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最近ハードボイルド小説というものが希薄になりつつあり、残念ながら故人ですがこんな作家の作品を紹介します

風間 一輝
1943年、中国東北部(旧満州)生まれ。広告代理店、デザイン事務所、出版プロダクションなどを経て、「あとりえ・ふぁいぶ」に所属。イラストレーターの桜井一の別名。酒好きで自転車狂。独自のハードボイルド世界を築き、好評を博す。1999年没

○今夜も月は血の色          1,785円2000/02 

 「小器用に生きることなど出来ない。」 そんな真情そのままに、ごつごつした、しかも人なつこいハードボイルドを書き続けた作家・風間一輝。50年余りの人生を一気に駆け抜けた彼の、最後の書き下ろしを収めた短篇集。遺作。『今夜も木枯し』の続編、最後の書き下ろし。ハードボイルドとは生きざまであるとすれば、ピュアなハードボイルド作家の肖像がここにある。

野良犬が一匹
見覚えのない夜
今夜も月は血の色

○不器用な愛              680円 2002/02

 「組織の中にいて、上からの辞令に逆らう方法があるか―」殉職した警官の不正を暴くために潜入捜査を続ける監察官。自分の出世の為に同じ釜の飯を食った仲間を売る「卑しき道」を歩む男の苦悩は、殉職した刑事北上の娘との交流を通じてさらに深まる…。『暗殺の街』として仲村トオル主演で映画化された傑作短編(「されど卑しき道を」)。あなたの脳髄を打ちのめす九つの男の生き様。伝説の小説今ここに蘇る。無骨で不器用だが、人生の情を知る愛すべき男たち。仲間を売る「卑しき道」を歩む監察官、悪党から鮮やかに金を奪う詐欺師、雨の酒場で一夜ブルースを奏でる見知らぬ男…伝説のハードボイルド作家故風間一輝の傑作ハードボイルド短篇集。

○片道切符                660円 2000/04 ○片道切符                1,680円1998/08

 「殺る前に、一つだけ面白い話を聞かせてやろうか。よく言うだろ、冥土の土産ってやつだよ」そう言う種村を、俺はコートのポケット越しに3発撃った。―どうしたことか、殺し屋の俺が命を狙われはじめた。どうやらそれは、俺の塒が関係しているらしく(「冥土の土産」)。不器用、反骨、純粋―。本物の男たちの魂と生き様を描く、珠玉連作ハードボイルド。

冥土の土産
地獄の沙汰も
三途の川
成仏しろ

○男たちは北へ           756円1995/08
○男たちは北へ          1,325円1989/04   
 
 東京から青森まで―緑まぶしい五月の国道四号線を完全装備の自転車でツーリングする中年グラフィク・デザイナー、桐沢風太郎。ひょんなことから自衛隊の陰謀さわぎに巻き込まれ、特別隊に追跡されるはめになった。道中で出会ったヒッチハイクの家出少年、桐沢、自衛隊の尾形三佐―追う者と追われる者の対決、冒険とサスペンスをはらみつつ、男たちは北へ。男たちのロマンをさわやかに描く傑作ロード・ノヴェル。

○孤愁
【稲見 一良】【岡村 隆】【風間 一輝】【黒川 博行】
【小川 竜生】         1,529円 1994/12 

 季節は変わる。たった一人、孤独の中にも、救いはある。ハードボイルドの集大成。高村薫、稲見一良、樋口修吉、岡村隆、貫井徳郎ら12人の作家によるオリジナル・アンソロジー。

曠野(稲見一良)
海の龍(小川竜生)
象の夜(岡村隆)
口笛(風間一輝)
黒い白髪(黒川博行)
傷ついた魂(斎藤純)
私に向かない職業(真保裕一)
煤(多島斗志之)
日吉町クラブ(高村薫)
清洲橋(貫井徳郎)
なれのはて(花村万月)
矢尻(樋口修吉)

○されど卑しき道を          1,325円1995/06

 愛すべき、不器用な男たちよ。一杯の酒と、少しばかりの純情に、人生の全てを懸ける男たち。男の哀しくも滑稽な生き方を綴ったハードボイルド集。名作「男たちは北へ」のサブストーリー他、秀作六編を収録。

よくある話
雨垂れ
国道四号線
疾走
湖畔亭の客
夜行列車
されど卑しき道を

○海鳴りに訊け          2,520円1998/02 

 私立探偵、か。そうさ、俺は爪の垢ほども正義面なんてできない、ろくでなしの私立探偵だよ。十五年ほど前。東京・渋谷の小さなボクシングジムのオーナー兼トレーナーを殴り殺した犯人犯。俺のたった一つの夢を、金のためにぶち壊した、こんな卑劣な糞野郎を殺したくらいで…一日たりとも自由を奪われてたまるか、と思った時から俺の長い逃亡生活が始まった。沖縄から東シナ海へ…とてつもない反骨とひとしずくの純情と酒を抱え海賊放送が航く。悠々の島沖縄に熱い風が吹いている。198X年、原発建設計画に賛成派・反対派が入りみだれ、海賊放送船とそこに乗り出す殺人時効寸前の主人公。とてつもない反骨とひとしずくの純情と荒ぶる魂が騒ぎ出す海洋冒険小説。

○片雲(ちぎれぐも)流れて       1,529円1995/10
○片雲流れて               680円2000/02

 たわしのような頭髪と顎髭、くたびれた衣鉢。下手な俳句を読みつつ旅する雲海。獅子父路で弁当を分けて貰った大学生・加賀の危機を救ったことから、謎の轢き逃げ事件と背後の策謀の解明へと乗り出す。行く手を阻むのは、柔剣道からテコンドーまで格闘技の猛者が集まる寄居道場。生臭坊主だが、少林拳の達人の雲水探偵と青年たちの爽快な活躍を描く武道冒険小説。男たちは北への続編


○地図のない街               571円1996/02
○地図のない街              1,427円1992/03

 単身赴任の平凡なサラリーマン北岡吾郎は、ボーナス袋をチンピラ二人組に強奪されて"男にめざめ"相手を叩きのめしてドロップアウト。今はアル中となって"自由の地"山谷の住人。同じアル中の住人で、謎の連続行き倒れ事件を追うルポ・ライター初島の誘いを受け、一大決意のもと断酒に挑むが…。前方に連続怪死事件の黒い霧、後方に断酒の地獄。男たちの友情と勇気、自由を求めての哀歓を描く感動篇。
 
○悲劇の臨時列車―鉄道ミステリー傑作選
【西村 京太郎】【原田 康子】【津村 秀介】【風間 一輝】【笹沢 左保】【山村 正夫】【綾辻 行人】【戸板 康二】【有栖川 有栖】【中津 文彦】 620円1998/12 

 降りしきる雪の中、夜汽車に揺られる男。東海道本線で乗り合わせた、夢破れた青年とサングラスの男、踊り子の女の3人。車内で「人殺しをするかもしれない」と告白する女、される男。乗客を乗せて走る列車の中にはいつも、様々な人間模様がある。西村京太郎から綾辻行人までバラエティ豊かな顔ぶれによる珠玉の10編。鉄道ミステリー傑作選。

夜汽車は走る(有栖川有栖)
昇仙峡殺人事件(津村秀介)
遠い美少女(笹沢左保)
鉄橋(綾辻行人)
乗り合わせた客(中津文彦)
夜行列車(風間一輝)
オフェリアは誰も殺さない(山村正夫)
山手線の日の丸(戸板康二)
峠(原田康子)
阿蘇で死んだ刑事(西村京太郎)

○漂泊者(ながれもの)          1,680円1993/10
○漂泊者(ながれもの)           680円1999/11 

殺人罪の時効は十五年。もうまもなく時効が成立する男が、いまお前たちの目の前にいる。俺だよ―私立探偵の室井。横浜の養護施設新設を計画したら、周辺の住民から反対運動が起こった。しかも牧師や信者にまで嫌がらせが始まったという。調査を依頼された室井はその背景を洗い出していくが…。池袋のさびれた裏通りにある古アパートの住人たちの人生を中心に据えた"風間ワールド"シリーズ。不器用だけれど、どこかいとおしい男たちを描いた傑作長編ハードボイルド。

○今夜も木枯し             1,785円1997/01
○今夜も木枯し              630円1999/11 

 不法就労中の美しいタイ人ホステスをかくまったことから、俺の不幸は始まった。暴力団、警察の両方を敵に回した俺たちは、この街から脱出できるのか? 書き下ろし長編・冒険サスペンス 

○夢を撃つ男
【大石 英司】【斎藤 純】【藤田 宜永】【風間 一輝】【佐伯 泰英】 1,835円1995/10 

 この20年間に日本のハードボイルド・シーンに登場した作家たちによる短編アンソロジー。連続誘拐殺人事件の発生に際して、引退して世捨て人の生活を送っていた刑事が現場に呼び出されて手柄をたてる「指名捜査官」他7編。

指名捜査官(大石英司)
逃亡の夜は長く(風間一輝)
甘い引金(斎藤純)
エチェガライ通り(佐伯泰英)
窓ガラス越しのマドンナ(藤田宜永)
キラー・ストリート(船戸与一)
霧の街(森詠)



コメント(4)

2行になっているのは言うまでもなく文庫化されている作品です。あえて出版社を入れませんでした。興味のある方は書き込んでください。
私は風間一輝の小説大好きです。
でも風間一輝の本は読んだ事があっても風間一輝が参加した本を読んだことがありません。
確か参加した本の中に風間の本のキャラが登場するのがあるはずなのですが、どれかわかりませんか?
ちなみに室井が一番好きです。
『今夜も月は血の色』が途中で終わってしまっているのが悔しいです。
彼は死ななければどういう続きを書いたのでしょう・・・。


彼の別名、酒口風太郎の名で書いた『BAR酔虎伝』もオススメです。
「本書は早川書房の『ミステリマガジン』に連載された同名(同題?)のエッセイにデータを加筆して一冊にまとめたものである。
 これをミステリにまつわる酒に関した手引書だなどと考えられては気が重い。新宿裏通りのケチな酒場の、ミステリ好きな酔いどれ亭主がつぶやいたたわごとだとでも思っていただければそれでよろしい。
 なにしろ、あたしはアル中で、おまけに女にはだらしがなく(もてるわけではない)、かてて加えて腕力沙汰の喧嘩までおっ始めて淀橋署(今は移転にともなって角筈署とか新宿署と呼ばれているはずだが、最近はとんとご無沙汰しているもんだから……)にお世話になるような、インテリゲンチャンとはほど遠い人種で、とても手引書なんてものが書けるわけがない。・・・・・(あとがきより)」
それでは写真でも載せてみましょう

「BAR酔虎伝」酒口風太郎 早川書房
  アル中気味のバーテンダーを語り手に、ミステリーにでてくる酒をとりあげ、そのミステリーの薀蓄もあわせて開陳してくれる、一挙両得の一冊です。
 このバーテンダー、のっけから酔っ払っていて、語り口はいささか軽薄。しかし、秘めた心の奥底にはハードボイルドの血脈を受け継いでいます。一流のバーの雇われバーテンダーをスジを通すために辞めたという前歴にもうかがえるように、自らの誇りを大切にします。もちろん、タフさと優しさを持ち合わせています。


ちなみに彼の作品で好きなキャラは桐沢であのシリーズが一番好きです。

酒の本(意味が無い・・・笑)
 (中)日本酒の愉しみ ¥400  文芸春秋
 (右)最新カクテルブック ¥1000 杉田米三 柴田書店

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