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良寛コミュの良寛の和歌について

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袖垂れていざわが苑に
      鶯の木伝ひ散らす梅の花見に(万葉集)
心あらばたづねて来ませ
      鶯の木伝ひ散らす梅の花見に(良寛)
 吉野秀雄によれば、
「心あらばたづねて来ませ」は良寛の慣用句。
そこに良寛らしい柔かみがある。」とありました。
 もし、近代における、独創ということを芸術の本質とする立場からは、
慣用句と引用だけでできた歌など芸術としての価値はないことになります。
 しかし、それは全く誤りです。誰も使わない言葉使いでも、
それがつまらないものならば、価値はないわけです。
 慣用句というので、調べてみると、
心あらば草の庵にとまりませ 苔の衣のいとせまくとも
心あらば虫の音ききに来ませ 秋野のかどを名のるわが宿
、と二首でてきました。
 心ある人がいつもそばにいて欲しいという良寛の願望が良く分かります。
 袖垂れていざわが苑に鶯の木伝ひ散らす梅の花見に
の歌は((万19-4277)
通釈 ゆったりと袖を垂らして、さあ我が庭園においで下さい。
鶯が木から木へ伝いながら散らす梅の花を見に。
(「千人万首」より)
元の歌も人を招いていることは明らかです。
違いは、袖垂れた人が心があるかどうかは分からないことです。
「いざ」と誘うのはこちらの気持ちを先にしていますが、
「心あらば」ならば、相手の気持ちを優先しているようです。
その点で、確かにいかにも良寛らしい言葉と思います。

コメント(2)

自選歌集『ふるさと』に七夕にちなむ歌がありますね。良寛さんに悲しい恋があったように思うようになりました。

26 わが待ちし秋は来ぬらしこの夕べ草むらごとに虫の声する
27 久方の棚機つ女は今もかも天の河原に出で立たすらし
28 渡し守はや舟出せよぬばたまの夜霧は立ちぬ川の瀬ごとに
29 ひさかたの天の河原の渡し守川波高し心して越せ
30 ぬばたまの夜は更けぬらし虫の音もわが衣手もうたて露けき
31 今よりは継ぎて夜寒むになりぬらし綴れ刺せてふ虫の声する
毎日雪に埋もれて暮らしています。雪のせいか、物音が全く聞こえません。人の行き来もなく、この歌の気分がわかります。

いづくより夜の夢路をたどり来しみ山はいまだ雪の深きに

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