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月夜見 [ツクヨミ]コミュの十五夜≒満月となる時間のサイクルについて

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なぜ陰暦であるはずの旧暦カレンダーと月齢表示のムーンカレンダーがしっくりこないのか?
せっかく季節感のある旧暦なんだけど、日本人の美しい時間感覚だけは未だにズレまくっている感じがします...


旧暦は毎月の一日を新月の位置で調節しているから、30日間の大の月と29日間の小の月に自然と納まるようになってます。
古い時代の陰暦は月を始めて観測できる三日月を新月といって、そこから遡って一日を決めたから遡る月で「朔」と呼んだ。
とにかく一日は「朔」であり十五日は「望」であって、今のようなジャストの新月や満月なんて考えたこともないし気にもしてなかった(と私は感じています)。

昔は日が昇ってからその日が始まると考えられていました。
さらに、夜に月が昇ってから神の一日が始まるとも考えられていました。
例えば十五日は人の一日、十五夜は神の一日というように。
そのような感覚の中で、時の数え方も昼の長さと夜の長さをそれぞれ六つに割って呼んでいました。
人が働く昼の長さは夏は長くて冬は短い、逆に神の一日は冬長く夏は短い。
だから昼と夜の長さが同じになる春分と秋分は人と神が一体となる調和の日、父なる太陽と母なる大地やご先祖様ともつながれるとても重要な日としてして祝いました。

月の満ち欠けの呼び名も、十五日の晩のに出た月は翌朝に沈むまでが十五夜(望月)。
夜中の子の刻(0時=24時)で区切ってなかったから、その日に出た月が沈むまでを○○月とか○○夜と呼んでいた。
三日の晩の三日月など、それが月の満ち欠けをその日付で呼んでいた理由です。
しかし現在の旧暦の日付は便宜上わかりやすくするために、新暦に合わせた子の刻(0時=24時)で区切ってしまいました。

ちなみに、満月は月齢でいっても13.5以上14.5未満とばらつきます。
月は地球の周りを平均29.5日で満ち欠けをくり返すから、ちょうどその半分が満月のはずだけど、月の軌道が楕円なので必ず2ではぴったり割り切れないのです。
深夜0時から23時59分?までに天文学的な新月の位置に来た日を毎月の一日と定めているから、そもそも新月が0時1分だった場合と23時59分だった場合では一日の時点ですでに丸1日の差が生じてしまってるわけです。

例えば旧暦十五日の夜に東の空から出た十五夜が、日付を越えた翌朝の西の空に沈むころにちょうど天文学的な満月となったとします。
カレンダー上では旧暦で十六夜の日が満月と書かれてるけど、その日の夜に出た月はもうすでに満月を過ぎてとっくに欠けはじめています。
これではせっかく満月を確認したつもりでも、見ている月が満月ではないということになってしまいます...





▼Blue Moon (ブルームーン)
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=50953011&comm_id=1110372
▼一日の始まり 〜年初と時刻の関係
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15343990&comm_id=1110372
▼満月から始まる「望の正月」
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15841736&comm_id=1110372
▼雑節【彼岸】
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16177706&comm_id=1110372
▼月齢とは
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=36522628&comm_id=1110372


...

コメント(1)

満月(望)を語るトピ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=9706458&comm_id=1110372&page=all

> 3
> 2006年08月30日 18:34
> ∞音∞ a.k.a. 風*月
>
> 十五夜が満月ではない訳...
>
>
> 私は「満月=十五夜=月齢15.0」だと、疑いなく思っていました。
> でも、旧暦15日と満月の日付はほとんど一致しません。
>
>  どうしてこうなるのでしょうか?
>
> 旧暦1日(ついたち)の決め方について
>  旧暦の1日は「朔(新月)となる瞬間を含んだ日」ですので、0時0分に朔となる日も、23時59分になる日も同じく「一日」になります。
>  これを考慮すると旧暦15日の月齢は、最小13.0,最大15.0,平均14.0となります。
>
> 朔から望までの日数(平均)について
>  朔(新月)から望(満月)までの平均日数は、約 14.76日で、これが本当の満月の月齢の平均となります。
>  これは旧暦15日の月齢平均より0.76日分だけ長い値です。
>  このため、実際の満月は旧暦15日より遅れる傾向があります。
>
> 朔と望までの実際の日数について
>  月の軌道が円でないなどの理由から、朔から望までの日数は約13.8〜15.8日の間で変化します。
>
>
> というわけで、
>
> 「新月=朔=月齢0」は基準であるため、イコールが成立するだけで、
> 「満月=十五夜=月齢15.0」とはならないことが、最近やっとわかりました。


> 92
> 2008年08月19日 01:00
> ∞音∞ a.k.a. 風*月
>
> 月の名前は旧暦の日付の晩から翌朝にかけて出ている月を指しているわけで、例えば日没後すぐに十五夜が出て真夜中の0時を過ぎて南中にある月が十六夜とはならず、十五夜のまま日付を跨ぎます。
> これは江戸の時刻が普及する以前からあった、一日のはじめと終わりが日の出と日の入りだった名残だと思います。
> 日が登れば人の一日がはじまり、日が沈めばカミさまの一日がはじまる、みたいな。
> http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=15343990&comm_id=1110372
>
> 満月は今のような杓子定規な測り方を一切せず、一律に十五夜の日が満月(望月)と決まってました。
> 月齢でいっても、楕円軌道なので毎月ばらつきがでるので平均で約15.5とかになるんだったかな?
> 天文学的な定義は太陽との黄径差が180°の瞬間、でしたよね?
>
> だから昼間にも当然その瞬間は来るから、しろがねさんのいうように正午を境にっていうわけでもなく、それはその西暦の日付のその時間が満月であって、前の晩の月か当日の月かははっきりといえません。
> なぜなら、何時を基準に一日がはじまるのかで決定されるわけで、真夜中の0時でないことはたしかですが、正午でもありません。
> 今回はムーンカレンダーを見ると17日が満月となっていますが、たまたま月食は十六夜の沈む瞬間だったわけです...
>
>
> ということですが、しろがねさんの考えた割り振り方はとても合理的だと思いますよ。
> 逆に言うと江戸時代までの日本人がとても粋だっということ。
> その粋な暦と今の天文学が相成れないところはそこだと感じています。

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