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四方田犬彦コミュの四方田パリ報告

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東北大地震から3ヵ月後の611に、パリでは3500人の反原発デモがなされました。中心となったのは飛幡祐規(むかし『ふだん着のパリ案内』を書いてた)などの、在パリ日本人で、そこにエコロジストたちが参加し、誰もが「genpatsu Usero! Genpatsu sayonara!」というシュプレヒコールを叫びながら、共和国広場から市政庁までを行進。和太鼓とブトー(?)が演じられたのち、日本とフランスの原発についての現状報告。福島の惨状について、コリン・コバヤシが報告し、日本の反原発団体による共同声明が発表されました。フランスの原発労働者の現実の労働条件についても、当地の労働組合から発表がなされました。

デモの先頭は日本人でした。
それも普通の主婦を含め、女性が目立ちました。
これは日本でデモをするときといささか違う印象を受けました。
日本人のなかには、バリバールのもとでマルクスを学んでいる留学生とか、「国境なき医師団」で長年活動を続け、現在もバスティーユ周辺でコミューン活動をしている医師なども姿も見かけました。

ひび割れた赤い丸をもった「日の丸」を掲げている人もいました。
これについては賛否両論の意見が出ていました。
修繕すればまた元通りの「日の丸」に戻れるというつもりなのかという反対派と、これは傷ついた日本人の象徴なのだという賛成派です。

共和国広場では緑の旗をかかげるエコロジスト、それから何を間違えたのか、クルド解放を叫ぶ何百人もの人々もいっしょでした。パリには韓国人や中国人がたくさんいますが、彼らの姿はまったく見かけませんでした。連絡の不徹底なのか、日本問題への無関心からなにか、それは考えてみる必要があります。

フランスでは80%近い電力が原発に頼っているため、
反原発運動は日本よりもはるかに困難な戦いとなるでしょう。


このぼくのメモはどなたに転送してくださっても、かまいません。

よろしければ、ご感想をください。

四方田犬彦

コメント(1)

あの日、僕はヘルメットを被り、ポータブルピアノを捨て、多くのヴィデオテープビデオカセットを捨てました。何か神なる逆鱗に触れたと感じました。
その日を皆東北大震災と呼びますが、関東大震災なんじゃないかと思います。
生活が東北地方の関係で冬の寒い日は、避難所、炊き出しが大変だそうです。
僕も今月末、福島に帰ります。
何もないとはおもいますが、何かあるとまた、ご報告したいと思います。

アトルテの醸し出し団 鈴木雄介

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