ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

・・・コミュの☆200人記念のその前に・・・・

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
このコミュを初めて約半年で(一度birdさんに預かっていてもらった期間を除くと)70人位だったのが再開して2ヶ月位でもう200人に到達しようかといういう勢いで参加してくださる方が増えています。何千と入っているコミュもありますが、零細コミュとしては結構書き込みや依頼もそこそこあり、世間で本離れといわれてますが、改めて本好きな方が多いのだなと感じています。図書館探偵(LD)という名でやっていますが本の紹介や子供の頃の心に残る本や探してとか本にまつわることを雑多に取り上げてきて、最初の頃は10人ずつ増えるたびにこんな本は如何ですか?などと本の紹介をしておりましてそれが増えてきてからは100人と150人の時は美人助手のワトソン君が紹介してくれました。多分200人の時も素敵な本を紹介してくれるでしょう。そこで今日はちょっとジャンルが偏っているかもしれませんし、小説ではないのですが時代小説好きな方の為に読む時にてもとにあるともっと面白くなる本を紹介します。

○三谷一馬 著  文庫は全て中央公論新社から出ております。
87年「江戸職人図聚」で吉川英治文化賞
2005.6月 93歳没、とても残念です。江戸風俗の研究家


*江戸職人図聚        2001年12月   1300円
 博多織師、鰻割師、瓦葺師、鋸鍛冶師等、江戸の町人に親しまれた様々な職人の風俗を、「衣」「食」「住」「金」「木」「紙」「器」「文」「武」「遊」「雑」に分類し、錦絵、版画及び草双紙、人情本等の挿絵から精確に復元した作品二百余点。江戸後期の庶民生活をいきいきと今に伝える。カラー口絵八葉を付す。

*彩色江戸物売図絵     1996年3月    1,350円
  奇抜な着想から生まれた人目をひく衣裳、思わず笑いを誘われる軽妙な身振り―。江戸の街を往来し、庶民に日用品を運んできた物売りの数々を、当時の絵画資料をよりどころにいきいきと再現、それぞれに鮮やかな彩色をほどこす。江戸風俗画の研究に打ち込んできた著者が二十数年の歳月をかけて描きあげた物売り百五十姿を、オールカラーで収録。

*江戸商売図絵       1995年1月     1,500円
 大江戸に生き、この都市の繁栄を支えてきた庶民の生業の数々―。江戸風俗画の研究と模写に打ち込んできた著者が、当時の商いの姿を描いた膨大な絵画資料を博捜、精確に復元し、それぞれに平易な解説文を付す。当時の人々の生活の息吹までもいきいきと再現する江戸風俗絵引きの決定版。
江戸時代は“棒手振り”が町中へいろいろなものを売りに来たことはよく知られているが、商った品物の多さに驚く。春になると「エー桜草や、桜草」と桜草売り。初夏になると竹簾(すだれ)や葦簀(よしず)、これは持参のノコギリで敷居に合わせて裁って売ったという。夏には花火、扇に団扇、蚊帳売り。お盆前には「とうろう引や、とうろう引」と灯籠売り。月見の頃にススキ売り。十月、炬燵櫓(こたつやぐら)売り。年の暮れには暦売りに門松売り。これらの季節に関係した振り売り以外にも、魚や野菜、古着、化粧品、薬、下駄、傘、眼鏡、お汁粉、蕎麦に天麩羅と、衣食住あらゆる棒手振りが毎日江戸の街を闊歩していたのだ。

* 江戸吉原図聚     1992年2月 中央公論新社1,600円
 とにかく非常に図版が多くてイイ!656頁の本に250点以上の図版があり、文章だけでは分かりにくい当時の様子が視覚的に捉えられるのがポイント高し。これが文庫でなく、大きいサイズの版で入手できれば、絵が細部までしっかり見れてもっと&もっと良かったでしょう。文庫サイズでは絵がかろうじて分かる程度で存分に味わえないのが難点。

*参考*
○初会(1回目)、裏(2回目)、馴染み(3回目)。裏の時には裏祝儀を遊女の他、若い者に与え、若い者はお返しに菓子、又は蕎麦や寿司を持ってきます。馴染みは馴染み金を出して初めて馴染みになれ、遣り手にも出しますが返しは無し。
○惣花は遊客が妓楼の使用人全員に出す祝儀で、床花は3回目に遊女に渡す祝儀
○仕舞は、紋日などに揚代金を払って遊女の一日を借り切ること
○名代は、客が登楼(店にくること)しても馴染みの遊女がさわり等の病の時に、妹分の遊女が代理をすること。通常、名代には手をつけませんが、揚代はしっかり馴染みの料金をとられたそうです。
○猪牙船(ちょきぶね)。吉原へ向かう際に使う船足の速い船。
○羅生門河岸(江戸町二丁目から京町二丁目)。通る客の髷をつかんで無理矢理にひっぱり揚げたり、腕をつかんで話さないので腕が抜けるとのことから、腕を切り落とした羅生門の鬼に引っ掛けた名ですね。現在の呼び込みかボッタクリみたい(笑)。でも、それで客が御代を持っていないとボコボコにして路上に投げ捨てたそうですから、ほんとそっくり。そうそう、一説には、「茨木屋」という見世があったとも言われます(何故かは、分かりますね?)
○亡八。楼主のこと(オーナー)で仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八つを職業柄忘れていることから。
○地廻り。吉原付近の職人、遊人のこと。もっぱらひやかし専門。


とここまでが文庫本です。何故この4冊がお薦めかというと実はしたに出ている本を文庫にしたものなのです。それがまた装丁が立派でコレクターかといい図書館にでも行かなくては見ることの出来ない本が手軽な文庫でしかもカラーのものも有り、手に取ると嬉しくなりますよ。そんな訳でお薦めです。


* 江戸見世屋図聚    2005年6月    37,800円
 江戸の見世屋は商いの種類や土地柄の特色が店構え、看板、道具類に色濃く反映されている。本書は、こういった商人の表の部分だけでなく、品物を貯蔵する穴蔵や店の人々の日常生活の場である次の間など隠れた部分も当時の絵と文で再現した。

○懐に余裕のある方に是非お薦めです。
 2年前に出したのが安くなって出ていました。

*江戸庶民風俗図絵   1999年5月 三樹書房 9,975円
*彩色江戸物売百姿   1987年   立風書房 47,250円
*江戸庶民風俗図絵   1975年   三樹書房 21,000円
*明治物売図聚    1977年   三樹書房 24,150円
*江戸吉原図聚    1978年9月  立風書房  5,301円
*江戸物売図聚    1979年9月  立風書房  5,301円
*江戸職人図聚     1984年12月 立風書房  36,750円

コメント(6)

凄いなぁ!!!
このトピのほうが凄いかも!!!
これは面白そうです!
是非手に入れてみますね!
もちろん文庫のほうを…

以前に読んだ、傾き者(かぶきもの)の風俗の本がとても面白かったのですが…本の名前が思い出せません。
思い出したらお知らせしますね。
似たような資料的文庫は何冊か購入しましたが、これは面白そう。
本屋へ行く楽しみが増えた!

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

・・・ 更新情報

・・・のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング