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JRC退友会コミュの世界名作童話劇場 〜フランダースの牛〜

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時は21世紀、東北地方の小さな農村に少年ウッシーは暮らしていました。


ウッシーはアラブ人の祖父と国産牛の3人暮らしで、石油運搬業を営みながら学校に通っていました。



貧しい生活ではありましたが、ウッシーには「ベートーベンのような音楽家になる!」という夢がありました。

「ピアノが弾きたい!」という思いもありましたが、貧しいウッシー家ではそれもかなわず、ハーモニカがいつもその代わりでした。



誰よりも早く学校に登校して、ハーモニカの音色でクラスメイトを出迎える・・・


この行為は、クラス内で浮いた存在となるだけでなく、クラス外においてもその名を知らしめる要因となりましたが、空気が読めないウッシーは全然気にしませんでした。




高校での3年間、ウッシーはサッカーをすればシュミレーションと罵られ、話しかければ「アラブ人」と馬鹿にされながらも勉学に励み、全国でも有数の大学に進学しました。



しかし、その後は不幸の連続でした。



唯一の理解者であったゴツオ君は、入試に18連敗したあげく、上京。

望まずして疎遠となってしまいました。



また、石油の高騰によりエネルギー需要が低下。

石油運搬業を営むウッシー家計にも深刻な事態となりました。



さらに一方では、反牛君組織による「牛狩り」が激化。

ゲップなど有害物質を巻き散らす牛の無作為の粛清が行われました。

強い敵意を持った反牛君組織の前に、為す術もなく最愛の牛を亡くしてしまうのです。



大学でもイカトンスタイルで自閉的になってしまい、せっかく声を掛けてくれた女の子にも「オレに話かけるぐらいなら、壁に話かけたほうがマシだよ」などと言うほど病んでしまいました。




そういえば、クリスマス前日には、得意の英文朗読コンクールの結果発表がありました。


「優勝すればきっとアラブの石油王に認めてもらえる!」と、コンクールに全ての望みをかけるウッシーでしたが……審査結果は落選。



「have」の発音は評価されましたが、「巻き舌すぎて全体的に何言ってるか聞き取れない」と酷評されての落選でした。




厳しい吹雪の帰りの道すがら、ウッシーは教会に向かいました。

教会では賛美歌が歌われ、厳粛な雰囲気が漂っていました。


椅子に腰をかけてその音色に耳を傾けていると、血相を変えた神父キューティー3世がやってきました。



キューティー3世は近寄ってくるなり「貴様、アラブ人だろ!今すぐこの教会から出て行け!この牛が!!」と罵声を浴びせた挙句、渾身の力で殴り、雪に覆われた地面が赤く染まっていきました。


薄れていく意識の中で、ウッシーは自分自身に問いかけました。

「一体、僕の人生はどこで間違えてしまったのだろうか?」




空から天使キムキムがお迎えにやってきました。

天使キムキムはウッシーを担ぐと、エラ天使&ヒザ天使とうなずき、「雀荘」という地獄へと直行したそうです。





原作 キムキム 脚色 キューティー


※この物語は半分フィクション、半分ノンフィクションです。登場する人物は主人公以外は架空です。

コメント(1)

<著者あとがき>
この物語を作成したのは、東京から帰ってくる新幹線の中です。


この日、僕の兄の結婚式がありました。僕は、お嫁さんをはじめ、親戚や多くの友人に囲まれた幸せな結婚式を見て「俺は何をやってるんだ!こういう幸せを目指して、もっと真面目に生きなきゃいけないんだよ!」と自分自身に感じていました。


ただ、新幹線に乗ると如何せん暇です。

DSでドラクエという手もありましたが、「真面目に生きる!」と決めた以上、牛みたいな顔してゲームに勤しむ姿を世間にさらすわけにはいきません。


そこで考えたのが執筆活動です。

自分の思ったこと、感じたことを率直に表現できる…こんなに素晴らしいことはないと思いました。


もともとは、凄く真面目な話だったんですけど、脚色担当のキューティー君が耐え切れず編集してしまったようです。



まぁコレを読んだ方は、責任を持って、大学生レベルの読書感想文を提出して下さいww

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