訃報 (ふほう)コミュの『キムラカメラ』グラフィックデザイナーの木村恒久さんが死去

グラフィックデザイナーの木村恒久さんが死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/0106/TKY200901060286.html

　作品集「キムラカメラ」などの、社会批評と寓意（ぐうい）に満ちたフォトモンタージュ作品で知られたグラフィックデザイナーの木村恒久（きむら・つねひさ）さんが、昨年１２月２７日、肺がんのため東京都港区の自宅で死去した。８０歳だった。葬儀は近親者で行った。後日、しのぶ会を開く予定。喪主は妻史子（ふみこ）さん。

　大阪市に生まれ、同市立工芸学校（現・工芸高校）に学んだ。６０年、亀倉雄策らが設立したデザイナー集団・日本デザインセンターに参加し、後に独立。滝にのみ込まれる摩天楼など、複数の写真を精巧に組み合わせて全く異なるイメージを生み出す作品への評価は高く、毎日デザイン賞（７９年）などを受けた。デジタル映像の時代になっても旺盛な活動を続けた。

はさみとカッターとのり、という極めてアナログな作業で途方もないイメージを生み出していた方でした。
特に、ニューヨークの摩天楼とナイアガラの滝を合成した旧版の表紙（画像右）は代表作でした。

デジタルの時代になって、こういうことがだれでもできるようになりましたが、今でもそのクオリティは色あせていないと思います。

合掌。