4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile Exchange、NYMEX)の原油先物相場は、指標となる米国産標準油種の軽質スイート原油(9月渡し)が、一時1バレル=119.50ドルまで下落。原油価格が120ドルを割り込んだのは3か月ぶり。終値は、前週末比3.69ドル安の1バレル=121.41ドルだった。
需給逼迫(ひっぱく)感の緩和と米・メキシコ湾(Gulf of Mexico)沿岸に接近している熱帯低気圧の「エドワール(Edouard)」による被害の懸念後退を受けた動きとみられる。
ロンドン市場では、北海ブレント(Brent North Sea)原油(9月渡し)が、電子取引で一時、5月5日以来の安値となる1バレル=118.80ドルまで下落。終値は、前週末比3.50ドル安の1バレル=120.68ドルだった。
ノースカロライナ大学(University of North Carolina)で経済学を教えるチャールズ・コートマンシェ(Charles Courtemanche)教授は、1984年から20年間、米国の数州におけるガソリン価格と肥満との関係を調査してきた。その結果、ガソリン価格が1ドル上昇すると、体重超過の割合が7%、肥満は9%減少することが分かったという。