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竹輪句会コミュの第85回句会披講

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先日はお疲れさまでした。
初参加の方も交え、今回も楽しく賑やかな句会となりました。

以下、第85回句会披講です。誤記等ございましたらご指摘下さい。
コメントもよろしくお願いいたします。

            記


2013年8月8日(木)@新宿二丁目akta
参加者(席順):ザ、あすた、マツオカ、オクタビオ、守ン暴、浩平、亮、影造、マメコ(代理投句) 、今朝(代理投句)、林蔵(代理投句)、早子(代理投句)
当季雑詠5句、5句選


<4点句>

仕方なく昼メキシカン秋の立つ オクタビオ


<3点句>

朝顔や同窓会に参加せず マメコ
秋立ちぬタブラ奏者の募集あり ザ


<2点句>

藤の実の垂れてどうにもならない日 浩平
大通りえのころ草の絶えず揺れ マメコ
信号の青の続く墓参かな 守ン暴
土用の日鰻の話それぞれに 浩平
福耳も日焼けしている土方かな 浩平
秋日傘大奥様はデイケアへ 守ン暴
画家の名の通りを訪はむ白木槿 亮


<1点句>

腰痛のをんなの離婚素風吹く ザ
炎天下会いたい人は皆遠く 早子
失恋に負けるもんかとトマト切る マツオカ
汗ばんだわたしをおいてゆく電車 林蔵
下手に食ふ玉蜀黍の旨きかな マメコ
夕立やメトロ職員のあくび オクタビオ
箸先に涼しさ集め貝料理 亮
籠球のコートは狭き秋夕焼 ザ
空と海ただ縫ふためにバタフライ 今朝
ふるさとのダリヤ胸はる父の庭 マツオカ
川風に覚めゆく路地や今朝の秋 亮
門柱に逆さ吊りされ浜日傘 あすた
土用波もろにかぶりてパンツ脱ぐ あすた
ベランダのサンダル劣化秋の立つ オクタビオ
初物の西瓜積まれてライトバン あすた
新涼や季寄せの下巻開きをり マメコ


<選外>

原爆忌おしろい一花揺れ止まず
残暑増す赤いポルカドットカフェ
新色を試してみたの秋の空
忘れ物のように糸瓜なりにけり
居残りの更衣室から虫の声
身じろぎて我が音となる夜の秋
鹿笛やべいいと嗚咽したき時
つまり亀はあそこに潜む秋の蓮
キンチョールひぐらし小言鼻ほじる
残暑こず夏と名づけし金魚には
マンタ舞う夢見て夏を逃しけり
秋蝉やショートステイは満室なり
据え膳や蝿帳ひよいとつまみ上げ
恋人の色は冷素麺の色
観覧車見下ろす晴れや秋の立つ
秋が立ち想い人立ちいなくなる
本当は口説かれ上手こぼれ萩
鰻丼の小骨刺さりて炎暑かな
濁り酒壁の色紙の褪せるかな
強冷房黙々すするチキンラーメン
素股して夏やせ感じ二人ゐる
マンホールに作業員消え秋立ちぬ
剪定し夏閉め出しき垣根かな
華火衆の香水強く夏の往く
はかなくも消えず鐘の音原爆忌
四日目の末草の永き夢

以上

コメント(8)

被講アップ、ありがとうでした。
タブラ奏者のイメージ、画像程男前じゃなかったけどもなー 笑
(髭もじゃらで汗臭いおっさん的な)


感想などなどは、代理投句の方々の選句コメント一通りを待ってからにしますよー
残暑お見舞い猛暑ですね。
選句いたします〜。

秋立ちぬタブラ奏者の募集あり
箸先に涼しさ集め貝料理
鰻丼の小骨刺さりて炎暑かな
川風に覚めゆく路地や今朝の秋
腰痛のをんなの離婚素風吹く
皆さんわんばんこ。


盆休み(シゴト上での夏期休暇)とか、北海道での小中学生夏休みとか暦上でも既に夏がすっかりと終わって仕舞ました。


前日の句会、僕の採った句は以下です。

・汗ばんだわたしをおいてゆく電車
季語は「汗」で夏。なんだろ、そういう瞬間の私的呟きの五七五、の鮮烈。俳句ではそういうの、一人称の「わたし」は省略すべきらしいですが。旧かなとかいろいろ、こういう完成を大事にもっと、遊びボヤけると思いました。
・仕方なく昼メキシカン秋の立つ
もう二十ン年前、初めて「付き合おうか」ってった人とのデートの一環に、上野界隈のメキシコ料理店があり。むぐぐとちょっと刺さった次第です。「仕方なく」が良いと思います。
・川風に覚めゆく路地や今朝の秋
小さな川(神田川みたいな今や形ばかりの都市用水路)と、そこに普在する街、って思うとたぶんせせこましい「今朝の秋」になりそうな気もして。河風とかの方が、イメージ膨らむのかもだなぁ。
・画家の名の通りを訪はむ白木槿
「画家の名の通り」と、それを説明しているようでそうなっていない通りの風景・印象と、木槿の白色のごく普遍な感じが、もんやり響いてステキで。
・新涼や季寄せの下巻開きをり
僕も似たような句を詠んだ感慨あり。自分の手持ちの歳時記の何周目の繰る頁とか、そうやって馴染んでゆく数々の言葉と孕む季節感とか。


あと、気になってた(アップされてから気付いた)句とか
・残暑増す赤いポルカドットカフェ
「ポルカドット」が気になってました。草間彌生は、暑苦しいけど春の季語かも知れない。
・恋人の色は冷素麺の色
「ベッツィ&クリス」を検索してちょっと衝撃的なのを見つけ。。
http://youtu.be/90miPeAN4OM
・原爆忌おしろい一花揺れ止まず
たまたま、自分の清記に、
 大通りえのころ草の絶えず揺れ
が同席していましたが、こっちの方が良かったと思います。何で皆採らなかったかなぁ(お前もだ)。
・秋蝉やショートステイは満室なり
基本、福祉介護用語の入った句は僕ニガテです(が、わかる人だけわかる系の薬剤名とか入ったのとかは割と好きだけど)。
ラブホのショートタイムとかクーポン利用の悲哀とかに読み替えると、面白いかも好みかも。


そんな感じっす。
みなさん、こんばんは。
遅くなってごめんなさい。
選句しました!


・新色を試してみたの秋の空

「みたの」というところにグッときました。
新しい季節だから、装いも新たにといったところでしょうか。ルンルン♪と聞こえてきそう(^ー^)
明るく、爽やかで可愛らしい句だなと思いました。


・失恋に負けるもんかとトマト切る

よく研がれた包丁で切らないと、トマトって中の汁がドバッと溢れてきますよね。台所に立っているときにまで失恋したことを考えているのは、そんなトマトのような感じがしたのです。
失恋したときは、キュウリのようにサクサクしていたいものですが…。トマトだから、面白いなと感じました。

・信号の青の続く墓参かな

青が続いて、止まらずにドンドン行けますねー。
「青が」ではなく「青の」としているところのリズミカルな感じが、内容とピッタリ合っていて流石だなと思いました。
・ベランダのサンダル劣化秋の立つ

連日の猛暑ですからね。それに加えてのゲリラ豪雨…。
ベランダのサンダルはそりゃあ、劣化しますよね。
そんな今年の天候だからこそ、余計に素敵に思えました。
俺も劣化しました。w

・土用の鰻の話それぞれに

普段からもそうですが、土用の日の鰻の話って人柄がよく出ると思うんです。
思わず今年はどんな話をしたか、聞いたか思い出そうとしてしまいました。腹減ってきた〜(´д`|)





以上の五句にしぼらせていただきました。


林蔵
こんばんは。皆さんの作品読ませていただける(それも選外句まで!)なんて、ありがたいことです。いつもありがとうございます。今回は投句できずに申し訳ありません(恥)…ということで、選句ではありませんが、心に残った句について、少し書かせてください。

信号の青の続く墓参かな 守ン暴
このまっすぐな道の感じ、車で向かうお墓参りの描写として素晴らしい!と思いました。字足らずのところはなんとかなると思うので(たとえば文語を使うとか)、なんとか(笑)。

画家の名の通りを訪はむ白木槿 亮
川風に覚めゆく路地や今朝の秋 亮
うーん、どこまでも爽やか。端整な形、というのはまずそれだけで力であり涼しさであります。細やかな描写が、実は大景を捉えるひろやかな眼に、しっかりと支えられていることを感じます。

失恋に負けるもんかとトマト切る マツオカ
トマトが、生きていますよね!心情も分かりやすく共鳴しやすい。
それだけに、たとえば「負けるもんか」の部分、実際にトマトを切る情景だったらどうだろう、と考えます。櫛形なのか、すごく薄いスライスなのか。昼間なのか、真夜中なのか。ペティナイフか菜切り包丁か。そこに、沈みこむか反発するかもの狂いになるかがにじみ出てくる(かも)、というのが俳句の面白さではないでしょうか。

空と海ただ縫ふためにバタフライ 今朝
そうか、バタフライは空と海を縫い合わせていたのか、と驚かされました。何より景が大きい。その雄大さの中で、「ただ」「ために」がどう働いているか。もうちょっと立ち止まって考えてみたい句です。

忘れ物のように糸瓜なりにけり
このへちまの生り様にも共感します。あたたかい描写。最初を「わすれものの」と六音字余り、糸瓜を「いとうり」と読みたい。

つまり亀はあそこに潜む秋の蓮
「つまり」「あそこ」が確信犯的で、それを受けるのが蓮、それも秋。なんというか、もうちょっと詳しく聞かせていただきたい(笑)。

本当は口説かれ上手こぼれ萩
キレイに着地が決まってる上に、押し出しがすごいです(笑)オトメって怖い。てかもう散ってるのが素敵。ところでこういう句を読むと、さて俳句と川柳の区別ってどこなんだろう、と考えさせられます。

9月の句会にはぜひうかがいたく思います。どうぞまたよろしくお願いいたします。
こんばんは、早子ことUZです。
じんじんらいむさん、アップありがとうございます。
慌ただしさにかまけて、選句をすっかり忘れておりました。
大変失礼いたしました。。
僕が気になったのは次の5句です。

・朝顔や同窓会に参加せず マメコ

さっぱりした気持ちよい人となりが思い浮かびます。

・失恋に負けるもんかとトマト切る マツオカ

すっぱくて甘いトマトと恋の取り合わせが、かわいらしいと思いました。

・箸先に涼しさ集め貝料理 亮

美しそうですが、どんな料理なのかとても気になります。
あさりバターじゃないとして、なんだろう、岩ガキ……?

・空と海ただ縫ふためにバタフライ 今朝

これでもかというバタフライの力強さ! すごい。

・つまり亀はあそこに潜む秋の蓮

いろいろ勘ぐってしまうけど、意外と実景だったりするのでしょうか。

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