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竹輪句会コミュの〜五月の投句のお誘い〜

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遅くなってしまいました!
今日も含めて、〆切まであと四日(※一日〆切)です。


今回は、「雷」と「釣堀」。
これは、スケール。きっとスケールが大事なような気がしました。
取り急ぎ、今月の投句のお誘いでした。

迅雷やおそろしきまで草静か 原石鼎 
空港のごつた返せる雷雨かな 長谷川櫂
次に来るかみなりを待つ腕まくら 五島高資

釣堀が見え駅に立つ人が見え  宮津昭彦


『週刊金曜日』2014年6月27日号掲載の俳句を募集しています。
【兼題】「雷」「釣堀」(雑詠は募集しません)
【締切】 2014年6月1日(日)必着
【投句数】1人計10句まで何句でも可
※特選に選ばれた句の作者には櫂未知子さんの著書(共著を含む)をお贈りします。
【投句方法】官製はがきか電子メール
(氏名、俳号、俳号の読み、電話番号を明記)

【投句先】

郵送ははがきで
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-23
アセンド神保町3階  『週刊金曜日』金曜俳句係宛。

電子メールはhenshubu@kinyobi.co.jp
(タイトルに「金曜俳句投句」と明記してください)

【その他】新仮名づかいでも旧仮名づかいでも結構ですが、一句のなかで混在させないでください。なお、添削して掲載する場合があります。

コメント(4)

【雷】
遠雷や言葉少なに友去りぬ
落雷の友の名記す遭難碑
雷は臍盗る神と脅かされ
糠味噌に手を突つ込めばはたた神
雷鳴に犬の遠吠昼暗し
落雷や一村の闇薙ぎ倒す
雷に耳塞ぎ見る母の顔
遠雷やビニルハウスに男女ゐて(映画『遠雷』)
雷や峠の一樹仁王立ち
遠雷や今宵密会ありさうな
濱一つ抱へ込みたるはたた神
無表情なる店員や雷近し
雷雨の夜少し川の字気味の家
エンドロールのシーンいつも雷が
奔放に生きて悔いなしはたた神
諳んずる九九つつかへて雷近し
鳴神やドアの開いてる献血車
雷鳴やくちびる動くさやうなら
雷や子に被さりて遣り過ごす
雷に草野球場熱気おぶ
遠雷を孤りテントに聞く夜かな
雷神にそつと入れ歯を外しけり
雷鳴るやをみなといぬが騒ぎをり
遠雷やコンピューターの機器の数
目を合わせ大雷に座が和む
汝の怯む雷鳴さへも電話かな
店先に小間物踊る雷雨かな
雷の去りゆくほどに人の声
日雷アロワナひらり身を躱す
妻怒る師の雷もかくばかり
雷に撃たれしごとく見初めたり
カーテンの大きく揺れて雷ひとつ
雷や武蔵野の空通りけり
片空の晴れて神雷雨の中
雷に女らしさを見せにけり
頂の県境より雷生まれ
呟くが如くとなりぬ雷の終
雷は母の乳房の形になる
雷さまの落し給ひし闇夜かな
遠雷や契約書にて甲となる
大欅裂かれてゐたる雷のあと
遠雷に応へる雷真上より
肉体の中に白骨はたた神
雷鳴に動じぬ母の深眠り
妻の声忘れていいよ日雷
朝の雷校長室の遺影群
雷の響く幼き日の心
起き抜けの雷に戦く座敷犬
針山に針を刺すたび日雷
早朝に開始合図の雷を打つ
ガラス窓打つ雷の左の手
迅雷や坂東武者の暴れし地
雷に入るアテンダントのほつれ髪
青空に遠雷ひとつ跡もなし
雷を聞く古人と同じ耳をして
雷光に一瞬浮ぶ山昏し
筑波嶺に髭を生やせる雷雨かな
雷雲が怪しお家へ帰ろうか
怖きもの地震雷家事政治
雷神をみれんきけんが羨ましい
雷は厨の奥をさらしけり
雷去りて八手の緑濃かりけり
雷は訪問先を電波傳
雷鳴に蟻の行列事もなし
雷やラジオの音の遠ざかる
雷やギリシヤ喜悲劇幕上がる
日雷昼顔ゆるく開きけり
遠雷はお湿りもなく行き過ぎる
居合はせし人と見上ぐる日雷
落雷や灯りうつすら離れの間
ドラムスに遠雷交じるライヴかな
激雷にクワバラ呪文蚊帳の中
雷や天に張り付く龍の爪
古寺巡る先に雷通しけり
遠雷に欅早くも騒ぎけり
雷鳴にパソコン窮す午前二時
かたかごの眠りをさます霹靂神
遠雷に予言の風の来りけり
日雷鼓舞するごとし草競馬
雷鳴に解散の辞の呆気なき
両毛をかはるがはるに雷打てり
その後は鳥の声してはたたがみ
ひとしきり古代に身を置くはたたがみ
雷がそこまで来てる5番線
雲丹の次雷検定第一問
雷鳴や少女両手で耳塞ぐ
雷や庄屋しづかな太柱
雷に追い返へされしゴルフ場
遠雷や耳三角に眠る猫
産気付く嫁を見送りはたた神
部屋中のささくれだつや日雷
雷はクワバラ避くる理由(わけ)ありと
遠ざかる雷を大きな櫓とおもふ
山々に集雷線と変電所
雷の街掻き分けて落ちにけり
もう忘れてもいいんだよ日雷
雷鳴るや身代仏を直撃す
宗逹の描く雷神臍ありて
一日の決意うながす朝の雷
雷五郎小兵横綱実在し
遠雷に一隅外し蚊帳吊りて
落ちたらず夜半に残る雷一つ
別々の部屋に根づきて夜の雷
遠雷やどの赤子にも蒙古斑
停電の首都乱打するはたた神
雷鳴に立往生の鬼ごつこ
落雷も知らず今宵のカラオケ会
日雷時空超えをり天守閣
雷鳴に人体模型逃げ出しぬ
雷の一閃するや降り始む
忘れじの八月二日の雷雨かな
遠雷を予鈴と思ふゾンビかな
大雷雨みやこの空を斜がけに
雷雨なり源氏鶏太を読んで居る
雷鳴や中央本線山の中
雷に共鳴するやわが庵
吾輩のヒゲをゆさぶる雷が
雷電と企業興して平安に
日雷老婆あわてず鎌かくす
雷はメリハリをつけ迫り来る
雷鳴るや速く去ってくれないか
日雷泰然として老犬は
雷鳴の近きを父と四人部屋
雷や上州米にゴロピカリ
終幕のオペラのごとき雷雨来て
雷や猫の瞳は緑色
鈍色の雲打ち破り雷生るる
遠雷やサイフォンの音リズミカル
雷ときくやシャツ着け蚊帳へ逃げ
竜巻とおやじが組んで雷に
雷鳴のやわな意を叱咤する
図書館の後の雷冪乗根(べきじょうこん)
黙り込み大雷に目を合わす
雷鳴やスカイツリーを揺らすごと
彼の人に雷おつか離れ行く
昼花火とほくで応へ日雷
【釣堀】
釣堀の鯉に闘ひ方習ふ
釣堀やフェンスの内の日曜日
釣堀で日中を過ごす憂き身かな
釣り堀のすれっからしに侮らる
釣堀に揚がる魚の傷の数
釣堀の背は暇人か達人か
釣堀の眠たき水に糸垂らす
釣堀や小雨たちまち本降りに
釣堀やどこか貧乏臭い人
釣堀の兄に日の丸弁当を
釣堀の水はゴジラのやうな色
釣堀の真昼スパイの如き美女
釣堀や昨日釣られて今日逃げて
駅ひとつ手前で降りて釣堀に
二十四歳で私は釣堀に
釣堀に子の呼びに来る日曜日
釣堀に座す人影の間合かな
峠より釣堀らしき水の色
釣堀の魚の前世罪深き
釣堀に立位鷺も居て猫も居て
草生しぬ確か此処らに釣堀が
釣堀は小学生まで遡る
午後の日を釣堀にゐて帰社したり
釣堀の水に鼓動のあるごとし
釣堀や隣にはかに動きあり
釣堀に寡黙の影がならびゐる
卓球と釣堀トレード出来るのか
釣堀にあまた人ゐてそれぞれ孤
釣堀の魚のひつぱる異界かな
釣堀の浮きにまつはる過去未来
釣堀や五時を知らせる童歌
釣堀に人居ぬ時間朝明ける
釣堀の影の先より釣りしもの
釣堀として山の池みどり濃し
釣堀をビルの谷間に取り残す
釣堀の老人ざつと五六人
釣堀のバケツの魚に急かさるる
釣堀や尺べらの目のつぶらなる
釣堀に刻堆積し水淀む
釣堀の魚なる心地して睡し
釣堀にホームとアウトありにけり
釣堀は多彩な欠伸展示場
釣堀に水のにほいや夏近し
釣堀やわたぐも水に長居せり
釣堀や糸のたるみも日曜日
釣堀の閑けさのける孫生まる
釣堀の両手むなしき帰り道
昼酒の前釣堀に釣れ過ぎて
釣り堀の呟き会いも技の内
水澱む釣堀の昼浮子静か
青天を写す釣堀番鳥
釣堀に暇を投げ込み日を過ごす
釣堀の浮桟橋に雲走る
釣堀の素性わからぬ人ばかり
釣堀のありそな町にちやんとある
釣堀の魚そく仕出す浜の店
釣堀の隣の水田見てをりぬ
釣堀へ会社と言ひて今日もまた
釣堀の父子勝負の十匹目
釣堀や箱におさまる男たち
釣堀は帽子陳列場に似て
釣堀の沸き立つてゐる股覗き
釣堀や女主人の手に棍棒
釣堀を通勤電車過ぎゆけり
釣堀に恋敵ゐる狭さかな
マンションに変る釣堀川を責め
みちなりにゆけは釣堀あると云ふ
背伸びしてまた釣堀に腰据ゑる
釣堀や猫のかたちの雲が出る
釣堀の席は決まって線路向き
口針の傷癒えずして釣堀魚
風そよと釣堀の客動かざる
釣り堀や張り合って後碁敵に
釣堀の命令形の注意書き
釣堀やそよともせずに小半時
釣堀に働かぬ身と決めし人
釣堀に白昼堂々来りけり
釣堀のなじみの孤老まだ見えぬ
釣堀や常連の居てホッとせり
釣堀やきのうの今日も同じ顔
釣堀の孤影は終日動かざる
釣堀の主と水面と夕暮れぬ
釣堀や辛抱づよき老男女
釣堀や光る親の目子に指南
釣堀と市ヶ谷駅を眺めをり
釣堀に上座下座も無かりしを
釣堀や浮子の水輪も見飽きたり
目を凝らし釣堀の縁父子かな
後ろから強欲マリン釣り堀で
釣堀に響く「母さん、呼んでるよ!」
釣堀は上五にばっかりだ!

今回は投句しました。
後日選句します。
お暇な方、ぜひぜひ!
選句します。

【雷】
濱一つ抱へ込みたるはたた神
雷の街掻き分けて落ちにけり
雷鳴に蟻の行列事もなし
その後は鳥の声してはたたがみ
針山に針を刺すたび日雷

次点 妻の声忘れていいよ日雷

選んだ句、どれも感覚的にわかる気がしてとても好きです。
迷って天がつけられません。

次点の句は、強い想いを感じました。
一七音にまとめるのに苦心されている様子。
同作者の同じことを詠んだと思われる句がちらほら。


【釣堀】
釣堀やフェンスの内の日曜日
釣堀の水はゴジラのやうな色
釣堀や箱におさまる男たち
釣堀を通勤電車過ぎゆけり
釣堀や猫のかたちの雲が出る

場所が季語というのは難しいのか、投げやりというかあわよくばというか、
何とか楽に櫂未知子を釣ろうといった句が多いような…。

撒き餌も多い中、私は好きな句をパクッと見つけられました。
どれも好きな餌と深度でした。

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