今日のニュースコミュの2005年12月20日（火）-東京-晴

★耐震強度偽装、姉歯事務所など捜索始まる


★ディズニーの「お宝」アニメ原画２５０枚、千葉大で発見

　発見された「わんわん物語」（１９５４年１２月、全米公開）のストーリースケッチ。


★英国で初、「女性同士の「夫婦」誕生

　英国初の女性同士の「夫婦」となる挙式をを前に、ベルファスト市役所に着いたシャノン・スィケルズさん（左）とグレイン・クローズさん。会場の外では「同性婚」に反対するデモも行われた。


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★ディズニーの「お宝」アニメ原画２５０枚、千葉大で発見

　千葉大学（古在豊樹学長）は１９日、米ウォルト・ディズニー社のアニメ原画など約２５０点が学内で保管されていた、と発表した。「眠れる森の美女」「シンデレラ」「バンビ」など日本でもよく知られた作品の原画が中心で、ディズニー本社にも残っていない貴重なものもあるという。大学側では来年、一般公開を検討している。

　作品は、１９６０（昭和３５）年から全国の百貨店などで開かれたアニメーション美術展で展示された。その後ディズニー社から国立近代美術館に寄贈され、６３年、学術研究のため千葉大学が譲り受けた。千葉大では少数の教員が研究に活用する以外は学内でも知られることがなかった。０３年に作品のデジタル化のため、著作権の問題についてディズニー社に照会したのがきっかけで明らかになった。

　６０年に公開された「眠れる森の美女」が半数。製作に使われた背景画、作品を仕上げる前のイメージ画、背景画にセルを重ねたセル・セットアップなどがある。中でも貴重なのが、世界初の全編カラーアニメで、アカデミー賞も受けた短編「花と木」（３２年全米公開）のセル・セットアップだ。ウォルト・ディズニー・ジャパンの中島恵理花広報担当部長は「『花と木』の原画はディズニー本社にも残っておらず、大変貴重。私たちも感激しています」と話す。







★分譲マンション居住者「強度調べたい」６２％　世論調査

　耐震強度の偽装問題で、既に名前の挙がっている業者や設計士だけでなく、ほかでも偽装が行われている、との疑いを持つ人が９３％に達することが、朝日新聞社が１７、１８の両日に実施した全国世論調査で明らかになった。分譲マンションなど持ち家の集合住宅に住む人では、６２％が今の住まいの耐震強度を調べたいと答え、不安は広がっている。一方、マンションの建て替え費用の一部を補助するなどの政府の支援策をめぐっては、「適正だ」が３９％、「手厚すぎる」が３３％で見方が割れた。「足りない」は１３％だった。

　ほかでも偽装が行われているのではないかとの疑いを持っている人は、「大いに」（５０％）、「ある程度」（４３％）を合わせて９３％。「大いに」疑いを持つ人は女性より男性に多く、男性の３０、４０代では６割を超える。自宅の耐震強度を「調べたい」と思うかどうかは住居形態で差があり、一戸建てでは３割に満たなかったが、集合住宅では賃貸でも３９％、持ち家に住む人では６２％だった。男性より女性、年配者より若い人に「調べたい」が多い傾向があり、全体では３２％だった。

　耐震強度の偽装が明らかになった分譲マンションの解体や建て替えに、公的な支援を導入する政府の対応策への評価をめぐっては、「適正だ」と「手厚すぎる」がともに３割台で、意見が分かれた。最も身近な問題だと感じているとみられる持ち家の集合住宅に住む人では、「適正だ」と「手厚すぎる」が３９％で並んだのが目立っている。政府は従来、建物が災害にあった場合でも、個人の資産形成に税金を使うべきではないという原則から、公的支援の拡大には慎重な姿勢を示してきた。それだけに、今回の政府の対応には、両様の見方があるようだ。

　行政や民間検査会社による建築確認については、「信頼できない」が「あまり」と「まったく」を合わせて６０％を占めた。内閣支持率は５０％で、先月の５３％からやや減った。政党支持率は自民４１％（先月４０％）、民主１３％（同１６％）。自民が支持を維持しているのに対し、民主は減らした。








★耐震強度偽装、姉歯事務所など捜索始まる

　捜査員と共に自宅に入る姉歯元建築士（千葉・市川市で）　マンションなどの耐震強度偽装事件で、警視庁と神奈川、千葉両県警の合同捜査本部は２０日朝、建築基準法違反容疑で、姉歯秀次・元１級建築士（４８）の自宅兼事務所（千葉県市川市）など関係先の捜索を始めた。

　姉歯元建築士による構造計算改ざんが発覚してから１か月余りを経て、警察当局は刑事責任追及に乗り出した。捜査本部では、他県警の応援を得て総勢約５００人の捜査員を動員しており、偽装の実態解明を急ぐ。








★イスラエル・リクード党首に強硬派ネタニヤフ氏

　イスラエルの右派政党リクードの党首選が１９日行われ、地元テレビの出口調査によると、党内強硬派のネタニヤフ元首相が得票率４７％を獲得、穏健派のシャローム外相ら３候補を破り、当選を確実にした。

　ユダヤ人入植地撤去を含む領土的妥協を拒否するネタニヤフ氏の党首就任で、リクードの右傾化が加速しそうだ。リクードからは、党首だったシャロン首相を含む国会議員１５人が離党し、中道政党カディマ（前進）を結成、リクード所属議員は４０人から２５人に減少した。世論調査によると、リクードは、来年３月に行われる総選挙での獲得予想議席でもカディマに大きく水を開けられており、ネタニヤフ氏にとっては党勢建て直しが急務となる。







★盗聴活動、「今後も継続する」米大統領会見

　ブッシュ米大統領は１９日、ホワイトハウスで記者会見し、国家安全保障局（ＮＳＡ）が大統領令により令状なしで通信傍受を認められていた問題で「米同時多発テロ事件後に米議会が大統領に権限を与えた（と解釈している）」と述べた。議会の了承を拡大解釈する形で実施していたことを認め、「今後も継続する」と明言した。

　大統領は「米国と外国との２分間の電話が数千人の生命を失うことにつながりかねない」と述べ、テロ情報の事前入手の重要性を強調。「（大統領である）私には米国を守る憲法上の権限が与えられている」と述べた。実施に当たっては４５日ごとに見直し、アルカイダ関係者の海外との通信に限定していると説明した。これまでに３０回以上、許可したという。会見に先だってゴンザレス司法長官は「米議会が武力行使の権限を大統領に与えた際に、大統領に（通信傍受の）権限も与えられた」との見解を示した。武力行使の権限を拡大解釈する形で、米国籍を持つアルカイダの容疑者を拘束した際、合憲とする最高裁判断が出ており、身柄拘束よりも軽い通信傍受も認められると解釈しているという。








★川崎の住民がヒューザーなどに慰謝料を要求

　耐震強度に偽装があった川崎市内の２物件の分譲マンションの住民が１９日、東京都内の開発会社や施工会社をそれぞれ訪れ、慰謝料の支払いなどを求めた。

　同市高津区の「グランドステージ溝の口」（２４戸）の管理組合理事ら４人は、開発会社「ヒューザー」（千代田区）を訪れ、同社の専務に対し、購入価格での買い取りと慰謝料を求める要請書を手渡し、改めて説明会の開催を求めた。専務は「現段階では何も回答できない」とし、小島進社長と相談して回答すると伝えたという。

　また、同市川崎区の「グランドステージ川崎大師」（２３戸）の住民９人は、施工会社「太平工業」の東京支店（中央区）を訪問。同支店長と当時の現場所長らに対し、「施工者としての社会的責任を問いたい」と詰め寄ったが、支店長らは「問題には全く気付かなかった。建築確認を受けた設計図に基づいて施工を行っており、当社に責任はない」と答えたという。








★桶川ストーカー事件、小松被告の控訴棄却-東京高裁

　埼玉県桶川市のＪＲ桶川駅前で９９年１０月、女子大生の猪野詩織さん（当時２１）が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた元消防士、小松武史被告（３９）の控訴審判決が２０日、東京高裁であった。安広文夫裁判長は「殺害の動機ははなはだ理不尽で、酌量の余地はみじんもない。刑事責任はまことに重大だ」と述べ、求刑通り無期懲役とした一審・さいたま地裁判決を支持し、控訴を棄却した。

　一審で無罪を主張した小松被告は、控訴審では一転して共謀を認めた。だが、一方で殺意を否定し、殺人ではなく傷害致死罪の適用を求めた。しかし、高裁判決は「小松被告は共犯者らに被害者の殺害を依頼し、殺害を意図したものであるから、確定的殺意が認められる」と退けた。

　この事件では、猪野さんに交際を断られた小松被告の弟（事件後に自殺）に依頼され、猪野さんを中傷するビラをまいたうえ殺害したとして、小松被告ら４人が殺人や名誉棄損などの罪で起訴され、うち３人の実刑（懲役１８年〜１５年）が確定している。猪野さんは埼玉県警上尾署に告訴していたが、署員が捜査を放置している間に殺害された。この問題では署員３人が有罪判決を受け、確定した。また、両親が県警の責任を問う国家賠償訴訟も最高裁で続いている。








★動脈弁移植の女性が出産-国内で初

　心臓の大動脈弁の代わりに肺動脈弁を移植する難手術を受けた大阪府枚方市の女性（２７）が１４日に出産した、と京都府立医科大付属病院が１９日、発表した。この移植手術を受けた患者の出産は国内初だという。

　女性は、先天性大動脈弁狭窄（きょうさく）症で、血液を体に送り出す左心室の出口が狭く、出口にある大動脈弁がうまく開かなかった。同病院では０３年４月、女性の大動脈弁を切り取り、そこに右心室の出口にある肺動脈弁を移植した。この病気には大動脈弁を人工弁に置き換える方法が用いられることが多いが、人工弁の機能を維持するために胎児への副作用の恐れがある薬の服用が必要だった。








★ペンギンの赤ちゃん泥棒捜索中-英ワイト島

　英ワイト島の動物園から赤ちゃんペンギンが盗まれたことを警察が月曜日に発表した。すぐに動物園に返還されない限り、死亡してしまう危険があるという。

　9月に生まれたケープペンギンの赤ちゃん「トガ」は、土曜の夜アマゾンワールド動物園から連れ去られた。動物園の役員によれば、まだ成長過程にあり茶と白の体色を持つ赤ちゃんペンギンは、親離れのできる段階ではなく、特別なエサが必要だそうだ。

　また、トガはかわいい見た目ほど人になつきやすいわけではなく、怖がらせると噛みつくだろうと付け加えた。「トガは非常にうるさく、ロバのいななきのような音を立てます」とのこと。だからケープペンギンの英語名は、ジャッカス(雄ロバ)ペンギンというのだ。








★服にマイルドセブン広告-Ｆ１写真掲載の仏紙に罰金

　パリの軽罪裁判所は１９日、日本のマイルドセブンなどたばこの広告付きの服を身に着けた自動車レース、Ｆ１の関係者の写真を掲載したとして、夕刊紙ルモンドと経済紙レゼコー、週刊誌ルポワンの３社に計２８００ユーロ（約３９万円）の罰金支払いを命じる判決を言い渡した。フランス公共ラジオが伝えた。

　フランスではたばこの広告が禁じられており、欧州連合（ＥＵ）も今年７月末からＥＵ域内での新聞、インターネットなどメディアを通じたたばこ広告を全面禁止している。ルモンドは３月２０日と翌２１日付の紙面でＦ１のルノーチームの写真を掲載。メンバーの服装にマイルドセブンのロゴが付いていた。レゼコーとルポワンも同様にマイルドセブンや米国たばこのマルボロのマークが付いた服を着たレーサーらの写真を掲載した。

　また判決は、３社に対して、非営利団体「非喫煙者の権利」に計２８００ユーロの損害賠償を支払うよう命じた。３社を訴えていた同団体によると、ほかにも同様の裁判が５―６件係争中という









★１２日間漂流の豪男性ら救助-ベトナム沖で

　救命ボートで１２日間漂流していたオーストラリア人男性２人が、ベトナム中部クアンガイ省沖でベトナム人漁民に救助された。同省クアンガイ島の人民委員会が１９日、明らかにした。脱水症状などを起こし衰弱しているが、命に別条はないという。

　２人はマーク・スミスさん（４９）とスティーブン・フリーマンさん（３０）。香港で船を買い、５日、オーストラリアへ向け出発したが、翌日沈んだ。救命ボートで１２日間漂流した１７日午後、同省リーソン島の漁民に救助され、島の病院に運ばれた。２人は船に積んでいた水と食糧で生き延びたという。







★押尾学と矢田亜希子が手つなぎハワイへ

　交際中の俳優押尾学（２７）と女優矢田亜希子（２６）が１９日、成田空港からハワイに出発した。関係者によると、今回は押尾の音楽活動が主な目的。６０人以上の報道陣が詰め掛けたが、２人は堂々と手をつなぎ、終始笑顔で搭乗口に向かった。

　２人の左手薬指には指輪もキラリ。一部で「矢田の誕生日の２３日に結婚か」とのうわさが流れ、報道陣から「おめでとうございます」と声を掛けられたが、押尾は「違うよ」。矢田も「全然、違います」と否定。それでも、報道陣にもみくちゃにされると、押尾が矢田をそっとかばうなど、強いきずなをうかがわせた。

　２０日付で所属事務所を離れ、音楽活動に専念する押尾は「音楽の方はマジ期待していてください」。来年にはライブも決まり、周囲には「（矢田が）支えになっている」と話しているという。







★犬が帰還：２０キロ先から電車に乗って？

　スペインで、２０キロ先の親類宅に愛犬を預け旅行に出た男性に翌朝、同居人から「犬が玄関のドアの前にいるよ」と携帯メールが入った。
　
　犬は歩いて帰ったにしては疲れた様子はなく、外見もきれいなまま。どうやら男性が犬を連れて親類宅に出掛ける度に使っていた電車を覚えて、それに乗ったらしい。このワンちゃん、盲導犬にもなれる品種で、方向感覚がとくに優れているとか。







★「豪州に人種差別ある」世論調査で７割・豪有力紙

　「オーストラリアには潜在的な人種差別がある」――。シドニーで起きた暴動を受けて有力紙シドニー・モーニング・ヘラルドが行ったアンケート調査で、75％の人がハワード首相に反論して社会に根強い民族・人種問題があると答えた。

　同紙が20日付で報じた。多様な移民とその文化を受け入れる豪州の多文化主義については80％が賛成し、反対したのは16％だった。59％が「暴動は豪州の国際的な威信を傷つける」と答えた。11―12日に起きた暴動では、白人系とレバノン系住民の間で暴力の応酬となった。ハワード政権が移民政策やテロ対策で中東系住民への締め付けを強めたことを事件の遠因と指摘する声もあるが、首相は「人種差別があるとは思わない」と繰り返している。








★マイアミ沖で水上飛行機が墜落、１９人死亡

　米沿岸警備隊によると、フロリダ州マイアミ沖で１９日午後２時半ごろ、水上飛行機が墜落し、少なくとも１９人が死亡した。沿岸警備隊によると、グラマンＧ７３に乗っていた２０人のうち、１９人の遺体を回収した。２０人目について、水中の機体を捜索している。

　事故機は、チョークス・オーシャン・エアウェイズ社がマイアミ─バハマ間で運航する双発機。マイアミを離陸したところで沖合に墜落した。墜落を目撃した沿岸警備隊員によると、事故機が離陸後、濃い黒煙が見えたかと思うと、警備隊基地の警報が鳴った。爆発音などは聞こえなかったという。事故発生から現場では大がかりな救出・捜索活動が展開した。








★「ハッピー・ニュース」限定のサイトに静かな人気

　戦争や犯罪、災害などの暗いニュースはお断り――。インターネット上に最近、明るい話題だけを伝えるニュースサイトが開設され、米国内で静かな人気を集めている。

　サウスカロライナ州に住む保険外交員、ケリー・ロジャーズさん（２８）は、夫から「中毒」と呼ばれるほどのニュース好き。ケーブルテレビのニュースチャンネルにどっぷりと漬かる毎日だったが、最近になってひと味違うウェブサイトを見つけた。

　今年７月に開設された「ハッピーニュース(www.happynews.com)」だ。テレビや新聞が連日伝える暗いニュースには一切触れず、芸術や科学、各界で活躍した人物などの話題を掲載している。ロジャーズさんは１日に２−３回、このサイトをチェックするようになった。「どこを見ても悲しい出来事ばかりが目につくけれど、このサイトのおかげで世の中も捨てたものじゃないという気持ちになれる」と、ロジャーズさんは語る。

　ハッピーニュースの生みの親は、実用向けウェブサイトなどを運営する米企業ページワイズ（本社・テキサス州オースティン）のバイロン・リース最高経営責任者（ＣＥＯ）。「ニュースの役割は世界の姿を見せることなのに、昨今のメディアは悪いニュースばかりを強調し、ゆがんだ姿を伝えている。そのゆがみを補正するのが私たちの目的だ」と、リース氏は説明する。

　例えば、１２月２日。この日の米主要紙はトップニュースとして、イラクで米海兵隊員１０人が死亡した爆弾事件を報じた。一方、ハッピーニュースがトップに掲載したのは「迷子の猫エミリー、無事帰還へ」というニュース。ウィスコンシン州でコンテナに迷い込み、貨物船でフランスまで運ばれた猫の話題だった。

　同サイトに掲載されるニュースは１日４０本前後。ＡＰ通信からの配信や、編集スタッフが報道資料を基に書く記事もあるが、残りは各地の「市民ジャーナリスト」１５０人から寄せられる。スタッフによれば、推定１０万人の読者のうち、５％が反感を示すとみられる記事は排除する。この基準に従うと、政治的な記事はほとんど落ちてしまう。イラクのニュースは、「米兵らが感謝祭を祝った」「ボランティア団体が現地の子どもたちにぬいぐるみを贈った」といった話題に限定。有名企業の人員削減も掲載しない。スポーツのニュースも、「一方のチームが勝てばもう一方は負ける」との理由から、除かれることが多いという。

　リース氏によると、読者の年齢や居住地などに目立った特徴はないが、全体の約６割を女性が占めている。積極的な宣伝はせず、目立った広告も掲載していないため、「今のところ赤字」だが、同氏は「将来的には採算が取れるようになるはず」と自信を示している。







★ふたご座は運転に注意？星座別交通死亡事故件数

　ふたご座のあなたは歩行者に注意？−。石川県警は、交通死亡事故をめぐる星座別、干支（えと）別の発生・遭遇件数を公表した。若者や高齢者による事故が増えていることから、関心を持ちやすい切り口で注意喚起した。データは平成１５年１月から今年１０月までの県内の死亡事故２７７件が対象。それによると、星座別で最も事故が多かったのはふたご座で、３２人が起こした。やぎ座３０人、おひつじ座２８人と続き、最低はおとめ座の１４人だった。

　危険度上位の星座については、事故の傾向を分析。「歩行者に注意」「スピードは控えめに」などとワンポイントアドバイスを付けた。また、交通死者の４割強を占める高齢者（６５歳以上）向けに、干支別の事故遭遇率も示した。最も死者が多かったのは酉（とり）年で１７人。以下、申（さる）年、卯（う）年の順で、「横断歩道を渡りましょう」などと注意を促した。　







★12/19 左効きの女性は乳ガンになりやすい？
└乳ガン発症の原因解明に新説誕生か

　左利きの女性は、右利きの女性と比較して、更年期前に乳ガンにかかる確率が2倍という研究報告が「the British Medical Journal」に掲載されたことが報じられた。

　毎年、4万1000人の女性が乳ガンを発症しており、その5分の1が更年期前に、50人に1人が50歳以前に発症しているとされている。この記事では、子宮内で分泌されているホルモン量の多さにより左利きになる可能性が高くなるとともに、乳房の細胞組織にも影響が及び、それががん細胞の発生と何らかのつながりを持っているとする説が発表されている。

　また、他の研究結果によると、子宮内でテストステロン（男性ホルモンの一種）を多く浴びた乳児は、左利きとして生まれる可能性が高いという報告もなされており、これらの発見は、乳ガン発症の可能性を解明する新たな要因になるのではないかと考えられている。

　1万2,000人の中年女性のライフスタイルと診療結果を基に、この研究を行ったオランダの研究機関では、「この発見は、女性にとって乳ガン予防の新発見となりうるが時期尚早だ。しかし、原因究明の第一歩と考えている」と述べている。








★12/19 アルバイトが成績に影響―
└働く時間が長い学生は、学校の成績もふるわず

　英国内で学期中にアルバイトをする大学生は全体の半数以上と高い割合になっているが、働く時間が長い学生ほど、学業成績がふるわない結果に終わっているという調査結果が報告され、学生のアルバイトと成績には深い関連があることが伝えられた。

　英国の大学総長や高等教育機関の関連団体などで構成される「Universities UK」の依頼で実施された調査によると、学期中、週に16時間以上働くと、最優秀とされる「ファースト」、または優秀とされる「アッパー・セカンド・ディグリー」の成績を獲得できるチャンスは3分の1以上低くなることが分かったという。

　また、働く時間が最も長い学生は最低限の成績で大学に入学したグループに属しているケースが多いことが判明したほか、この点を考慮しなくても、アルバイトの時間が長い学生は大学で修める成績もそれだけ低くなることが指摘されたという。

　同調査では、学期中の学生のアルバイトはあくまで成績不振の原因のひとつとみられている一方、成績に大きな影響を及ぼす要素に変わりはないことを強調。

　アルバイトに長時間を費やす学生は、経済的に恵まれない家庭の出身であることも少なくなく、仕事で学業がおろそかになることで、結局は将来の高収入への道にもつながらないという悪循環に陥りがちとされている。








★12/19 バービー人形いじめは大人への通過儀礼？

　豊かなブロンド・ヘア、完璧なスタイルと微笑み――少女たちの永遠のアイドルだったはずのバービー人形が、現在７―11歳の少女たちの集中砲火の的となっており、少女たちはこの人形をいじめたり壊したり、頭部の切断におよぶことさえあるということが報告された。

　この事実は、100人の子供たちを対象に、人気商品に対する反応について調査した結果明らかになったもの。調査を行ったバース大学のアグネス・ナーン博士は、子供たちはバービーに最も強い反応を示したと述べ、小学校上級クラスの子供たちにバービー人形について訊ねた際、拒否や嫌悪などの反応を見せたという。

　また博士は、この人形に対する物理的な破壊行為は子供たちの年齢や学校、性別に関わらずたびたび報告されているケースであり、その方法は髪の毛を切り取ることに始まり、首切り、焼く、電子レンジで加熱するなど、多岐に渡る「独創的」なものであるとしている。

　少女たちはバービー人形がプラスチックでできており、子供時代を象徴するものであることからこの人形を嫌っているとされ、ナーン博士は、バービー人形を否定することは少女たちの通過儀礼であり、自分たちの過去（幼年期）を否定するための行為であるとの見解を述べているという。一方、攻撃的な反応を見せる少女らに対し、少年たちは彼らのお気に入り人形「アクションマン」に対して懐かしさや愛着の念を示す傾向にあるとの報告もなされた。







★篤郎、里佳子が離婚、別々会見へ

　俳優の渡部篤郎（３７）とタレントの村上里佳子（３９）が１９日、離婚届を提出した。２人は２０日、別々に記者会見を行う。ドラマ共演が縁で９４年３月に結婚。１１歳と６歳になる２人の男児を設け、ＣＭでも共演するなど一時は“おしどり夫婦”とも言われた。しかし、ここ数年は渡部の浮気などが取りざたされ、離婚の噂が絶えなかった。

　渡部と里佳子が１１年９カ月の結婚生活にピリオドを打った。都内の区役所に離婚届を提出。深夜になって、それぞれの事務所名で会見予定を記した文書を報道各社にファクスで送付した。かつては“おしどり夫婦”と呼ばれ、日産自動車「リバティ」のＣＭで共演するなど、仲の良さを茶の間にアピール。その後、里佳子の単独出演になり、昨年はついに里佳子の契約も消え、離婚危機説がクローズアップされた。理由として渡部の浮気が挙げられた。

　危機説に追い打ちをかけたのが所属事務所からそれぞれの独立。２人とも同じ事務所にいたが、今年４月に渡部が離れた。里佳子も個人事務所を立ち上げたことから、離婚問題が信ぴょう性をはらんだ。双方は「不仲」を否定したが、関係者によれば、この時から別居。代理人を立てて水面下で離婚に向けた協議を行ってきた。

　２人は９３年６月、テレビ朝日系ドラマ「湘南女子寮物語」で共演して意気投合。翌９４年３月１日に婚姻届を提出した。同年１１月には長男、９９年３月には二男に恵まれた。それでも出ては消える離婚の噂。里佳子は昨年９月に出版した著書「Ｌｉｆｅ　ｈｅａｌｔｈ、ｂｅａｕｔｙ　ａｎｄ　ｆａｍｉｌｙ」の中で、両親が１６歳の時に離婚したことを明かし「彼と最後まで連れ添っていくことが私のなかのテーマ」と記したが、その思いはかなわなかった。

　渡部は映画製作に意欲を燃やし、里佳子はタレント業の一方で、９６年に子供服や婦人服のメーカーを立ち上げるなど、サイドビジネスも順調。こうした双方の充実ぶりが、新生活への決断に踏み切らせたようだ。