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80's MANIACS (Gay Only)コミュの全米トップ40 1983年

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 ('15年1/17記)
 2015年に紹介する1月の過去チャートから、年毎にトピックを分ける事にしました。暫くはトピックが乱立しますが、紹介を重ねるごとにその年のヒット曲の流れが分かるようになると思います。

 チャート情報元などは、長く続けさせて頂いたトピック「『全米トップ40 THE 80'S』より 今週の過去チャート」→ http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=120742&page=18&id=76036546 の看板文にある通りです。

 会員の皆さん、2015年もどうぞ宜しく。by 藤[241]

コメント(209)

>>[169]


早速の御返信ありがとうございました!
貼っていただいたURL参考にさせていただきます。

>チャート誌による各曲のヒット成績の違いなども、いつか話題にしたいです。

こういう話題ができるとろこがあまりないので楽しみにしています!

チャート誌による違いといえば
http://msdatabaseindex.web.fc2.com/ms_db_index.htm
に詳しいデータがあり参考にしています。

その中でビルボード、キャッシュボックス、ラジオ&レコーズの最高位の違いは
http://msdb.blog75.fc2.com/blog-entry-299.html
http://msdb.blog75.fc2.com/blog-entry-489.html
にありますが、ゴールデンイヤリングのトワイライト・ゾーンの違いにはびっくりです。
なんでこんなことが起きるのか不思議です。

長々とすみませんでした。
>>[170]トークさんコメントどうも!今は80'sの全米年間シングルチャートの、ホット100版とアメリカン・トップ40版の比較もしてますが、他のチャート誌も同様に話題にしたいです。

 貼って頂いたURLの「MS-DATABASE-別館」:http://msdatabaseindex.web.fc2.com/ms_db_index.htm は自分も時々参考にします。チャートトリビアが色々載ってて面白いですよね。

 「BillboardとCashboxで大きく順位が異なったシングル(1980's編)」:
http://msdb.blog75.fc2.com/blog-entry-299.html を読みました。'83年の曲では、デバージ「♪オール・ジス・ラブ」〈左〉はビルボード誌(以下BB)でピーク17位に対し、キャッシュボックス誌(CB)では9位とトップ10入りして健闘してますね。

 上記AT40版年間シングルチャートの曲で、逆にBBでの順位に対しCBでの順位が低い曲は…
・年間18位のエディ・ラビット&クリスタル・ゲイル「♪ユー・アンド・アイ」→BBでピーク7位に対し、CBではピーク20位
・年間94位のサミー・ヘイガー「♪ドライビン・ミー・クレイジー」→BBでピーク13位に対し、CBではピーク25位…等が有りますね。

 「BillboardとRadio & Recordsで大きく順位が異なったシングル(1980's編)」
http://msdb.blog75.fc2.com/blog-entry-489.html も読みました。
・年間57位のゴールデン・イヤリング「♪トワイライト・ゾーン」〈右〉はBBでピーク10位に対し、ラジオ&レコーズ誌(以下RR)ではピーク41位と、トップ40入りさえ逃しています。この31ランクの差は何なんでしょう(笑)?

 トークさんも「何でこんな事が起きるのか不思議です」と書いておられますが、原因としてはチャート各紙で、エアプレイのポイント集計対象にするラジオ局・レコード売上ポイントの集計対象にするお店の違いが有る事ですね。このうち後者は店により余り変わらないと思われるので、特定ジャンルの曲を中心に放送するラジオ局のうち、どういった局を対象にしてるかが大きな違いと考えられます。

 1つ気づいたのは、RRはロック(特にアメリカン・ロック)偏重の傾向が有ることです。BBではフォリナー「♪ガール・ライク・ユー」は10週2位の惜しい成績でしたが、RRでは6週1位になりましたし、上のリンクで見るとグレン・フライやドン・ヘンリーなどの曲の順位がBBより高くなっています。やはりチャート誌毎に得意なジャンルが違うのかと感じますね。

 長いコメント大歓迎です!こちらもレスが長くなり御免なさい。by 藤うまい!
>>[171]

細かな分析ありがとうございました!
全体的な傾向としては
ビルボード…エアプレイ>セールス
キャッシュボックス…セールス>エアプレイ
ラジオ&レコーズ…ロック強し+完全エアプレイ
という感じなのでしょうか?
80年代の前半まではそれぞれのチャートに特色がありましたが、86年くらいから似たり寄ったりの傾向になっていったような気がします。
>>[172]トークさんこんばんは。ビルボード(BB)、キャッシュボックス(CB)、ラジオ&レコーズ(RR)のそれぞれの傾向の推測、興味深いですね。

 いま、BBとCBの違い、BBとRRの違いに付いて書こうと調べている所です。チャート誌の傾向の違いについて新しいトピックを作ろうかと思います。レスはもう少し待って下さいね。by 藤[m]241]
 '83年の全米年間シングルチャート、ホット100版とAT40版の掲載、傾向分析を行ないます。まずホット100版を。情報元:https://en.wikipedia.org/wiki/Billboard_Year-End_Hot_100_singles_of_1983 ●印は、後に載せるAT40版にランクインしなかった曲です。

 ホット100版'83年シングル年間チャート:
順位 題名 邦題 アクト (ウィークリーチャートでの最高位)
1 "Every Breath You Take" 見つめていたい Police (8週1位)
2 "Billie Jean" Michael Jackson (7週1位)
3 "Flashdance... What a Feeling" フラッシュダンス〜ホワット・ア・フィーリング Irene Cara (6週1位)
4 "Down Under" Men at Work (不連続に4週1位)
5 "Beat It" 今夜はビート・イット Michael Jackson (3週1位)
6 "Total Eclipse of the Heart" 愛のかげり Bonnie Tyler (4週1位)
7 "Maneater" Hall & Oates (3週1位)
8 "Baby, Come to Me" あまねく愛で Patti Austin & James Ingram (2週1位)
9 "Maniac" Michael Sembello (2週1位)
10 "Sweet Dreams (Are Made of This)" スイート・ドリームス Eurythmics (1週1位)

11 "Do You Really Want to Hurt Me" 君は完璧さ Culture Club (3週2位)
12 "You and I" Eddie Rabbitt & Crystal Gayle (7位)
13 "Come On Eileen" Dexys Midnight Runners (1週1位)
14 "Shame on the Moon" 月に吠える Bob Seger (4週2位)
15 "She Works Hard for the Money" 情熱物語 Donna Summer (3位)
16 "Never Gonna Let You Go" 愛をもう一度 Sérgio Mendes (4位)
17 "Hungry Like the Wolf" Duran Duran (3位)
18 "Let's Dance" David Bowie (1週1位)
19 "Twilight Zone" Golden Earring (10位)
20 "I Know There's Something Going On" 予感 Frida (13位)

21 "Jeopardy" Greg Kihn Band (1週2位)
22 "Electric Avenue" Eddy Grant (5週2位)
23 "She Blinded Me with Science" 彼女はサイエンス Thomas Dolby (5位)
24 "Africa" Toto (1週1位)
25 "Little Red Corvette" Prince (6位)
26 "Back on the Chain Gang" チェイン・ギャング Pretenders
●27 "Up Where We Belong" 愛と青春の旅だち Joe Cocker & Jennifer Warnes ('82年3週1位)
28 "Mr. Roboto" Styx (3位)
29 "You Are" ユー・アー 心ときめいて Lionel Richie (4位)
30 "Der Kommissar" 秘密警察 After the Fire (5位)

 (続く。) by 藤うまい!
 続き:
31 "Puttin' on the Ritz" 踊るリッツの夜 Taco (4位)
32 "Sexual Healing" Marvin Gaye (3位)
33 "(Keep Feeling) Fascination" ファシネーション Human League (8位)
34 "Time (Clock of the Heart)" タイム Culture Club (2週2位)
35 "The Safety Dance" セーフティ・ダンス Men Without Hats (3位)
36 "Mickey" Toni Basil ('82年1週1位)
37 "You Can't Hurry Love" 恋はあせらず Phil Collins (10位)
38 "Separate Ways (Worlds Apart)" セパレイト・ウェイズ Journey (8位)
39 "One on One" Hall & Oates (7位)
40 "We've Got Tonight" 愛・ひととき Kenny Rogers & Sheena Easton (6位)

●41 "1999" Prince (12位)
42 "Stray Cat Strut" ストレイ・キャット すとらっと Stray Cats (3位)
43 "Allentown" Billy Joel (17位)
44 "Stand Back" Stevie Nicks (5位)
45 "Tell Her About It" あの娘にアタック Billy Joel (1週1位)
46 "Always Something There to Remind Me" 僕はこんなに Naked Eyes (8位)
47 "Truly" トゥルーリー 愛と測りあえるほどに Lionel Richie ('82年2週1位)
48 "Dirty Laundry" Don Henley (3位)
49 "The Girl Is Mine" Michael Jackson & Paul McCartney (3週2位)
50 "Too Shy" 君はTOO SHY Kajagoogoo (5位)

51 "Goody Two-Shoes" Adam Ant (12位)
52 "Rock the Casbah" Clash (8位)
53 "Our House" Madness (7位)
54 "Overkill" Men at Work (3位)
55 "Is There Something I Should Know?" プリーズ・テル・ミー・ナウ Duran Duran (4位)
56 "Gloria" Laura Branigan (3週2位)
57 "Affair of the Heart" Rick Springfield (9位)
58 "She's a Beauty" Tubes (10位)
59 "Solitaire" 哀しみのソリテアー Laura Branigan (7位)
60 "Don't Let It End" 愛の火を燃やせ Styx (6位)

61 "How Am I Supposed to Live Without You" 愛を知って Laura Branigan (12位)
62 "China Girl" David Bowie (10位)
63 "Come Dancing" Kinks (6位)
64 "Promises, Promises" Naked Eyes (11位)
65 "The Other Guy" 二人の愛は Little River Band (11位)
66 "Making Love Out of Nothing at All" 渚の誓い Air Supply (3週2位)
67 "Family Man" Hall & Oates (6位)
68 "Wanna Be Startin' Somethin'" スタート・サムシング Michael Jackson (5位)
69 "I Won't Hold You Back" ホールド・ユー・バック Toto (10位)
70 "All Right" Christopher Cross (12位)
 続く。by 藤うまい!
 続き:
●71 "Straight from the Heart" フロム・ザ・ハート Bryan Adams (10位)
72 "Heart to Heart" Kenny Loggins (15位)
73 "My Love" Lionel Richie (5位)
74 "I'm Still Standing" Elton John (12位)
75 "Hot Girls in Love" ホット・ガールズ Loverboy (11位)
76 "It's a Mistake" Men at Work (6位)
77 "I'll Tumble 4 Ya" 君のためなら Culture Club (9位)
●78 "All This Love" DeBarge (17位)
79 "Your Love Is Driving Me Crazy" ドライビン・ミー・クレイジー Sammy Hagar (13位)
80 "Heartbreaker" Dionne Warwick (10位)

81 "Faithfully" 時への誓い〜フェイスフリィ Journey (12位)
82 "Steppin' Out" ステッピン・アウト(夜の街へ) Joe Jackson ('82年6位)
●83 "Take Me to Heart" ドリーム・ハート Quarterflash (14位)
84 "(She's) Sexy + 17" セクシー&セブンティーン Stray Cats (5位)
●85 "Try Again" やり直そうよ Champaign (23位)
●86 "Dead Giveaway" Shalamar (22位)
87 "Lawyers in Love" 愛の使者 Jackson Browne (13位)
●88 "What About Me" Moving Pictures (29位)
89 "Human Nature" Michael Jackson (7位)
●90 "Photograph" Def Leppard (12位)

●91 "Pass the Dutchie" Musical Youth (10位)
92 "True" Spandau Ballet (4位)
93 "Far from Over" Frank Stallone (10位)
●94 "I've Got a Rock 'n' Roll Heart" ロックン・ロール・ハート Eric Clapton (18位)
●95 "It Might Be You" 君に想いを Stephen Bishop (25位)
96 "Tonight, I Celebrate My Love" 愛のセレブレイション Peabo Bryson & Roberta Flack (16位)
●97 "You Got Lucky" Tom Petty & the Heartbreakers (20位)
98 "Don't Cry" Asia (10位)
●99 "Breaking Us in Two" 危険な関係 Joe Jackson (18位)
●100 "Fall in Love with Me" フォール・イン・ラヴ Earth, Wind & Fire (17位)
 ●印は15曲。

 年間27位、ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「♪愛と青春の旅だち」〈左〉は、ホット100版が'82年10月からの早く集計したお陰でランクイン。

 年間41位のプリンス「♪1999」〈中〉は、'82年10/30から12週チャートイン(ピーク44位)して一旦ホット100から落ち、年間25位の「♪リトル・レッド・コルベット」がヒットしてから、'83年6/4に再チャートインして10週チャートイン(ピーク12位)。'82年〜'83年のホット100滞在週数は計22週と、ピーク12位ながら大ヒット曲並みのランクイン週数だった。

 〈右〉は年間71位のブライアン・アダムス"Straight from the Heart"「♪フロム・ザ・ハート」。by 藤うまい!
 (分析へ。)
 分析:年間100位内に複数曲がランクインしたアクトは…

5曲:マイケル・ジャクソン 年間2位「♪ビリー・ジーン」、同5位「♪今夜はビート・イット」、49位「♪ガール・イズ・マイン」、68位「♪スタート・サムシング」、89位「♪ヒューマン・ネイチャー」

3曲:
 メン・アット・ワーク 4位「♪ダウン・アンダー」、54位「♪オーバーキル」、76位「♪イッツ・ア・ミステイク」
 ホール&オーツ 7位「♪マンイーター」、39位「♪ワン・オン・ワン」、67位「♪ファミリー・マン」
 カルチャー・クラブ 11位「♪君は完璧さ」、34位「♪タイム」、77位「♪君のためなら」
 ライオネル・リッチー 29位「♪ユー・アー」、47位「♪トゥルーリー」、73位「♪マイ・ラヴ」
 ローラ・ブラニガン 56位「♪グロリア」、59位「♪哀しみのソリテアー」、61位「♪愛を知って」

2曲:
 デュラン・デュラン 16位「♪ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」、 55位「♪プリーズ・テル・ミー・ナウ」
 デビッド・ボウイ 18位「♪レッツ・ダンス」、62位「♪チャイナ・ガール」
 TOTO 24位「♪アフリカ」、69位「♪ホールド・ユー・バック」
 プリンス 25位「♪リトル・レッド・コルベット」、41位「♪1999」
 スティクス 28位「♪ミスター・ロボット」、60位「♪愛の火を燃やせ」
 ジャーニー 38位「♪セパレイト・ウェイズ」、81位「♪時への誓い〜フェイスフリィ」
 ストレイ・キャッツ 42位「♪ストレイ・キャット すとらっと」、84位「♪セクシー&セブンティーン」
 ビリー・ジョエル 43位「♪アレンタウン」、45位「♪あの娘にアタック」
 ネイキッド・アイズ 46位「♪僕はこんなに」、64位「♪プロミセス・プロミセス」
 ジョー・ジャクソン 82位「♪ステッピン・アウト」、99位「♪危険な関係」

 (作曲家別へ。) by 藤うまい!
 作曲者で複数曲ランクインは(共作曲も含む):

4曲:マイケル・ジャクソン→自演5曲の「♪ヒューマン・ネイチャー」以外

3曲:
 ライオネル・リッチー→自演3曲
 コリン・ヘイ→メン・アット・ワークの3曲
 ロイ・ヘイ、ボーイ・ジョージ、マイケル・クレイグ、ジョン・モス→カルチャー・クラブの3曲

2曲:
 ジム・スタインマン 6位ボニー・タイラー「♪愛のかげり」、66位「♪渚の誓い」
 ダリル・ホール ホール&オーツの「♪ファミリー・マン」を除く2曲
 デュラン・デュランの5人のメンバー→自演2曲
 デビッド・ボウイ→自演2曲
 ジョナサン・ケイン→ジャーニーの2曲
 ボブ・シーガー→14位「♪月に吠える」、40位ケニー・ロジャース&シーナ・イーストン「♪愛・ひととき」
 スティーヴ・ルカサー→58位チューブス「♪シーズ・ア・ビューティ」、69位TOTO「♪ホールド・ユー・バック」
 ブライアン・セッツァー→ストレイ・キャッツの2曲
 ビリー・ジョエル→自演2曲
 デヴィッド・フォスター→58位「♪シーズ・ア・ビューティ」、72位ケニー・ロギンス「♪ハート・トゥ・ハート」
 ジョー・ジャクソン→自演2曲

 (プロデューサー別へ。) by 藤うまい!
 プロデューサーで複数曲ランクインは(共同制作も含む):

6曲:クインシー・ジョーンズ→マイケルの5曲と年間8位「♪あまねく愛で」

4曲:マイケル・ジャクソン→自演5曲中「♪ヒューマン・ネイチャー」を除く

3曲:
 ピーター・マクイアン(Peter McIan)→メン・アット・ワークの3曲
 ダリル・ホール、ジョン・オーツ→自演の3曲
 フィル・ラモーン→9位マイケル・センベロ「♪マニアック」とビリー・ジョエルの2曲
 スティーヴ・レヴィン(Steve Levine)→カルチャー・クラブの3曲
 ジミー・アイオヴィン→14位ボブ・シーガー「♪月に吠える」、44位スティーヴィー・ニックス「♪スタンド・バック」、97位トム・ペティ「♪ユー・ガット・ラッキー」
 マイク・ストーン→ジャーニーの2曲と98位エイジア「♪ドント・クライ」
 ジャック・ホワイト→ローラ・ブラニガンの3曲
 コリン・サーストン→デュラン・デュランの2曲と50位カジャグーグー「♪君はTOO SHY」

2曲:
 ヒュー・パジャム→1位ポリス「♪見つめていたい」、37位フィル・コリンズ「♪恋はあせらず」
 ジム・スタインマン→6位ボニー・タイラー「♪愛のかげり」、66位エア・サプライ「♪渚の誓い」
 マイケル・オマーティアン→15位ドナ・サマー「♪情熱物語」、70位クリストファー・クロス「♪オール・ライト」
 ナイル・ロジャース→デビッド・ボウイの2曲
 フィル・コリンズ 20位フリーダ「♪予感」、37位「♪恋はあせらず」
 TOTO→自演2曲
 クリス・トーマス→26位プリテンダーズ「♪チェイン・ギャング」、74位エルトン・ジョン「♪アイム・スティル・スタンディング」
 ケヴィン・エルソン(Kevin Elson)→ジャーニーの2曲
 デヴィッド・フォスター→40位「♪愛・ひととき」、58位チューブス「♪シーズ・ア・ビューティ」
 トニー・マンスフィールド→ネイキッド・アイズの2曲
 デイヴ・エドモンズ→ストレイ・キャッツの2曲
 グレッグ・ラダニー(Greg Ladanyi)→48位ドン・ヘンリー「♪ダーティ・ラウンドリィ」、87位ジャクソン・ブラウン「♪愛の使者」
 ジョー・ジャクソン&デヴィッド・カーシェンバウム(David Kershenbaum)→ジョー・ジャクソンの2曲

 ('83年の特徴・傾向に続く。) by 藤うまい!
 '83年の特徴・傾向:

1.マイケル・ジャクソンの大旋風

 '82年末発売、'83・'84年と2年連続の年間1位LP「スリラー」〈左〉から次々にシングルがヒットし、マイケル・フィーバーが全米を席巻。ここでは'83年のホット100全週のチャートを載せたサイト:https://weeklytop40.wordpress.com/1983-all-charts/
とその前後を参考に、シングルカットと収録LP、マイケル関係曲のチャート経過を時系列で…。

・'82年11/6 「スリラー」からの1stシングルで、ポール・マッカートニーとの共演曲「♪ガール・イズ・マイン」(年間49位)〈中〉が45位初登場。
・同11/30 LP「スリラー」が全米で発売。

・'83年1/8 「♪ガール…」がピーク2位(3週)に到達。
・同1/22 「♪ガール…」が3週目の2位、2ndシングル「♪ビリー・ジーン」(年間2位)〈右〉が47位初登場。
 (続く。) by 藤うまい!
 続き:

・2/26 LP「スリラー」がビルボード200で1位に。
 「♪ビリー…」4位上昇中にも関わらず、3rdシングル「♪今夜はビート・イット」(年間5位)〈左〉が早くも78位に初登場。
・3/5  「♪ビリー…」1週目の1位。
・4/16 「♪ビリー…」7週目で最後の1位、「♪今夜は…」5位。
・4/23 デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ「♪カモン・アイリーン」に1週1位を明け渡す。
 「♪今夜は…」が2位へ上昇、「♪ビリー…」が5位へ下降。
 (4/16〜4/23はトップ5にマイケルの曲が2曲)

・4/30 「♪今夜は…」1週目の1位。
・5/14 「♪今夜は…」3週目で最後の1位、「♪ビリー…」24位へ下降。

・5/28 「♪今夜は…」3位へ下降、「♪ビリー…」42位へ下降。
 4thシングル「♪スタート・サムシング」(年間68位)〈中〉が41位初登場。
・7/16 「♪スタート…」がピーク5位。

・7/23 「♪今夜は…」トップ40圏外の53位に下降。
 5thシングル「♪ヒューマン・ネイチャー」(年間89位)〈右〉が48位に初登場。

 (続く。) by 藤うまい!
 続き:
・8/20 「♪ヒューマン…」15位へ上昇、「♪スタート…」トップ40圏外の46位に下降。
・9/17 「♪ヒューマン…」ピーク7位。

・10/8 「♪ヒューマン…」24位へ下降、6thシングル「♪P.Y.T.」〈左〉が75位初登場。

・10/15 ポール・マッカートニーとの共演曲「♪セイ・セイ・セイ」〈中〉が26位の高位で初登場。
・11/26 「♪P.Y.T.」ピーク10位に、「♪ヒューマン…」トップ40圏外61位へ下降。
・12/10 「♪セイ…」1週目の1位、「♪P.Y.T.」13位に下降。
・12/24('83年最終週チャート) 「♪セイ…」3週目の1位、「♪P.Y.T.」トップ40圏外の47位に下降。LP「スリラー」がアルバムチャートで3度目の返り咲き、延べ21週目の1位。

・'84年1/14 「♪セイ…」6週目で最後の1位。
・同1/28 マイケルがコーラス参加したロックウェル「♪ウォッチング・ミー」〈右〉が73位に初登場。
 (続く。) by 藤うまい!
 続き:
・2/11 「♪セイ…」24位へ下降。
 7枚目でLPからの最終シングル「♪スリラー」〈左〉が20位(!)で初登場。
  (80'sにおけるトップ40内へのハイエスト・デビューの最高記録)。

・3/24 「♪ウォッチング…」がピーク2位(3週)へ。「♪スリラー」11位に下降。
・4/14 「♪スリラー」トップ40圏外の47位に下降。
 LP「スリラー」がアルバムチャートで延べ37週目、最後の1位。
・5/19 「♪ウォッチング・ミー」トップ40圏外の52位に下降。

・5/26 モータウンが'73年にお蔵入りにした音源を発売した同名LP〈中〉から、「♪フェアウェル・マイ・サマー・ラブ」〈右〉が81位初登場。
・6/30 「♪フェアウェル…」ピーク38位。
・7/14 「♪フェアウェル…」トップ40圏外の55位へ。

 …と、'82年11月から'84年7月までの1年9ヶ月に渡り、ほぼ途切れなくマイケル関係のシングルがチャートを賑わした。長文失礼! by 藤あせあせ

 (特徴・傾向その2へ。)
 特徴・傾向その2:
第2次ブリティッシュ・インベージョン:

 イギリスの新人がアメリカでヒットを出すにはまず、米で人気のあるアクトの前座で全米をツアーして回るのが普通だったが、MTVの登場でそうしたプロモーション無しでも、イギリス(を含めた)新人アクトが、印象的なミュージック・ビデオで米のお茶の間で人気者になる事が可能になった。

 '82年にこの「インベージョン」に先鞭を付けたのはヒューマン・リーグ、ソフト・セル、フロック・オブ・シーガルズといったバンド。彼らに続きこの'83年に米チャートで大活躍した英の新人(及びそれに準ずる)アクトは:

・カルチャー・クラブ デビュー盤"Kissing To Be Clever"「ミステリー・ボーイ」から、「♪君は完璧さ」(ホット100版年間11位)〈左〉、「♪タイム」(同34位)、「♪君のためなら」(同77位)の3曲がトップ10入り(ビートルズ以来の記録)。

・デュラン・デュラン 「♪ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」(同17位)〈中〉、「♪プリーズ・テル・ミー・ナウ」(同55位)、「♪リオ」(ウィークリーチャートでピーク14位)がヒット、豪華なPVで人気を獲得。

・ユーリズミックス 「♪スイート・ドリームス」(年間10位)〈右〉、「♪ラヴ・イズ・ア・ストレンジャー」(ピーク23位)がヒット。唄うアニー・レノックスの中性的な容貌も話題に。
 
・デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ 「♪カモン・アイリーン」(年間13位)
・トーマス・ドルビー 「♪彼女はサイエンス」(同23位)
・アフター・ザ・ファイヤー 「♪秘密警察」(同30位)
・ネイキッド・アイズ 「♪僕はこんなに」(同46位)、「♪プロミセス・プロミセス」(同64位)
・カジャグーグー 「♪君はTOO SHY」(同50位)
・デフ・レパード 「♪フォトグラフ」(同90位)、「♪ロック・オブ・エイジ」(ピーク16位)、「♪フーリン」(ピーク28位)
・スパンダー・バレエ 「♪トゥルー」(同92位)…など。

 またベテランのデビッド・ボウイ、中堅のポリス、プリテンダーズ、アダム・アント、クラッシュ、マッドネスなどの新人以外のアクト、またイギリスで先に人気になり逆輸入的に米でもヒットを続けたストレイ・キャッツも、この現象の一部と捉えられる。

 キンクスは60'sのいわゆる第1次ブリティッシュ・インベージョンでもヒットを放ったバンド。年間63位の「♪カム・ダンシング」は、彼らが'65年に放った"Tired Of Waiting For You"「♪ウェイティング・フォー・ユー」と並び、ピーク6位と彼ら最大のヒットになった。by 藤うまい!

 (特徴・傾向その3へ。)
 特徴・傾向その3:
 イギリス以外の国からも、面白いPVの全米ヒットを放ったアクトが目立った。
 
 まずオーストラリアからメン・アット・ワーク。デビューLP"Business As Usual"「♪ワーク・ソングス」は'82年〜'83年にかけビルボード200で15週も1位を獲得、新人アクトのデビュー盤としては当時の最高記録だった。

→「♪ダウン・アンダー」(年間4位)〈左〉は'83年唯一の返り咲きNo.1ソングで、自国を自虐的に表現したユーモアや、メンバーのコミカルなPVが受けて大ヒットに。

 カナダからはメン・ウィズアウト・ハッツ。「♪セーフティ・ダンス」(同35位)〈中〉は米ダンスチャートで1位、ホット100でピーク3位。キャッシュボックス誌では1週1位に。同曲のPVはファンタジックで凝った作りだった。

 オランダ人で、ドイツで活躍したタコの「♪踊るリッツの夜」(同30位)〈右〉も、ミュージカル仕立てのPVで、アーヴィング・バーリンの古い曲を新しい解釈で唄ったアイデアが受けて大ヒット。こちらもキャッシュボックス誌では2週1位。

 他にはオランダからベテラン・ロック・バンド:ゴールデン・イヤリングの「♪トワイライト・ゾーン」(同19位)、ノルウェー生まれでスウェーデンでABBAとして活躍したフリーダ「♪予感」(同20位)、ガイアナ共和国のエディ・グラント「♪エレクトリック・アベニュー」(同22位)など、'83年のシングルチャートは例年に増して国際色豊かだった。

 ヨーロッパヒットをカバーしたヒットとしては、オーストリアのファルコ「♪デア・コミッサー」をカバーしたアフター・ザ・ファイヤー「♪秘密警察」(同30位)が挙げられる。

→またローラ・ブラニガンは、イタリアの歌手ウンベルト・トッツィ(Umberto Tozzi)の'79年のヒット曲のカバー「♪グロリア」(同56位)、フランスの歌手マルティーヌ・クレマンソー(Martine Clémenceau)の'81年ヒット"Solitaire"のカバー「♪哀しみのソリテアー」(同59位)の2曲をカバー・ヒットさせた。by 藤うまい!
 
 (この年のロングセラーへ。)
 この年のロングセラー:
 上記のホット100版年間チャートで、ウィークリー・チャートでの最高位に比べ、年間チャートでの順位が高かった曲のうち、特に目立ったのは:

 年間12位 エディ・ラビット&クリスタル・ゲイル「♪ユー・アンド・アイ」〈左〉(ウィークリーチャートでピーク7位)
 年間19位 ゴールデン・イヤリング「♪トワイライト・ゾーン」〈中〉(同ピーク10位)
 年間20位 フリーダ「♪予感」〈右〉(同13位)

 年間85位 シャンペーン"Try Again"「やり直そうよ」 (同23位)
 年間86位 シャラマー「♪デッド・ギヴアウェイ」 (同22位)
 年間88位 ムーヴィング・ピクチャーズ「♪ホワット・アバウト・ミー」 (同29位)
 年間95位 スティーヴン・ビショップ「♪君に想いを」(同25位)
  →ダスティン・ホフマン主演の'82年映画「トッツィー」の主題歌だった。by 藤うまい!

 ('82年AT40版年間チャートへ。)
 次に本トピの>>[116]から>>[149]に載せた同年年間シングルチャートAT40版を。

'AT40版'83年シングル年間チャート:
1. Every Breath You Take 見つめていたい - Police (8週1位)
2. Flashdance...What A Feeling フラッシュダンス〜ホワット・ア・フィーリング - Irene Cara (6週1位)
3. Billie Jean - Michael Jackson (7週1位)
4. Down Under - Men At Work (不連続に4週1位)
5. Total Eclipse Of The Heart 愛のかげり - Bonnie Tyler (4週1位)
6. Maneater - Daryl Hall & John Oates (3週1位)
◯7. All Night Long (All Night) オール・ナイト・ロング - Lionel Richie (4週1位)
8. Beat It 今夜はビート・イット - Michael Jackson (3週1位)
9. Gloria - Laura Branigan (3週2位)
◯10. Islands In The Stream アイランド・イン・ザ・ストリーム - Kenny Rogers & Dolly Parton (2週1位)

11. Baby, Come To Me あまねく愛で - Patti Austin & James Ingram (2週1位)
12. Shame On The Moon 月に吠える - Bob Seger (4週2位)
13. Sweet Dreams (Are Made Of This) スイート・ドリームス - Eurythmics (1週1位)
14. Maniac - Michael Sembello (2週1位)
15. Mickey - Toni Basil ('82年1週1位)
16. Do You Really Want To Hurt Me 君は完璧さ - Culture Club (3週2位)
17. Let's Dance - David Bowie (1週1位)
18. You And I - Eddie Rabbitt & Crystal Gayle (7位)
19. Making Love Out Of Nothing At All 渚の誓い - Air Supply (3週2位)
20. Sexual Healing - Marvin Gaye (3位)

21. Hungry Like The Wolf - Duran Duran (3位)
22. She Works Hard For The Money 情熱物語 - Donna Summer (3位)
23. Electric Avenue - エディ・グラント (5週2位)
24. The Girl Is Mine ガール・イズ・マイン - Michael Jackson & Paul McCartney (3週2位)
25. Never Gonna Let You Go 愛をもう一度 - Sergio Mendes (4位)
26. Africa - TOTO (1週1位)
27. Dirty Laundry - Don Henley (3位)
28. Come On Eileen - Dexy's Midnight Runners (1週1位)
29. The Safety Dance セーフティ・ダンス - Men Without Hats (3位)
30. Truly トゥルーリー 愛と測りあえるほどに - Lionel Richie ('82年2週1位)
 (続く。) by 藤うまい!
 続き:
31. Mr. Robot - Styx (3位)
32. Tell Her About It あの娘にアタック - Billy Joel (1週1位)
33. Jeopardy - Greg Kihn Band (1週2位)
◯34. Uptown Girl - Billy Joel (3位)
35. Time (Clock Of The Heart) タイム - Culture Club (2週2位)
36. Steppin' Out ステッピン・アウト(夜の街へ) - Joe Jackson ('82年6位)
37. She Blinded Me With Science 彼女はサイエンス - Thomas Dolby (5位)
38. You Are ユー・アー 心ときめいて - Lionel Richie (4位)
39. Overkill - Men At Work (3位)
40. Separate Ways (Worlds Apart) セパレイト・ウェイズ - Journey (8位)

41. We've Got Tonight 愛・ひととき - Kenny Rogers & Sheena Easton (6位)
42. Stray Cat Strut ストレイ・キャット すとらっと - Stray Cats (3位)
43. True - Spandau Ballet (4位)
44. Der Kommissar 秘密警察 - After The Fire (5位)
45. Puttin' On The Ritz 踊るリッツの夜 - Taco (4位)
46. Little Red Corvette - Prince (6位)
◯47. One Thing Leads To Another ワン・シング(リーズ・トゥ・アナザー) - Fixx (4位)
48. Back On The Chain Gang チェイン・ギャング - Pretenders (5位)
49. One On One - Daryl Hall & John Oates (7位)
50. Stand Back - Stevie Nicks (5位)

51. Rock The Casbah - Clash (8位)
52. You Can't Hurry Love 恋はあせらず - Phil Collins (10位)
53. Is There Something I Should Know プリーズ・テル・ミー・ナウ - Duran Duran (4位)
◯54. King Of Pain - Police (3位)
55. Wanna Be Startin' Somethin' スタート・サムシング - Michael Jackson (5位)
56. Don't Let It End 愛の火を燃やせ - Styx (6位)
57. Twilight Zone - Golden Earring (10位)
58. (Keep Feeling) Fascination ファシネーション - Human League (8位)
◯59. Heartlight - Neil Diamond ('82年5位)
60. Heartbreaker - Dionne Warwick (10位)

61. Goody Two Shoes - Adam Ant (12位)
◯62. Telephone (Long Distance Love Affair) テレフォン - Sheena Easton (9位)
63. Allentown - Billy Joel (17位)
◯64. Rock This Town ロック・タウンは恋の街 - Stray Cats ('82年〜'83年に9位)
65. Too Shy 君はTOO SHY - Kajagoogoo (5位)
66. Solitare 哀しみのソリテアー - Laura Branigan (7位)
67. The Other Guy 二人の愛は - Little River Band (11位)
68. It's A Mistake - Men At Work (6位)
69. Affair Of The Heart - Rick Springfield (9位)
70. (She's) Sexy + 17 セクシー&セブンティーン - Stray Cats (5位)
 続く。by 藤うまい!
 続き:
71. Tonight I Celebrate My Love 愛のセレブレイション - Peabo Bryson & Roberta Flack (16位)
◯72. Suddenly Last Summer 想い出のラスト・サマー - Motels (9位)
73. My Love - Lionel Richie (5位)
74. Heart To Heart - Kenny Loggins (15位)
75. Family Man - Daryl Hall & John Oates (6位)
76. Come Dancing - Kinks (6位)
77. Our House - Madness (7位)
78. All Right - Christopher Cross (12位)
◯79. Delirious - Prince (8位)
80. Human Nature - Michael Jackson (7位)

81. Always Something There To Remind Me 僕はこんなに - Naked Eyes (8位)
◯82. The Look Of Love ルック・オブ・ラブ!! - ABC (18位)
83. I Know There's Something Going On 予感 - Frida (13位)
84. I'll Tumble 4 Ya 君のためなら - Culture Club (9位)
85. Promises, Promises - Naked Eyes (11位)
◯86. Cum On Feel The Noize - Quiet Riot (5位)
◯87. Muscles - Diana Ross (10位)
88. I Won't Hold You Back ホールド・ユー・バック - TOTO (10位)
89. Don't Cry - Asia (10位)
90. Faithfully 時への誓い〜フェイスフリィ - Journey (12位)

91. I'm Still Standing - Elton John (12位)
92. She's A Beauty - Tubes (10位)
93. How Am I Supposed To Live Without You 愛を知って - Laura Branigan (12位)
94. Your Love Is Driving Me Crazy ドライビン・ミー・クレイジー - Sammy Hagar (13位)
◯95. China Girl - David Bowie (10位)
96. Lawyers In Love 愛の使者 - Jackson Browne (13位)
97. Hot Girls In Love ホット・ガールズ - Loverboy (11位)
◯98. It's Raining Again - Supertramp ('82年〜'83年に掛け11位)
99. Burning Down The House - Talking Heads (9位)
100. Far From Over - Frank Stallone (10位)

 ◯印は、ホット100版にランクインしなかった15曲。

 AT40版のみで2曲ランクインはポリス(1位、54位)、3曲ランクインはストレイ・キャッツ(42位、64位、70位)。
 又こちらではダイアナ・ロス「♪マッスルズ」が87位で、マイケル・ジャクソン作曲のヒットが5曲ランクイン。
 こちらのみランクインの第2次ブリティッシュ・インベージョンのアクトは、フィクス(47位)、ABC(82位)。by 藤うまい!
 (最後、'83年のトリビアへ。)
 最後に'83年のチャート曲についてのトリビアを:

 AT40版で年間10位の"Islands In The Stream"「♪アイランド・イン・ザ・ストリーム」〈左〉は、題名が米小説家ヘミングウェイの遺作('70年出版で邦題は「海流のなかの島々」)から取られた。

→同曲は元々ビー・ジーズのギブ兄弟が、マーヴィン・ゲイに提供する曲としてR&Bスタイルで録音したが、結局ケニー・ロジャースの'83年LP"Eyes That See in the Dark"「愛のまなざし」からの1stシングルになった。
 〈中〉はマーヴィンの、ホット100版の年間32位、AT40版の年間20位「♪セクシャル・ヒーリング」)

・同曲のビー・ジーズによるデモ版はこちら
 (ヒットしたケニー・ロジャース&ドリー・パートン版に近くなっています):
Bee Gees - Islands In The Stream (Demo)
https://www.youtube.com/watch?v=MGx4sBseM-Q

→同曲はその後'98年に、フージーズのメンバーで米ラッパーのプラーズが「♪ゲットー・スーパースター」という曲でサンプリング(というかサビのコーラスを流用)。〈右は同名収録CD〉

→同曲はウォーレン・ベイティ主演の同年の政治コメディ映画「ブルワース」サントラにも収録され、ホット100で15位のヒットになった。そのPVはこちら:

Pras featuring Mya & Ol' Dirty Bastard "Ghetto Superstar"(1998)
https://www.youtube.com/watch?v=RtIGCGu9L90
 (「ブルワース」の場面も出てきます。)

 '83年シングル年間チャートはここまで。次はトピック「UKトップ20 1983年」の2ページ目:
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=120742&page=2&id=77618020
 に、同年の全英シングル年間チャートの情報を書き込みます。

 最後まで目を通して頂き、有難うございました。by 藤うまい!
>>[184]

カルチャー・クラブとデュラン・デュランのライバル関係も凄かったですね。
とくに全米デビューシングル「君は完璧さ」と「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」のチャートでの動きが凄かったです。
1983年2月5日から10週間にわたってぴったりくっついて上昇するなんて、少し出来過ぎていますよね?
上が「君は完璧さ」、下が「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」
21⇒18⇒8⇒5⇒4⇒4⇒3⇒2⇒2⇒2
22⇒19⇒9⇒6⇒5⇒5⇒4⇒3⇒3⇒3

 83年のチャート分析、お疲れ様です。今回も読み応え十分で楽しめました。この頃の曲はリアルタイムで聞いてた曲が多いです。
 ユーリズミックスは他のポップスとは一風変わった感じで好きでした。TVで最初にアニー・レノックスを見たとき、「Who's That Girl」のジャケットの時みたいな男装だったので、かなり長い間、アニーを男性だと思っていました……。
 「♪アイランド・イン・ザ・ストリーム」のタイトルはヘミングウェイからでしたが、モーテルズの「想い出のラスト・サマー」も原題は「Suddenly Last Summer」で、こちらはテネシー・ウィリアムズの「去年の夏、突然に」から採られてるみたいですね。
>>[191]トーク.さん、'83年ホット100版年間11位、カルチャー・クラブ「♪君は完璧さ」〈左上〉と同17位、デュラン・デュラン「♪ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」〈左下〉のチャートの動きは面白かったですね。

 '83年のホット100全週のチャートサイト:https://weeklytop40.wordpress.com/1983-all-charts/ で確認しました。それによると前者が'82年12/4に80位で初登場、後者が3週後の同12/25に77位初登場。

 後者がトップ40入りした'83年1/22から、トーク.さんと同様に2曲の順位の推移を書くと…

君は完璧さ 31⇒24⇒21⇒18⇒8⇒5⇒4⇒4⇒3⇒2⇒2⇒2⇒10⇒14⇒18⇒34⇒37⇒73
ハングリー… 34⇒27⇒22⇒19⇒9⇒6⇒5⇒5⇒4⇒3⇒3⇒3⇒ 6⇒11⇒16⇒33⇒42

 と、お書きのように10週連続でピタリとくっついて動いてましたね。2曲ともマイケル「♪ビリー・ジーン」に1位を阻まれました。

 '87年のティファニー"I Think We're Alone Now"「♪ふたりの世界」〈中〉と、ビリー・アイドル「♪モニー・モニー」〈右〉も似たアクションでしたね。前者は同年8/29に84位初登場、後者は翌週9/5に77位で初登場。'87年9/19からの両曲のチャートアクションを同様に書くと…

ふたりの世界  41⇒28⇒21⇒15⇒11⇒5⇒3⇒1⇒1⇒4⇒7⇒16⇒23⇒33⇒43
モニー・モニー 43⇒32⇒24⇒17⇒14⇒7⇒4⇒3⇒2⇒1⇒3⇒13⇒25⇒41

 上の例ほどはくっついてないんですが、共にトミー・ジェイムス&ザ・ションデルズのカバーヒットが同時トップ40入り、同時トップ10入り、続けて全米1位になった珍しい現象と話題になりましたね。チャートマニアな話は大歓迎です。これからも宜しくお願いします!by 藤うまい!
まさに、マイケル旋風が起こった一年でしたねえ。僕も「スリラー」をLPで買って、毎日のように聴いていて、次々とシングルカットされる彼のPVを観て、一緒になって興奮していました。
とはいえ、この頃の洋楽はホントにバラエティに溢れていたなぁ。。って思います。ま、これも僕の想い出だからそう思うんでしょうね。

そんな中で、この時はローラ・ブラニガンが頑張ってましたね。
映画「フラッシュダンス」の中で使われたこの曲、何故かサントラ盤には収録されていないんですよね。
版権の問題かな?

https://www.youtube.com/watch?v=kui2QEH8Q0s

ちょっとテンポが速いような気もするのですが。。。。

こちらは、本人の歌唱で・・・・
https://www.youtube.com/watch?v=mdlyEC2wcQQ
>>[192]はんみょうさん、お疲れ様と書いてくれてどうも!楽しんでくれて良かったです。'83年はリアルタイムで聴いた曲が多いんですね。

 ユーリズミックスの「♪スイート・ドリームス」を聴いた時は自分も、他のポップスとはだいぶ違う、心地よい違和感(?)を感じました。アニー・レノックスは'84年('83年度)第26回グラミー賞のパフォーマンスで、長いモミアゲのかつらを被った男装で同曲を唄いましたね。

 「♪フーズ・ザット・ガール」('84年ホット100で21位)〈左〉はジャケもですがPVでも、女のアニーと男のアニーが合成でキスをする映像で、MTVの性倒錯コードに引っ掛かり放送禁止になりました。

 AT40版年間72位のモーテルズ「♪想い出のラスト・サマー」〈中〉の原題は、書いてくれたようにテネシー・ウィリアムズの同名の戯曲で、'59年に映画化された「去年の夏 突然に」〈右はDVD〉から採られたんでしょうね。

 下には上記ユーリズミックスのパフォーマンス動画を。はんみょうさんが観たのはこの映像かも?by 藤うまい!
Eurythmics - Sweet Dreams (Are Made of This) @ Grammy's Awards 1984
https://www.youtube.com/watch?v=OEgNpgOHcSY
>>[193]清貴さんこんにちは。フィル・ラモーンの情報をいろいろどうも!自分は彼の初期の経歴は知らなかったので参考になります。ホット100版年間9位の「♪マニアック」制作での、マイケル・センベロとラモーンのやり取りを>>[95]に書きました、目を通して下さいね。

 マイケル・センベロはその熊的ルックスで、このコミュでは人気があります(笑)。
 専用トピ「Michael Sembello マイケル・センベロ」はこちら:
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=120742&page=1&id=77023562
 こちらも見てもらうと嬉しいです。

 音楽情報誌に「ビリー・ジョエルとフィル・ラモーンの最初の出会いはビートルズ談義に終始した」とありました。ジュリアン・レノンのデビュー盤を制作した際は感慨が深かったでしょうね。

 ラモーンの他のプロデュース作では、ポール・マッカートニー'87年のベスト盤「オール・ザ・ベスト」収録の(当時の)新曲「ワンス・アポン・ア・ロング・アゴー」や、晩年にはジョージ・マイケルの'99年カバー盤「ソングス・フロム・ザ・ラスト・センチュリー」などが有りますね。

 カレン・カーペンターの唯一のソロアルバム"Karen Carpenter"「遠い初恋」〈中〉は、'79-'80年にカレンがラモーンの制作で録音しながら、お蔵入りになったものが'96年にやっと発表されました。そこからのシングル"Make Believe It's Your First Time"「♪遠い初恋」〈右〉のスライドショー動画を。ラモーンはやはり、ボーカル物に強いプロデューサーでしたね。
Make Believe It's Your First Time (Karen Carpenter) (1996)
https://www.youtube.com/watch?v=ETMbozo_xA0
>>[195]眼鏡ブーさん、LP「スリラー」を毎日聴いてたんですね。自分も欲しかったですが、当時フリートウッド・マック関連の新譜を買って小遣いが無かったです(苦笑)。

 同盤からのシングルカット遷移は驚きでしたね。自分はラジオ日本「全米トップ40」で、マイケルのホット100初登場の情報を興奮して聞きました。特に>>[181]に書いたように、2ndシングル「♪ビリー・ジーン」がまだ上昇中なのに、3rdシングル「♪今夜はビート・イット」が初登場した時は驚きました。

 いま思えば押せ押せ状態で、ビートルズ以来のバック・トゥ・バックNo.1(同一アクトによる1位交代)を狙ってたんでしょうね。「♪カモン・アイリーン」に王座を1週だけ明け渡しましたが、AT40の世界中のリスナーがマイケル・フィーバーを確信した瞬間ですね。

 ローラ・ブラニガンは年間100位に3曲もランクインして大活躍でしたね。初ヒット「♪グロリア」〈左〉の映画「フラッシュダンス」での使用場面貼付どうも。確かに回転数を少し早めてるように聴こえます。本人動画は、ミラーボールとラメ入りブラウスがいかにも80'sという感じ(笑)。

 同曲などがサントラ未収録で、その後にデラックス版のような形での再発が無いのが残念です。多分、主人公のモデルになったモーリーン・マーダーさんが、パラマウント映画に訴訟を起こして敗訴したのが影響してる気がします。

 下には>>[185]に書いた、イタリアの歌手ウンベルト・トッツィ(Umberto Tozzi)による「♪グロリア」原曲のPVを。〈中〉が'79年ヒット時の同名収録LP、〈右〉がローラ版の大ヒットを受けての'83年の同名LPです。いつもコメント有難うございます!by 藤うまい!
UMBERTO TOZZI - GLORIA 1979 HQ
https://www.youtube.com/watch?v=84gVNLWJgoI
 今週、「全米トップ40 THE 80‘S DELUXE EDITION」で選ばれたチャートは、
1983年6月4日付けの全米ヒットチャートです。
https://www.billboard.com/charts/hot-100/1983-06-04/
 同日付けの全米トップ40チャートは上記リンクに載っています。
 このチャートをコピペし、チャートイン情報を書き加えたものを下に載せますね。


→1位(全6週の2週目の1位)
Flashdance...What A Feeling / Irene Cara
フラッシュダンス〜ホワット・ア・フィーリング / アイリーン・キャラ(画像左)
先週1位
ピーク1位
→2位
Let's Dance / David Bowie
レッツ・ダンス / デビッド・ボウイ(画像中)
先週2位
ピーク1位(5/21付け1週1位)
↑3位
Overkill / Men At Work
オーバーキル / メン・アット・ワーク(画像右)
先週4位
ピーク3位
↑4位
Time (Clock Of The Heart) / Culture Club
タイム / カルチャー・クラブ
先週8位
ピーク2位
→5位
She Blinded Me With Science / Thomas Dolby
彼女はサイエンス / トーマス・ドルビー
先週8位
ピーク5位
↓6位
Beat It / Michael Jackson
今夜はビート・イット / マイケル・ジャクソン
先週3位
ピーク2週1位
↑7位
My Love / Lionel Richie
マイ・ラヴ / ライオネル・リッチー
先週9位
ピーク5位9
↓8位
Little Red Corvette
/ Prince
リトル・レッド・コルベット / プリンス
先週6位
ピーク6位
↓9位
Solitaire / Laura Branigan
哀しみのソリテアー / ローラ・ブラニガン
先週7位
ピーク7位
→10位
Straight From The Heart
/ Bryan Adams
ストレイト・フロム・ザ・ハート / ブライアン・アダムス
先週10位
ピーク10位

→11位
Affair Of The Heart / Rick Springfield
アフェア・オブ・ザ・ハート / リック・スプリングフィールド
先週11位
ピーク9位
→12位
Always Something There To Remind Me / Naked Eyes
僕はこんなに / ネイキッド・アイズ
先週12位
ピーク8位
→13位
Faithfully / Journey
時への誓い / ジャーニー
先週13位
ピーク12位
→14位
Don't Let It End / Styx
愛の火を燃やせ / スティクス
先週14位
ピーク6位
↑15位
Family Man / Daryl Hall & John Oates
ファミリー・マン / ダリル・ホールとジョン・オーツ
先週17位
ピーク6位
↑16位
Electric Avenue / Eddy Grant
エレクトリック・アヴェニュー / エディ・グラント
先週25位
ピーク2位
↓17位
Photograph / Def Leppard
フォトグラフ / デフ・レパード
先週16位
ピーク12位
↑18位
Never Gonna Let You Go / Sergio Mendes
愛をもう一度 / セルジオ・メンデス
先週24位
ピーク4位
↑19位
She's A Beauty / The Tubes
シーズ・ア・ビューティー / チューブス
先週20位
ピーク10位
↑20位
Too Shy / Kajagoogoo
君はTOO SHY / カジャグーグー
先週26位
ピーク5位
(続く) by 藤
(続き)
↑21位
I'm Still Standing / Elton John
アイム・スティル・スタンディング / エルトン・ジョン(画像左)
先週28位
ピーク12位
↑22位
Wanna Be Startin' Somethin' / Michael Jackson
スタート・サムシング(画像中)
先週41位
ピーク5位
↓23位
I Won't Hold You Back / Toto
ホールド・ユー・バック / TOTO(画像右)
先週19位
ピーク10位
↓24位
Jeopardy / Greg Kihn Band
ジェパーディ / グレッグ・キーン・バンド
先週15位
ピーク2位
↓25位
Der Kommissar / After The Fire
秘密警察 / アフター・ザ・ファイヤー
先週18位
ピーク5位
↑26位
Try Again / Champaign
やり直そうよ / シャンペーン
先週27位
ピーク23位
↑27位
We Two / Little River Band
思い出フリーウェイ / リトル・リヴァー・バンド
先週32位
ピーク22位
↑28位
Come Dancing / The Kinks
カム・ダンシング / キンクス
先週37位
ピーク6位
↑29位
The Woman In You / Bee Gees
ウーマン・イン・ユー / ビージーズ
先週32位
ピーク24位
→30位
The One Thing / INXS
ワン・シング / INXS
先週30位
ピーク30位
↓31位
Stranger In My House / Ronnie Milsap
ストレンジャー・イン・マイ・ハウス / ロニー・ミルサップ
先週23位
ピーク23位
↑32位
That's Love / Jim Capaldi
ザッツ・ラヴ / ジム・キャパルディ
先週34位
ピーク28位
↑33位
Our House / Madness
アワ・ハウス / マッドネス
先週40位
ピーク7位
↑34位
All This Love / Debarge
オール・ジス・ラヴ / デバージ
先週35位
ピーク17位
↑35位
No Time For Talk / Christopher Cross
悲しきメモリー / クリストファー・クロス
先週36位
ピーク33位
初36位
Every Breath You Take / The Police
見つめていたい / ポリス
先週‐
ピーク8週1位
↑37位
All My Life / Kenny Rogers
オール・マイ・ライフ
先週38位
ピーク37位
↓38位
Rio / Duran Duran
先週21位
ピーク14位
→39位
Looking For A Stranger / Pat Benatar
見つめあう夜 / パット・ベネター
先週39位
ピーク39位
↑40位
The Closer You Get / Alabama
ザ・クローサー・ユー・ゲット / アラバマ
先週44位
ピーク38位
 (続く) by 藤
 (続き)
 この週のチャートに付いて、ケーシー・ケイソンさん、矢口清治さんが語ったエピソード:
・40位上昇中は、カントリー界のスーパーグループ:アラバマのヒット「♪ザ・クローサー・ユー・ゲット 」。彼らは1969年の結成当初は「ワイルドカントリー」なるグループ名で活動し、'77年に「アラバマ」と改名し活動を続けた。バンド名通りアラバマ州フォート・ペインの出身。

 今年2024年は8/30から三日間に渡るフロリダ州パナマ・シティービーチでの「キックオフ・ジャム・フェス」に出演予定、初日8月30日のトリを務める予定だ。8/31はキャリー・アンダーウッド、9/1はがーす・ブルックスが出演予定。

 アラバマの主なヒット曲は'81年の「♪フィールズ・ソー・ライト」「♪ラヴ・イン・ザ・ファースト・ディグリー」'82年の「♪テイク・ミー・ダウン」など。画像左は収録LP"The Closer You Get..." 邦題「南風」。

・36位に初登場したのはThe Police"Every Breath You Take" ポリス、邦題「♪見つめていたい」(画像中)。矢口氏によればこの曲は作者スティングに莫大な富をもたらし続けているそう。
 同曲をサンプリングしたパフ・ダディ&フェイス・エヴァンスfeat.112名義でザ・ノトーリアスB.I.G.に捧げられた"I'll Be Missing You"の大ヒットでもがっぽがっぽ儲かったに違いない。2010年のスティングの著作権印税の4分の1〜3分の1はこの曲が稼ぎ出したそうである。

・17位下降中のデフ・レパード「♪フォトグラフ」(画像右)、収録アルバム"Pyromania"「炎のターゲット」の発売40周年記念デラックス・エディション(4CD+ブルーレイ、日本盤はSHM-CD)が大好評のデフ・レパード、そのタイミングに合わせたジョー・エリオット(ボーカル)、リック・サヴェイジ(ベース)のビルボード誌のインタビューより:

リックの発言「1つ前の「ハイ&ドライ」もロバート・ジョン・マット・ランジと組んだけど、「炎のターゲット」では音の壁を築いてロックソングに集中したんだ。ハーモニー、ボーカル、ギターそれぞれを別個に捉えて、結果オーケストラみたいな仕上がりになった。曲が進化して、細やかな感覚が込められた」

ジョーの発言「「ハイ&ドライ」がライヴの音だとしたら、「炎のターゲット」は、ビートルズなら「サージェント・ペパーズ…」みたいな、レコーディング・スタジオで出した音。'82〜'83年に状況がガラリと変わったんだ。シンセサイザーなどが日々進化した。特にドラム・マシーンは業界の革命だった。ヒューマン・リーグやニュー・オーダーだ。他のロックバンドはあれを使いたがらなかったけど僕たちは違ったんだ。マットがデカかったね。ロックバンドだからって何故駄目なんだ?テクノロジーをロック的に投入して、さぁどうなるかやってみようよってそんな姿勢でね。我々は「ハイ&ドライ」ほかの続編は作りたくなかった」

再びリック(「オジー・オズボーンやモーターヘッドより、メンバー全員が世代的に若かった」)という指摘を受け「オジーもモーターヘッドも素晴らしいよね、一方で固定概念を抱かれがち音楽だった。でも僕らは更に広い層にアピールしたかったんだ。人口比率でいえば半々なんだから、それまでのヘビーメタルの中心ファンだった男性に加えて、もう50%も狙って100%を獲りに行った。「炎のターゲット」の頃から、本当に突然ショーに来る女性ファンが激増した。そこを動かしたことがバンドへの注目に結び付いて、全てが付いて来た、そんな感じだよ」

 「炎のターゲット」は、RIAA公認のダイヤモンド・ディスクとなり、1,000万枚以上売れた事がポップ・メタル・クロスオーバー現象となり、ボン・ジョヴィ、ガンズ&ローゼズ、ポイズンなどのブレイクへの道を開いた、とビルボード誌には綴られておりこれも興味深い(矢口氏談)。
 「♪ファミリー・マン」(画像左)が15位だったダリル・ホール&ジョン・オーツに関して。

 ダリル・ホールは13年振りのソロ・アルバム「D(ディー)」が海外で2024年6/21発売と報じられた。同盤はバハマのハーバー・アイランドに有るスターダストスタジオでレコーディング。ダリルのソロ名義アルバムは2011年の"Laughing Down Crying"以来通算6作目。ユーリズミックスのデイヴ・スチュワートとの共同プロデュースで、全9曲の内の7曲を2人で書いているとの事。

 そしてホール&オーツに関しては正式に「終わった」と云うコメント。「不意打ちを食らったんだよね。理解できない。言えるのは、人は変わるものらしい。その人を本当に知らない事もあるんだ、困難は困難でない物から生まれ、取り返しの付かない所まで行ってしまう。」
 グループを観られる機会はもう無いのかと云う問いに「その通りだ。少なくとも25年間、ジョンとはクリエイティヴな関係ではなく、一緒に曲を書くこともなく、ライヴをする以外に一緒に何かをする事も無かった。ホール&オーツのステージでは自分のソロ曲を演奏できないという取り決めをしていたんだよ。」
(続く) by 藤
(続き)
この週のトップ40圏外の初登場曲:

57位 Is There Something I Should Know / Duran Duran プリーズ・テル・ミー・ナウ / デュラン・デュラン(画像左)
60位 Stand Back / Stevie Nicks スタンド・バック / スティーヴィー・ニックス(中)
70位 1999 / Prince 1999 / プリンス(再エントリー)(右)
74位 China Girl / David Bowie チャイナ・ガール / デビッド・ボウイ
77位 Love Never Fails / Greg Kihn Band ラヴ・ネヴァー・フェイルズ / グレッグ・キーン・バンド
79位 Stop In The Name Of Love / The Hollies ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ / ホリーズ
89位 Maniac / Michael Sembello マニアック / マイケル・センベロ
90位 Love Is The Key / Maze Featuring Frankie Beverly ラヴ・イズ・ザ・キー / メイズ・フィーチャリング・フランキー・ビヴァリー
92位 China China / Red Rockers チャイナ / レッド・ロッカーズ
94位 Fade Away / Loz Netto フェイド・アウェイ / ロズ・ネットー
95位 Keep It Confidential / Nona Hendryx キープ・イット・コンフィデンシャル / ノナ・ヘンドリックス
 (続く) by 藤
 (続き)
同日付け全米アルバムトップ10です。

1. THRILLER/MICHAEL JACKSON
   スリラー / マイケル・ジャクソン(15週目の1位、左)
2. FLASHDANCE/SOUNDTRACK (中)
3. CARGO/MEN AT WORK (右)
4. PYROMANIA/DEF LEPPARD
   炎のターゲット / デフ・レパード
5. LET'S DANCE/DAVID BOWIE
6. FRONTIERS/JOURNEY
7. KILROY WAS HERE/STYX
   ミスター・ロボット〜キルロイ・ワズ・ヒア / スティクス
8. H2O/DARYL HALL AND JOHN OATES
9. 1999/PRINCE
 10. CUTS LIKE A KNIFE/BRYAN ADAMS

 (続く) by 藤
 (続き)
 この週2週目の1位アイリーン・キャラ「フラッシュダンス〜ホワット・ア・フィーリング」(画像左)に付いて矢口清治氏の解説:

 アイリーン・キャラは、自らのそれ迄の人生とも重なるイメージのココ・ヘルナンデスを演じ、自ら主題歌も唄い全米4位となり、文字通りの名声を得た「フェーム」出演後、NBCのお茶の間コメディ「アイリーン」への主演が決まりかけたものの、同作はパイロット版のみで企画が頓挫。キング牧師と並ぶ公民権運動の活動家でもあったマヤ・アンジェロが脚本を書いたTVシリーズ「シスター・シスター」、そして公開は83年12月にずれ込むものの「特攻野郎Aチーム」のミスターTと共演したコメディ映画「D.C.キャブ」などに出演するも、もう一つ人気が弾けず…。

 そんな時に後年「ビバリーヒルズ・コップ」「トップガン」「アルマゲドン」「パイレーツ・オブ・カリビアン」等で当てる映像プロデューサージェリー・ブラッカイマーが、「アメリカン・ジゴロ」でのブロンディ「♪コール・ミー」の大ヒットの立役者となったジョルジオ・モロダーに音楽を任せて取り組んだ新作にサインし、「フェーム」を気に入っていたモロダーが躊躇なくアイリーンを主題歌歌手に起用する事を提案。

 しかしアイリーンは当初唄う事をためらいます。モロダーの最大の功績:ドナ・サマーと常に比較されて来たから。ブルックリン・ドリームスのジョー・エスポディージョ(ドナ・サマーのヒット曲「♪ヘヴン・ノウズ」でドナとデュエット)、「♪ホット・スタッフ」の共作者でもあったキース・フォーシー、シルヴァー・コンベンションのキーボード奏者兼アレンジャーのシルヴェスター・リベイと、スタッフには正にユーロビート色の強いモロダーっぽさが有りました。

 ドナ・サマーのイメージを払拭したのは、決め切れていなかった歌詞に有りました。これからレコーディングするスタジオに向かう車の中で、キース・フォーシーとアイリーンの2人で書き上げたとされる歌詞:
 「たった一人 埃の涙を 声もなく落とした 鉄と石でできたこの世界で」
 青春映画に有りがちな意味ありげだけどナンセンス、やや空回りなフレーズを、物語のリアリティへと6つの言葉で見事に結び付けます。「情熱を注げ 望みを叶えろ」take your passion, make it happen…。

 この曲がこれ程の大ヒットになった一因…それはモロダーと彼女が、若者向けの甘口な頑張れソングに終わらない、多くが共感できる重要な演出を施したから、ともされています。
 アカデミー賞の最優秀オリジナルソング賞受賞の折には、アイリーンとフォーシーは、主演のジェニファー・ビールズと若き日のマシュー・ブロデリックからオスカー像を受け取っています。

 アーティストとしてのアイリーン・キャラはその後決して上々とは行かず、映画公開の3月から、自身のアルバム「ホワット・ア・フィーリング」(画像右)が出たのは8ヶ月も後のこと。そこからモロダープロデュースによる「♪ブレイクダンス」がピーク8位、その年にクリント・イーストウッドとバート・レイノルズと共演した「シティ・ヒート」が、俳優として得た大きな役としては最後になる。

 ルー・リードらのバックシンガーに甘んじ、ダンス・ミュージックのガールズ・ユニット:ホット・キャラメルを組むなど不遇の活動を続けました。そして2022年11月25日、63歳での早過ぎる永眠…。知らせが駆け巡った時に多くの人々の心のに、映画で焚き付けられた胸を焦がす情熱の日々が蘇った筈です。
>>[201]  アラバマの”南風”レコードで持ってましたよ。コテコテのカントリーソングでは無くて、ポップな雰囲気が聴きやすかったです。90年代の日本のカントリーブームの先駆者的存在だったかな。って思いました。
そうそう、マット・ランジ氏もカントリー・ロックのプロデューサーとしても活躍し、カナダのカントリー歌手のシャナイア・トウェインと結婚しました。
>>[205] アイリーン・キャラさんは、ある意味不遇な歌手だったな。と思います。「フラッシュ・ダンス」で売れたモノノ、その後レコード会社とのいざこざがあり、なかなかうまく行きませんでしたね。63歳は早過ぎました。ご冥福を改めてお祈りします。
>>[206]眼鏡ブーさん、コメントどうも!アラバマ"The Closer You Get..." 邦題「南風」のレコードお持ちだったんですね。90sのポップ・カントリーブームの先駆け的なバンドでしたね。今も現役で活動中というのが嬉しいバンドですよね。

>>[206]ロバート・ジョン・マット・ランジは80sに大活躍したプロデューサーでしたね。デフ・レパードからビリー・オーシャンまで、当時は彼がプロデュースしたヒット曲がトップ40に溢れていましたね。シャナイア・トウェインの旦那さんですね、あんな美人と結婚してヒット・レコードを出し続けたマット・ランジ氏の名前は、80s洋楽ファンには眩しい存在でした。

>>[208]アイリーン・キャラはおっしゃる通り不遇な晩年を過ごしましたね。「♪フラッシュダンス〜ホワット・ア・フィーリング」(ホット100で6週1位)のあと「♪ブレイクダンス」がピーク8位迄行き、「♪ホワイ・ミー」「♪ザ・ドリーム」がトップ40に入りましたが、その後はお書きのように不遇の時代が続きました。

 レコード活動が単発的なものが多く、ドナ・サマーのように複数CDのボックスセットで活動が纏められる事がなかったのが悲しいです。63歳での死は早過ぎましたね、彼女のオールタイムベスト盤が出てくれると良いのですが無理かな?今はレコードで彼女を偲ぶしかないですね、コメント有難うございました。by 藤

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