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日本の滝コミュの濃溝の滝解説文を書く

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頼まれて、千葉県君津市、濃溝滝の紹介文を書いた。

滝の画像と紹介文
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亀岩の洞窟・濃溝の滝

 君津市笹、清水地区所在。小櫃川支流笹川が、素掘りの河道短絡トンネルを滝となって流れている川廻しトンネルである。画像は観光化以前の1995年撮影。
 「川廻し」とは、江戸時代に曲流河川の曲流部をトンネルや堀り割りで人工的に曲流短絡し、曲流跡を埋め立てて水田化した新田開発工事のことで、上総地方の曲流河川で約450カ所も行われた。同様の工事は、新潟県の第三紀丘陵地の河川でも多数見られ、「瀬替え」と呼ばれている。
 この工事の結果、曲流部(フルカワ)の水田、短絡部(シンカワ)の堀切やトンネル、フルカワとシンカワに囲まれた、分離丘(ナカジマ)などの特異な景観が各所に残され、上総地方諸河川の特異な景観となっている。
 川廻し以前の笹川は、画面奥から流れてきて、トンネル向こうで曲がり、画面に見える護岸部分(埋め立てた跡)を画面左方へ流れていた。その先で曲流して向きを変え、トンネル手前にかけて、画面左手より流れてきていた。
この場所で、導水溝として長さ30mの堀り割りを作り、その先に、長さ30m、幅10m、高さ6mのかまぼこ形断面のトンネルを掘り、トンネル出口は落差5mの滝にして落として、笹川を短絡したのである。工事の結果、長さ約900mの細長いフルカワができ、約3町歩弱の水田ができたようである。
 現在の滝は、当初の滝がその後の侵食で変形し、最長で約30m後退した形である。

 川廻しのトンネルや滝には、名前が付けられられることなど無く、この滝も最近まで無名であった。
 片倉ダム・笹川湖の建設(2002年完成)に伴い、国道脇に清水渓流公園が作られ、地元の方々により、観光名として、公園に隣接するトンネルと滝が、「洞窟の滝」と名付けられ、その後、小字名「濃水」から「濃溝の滝」、亀の形が見えるというのでトンネル名が「亀岩の洞窟」となっていった。
 特に最近、トンネルから差し込む光がハート型を作る写真で有名になり、急に著名な観光スポットとなっている。新地名の発生という点でも興味深い。 (吉村光敏 記)

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