聖書が教える結婚講座コミュの第3回聖書が教える結婚講座

今日は、第2番目のクイズの答えを教えたいと思います。

それは、

２ 「結婚生活とは、どんな生活をすることなのでしょう？」

というクイズでした。

　皆さん！答えることが出来ましたか？私たちは若い頃、結婚
生活を「公に、いちゃつくことが出来る生活」くらいにしか考
えないことがあると思います。

しかし、そんな熱い期間は1〜2年ぐらいのもので、3年もたつと『君は俺の生命だ！』なんて言っていたその妻を「妻か…空気みたいなものだ！」と答える人が多くなってくるのです。結婚生活って、そんなものなのでしょうか？

　では、神様が聖書で教えている結婚生活とは、どんな生活な
のかを学んでみましょう？

それは、旧約聖書の創世記2章25節に書かれています。

　「そのとき、人とその妻は、ふたりとも裸であったが、互い
に恥ずかしいと思わなかった。」（創世記 2:25）

これは、神によって一心同体とされたアダムとエバの新婚生活
において見ることの出来た現実です。二つの現実を見ることが
出来ます。

第１は、「ふたりとも裸であった」ということは、分かりやす
く言えば、隠し事のない生活だったということです。

二人は、心において100％の裸の付き合いが出来たのです。これは素晴らしいことです。これこそ夫婦の理想でありますが、なかなか\現実にはそうはいかないものです。皆さんは、どうでしょう？

第2は、しかも、彼らの新婚生活にはもう一つの素晴らしい
現実が伴っておりました。

それは、「互いに恥ずかしいと思わなかった。」　という現実でした。

相手に対して自分を隠す必要がなかったのです。安心して、自分の全てをさらけ出すことが出来たのです。

この世には、たった二人しかいなかったので、見ているものは動物くらいのものだったでしょうから、当たり前と言えば当たり前のことですが、これは素晴らしい信頼で結ばれていたからに違いありません。

　また、既婚者の中には、自分の夫を『私の主人は、甲斐性が
なくて恥ずかしい。』と思ったりする妻や、逆に自分の妻を『
私の妻は太っているから人前に連れて行くのは恥ずかしい。』
と言う夫もいるものですが、アダムとエバの場合は、相手の中
にどんな欠点があったとしても、世間に対して恥ずかしいと思
ったりせず、むしろ、胸を張って自分の配偶者を誇りとさえ感
じていたのです。

これらは彼らの結婚生活の素晴らしい現実だったと思います。
　　
　ところで、ここで「結婚の関係がどのくらい深く強い関係で
あるか」を、お話したいと思います。

皆さんは、自分の父や母に何でも話すことが出来ますか？心をさらけ出し裸にしてヘソのゴマまで両親に話すことが出来ますか？

しかも少しも恥ずかしく思わないでです。…そんな人はめったにいないはずです。
でも、それで良いのです。もはや子供ではなく、結婚を機に親
から自立し巣立とうとしているのですから当然です。

しかし、結婚した妻や夫に対しては、それではいけません。

もし、あなたが一心同体の夫婦になることを願っているのであればです。何故なら、神が教える結婚生活とは、

「人とその妻は、ふたりとも裸であったが、互いに恥ずかしい
と思わなかった。」

という生活だからです。

　私たち人間の心には、幾つかの部屋があるのです。寒風吹き
すさぶ屋根のないポーチ、次に玄関、次に居間、そして、寝室
などの個室です。

しかし、本当はもう一つ奥に隠された部屋があるのです。心の納戸とも言うべき《開かずの間》です。この部屋は、誰にも見せることが出来ません。誰をも入れることが出来ません。

たとえ、両親であっても友達であっても知られることを望まない秘密の部屋なのです。いいえこの部屋だけは、死んでも見せることが出来ないのです。知られたなら本当に死んでしまいたいと思うほど恥ずかしい心の部屋なのです。

しかし実は、一心同体とされた夫婦は、神によって《この部屋の深さのレベル》で強く結ばれているのです。お二人の人間的な愛と努力によって一心同体の夫婦にまで到達出来るものではないのです。

ですから、『この強い信頼と絆で結ばれているのだ！』と信じることが出来る夫婦には、もはや互いに恥ずかしいと思う必要がないのです。

それは、たとえ配偶者から自分の恥ずかしい所を知られたとしても、『離婚されるかも？』『嫌われるかも？』などという心配をすることが全く必要ないからです。

そのくらい夫婦の関係というのものは、神によって強い絆で
結び合わさせているものなのだからです。それが結婚なのです
。

　ですから、わたしたち牧師は結婚式の中で、こう宣言しま
す。

『神が合わせられたものを、人は離してはならない。アーメン
！』と。


アーメンとは、《本当にそうだ。》という意味です。
長くなったので、今日はこの辺で止めます。ご意見、質問、歓
迎します。


ではまた来週まで。