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月夜見 [ツクヨミ]コミュのメトン周期とサロス周期 〜太陽と地球と月の19年周期

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メトン周期とは、ある月日の月相(月の欠け方)が一致する周期の一つ。
19太陽年は235朔望月にほぼ等しいという周期のこと。
紀元前433年、アテナイの数学者メトンが発見したのでこの名がある。

旧暦は19年に7回の閏年を入れて、太陽と月のリズムを完全に合わせた太陰太陽暦。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14342196&comm_id=1110372

約3年毎に閏年を入れて

12の月が12年
13の月が7年

という組み合わせで19年。
この19年7閏法は、ギリシャではメトン暦として採用。
古代中国ではこの19年周期を「章」というひとつの単位にして、甲子の朔旦冬至ではじまる太陰太陽暦を1章(19年)でリセットしていました。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=13039457&comm_id=1110372

今日の月の月相(月の欠け方)は、ちょうど19年後の今日と同じになります。
例えば誕生日が満月なら、19歳の誕生日も38歳の誕生日も満月です。

だったら新月の日食も、満月の月食もなんとなく当てられそうです...

▼新月の日食(日蝕) 〜太陽-月-地球
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10622046&comm_id=1110372
▼満月の月食(月蝕) 〜太陽-地球-月
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=9738514&comm_id=1110372


もちろん実際にはそんな単純にはいかず、より正確な計算法があるのですがニュアンスとしてはそんな感じです。
実際に皆既日食は世界のどこかで1年に1度ほどの確率ですが、部分日食を入れて年に数回あります。
月食は年2回ほど、日食とは違い広範囲で見れます。

例えば来年2009年の7月22日には日本の一部で皆既日食、それ以外の本州などほとんどの地域でも部分日食として見れます。
これら日食や月食のひとつづつが、それぞれ一定の周期で正確に予測できる計算法が古代から存在するのです。
例えば、

 今度の皆既日食と同じ日食は、約20年後にさらに西の地域で見られるでしょう。
 そして約60年後にはまた同じ場所で皆既日食となるでしょう。

こんな計算法まで知っていたんです。
紀元前からあったサロス周期は19食年というかなり正確な食の周期です。

サロス周期とは、日食や月食が起こる日を予測するのに用いられる周期。
1サロス周期=18.6年周期となり、太陽と地球と月が相対的にほぼ同じ位置になる周期です。

日食は西に120°ずれることがわかっています。
日食の場合には、1サロス後の食は約8時間遅れて起こります。
そのため、日食を見られる地域が地球を1/3周(120°)西にずれます。
だから3サロス(55.8年)で360°、地球をグルッと1周してまた元の位置に戻ってきます...



メトン周期が太陰太陽暦の策定に欠かせなかったのに対し、サロス周期はある特定の食を予測するという違った目的がありました。
19年周期といっても、同じ太陽と地球と月の位置関係の見方を少し変えただけで、他にもいろんな周期が知られています。

地球は2万5920年かけて自転軸を1周期する首振り運動をしており、これを歳差運動といいます。
月の歳差運動は章動と呼び、その周期は18.6年です。

季節によって月の出、月の入りの位置は異なり、夏の月は南寄りを、冬の月は北寄りのコースを通る。
この通り道の変化の幅が年により大きくなったり小さくなったりする。
地球の赤道面とずれているため、月の軌道は18.6年周期で変化します。
イギリスのストーンヘンジは、18.6年毎に月が同じ動きを見せることを知っていて、それを観測していたことが知られています...


...

コメント(6)

メトン周期とサロス周期のこの微妙な差が何とも悩ましいですね。サロス周期は月の軌道・白道と太陽の軌道・黄道との交点である昇交点(ドラゴンヘッド)、降交点(ドラゴンテイル)が黄道上を一周する周期とも言い換えられますね。ドラゴンとはお日さまやお月さまを食べるからそう呼ぶのでしょうね。昇交点、降交点はバイオダイナミック農業をされてる方にはおなじみですよね。
> はがさん

わかりやすいご説明ありがとうございます!
トピに簡単にまとめたつもりのこの私でも、まだまだその微妙な差まではわかってません。

> 昇交点、降交点はバイオダイナミック農業をされてる方にはおなじみですよね

バイオダイナミック農法とは
http://ozgarden.fc2web.com/Biodynamic.html
バイオダイナミック・カレンダー
http://ozgarden.fc2web.com/BiodynamicCalendar.html

はがさんの造る暦には、シュタイナーの農事暦バイオダイナミックカレンダーが盛り込まれているんですよね?
またこのコミュでも来年版の暦をぜひ紹介してください!!!
そっけない書き込みだったのにこんなにも喜んでもらってありがとう。

うん。メトン周期。サロス周期。。。。

いま、メトン周期を応用して旧暦の万年日めくりカレンダーを構想中で、来春には取り掛かりたいと思っております。

サロス周期をカレンダーに応用するアイデアは難しくってまだひらめきません。

来年の暦は11月中には完成すると思いますが、完成したときには部分画像付きで投稿させてください。どうもありがとうございます。
 みなさん、わたくしはサロス周期に関して完全に間違った事を書いてしまいました。申し訳ございませんでした。ここにお詫びと訂正をいたします。

 サロス周期とは、朔望月×223周期(=18年+11.32日)のことです。この「18年+11.32日」が、交点月(=27.21日)×242周期(=18年+11.36日)とほぼ一致するから、同じ月齢(正確には「同じ月相」)の月が同じ交点付近のほとんど同じ地点を通過するということが言えるわけで、食の周期「サロス周期」というわけでした。

 昇降交点の1周期ではございません。太陽の道(黄道)と月の道(白道)の交点は黄道上を1年に約19.34度西へ移動するので一周する周期は18.6年ですが、これとサロス周期とは全く関係ございませんでした。間違った記述を行ってしまいまして大変申し訳ございませんでした。

 ちなみに、この交点が1年に約19.34度西へ移動することが、交点月(=27.21日)が恒星月(=27.32日)よりも0.11日短い理由です。19.34度という角度は月が約1.46日に移動する角度ですが、一年間に1.46日短いというこの時間差を一月当たりに直すとだいたい0.11日になります。

 恒星月とはご存知かもしれませんが、月が地球の周りを一回りして同じ星座(恒星)の上に戻ってくる周期です。月の周期もモノサシの当て方次第で様々に変わるからややこしいですが…。

 さて、18年のサロス周期、18.6年の(昇降)交点周期、19年のメトン周期、などと月をめぐる19年付近の周期はなんとも悩ましいですね。さらに太陽も考えると約22年という、黒点の活動周期もありますが少し逸れ過ぎ? この周期も最近は20.5年くらいで推移しているというからそれほど逸れてもいないかも?
メトン周期というんですね。
いつも素晴らしい情報や話題提供
ありがとうございます。
2014年の冬至は新月と重なる【朔旦冬至】
http://www.musublog.jp/blog/fuhgetsu/?entry_id=27336
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=77266590&comm_id=1110372

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