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月夜見 [ツクヨミ]コミュの雑節【彼岸】

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春分と秋分を中日とし、前後各3日を合わせた7日間のこと。

 3月18日頃「彼岸の入り」
 3月21日頃「彼岸の中日」(春分)
 3月24日頃「彼岸の明け」

 9月20日頃「秋彼岸の入り」
 9月23日頃「秋彼岸の中日」(秋分)
 9月26日頃「秋彼岸の明け」

春分と秋分は、太陽が真東から昇り真西に沈み、昼夜等分となります。
彼岸はもともと仏教における祭事であったものが、暦に記載されるようになって雑節となりました。


 暑さ寒さも彼岸まで


長かった冬や、酷暑の夏も、それぞれの彼岸のころまでとなります。
彼岸の時期は、一年で一番過ごしやすい時期です。
農事としてのお彼岸は、茶摘み、苗代の籾蒔き、木々の剪定などの目安とされてきました。

この日に民間では、おはぎ・団子・のり巻き・稲荷寿司などを作り、仏壇に供え、先祖の墓参りをする習慣があります。
また死者供養の山登りや、念仏行事、盆の先祖迎えに似た儀礼を行うところもあり、また彼岸の中日に太陽を拝む太陽信仰など地域によって様々な特色があります。
このお彼岸の風習は、日本の古来からの民俗的なお祭りと、仏教の思想や中国の思想が混ざり合ってでき上がったものです。


「仏教説」によれば、梵語の「波羅蜜多」の訳は、彼岸に到るという意味になります。
そのためお彼岸を「到彼岸」とか、「彼岸会(ひがんえ)」ともいいます。
煩悩や迷いに満ちたこの世であるこちら側の岸を「此岸」(しがん)というのに対して、向う側の岸を「彼岸」という。
また「涅槃」である西方浄土、つまり西に極楽があるという考えがあります。
遙か彼方の真西の日没のあるところにこそ「極楽浄土」があると考え、西方に沈む太陽を礼拝し思いをはせたのが彼岸の始まりとなりました。
こうして日本に伝来後、いつの間にか法要を営み祖先を祀る行事へと変化し、彼岸会となりました。
そのため彼岸会は仏教行事でありながら、インドや中国にはない日本独特の仏教法会となっています。

一方「民俗説」によれば、彼岸の語源は「日願」となります。
これは古来からある太陽信仰に由来します。
春分・秋分は太陽が真東から出て真西に沈み昼と夜の長さが同じということで、太陽信仰としても非常に重要な節目でした。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もあるように、この時期が季節の変わり目になります。
「日の願」ということばもあり、これから「日願」になったともいわれ、「日天願」と呼ぶ地方もあるそうです。
また、彼岸の7日間の間に「日の伴」とか「日迎え日送り」をする行事が、近畿地方一帯にあったそうです。
これは、朝の日の出る東の方のお宮やお寺にお参りし、日中は南の方のお宮やお寺に参り、農耕の安全と農作を祈り、これを節目として祖先の霊を祀るものでした。
きわめて原始的な太陽崇拝ともいえますが、彼岸会が太陽と農耕と切り離せない関係にあると思われます。

農民にとって春分は種蒔きの時期、秋分は刈入れの時期と重なります。
日本では古来から、春分には豊穣を祈り、秋分には収穫に感謝して、太陽にお祈りをしていました。
中国から暦が伝わる以前には、お正月よりも穀物の種まきや収穫に合わせた春と秋のお祭りが重要でした。

また仏教説のように大陸から伝来する以前から、もともと1年を2期に分けて祖霊崇拝を半年毎に繰り返した時代がありました。
その名残として、日本の正月は古くは盂蘭盆と対応するもので、半年毎に先祖の魂を迎えて祭る性格の行事でした。
1月15日「小正月」の満月と、ちょうど半年後の7月15日「お盆」の満月は対となっています。
春分と秋分の「お彼岸」も、まったく同じような意味と性格を持っています。
古来からもともとあった風習が、他の多くの行事のように大陸の思想とうまく習合していきました。

こうして農事始めの神事と仏教儀式が結び付いて、ぼた餅などが作られ、墓参の風習が出来てきました。
ちなみに、彼岸に供え物として作られる餅は、

 春の彼岸 … 牡丹餅(ぼたもち)は、春に咲く牡丹にちなんで
 秋の彼岸 … 萩の餅(御萩=おはぎ)は、秋に咲く萩にちなんで

となります。
それぞれの花のイメージとして、ぼた餅は「こしあん」、おはぎは「粒あん」となりました。





▽二至二分の【春分】と【秋分】
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16353132&comm_id=1110372

▽雑節【社日】
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=23160558&comm_id=1110372

▽日本独自の暦【雑節】
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14377976&comm_id=1110372


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コメント(7)


ふーーーん!

来週には彼岸入りですね
色々しったうえで過ごせるので面白そうです

どーも!!
わたしが生まれたのが、3月18日で、彼岸の入りの日。
小さな頃から、誕生日はいつも”おはぎ”でした。
こしあんでは無くつぶあん。京都で私の思っているのは、”おはぎ”はつぶあんで中が、もち米。”ぼたもち”はこしあんで中が、お餅。

でも、お彼岸になると何処のお家でも、おはぎと呼んでいるものをつくっておりました。
イメージとしては、春は牡丹餅で「こしあん」でしょうと、納得です!
(牡丹餅は庶民には手間かかりすぎたのかと。)

なんか誕生日がとてもいい日に思えてきました!感謝です。
サー様
私も誕生日が、3月18日の早生まれです。
同じ誕生日の方がいて、ビックリです。
また、私んブログにもお立ち寄りください。
Dr.Susuさま
ブログ拝見いたしました。文章も、写真もとてもいいですね。
同じ誕生日だと思うと、嬉しいです!

なんかとても楽しそうなので、ときどき、しばしばお邪魔させていただきま〜す!!
ぼたもちの季節がやってきました!
なんでこの時期になると食べたくなるんだろ〜うまい!
16日の新月で如月がはじまり、明日の18日から彼岸入り。
春分を中心とした7日間の彼岸は、太陽を感じるための日願です!!!

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