を下げて車に乗り込んだ。

 関係者によると、KEIKOは小室容疑者の逮捕後はやつれ切っていたが、実家に戻り、落ち着きを取り戻してきているという。法要前には50人ほどいた親類に「このたびの件でみなさまをお騒がせして申し訳ありませんでした。今後ともよろしくお願いします」とあいさつ。親類からは自然と拍手がわき起こった。

 「小室哲哉を支え、真実を明らかにしてほしい」と信じる心は今も揺るがず、関係者を通じて拘置所に自らの手紙を添えた差し入れを届けるなどかいがいしく尽くしている。離婚についても関係者が改めて否定。逮捕後は周囲のスタッフにもKEIKOが自ら事件について話すことはないが、テレビの報道や新聞には目を通しているという。
4日に5億円の詐欺容疑で逮捕された小室哲哉。逮捕翌日には各スポーツ紙が関係者の証言として「妻のKEIKOとすでに離婚していた」というニュースを配信したが、翌日にはKEIKO本人が「一緒に歩む覚悟です」というコメントを発表。「小室・KEIKO離婚」の報道は誤報となった。なぜこんなことになったのだろうか。報道関係者が語る。

「小室の逮捕当日、KEIKOはすべての取材をシャットアウトし、コメントすら出そうとしなかったんです。それで、報道関係者はKEIKOの周辺に取材をかけたんですが、その中で、ある関係者が『すでに離婚している』という情報を出したんです。各紙がその情報を信頼したことからも、KEIKOにかなり近い人物の発言だったことは分かりますよね」

 だが、結果的にはこの関係者の発言がウソだったことになる。

「巨額の詐欺事件ですし、小室には借金もある。さらに、この事件に関してはまだまだ表沙汰になっていない問題もあるといいます。場合によっては、KEIKOが麻布で経営している小料理屋やその他の権利を持っていかれる恐れがあったんですね。それで、KEIKOの周囲にいるプロダクション関係者や所属レコード会社の関係者は、KEIKOに小室との離婚を迫ったそうです。ところがKEIKO本人が頑として首を縦に振らなかった。そこで、関係者が意図的に『離婚』の断定情報を流して既成事実を作り、KEIKOに圧力をかけようとしたんですよ」(同)

 時にスキャンダルを売り物にするマスコミ各社だが、今回は関係者側の情報操作に担がれる形となったようだ。
5億円詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)の妻でglobeのボーカル、KEIKO(36)が12日、大分・臼杵市の実家で営まれた父、晋太郎さん(享年63)の一周忌法要に出席。夫の逮捕後、初めて公の場に姿を見せた。憔悴しきった様子で何も語らなかったが、独居房の夫に、手紙を添えた差し入れをしていたことが明らかになった。


 逮捕後、初めて公の場に姿を現したKEIKOは、無言のまま頭を下げた。「大変申し訳ありません」。彼女の体全身から、そんな心の声があふれ出ていた。


 法要を終えた午後3時、無数のフラッシュがKEIKOと姉の文恵さんに容赦なくたかれる。真相を聞こうと実家前に押し寄せた記者やリポーターから、「小室さんへの気持ちは変わらない?」「ひと言お願いします」と矢継ぎ早の質問が飛んだ。


 ほおはこけ、目にうっすらと涙を浮かべたKEIKOは、憔悴しきった様子で何も答えられなかった。その代わりに、言葉にできない感情を報道陣に伝えるように、何度も何度も深々と頭を下げた。その後、迎えの車に乗り込み、父が眠る実家近くの多福寺へ墓参りに向かった。


 所属事務所によると、KEIKOは10日に大分入り。夫の逮捕以来、肉体的にも精神的にも疲れ果てていたが、故郷へ戻り父への報告も済ませたことで徐々に落ち着きを取り戻しているという。 午前11時から営まれた法要では、約50人の親族、関係者の前で「このたびの件で皆様にまでお騒がせさせて申し訳ありませんでした。今後ともよろしくお願いします」と謝罪し、出席者から大きな拍手が巻き起こる一幕もあった。


 所属事務所関係者はこの日、KEIKOが小室容疑者に直筆の手紙を添えた差し入れをしていたことを明かした。狭くて寒い拘置所暮らしの夫を心配したKEIKOが所属スタッフに依頼したそうで、「今月6日か7日にKEIKOの希望を聞いてわれわれが届けました。内容は話せませんが、手紙が入ってました」と関係者。


 現在は事件のショックが大きく、夫との接見も実現できていない状態だが、愛妻の内助の功は何よりも小室容疑者を勇気づけたに違いない。
●あまり盛り上がらなかった小室哲哉逮捕報道



《11.7%》






 以前はチヤホヤしていたテレビ局が手のひらを返して大騒ぎした小室哲哉(49)の逮捕劇。先週末にかけて急にトーンダウンしたのには理由があって、もうネタ枯れなんだそうだ。情けない限りだ。



「小室の浪費ぶりは各局とも同じネタでやり尽くしたし、これ以上深入りすると何が出てくるかわからないので、静観の構えです。現在、焦点になっているのは小室の関連会社の役員がどうなるかです。すでに2人の幹部が逮捕されていて、各マスコミはキーマンといわれるもうひとりの幹部を追いかけていますが、テレビ的には取り上げづらい状況もあるし……」(ワイドショー関係者)



 また、各局とも力が入らないのは視聴率が思ったほどではなかったためだ。逮捕された4日朝のトップは「ズームイン!!SUPER」(日本テレビ)の2部の11.7%で、10%以上は「めざましテレビ」(フジテレビ)の2部と2番組だけ。ヘリコプターまで飛ばした「朝ズバッ!」(TBS)の2部が7.7%、「スーパーモーニング」(テレビ朝日)が6.4%止まり。「テレビ的には明るい話題の森進一の『おふくろさん』解禁会見の方が受けた」(前出の関係者)という。視聴者には小室の逮捕はドロドロしていて暗いというイメージもあるのかもしれない。
巨額詐欺で逮捕された小室哲哉(49)の情報がパッタリと途絶えてしまった感があるが、小室はどうしているのか。実は小室は意外にも元気だという。



 小室は先週末、広さ3畳ほどの拘置所が「寒い」とこぼし、今週は母親の手紙に涙を流したという。さぞかし意気消沈していると思われたのだが……。



「小室は逮捕されてむしろホッとしているようです。借金取りから追いかけられませんからね。そして、取り調べでは検事の質問に積極的にしゃべっているそうです。それも一を聞いたら十答えるといっていいほど、ベラベラしゃべっている。小室にしてみれば、洗いざらい話をして協力的な姿勢を見せた方が得と考えているのでしょう」(事情通)



 これに困惑するのは小室周辺だろう。小室の周囲にうさんくさい連中がいたのはすでに知られている話だし、小室をそそのかしておいしい思いをした人も1人や2人ではない。小室がそんな話まで始めたら取り巻きは目も当てられないわけだ。



「この事件はもっと広がるという見方もある。事件に関わった人々は小室が何をしゃべるのか戦々恐々としています。新たな展開も十分に考えられる」(マスコミ関係者)



 やっぱり小室事件は始まったばかりだ。

著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)について、大阪地検特捜部は14日、拘置延長を請求し、大阪地裁に認められた。


 14日が最初の10日間の拘置期限だったが、小室容疑者とともに逮捕され、当初容疑を認めていたイベント企画会社「トライバルキックス」(東京)の監査役、木村隆容疑者(56)が否認に転じるなどしており、容疑裏付けに向け、さらなる捜査が必要と判断したとみられる。2回目の拘置期間は15日から24日まで10日間。


 これまでの調べで木村容疑者は、小室容疑者に被害者の個人投資家(48)を紹介していた。架空の著作権譲渡を持ちかける交渉の場にも同席。逮捕前の取材には「(小室容疑者が)だましているとは思わなかった」と答えていたが、逮捕後に否認に転じたという。


 一方、10日に大阪拘置所で小室容疑者と接見していた担当の榎本昭弁護士がすでに辞任していたことが分かった。辞任の理由は明らかになっていない。
音楽著作権の譲渡をめぐる5億円の詐欺事件で、大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)が、兵庫県内の個人投資家(48)との間で、架空の著作権譲渡を持ちかけた約2年後に音楽関連会社の設立を画策し、同様に架空の著作権を譲渡しようとしていたことが14日、分かった。著作権の一部は当時、小室容疑者の関連会社2社に不正に二重譲渡されており、特捜部は、多額の借金返済に窮した小室容疑者が同じ手口で幾重にも譲渡を重ね、融資金などを詐取しようとしたとみて調べている。

 大阪地裁は同日、詐欺容疑で逮捕された小室容疑者ら3人について、24日までの勾留(こうりゅう)延長を決定した。

 関係者によると、小室容疑者らは今年8月ごろ、手掛けた楽曲を元にCDリリースなどを目指した音楽関連会社の設立を計画。同社に約800曲の著作権を譲渡、著作権を担保に融資を募る予定だった。すでに東京都内で出資希望者を対象にした説明会を開き、小室容疑者の代理人が「12億円を集めたい」と述べていたという。その後、会社の設立には至っていない。

 小室容疑者が譲渡しようとした約800曲の著作権は、すでに音楽出版社「エイベックス・エンタテインメント」などにあり、小室容疑者はうち約300曲を同社に無断で自ら取締役を務めるイベント企画会社「トライバルキックス」など2社に二重譲渡。さらに複数の企業や個人に譲渡を打診し、平成18年8月には10億円で譲渡する仮契約を投資家と締結した。

 投資家との間では今年7月、小室容疑者が前払いを受けた5億円を含む解決金6億円を支払うことで和解が成立。この支払い期日が9月末だったため、音楽関連会社への著作権譲渡計画は、解決金を捻出(ねんしゅつ)するための苦肉の策だったとみられる。

 一方、小室容疑者は逮捕直後から容疑を認めている。これまでに弁護士から差し入れられた母親や妻のKEIKOさんからの手紙を読んで反省の態度を示し、音楽の創作活動にも意欲的という。

詐欺で逮捕された音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)、証券取引法違反で公判中の堀江貴文被告(36)、休場続きで引退危機の横綱・朝青龍(28)。各分野で一時代を築いたものの今や人生の“どん底”を味わっているこの3人には共通点がある。みんな人気占い師の細木数子に「将来安泰」の太鼓判を押されていたのだ。

 「小室容疑者と堀江被告は細木の番組に出演。朝青龍にとって細木は“日本の母”のような存在ですが、この3人に関する細木の鑑定はことごとく外れています。今年の3月でレギュラー番組は終了して、今は知り合いの鑑定や講演会で稼いでいるみたいです」(テレビ関係者)
 小室が細木の鑑定を受けたのは2006年10月に放送されたTBS系「ズバリ言うわよ!炎の4時間メッタ斬りスペシャル」。妻のKEIKOと出演した小室に向かって細木は、「何をやってもうまくいく。これからの20年、運気はいい」と鑑定していた。

 「当時、すでに小室容疑者はそれまでの自転車操業が回らなくなり、生活費にも困っていたことで、音楽著作権を利用した詐欺を計画していたころ。おまけに、久しぶりにテレビに登場したKEIKOの顔に変化があったため、“整形疑惑”がネット上で飛び交った」(音楽関係者)
 堀江被告は05年7月放送のフジテレビ系「25時間テレビ」のコーナーで細木と対談。細木は、堀江被告が社長だったライブドアの株価(当時427円)について「5倍になるのよ」と鑑定した。
 「翌年の1月にも2人は対談し細木が賞賛。しかし、それから間もなく1月中旬に堀江被告は逮捕。株価が上がるどころか、同社は上場廃止になった」(経済記者)
 細木と朝青龍の親交は有名。かつて細木は雑誌の中で「いずれ相撲協会の理事長になるって予測をしている」と語った。
 「週刊誌の八百長疑惑報道によって法廷で証言。さらに、休場を続け、来年の初場所に進退がかかる引退危機。引退後はモンゴルで実業家になるでしょうから、理事長どころか、相撲協会に残るはずがありません」(相撲記者)
 ほかにも、細木とかかわった後、転落した有名人は数知れずだとか。
 「お笑いコンビ『アニマル悌団』のおさるはモンキッキーに、コアラはハッピハッピー。にそれぞれ細木のすすめで改名。モンキッキーは山川恵里佳と結婚したものの、仕事はローカル局のレギュラーぐらい。ハッピハッピー。は妻の三原じゅん子と自分の浮気が原因で離婚。羽賀研二被告は年下女性と結婚したものの、恐喝未遂などで起訴され公判中」(芸能記者)
 自分のお気に召さないと「地獄に落ちるわよ!」と脅した細木だが、「将来安泰」の太鼓判はあまりあてにならなかったようだ。

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