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竹輪句会コミュの第24回 「袋回し」句会披講

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日時 : 20年5月9日(金) 20:30〜 aktaにて
お題 : 心臓 世代 町 水 やわらかい 別れ (スンマセン、誰がどのお題だったか失念)
参加 : あすた・カヅオ・しーほーく・なかじー・オクタビオ・たざわ

当季は夏。依然同様に
・作句に5分、選句に3分、という時間を設定して袋回し。
・ひとつのお題につき1句以上(上限はなし)。
・自分のお題については最後に作句/選句。
・選句はお題ごとに(各袋ごとに)各自3句ずつ。
としました。
 一時間足らずで10数の句を捻っていて、後からこうして見ると壮観ですよ。


<4点句>

 [お題-心臓(こころ、ハートとかはダメ)]

薔薇のトゲ心臓までは到らずに (なかじー)


<3点句>

 [お題-心臓]

全速力心臓になお風薫る (しーほーく)

 [お題-世代]

同世代並びて咲けり芥子の花 (たざわ)

夏の雲鉄腕アトム世代なの (オクタビオ)

 [お題-町]

虫ほどに小さき町や五月富士 (しーほーく)

 [お題-水]

花水木ばかり白くて運動場 (オクタビオ)

ひとと逢ふ前にキャベツを洗ふ水 (たざわ)

 [お題-別れ]

雨蛙実は別れてきたばかり (オクタビオ)


<2点句>

 [お題-心臓]

地震(なゐ)の来て心臓さらす朝焼に (あすた)

心臓をいたわる暮らしけしの花 (オクタビオ)

老鶯や心臓カテーテルの話 (たざわ)

空豆の歯ごたえ心臓われる音 (たざわ)

触れてみた武者人形の心臓に (カヅオ)

 [お題-世代]

春行くとともに世代の移りゆき (カヅオ)

黄昏の葉桜好む世代かな (カヅオ)

 [お題-町]

町中の蒲公英より飛ぶ綿毛かな (あすた)

町を抜け春の朝の始発電車 (なかじー)

立夏の日からりと晴れて町田駅 (あすた)

夏めけば南の町より手紙来る (オクタビオ)

はつなつや路地裏町の猫の腹 (たざわ)

五月には町田康まず似あうまい (オクタビオ)

 [お題-水]

炭酸水一息で飲む季(とき)迎え (しーほーく)

夏近し水道探す六本木 (カヅオ)

水上はいつから平仮名夏立ちぬ (あすた)

春尽きぬ隣家の水の音止みて (あすた)

夏めけば消しゴムで揺れるテーブル (オクタビオ・お題入っていないが票が入ってしまった。)

 [お題-やわらかい(旧かなOK、活用はダメ)]

耳たぶもやわらかいまま夏の床(とこ) (あすた)

やわらかい腿とトマトの花の色 (たざわ)

ナイターの空気しばらくやわらかい (オクタビオ)

やわらかいままの髪掻く夜勤明け (あすた・厳密には無季か)

みどり児てふそのやわらかさ若葉揺る (なかじー・活用しちゃっているが) 

 [お題-別れ]

別れ道左に曲がり桜桃忌 (たざわ)

五月雨や別れたくなしこの期にて (あすた)

別れの日来ぬを願ひて酒冷やす (あすた)

別れより一年泰山木の花 (オクタビオ)


<1点句>

 [お題-心臓]

心臓の色を憂ひて肉灼けり (あすた)

 [お題-世代]

早過ぎる世代看過ごし娶れず夏 (あすた)

ひと世代しがらみあまた汗拭ひ (あすた)

五月晴れ次世代型てふ戦闘機 (なかじー)

啄木忌世代を超えて残る歌 (しーほーく)

シラケとは誇れぬ世代よ五月病 (あすた)

艶失せる水着に嘆く世代あり (しーほーく)

夏服の世代間ギャップの (オクタビオ・字足らずor未完なのに票入った。)

 [お題-町]

生るる町寂れたる町五月朔 (あすた)

葉桜を誰一人めでぬ町の中 (しーほーく)

 [お題-水]

みずすましそしらぬ顔の帰り道 (あすた)

五月闇実は水商売じゃない (オクタビオ)

 [お題-やわらかい]

ほおづきのやわらかいものいじるのみ (あすた)

衣がえやわらかいものかたいもの (オクタビオ)

やわらかい風恋しくて初団扇 (しーほーく)

泉よりくみ置く水のやわらかい (オクタビオ)

ビールからやわらかい泡生まれ消え (オクタビオ)

自分にもやわらかい場所シャワー浴ぶ (オクタビオ)

やはらかいやはらかくないかしはもち (カヅオ)

 [お題-別れ]

詩人にはいくつの別れ花水木 (オクタビオ)

別るるを予想だにせず夏の浜 (あすた)

トマト食い思い出す人別れかな (オクタビオ)

糠蚊立ち別れ話をするでなく (たざわ)

出会い頭別れる運命(さだめ)油虫 (しーほーく)

牡丹の緋色を残す別れ際 (カヅオ)


<選外>

心臓の音の乱れて黒ビール
暑き夜心臓の音おどすごと
二世代前の歌など夏の川
世代越えワープするアルタイルまで
五月晴三世代で行くハイキング
歌の町探しあぐねて人生(とき)の夏
川沿いの町にうごめく夏の虫
夏休み町田を「まち」と略す子等
町おこし進みて行くや更衣
五月闇六人組は何まわす
一掬の初夏のみなもと沢の水
暑くなり旧友の寝床誘い水
五月なら水陸両用でもよろし
やわらかい風に微笑む葉桜や
桜蘂ふりてきづかぬやわらかき
打ち水ややわらかいハンバーグ煮る

コメント(4)

虫よりも…、某の句です。とりあえず。感想などは後日。
うぅ、スンマセン。今回こそミスは無いと思ってたのに。。
>たざわさん

とりまとめ、ありがとうございます。

6人分ってスゴいですね。良い句やおもしろい句も多かったと思います。

たくさんあるのでコメントも小分けにしたいところなのですが、とりあえずお題ごとにランダムにコメントしてみます。

○「心臓」
・薔薇のトゲ心臓までは到らずに (なかじー)
四点句ですね。
季感が薄いかなあと思って、(選句時の)何気に早い段階で除けてしまっていました。が、とても上手にまとめている句だと思います。

・全速力心臓になお風薫る (しーほーく)
・地震(なゐ)の来て心臓さらす朝焼に (あすた)
このお題では、こちらの二句が良いと思いました。どちらの句も"心臓"が見えるようで、この二句を採るのはすぐに決まったような。

○「世代」
・夏の雲鉄腕アトム世代なの (オクタビオ)
"夏の雲"と"鉄腕アトム"の組み合わせがしっくりくるなと思いました。"なの"で閉じているのもいいなと思いました。"夏の雲が鉄腕アトムのように見えた"と考えてしまうと、逆に採りづらいのでしょうか。

○「町」
・葉桜を誰一人めでぬ町の中 (しーほーく)
僕しか採っていないのですが、とても共感できる句でした。他の方々の共感は薄かったのでしたっけ、あるいは「町」というお題としてはちょっと弱いのかしら。

○「水」
・ひとと逢ふ前にキャベツを洗ふ水 (たざわ)
・水上はいつから平仮名夏立ちぬ (あすた)
キャベツの句は、どんな"水"かという前半の内容がイメージとしてすっと入ってきて、ウマいなと思いました。
水上(みなかみ)の句は、地元ゴコロをくすぐられました&水上⇒といえばスキー⇒といえば冬、に対する"夏立ちぬ"も良いかと。

○「やわらかい」
・ナイターの空気しばらくやわらかい (オクタビオ)
"やわらかい"を自然に使うことができているなと思いました。ナイター終了後のぼわんとした空気のことかなと思いましたが、白銀灯のイメージと聞いて、さらに納得でした。

○「別れ」
・別れより一年泰山木の花 (オクタビオ)
"泰山木の花"が、何かとても具体的な"別れ"をきちんと差している気がして、いいなと思いました。泰山木の花を詠むのは難しいと思うのですが、この句の泰山木の花の用い方はとても良いなあと思います。


活用してはいけない「やわらかい」というお題はウケました、おもしろかったです。「心臓」もシバりが強くておもしろいお題だったと思います。

6個もお題があると、それらがまわされているカンジがもう、なんだか気持ちよくなってきますね。

楽しかったです。


とりあえず、こんなところですが〜。
 
たざわサン、さっそくアップしてくれてありがとうございます。しかもかなりの分量。おつかれさまでした。また改めてコメント書きますね。

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