法学院　行政書士試験制覇の扉コミュの学習研究論

皆さんは普段、学習されるときどのようなスタイルで学習されているでしょうか？

ノートに写し書きしていますか？

それとも音楽を聴いていますか？

或いは実戦的に問題集を解いているでしょうか？

どの学習法も決して間違ってはいません。

学習の目的は、制度を理解し、正しい知識を頭に深く刻み込むことです。

それが出来れば、どのような学習法でも決して間違いではないのですが、ここで問題となるのは、それぞれ異なる学習法でかかる時間です。

３つの項目を30分で理解できるか、或いは10分で理解できるか。

時間を節約し、尚且つ知識として吸収できれば理想的ですよね、しかし個々の学習法がどうしても自分にそぐわなければ、その学習は単なる苦痛であってそれ以外の何物でもありません。

暗記一つにしてもどうやって暗記すれば良いのか。

語呂合わせ？

それともカードを作って何度も見返す？

色々な方法がありますね。

私が個人的に推奨するのは、そういった手間を取らない学習法です。

例えば、行政手続法を例にしてみましょう。

行政手続法は、その名の通り行政手続、即ち事前手続きとして定められた法律ですが、これを細かく語呂合わせしたり、単純にノートに書き写すだけでは完全に理解したことにはなりません。

制度そのものの枠を理解することが大切なのです、ではその為にはどうするか。

多少大雑把でも構わないので、項目別に分けて暗記する負担を軽くするのです。

行政手続法は申請に対する処分、不利益処分、届出といった具合にどんな項目があるかをまずはチェックします、行政手続法は事前手続きに関する法律ですから、連想できる項目を鎖のように繋いでしまうかのように制度そのものを理解する姿勢が大切と言えるのではないでしょうか。

法律の条文に触れることも確か大切な作業です、しかしそれだけでは脳裏に刻み込むのが苦痛だという方は大勢いらっしゃることでしょう。

法律事務に従事したことのない人なら猶更です。

いきなり条文の触れても、活字の海で難解な表現がなされている文章をみて直ぐに理解できるでしょうか？

実際にイメージしてみれば答えは火を見るより明らかです。

聴聞は一体どんな制度なのか？申請に対する処分とは何か？等、枠さえ掴めてしまえれば条文の意味も自ずと理解できるようになるのです。

細かい数字や単語などは丸暗記で良いかどうかですが、そこには個人差が生じます、つまり暗記しやすい人とそうでない人のことです。

暗記が苦手という人はセット暗記法がお勧めです。

セット暗記法とは、数字を使う条文や制度は、制度＝数字or単語という具合に暗記すると良いでしょう、それでもダメならば脳に生存に必要な情報であると認識させる為に同じことを何度も繰り返すという方法があります。

いつぞやの記事でも書きましたが、暗記は学習の上では絶対的な方法です、こればかりは避けて通れない道であることを肝に銘じましょう。