竹輪句会コミュの第157回句会　披講

披講アップいたします。
遅くなりましてすみません。
立秋の日の句会となりました。
新人さんもいらっしゃって、今回も賑やかになりましたね！
記入漏れ、誤記などありましたらお知らせください。

2019年8月8日(木) 新宿2丁目コミュニティセンターakta
4句投句、5句選句

兼題

1）尻
2）花火

参加者（席順）：浩平、林蔵、春酛、りくと、コタ、ザ、亮、どんたか、岡崎瞬、けい、さいとう
代理投句：凪太、今朝、翼、マメコ、オクタビオ、守ン暴、泡沫、早子

※句会後に入った点数も含めています。

6点

ピザの具をたしかめもせず揚花火　亮

4点

かさ上げの土地に街あり凪の朝　どんたか
小鳥屋の隅にちひさき瓜の馬　ザ
苦瓜や趣味はゴルフと自己啓発　けい
花芙蓉解体作業員の昼　ザ

3点

トマト食べれたら結婚してやるわ　凪太
さはやかや尻尾に骨のひしめきぬ　亮
秋場所や諦めきらなかった尻　けい
隠れ手をつなぎ花火はビルに欠け　コタ
ラムネ飲むあなたにもある尻子玉　泡沫
惜敗に尻の土あと雲の峰　どんたか
畳へとはみ出す二人虫浄土　亮
夏男子ミズカマキリを熱弁す　浩平

2点

網棚に浮き輪ぽつんと相模線　どんたか
それぞれが言葉を尽くす花火かな　けい
ふわふわのおしりめでたし熱帯夜　早子
種馬の射精のやうな大花火　さいとう
黙々として尻拭う残暑かな　林蔵
長崎や背後の人を想う秋　林蔵
人類の幸せである花火散る　浩平
踏んじゃった蝉がギーッて鳴く夜道　けい
夜の秋脚あげ尻をなめる猫　りくと

1点

秋暑し大臀筋を責める夜　春酛
少年にPTSD遠花火　りくと
憎悪デモ尻目に花火待ちにけり　今朝
男坂登る男のケツ残暑　さいとう
大年増恋バナに沸き夏の逝く　春酛
音だけの並行宇宙花火鳴る　泡沫
秋暑し殿と書かれた御礼状　さいとう
童貞の喪失期限ところてん　りくと
空振にふり向くメガネの遠花火　コタ
なんでそんなに怒るのか遠花火　翼
秋の陽に伸ぶけつたぶの蒙古斑　翼
走り来て広ぐる「勝訴」晩夏光　今朝
夜顔やタモリ倶楽部に尻揺れる　泡沫
里帰り嘘で固めたほうせん花　林蔵
風鈴の鳴れば臀筋揺れるかな　凪太
摩訶般若波羅蜜多蛇まぐわいぬ　凪太
油蝉人身事故のアナウンス　りくと
甘やかな花火売場に一人かな　マメコ
風疹の抗体あるや赤まんま　マメコ
コンビニのゴミ箱小さし花火果つ　どんたか
原爆忌健ちゃんの柔らかな尻　オクタビオ
秋扇やミレディの黒子の移れり　守ン暴
鼠花火やジャングルジムの錆臭い　ザ

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掻き傷の尻のでこぼこ今朝の秋
秋蝉の落ちし先なるアスファルト
ケツ見事夏のすべてを弾きおり
手花火の火を分け合いし角度かな
秋空やホワイト除外と官報
恋人や夏が終わればクリスマス
来し方を覗くがごとし遠花火
君はゐぬ花火のごとき二三日
ホモの持つ性器は二つちんぐるま
静けさや花火の見える仮新居
海岸の日照が強く尻ヒリヒリ
涼新た汝のプリケツに顔埋め
赤い靴聴いて家路へ秋日傘
星合いやウナギにつなぎ尻と尻
瞠若の最期を遂げる花火かな
大臀筋シャワー残暑を流しさる
夜歩きに青無花果の匂ふかな
逆算の帳尻合わせ秋に入る
秋に入るスウェットの尻缶ビール
秋されやのたりと人を待つ露地で
尻の穴引き締め踊る櫓かな
窓の外打ち上げる花火にうっとり
佳句浮かびすぐに忘るや花火果つ
羽化目指す蜩の尻高く高くへ
秋暑し臀部の渦も指で追う
誕生日楽しからずや原爆忌
固イスに尻痛むけど見る花火
八月に今日が終わりの命あり
縁側に見える花火に涼し夏