タイに行き隊コミュの政府支持派が集会、バンコクで１２月１４日

首都バンコクのスパチャラサイ競技場で１２月１４日、政府支持派が集会を計画しています。

この集会では、タクシン・シナワット元首相（２００１-０６年）が電話による演説を行う予定です。

「タイに行き隊」からのコメント

タクシン氏は政界における自らの今後の役割について声明を出すものと思われます。また、汚職で禁固２年となった１０月２１日の最高裁判決に再審理を求めなかったことに関しても説明する見込みです。２００６年にクーデターによって政界を追われたタクシン氏は現在、ＵＡＥのドバイに住んでいると報じられています。（元の亡命先の）英国政府が先月、裁判所の判断を受けて同氏のビザを無効にしたためです。

タクシン元首相は１１月１日、６万人以上が参加した集会に向け、録音メッセージによる演説を行っています。１２月１４日の集会にも同様の参加者があれば、反政府派・民主市民連合（ＰＡＤ）に対する力の誇示になるでしょう。現政府はタクシン氏の代理政府にすぎないとするＰＡＤはこの数カ月、政府の退陣を求めて抗議集会を繰り返しています。政府支持派と反対派の集会はこれまで、参加者と警察、敵対グループ同士などの衝突で暴動に発展するケースも出ています。

スパチャラサイ競技場では厳重な警備が見込まれます。また、数千から数万の集会参加者が出入りする競技場付近では交通の混乱も予想されます。反対派が同時に集会を組織し、両陣営の小競り合いが起きる可能性もあります。当然のことですが、集会等には一切近づかないようにしてください。

渡航アドバイス

1. タイへの渡航は進めてかまいませんが、今後抗議デモが起きた場合の交通の混乱に備えてください。