ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

竹輪句会コミュの第120回披講

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
参加者13名+代理投句6名+投句箱


2016年7月11日(月)@新宿二丁目akta

参加者(席順)
至文 はまんこ 守ン暴 竜光 ザ 浩平 亮 けい あすた 和 翼 (オクタビオ さいとう)

代理投句
アガシ ゆう 凪太 影造 マッサン オクタビオ 今朝

投句箱
(林蔵 さいとう ?)

投句:兼題2句 メロン 滝



<5点句>
コーヒーの闇から出でよ兜虫      けい

<4点句>
名瀑を仰ぎ異国の語で褒める      至文
磁気券を投入できず夏の暮       守ン暴

<3点句>
句浮かばずメロンに種の限りなく    あすた
人工の滝人工の海に落つ        ザ
真昼の帆遠のくばかり夾竹桃      アガシ
分割のメロンオフィスを回りけり    浩平
滝がただ滝の匂いをさせている     オクタビオ

<2点句>
日陰石犬はふぐりをぺたと置き     さいとう
青いのは外だけメロンなのだから    翼
不惑にて候泥鰌鍋を囲み        凪太
夏帽子白し演説客一人         凪太
滝に肺洗はれていてよろめきぬ     アガシ
島空のかぎりを晴れて除虫菊      アガシ
小さめの墓石に二つメロンかな     竜光

<1点句>
瀧に濡れるシャツの胸元着瘦せなのね  翼
七夕に上を向きたる歩みかな      浩平
花氷から見る人の醜さよ        さいとう
冷奴隣家のラヂオ笑ひ出し       亮
ポマードの型崩れたる夏の陣      マッサン
白南風やぷつりと切れて伸びる糸    ゆう
鼠捕り仕掛けて夏の夜の怖し      浩平
近寄れぬ瀧らんらんと時落とし     あすた
人間であること忘れ滝修行       さいとう
空蝉や真白なる身を持て余し      ゆう
公園に滝あり鳩と歩きけり       浩平
夏の海帰路はけだるく潮くさく     林蔵?
得度式終えてメロンを切り分ける    凪太
薮蚊つぶし南無阿彌陀仏赤く染み    竜光
窓閉めて雨戸も閉めて百足の子     マッサン
酔うて脚もつるる蜂や花メロン     アガシ
このデブとどこかで会いぬ西日中    至文
川縁に立葵動物医院          ザ
冷え過ぎしメロン別れを切り出され   亮
指先のメロンに濡れて電話出ぬ     マッサン
中八は嫌いメロンは好き未知子     さいとう
毎朝のメロンひと押し伸びる爪     オクタビオ

========================

修験道きりりきりりと夏の瀧
西瓜切る西瓜太郎ももろともに
昨夕かまたひらひらと夏の蝶
ファミレスでいつもの頼む蝉時雨
中元にメロンが立て続けに三つ
頼んではないのに喋る滝ガイド
メロン食む君の唇汁伝ふ
スワン漕ぐホスト同伴炎天下
外側のメロンのところおれ長男
灰のごと焼けし畑土青メロン
ビュッフェコーナー最端のメロンさま
ベーグルを玉座がわりのメロンかな
夏日とねオラオラ系は苦手なの
退官日真二つメロンに初目見え
懐に滝のじんわり沁み入りぬ
滝にひとり声聞こえねど濡れる頬
滝染める紫緑赤青黄
枠越ゆる候補者氏名虹の立つ
咆哮や水跳ね返す滝行者
夕立のあと空満たすクリスタル
唇にじゅるりとつきしメロン汁
両の手に収めプリンスメロンかな
滝の水枯れてなお涼風はらむ
呼んだかにゃ?尻尾震わす夏の猫
意図はなくきみ思い出す裏見滝
忍び寄る羽音や弱き夜の秋
メロンシェイクL店内でSuica払い
ざんざざんだざんだだだん滝ちかづき
取り合ふて揺るるちんぽこ作り瀧
寝も寝られず白夜の窓から射る光
香水に酔い痴れていま腕のなか
夏果つる填め殺されし窓の内
捨てられぬ団扇歯刷子pairring
蛇口より滝んぐわっと口のなか
送り梅雨屁を捨て歩くキャミソール
匙入れて嬌声聞こゆメロンかな
滝壺の中に前世の虎を見る
ミステリアス夕立と斉田さんのいふ
短夜と時差に追われしシアトル行
明け易しティッシュおでこについてるよ
汗拭ふ斜め滝川クリステル
深皿が要るよメロンに湧く果汁
夕焼けてテラスの窯でピザを焼き



初披講担当の翼(タスクまたはタッキー)です。
記念すべき120回目。
全部で80句ありまして、私が記憶しているのは19名分…。
誰か忘れていたら本当にごめんなさい。
誰も忘れていなければ、投句箱にもう一人分あったということだと思います。
ご確認よろしくお願いいたします。
ちなみに、twitterアカウントは@ringauxです(笑)。

コメント(8)

翼様、早速のUPありがとうございます!
翼さん、速攻の披講アップ、ありがとうございます。
20人目の幽霊は代理投句をお願いした今朝です。
NHKの『俳句さく咲く!』では最下位の詠み手が途中から顔写らなくなるし、自分は1点も入らなかったのでそんな感じであせあせ
では、4句選で参ります。

☆ コーヒーの闇から出でよ兜虫

 最近コーヒーは朝しか飲んでいないので、「コーヒー」をまず「闇」と詠んでいるところに驚きました。そこから「兜虫」を産み出す子宮・思考にまた驚き。「出でよ」という表現にも、希望が感じられました。竹輪句会120回目にあたる句会で天となったこの句は、浩平氏が以前に詠んだ「──飛ぶんだてんとう虫」と好一対をなす、記念碑的な? 今日はいつもよりコーヒーを濃いめに入れて兜虫が出てきそうな闇を作りました。


☆ 人工の滝人工の海に落つ
 きゃっ、男らしい。堂々とした姿形の直球で雄大に滝と海を詠んで、字面や音にひとつの無駄もなく、ど俳句という感じなのだけれど、「人工」のたたみかけでそれを同等の熱量でかわして一本背負いしているところが感動。この逆転感は、まさに女装した男ね!


☆☆☆ 真昼の帆遠のくばかり夾竹桃
 景がほんとうにきれい。うわぁ、なんか、いい風吹いてる〜、と目を細めたくなりました。 句会では夏の季語で詠むのが最後になるこの機会にこの句を寄せてくださってほんとうにありがとうございます。夏の日差しを浴びてきらめく海の上の帆のもしかしたら幻覚なんじゃないかと思えるようなあのゆらめきを、「真昼の帆」のみで表現しているところに言葉の強さを感じました。最後に「夾竹桃」を「こちら側」に持ってきて、光景が情景に変わったときはこみ上げるものがありました。今年「あちら側」に行った何人かの人たちに、この句を通して、手を振ってあらためてさよならを言えたような気がします。

☆ 公園に滝あり鳩と歩きけり
 鳩って、ほんと人慣れしてて、あれ、いまけっこう近づいてるんだけどそっち的にはだいじょうぶ? だいじょうぶならいいんだけど、ってくらい近くに寄れるよね。そんな鳩と歩いている人のゆったり感が、シンプルな詠み方を通してゆったり伝わってきました。「公園に滝あり」という発見からけっして急がず、鳩との時間に収束させているというのが、すてきですね。
 
☆ 中八は嫌いメロンは好き未知子
「未知子」がわからない、笑。そのわからなさがたまらない。それでいて、「中八は嫌いなんだけどメロンは好きなんだ」としっかり意見を主張している。たしかにぼくも中八は苦手だ。メロンはそれなりに好きだ。それにしても、「未知子」がわからない、笑。ううんっ、じらさないでっ、Sっ気のある句。


以下、とても気になった句は──

句浮かばずメロンに種の限りなく
滝に肺洗はれていてよろめきぬ
冷え過ぎしメロン別れを切り出され
指先のメロンに濡れて電話出ぬ

句会には行けませんでしたが、今回も味わいのある楽しい夏の景にいろいろ出会えて、感謝です。
夏風邪とぎっくり腰がなかなか治らず病床六尺してますが、俳句って、それでもいろんな場所や時間に連れてってくれるのだとあらてめて実感しました。
ありがとうございます!
>>[2]
あ、失礼いたしました! 癒やし系の今朝さんを忘れてしまうなんて…。
私では直せないようなので、管理人さん、よろしくお願いします!
ちなみに、未知子は櫂未知子さんのことです。中八嫌いで有名のようです(笑)。
>>[3] 癒し系の今朝です手(パー) って、ぼく、癒し系、だったんだ……はじめて知った、笑。そっか、「未知子」は櫂未知子さんか、金曜俳句に投句しておきながらぜんぜんわからなかった。Sっ気のある句というか、となるとぼくがただのM、なのが露呈してしまったといふ……。でも、それを知ったら、ますますこの勇敢でウィットのある句が好きになりました。
あ、たぶん、修正は管理人さんとかじゃないとできなかったと思うから、オーケーよ〜犬
アガシさんからの選句評が届いております



昨日の選句のコメント送ります。


近寄れぬ瀧らんらんと時落し

沢山の水が音をたてて落ちる様は恐ろしく神々しくも感じます。らんらんと時を落とすという捉え方が独特で面白いと思いました。

小さめの墓石に二つメロンかな

この辺りでは小さい時に亡くなったり若くして亡くなった先祖の墓は小さく造るみたいで。親より先に亡くなった童子の墓に誰が置いたのかその子の好物のメロンが二つ。という情景が浮かんで来て作者の力量を感じました。

空蝉や真白なる身を持て余し

殻を脱いで蝉になろうとする瞬間のことかと思いました。羽も縮んだままでじっと待っている様を真白なる身と表現してるのが作者の観察力を感じました。

滝がただ滝の匂いをさせている

国破れて山河ありをイメージさせる自然を表現した好きな句です。人間の人智が及ばないただそこにある滝と滝の匂いという切り口に感心しました。

気になった句。
ファミレスでいつもの頼む蝉時雨

以上です。お世話ご苦労様です。よろしくお願いします。
夏バテ気味のゆうです。

どうも思考がいつもよりゆるりとしてまして
いつもながらにゆるく鑑賞させていただきます。


真昼の帆遠のくばかり夾竹桃      アガシ

島空のかぎりを晴れて除虫菊      アガシ

アガシさんの二句はよく情景が見えます
自分もよく見ている光景だからかもしれません

真昼の帆はすべるように遠のいて
その幻のような銀の光景を
夾竹桃の赤がきりっとしめてますね

除虫菊も かぎりを晴れてをよく受け止めて
島空がよく見えてきます。


窓閉めて雨戸も閉めて百足の子     マッサン

さてこの百足の子は外に逃げているのでしょうか
それとも小さすぎて雨戸の隙間もするする動けるのでしょうか
この木造の家の雰囲気と百足との相性がとても良い感じで
魅かれました。


送り梅雨屁を捨て歩くキャミソール

キャミソールは女装している人でしょうか
それならば屁を捨て歩くの動作が面白いです
送り梅雨の季語以外にも何かぴたっとくるものがありそうな?


滝がただ滝の匂いをさせている     オクタビオ

句の姿勢がきれいだなと、まず思いました
そして滝の気品も感じて
静かな絵?水墨画のような
無駄のない哲学的なにおいもして
タビちゃんの代表句になるのでしょうね




>>[5] &タッキー
いま気づいて、代理投句に今朝さんの名前追記しておきました!遅れてごめんね(^^;;

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

竹輪句会 更新情報

竹輪句会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング