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心を育てる言葉コミュの至誠にして動かざるものは未だこれあらざる也(吉田松陰)

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至誠にして動かざるものは未だこれあらざる也(吉田松陰)

国会では、税と社会保障の一体改革で揺れていますが、この様子を吉田松陰が見たら何というでしょうか?

正に、右往左往の民主党事情でしょうか?

冒頭の言葉は、「誠を尽くせば、人の心は動く」という意味ですが、幕末の長州で『松下村塾』という小さな私塾に通った幕末の若者が、260年続いた徳川幕府の信用を失墜させた。誠を尽くせば、天も味方した歴史の出来事と思います。

松下村塾は、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山形有朋、河井継之介など、そうそうたる志士たちが育った学校です。先月、松陰神社の境内にある『松下村塾』を改めて訪問して、その狭さを確認したのですが、至高の教師吉田松陰はどんな世界を夢見て、若者に語ったかは定かでないですが、当時の世情の混乱をよそに、毎晩熱く語ったのだと思います。

吉田松陰と高杉晋作の師弟間で交わされた有名な書簡に一つに、獄中からの高杉に送った死生観についてのものがある。笠谷和比古著『武士道、サムライ精神の言葉』から、抜粋。

(以下、転載)
 松陰の行動形式は「やると決めたことは何を押してでもやる」という直情的ともいえるほど激しいもので、短い人生の間に脱藩、投獄、幽閉、密航の失敗などさまざまな挫折を繰り返している。
 しかし松陰は人間の尊厳を忘れず、至誠を貫き通した。その真直ぐな生き様が後世の人間に影響を与えるのだろう。獄中の吉田松陰が高杉新作に送った書簡の中にその死生観を見ることができる。
「死は好むものではなく、また、憎むべきものでもない。人生の道がつきて心安ずる時が死に所である。世の中には、生きながら心の死んだ人もいれば、その身は滅んでも魂の残る人もいる。人間とは、生死はどうであれ何かを成し遂げる心構えこそが大切なのだ。死して不朽の見込みがあれば、いつ死んでもよいだろう。また、生きて大事業をなす見込みがあれば、生きるべきなのである」
(以上、『武士道、サムライ精神の言葉』より)

吉田松陰は、安政の大獄の騒乱の中で、命を落としたが、松陰に学なんだ志士たちが、明治維新の扉を開いた。吉田松陰の辞世句がある。

「かくすれば かくなるものと知りながら 已むに已まれぬ 大和魂」

至誠の人、吉田松陰の非業の死から10年経たない内に、明治維新に変わった。
人は、精神誠意、至誠を尽くせば、大業も成せる、の教えと思います。吉田松陰の死から150年、日本政府の混乱はありますが、松陰の教示を学ぶ市民の多さが、ぶれない日本社会を導いてくれることを信じます。

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