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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュのアニマル1

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「アニマルワン」と読みます。昭和42年から43年にかけて「週刊少年サンデー」に連載されていました。中学一年生の東(ひがし)一郎が、メキシコ・オリンピックのレスリング日本代表に選ばれるまでの物語です。このころは、メキシコ・オリンピック開催前で、オリンピックを目指した漫画が結構ありました。同じ少年サンデーでは、望月三起也の「日の丸陣太」(マラソンの話)などもそうでした。

東一家は、船上生活をしています。父親と長男の一郎(中一)、次男の二郎(小六)、三男の三郎(小五)、四男の四郎(小四)、五男の五郎(小三)、六男の六郎(小二)、長女のナナ子(小一)の七人兄妹、八人家族です。ナナ子はみんなの母親代わりで「オフクロさん」と呼ばれています。テレビでは、ナナ子をテーマにした「ナナ子のうた」がよかったですね。クリスマス・ソング風の曲です。「セブンはわたしよ すえっ子ナナ子 ちいさいけれども いっかのはしら・・・・・・」

河岸中学に転校してきた一郎は、レスリング部に入部します。初めての対抗試合で、相手中学の主将に敗れて、力のレスリングから技のレスリングに転向することを決意。夏休みの強化合宿に行かず、自ら進んで山口県の柳井市にある斉藤道場に修行に行きます。斉藤道場は今も実在します。ここでの修行によりひとまわりもふたまわりも成長した一郎は、一年生でありながら病気のキャプテンの後を受けて河岸中学レスリング部の主将になります。

漫画ですから、当然、派手な大技が登場します。「アニマル・ドロップ」「ブラック1(ワン)タックル」「ローリングストーン」の3つの大技です。「アニマル・ドロップ」は外人プロレスラー・ヘンリーとの決闘で偶然編み出す技です。相手を投げながら自分も一緒に空中高く舞い上がり、地上に落下する直前で体勢を入れ替え、フォールするというもの。中学一年生が、プロレスラーと決闘するとは何とも無茶苦茶な話ですが、当時は何とも思いませんでした。

「ローリングストーン」は、オリンピック強化選手に選ばれた一郎がアメリカ遠征に行った時に、アメリカの選手ジャックが使っていた技で、マット中を転がる石のように相手とともにぐるぐる回転し、最後はフォールしているというものです。「アニマル・ドロップ」も「ローリングストーン」も、現実には不可能な技です。(あたりまえだ、こんなことをいちいち説明するな!)

オリンピック出場選手最終選考試合直前に一郎が編み出した技が、「ブラック1タックル」です。この技は曲芸師ならなんとかできそうです。バック転して相手の足首をつかみ、足で腕を押さえ、倒してフォールします。しかし、実戦では使えないでしょう。

「アニマル1」は「いなかっぺ大将」と同時期に描かれた漫画のため、物語の後半には時々、一郎の顔が風大左ェ門のようになります。おしっこをこらえるシーンや同級生のかわい娘ちゃんを想像するシーンでの一郎の顔は大ちゃんそのままです。しかし、テレビ化されたのは、「いなかっぺ大将」の方がずっと後で、掲載誌もサンデーと学習誌の違いで、当時は「アニマル1」の方がはるかにメジャーであり、大ちゃんが一郎に似てきたといった方がよいかもしれません。

一郎は、オリンピック出場選手最終選考試合で「ブラック1タックル」をきめ、見事優勝します。翌日の新聞で、一郎のメキシコオリンピック出場が決定したことが報じられたところで物語は終了します。「アニマル1」は「巨人の星」のような熱血感動巨編ではありませんが、さわやかな少年スポーツ漫画でした。

「アニマル1」では、七人兄妹という設定にもかかわらず、一郎の家族についてはあまりえがかれていません。これを反省してかどうかわかりませんが、川崎のぼるは小学館の学年誌に「いなかっぺ大将」のあと、「てんとう虫の歌」という七人姉弟の漫画を描いています。

一週(いっしゅう)家の父親が間太(かんた)、母親が休美(やすみ)、長女が六年生の月美(つきみ)、長男が五年生の火児(かじ)、次男が四年生の水男(みずお)、三男が三年生の木介(もくすけ)、四男が二年生の金太郎、五男が一年生の土丸(つちまる)、次女が小学校入学前の日曜子(ひよこ)です。「アニマル1」では、単純に一から七までを名前にしていましたが、「てんとう虫の歌」では一週間の曜日にちなんだ名前になっています。

「てんとう虫の歌」は昭和48年の作品ですから、「巨人の星」の後半以降の画調で描かれています。(下のレコード・ジャケットは川崎のぼる本人の絵ではありません。)
「いなかっぺ大将」的なギャグを盛り込みながら、飛行機事故で両親を失った七人姉弟が力を合わせて生活していくというシリアスな物語になっています。それにしても、漫画家って自由な発想で物語が描けていいですね。

昭和43年
日本コロムビア株式会社

A面:アニマル1のうた
B面:ナナ子のうた

アニマル1のうた   
 作詞 武井 君子
 作曲 玉木 宏樹
  うた 鶴間 えり
     コロムビアゆりかご会
ナナ子のうた
 作詞 武井 君子
 作曲 玉木 宏樹
  うた 額田 和枝
     コロムビアゆりかご会
 定価 330円

http://www.youtube.com/watch?v=10kVK1AmixM&NR

『アニマルワン 末の弟 エイトマン?』

東一家は、一郎、二郎、三郎、四郎、五郎、六郎、ナナ子の七人兄妹。 8人目がいたら、「東八郎」。 エイトマンかコメディアン・・

【ストーリー】
船上で生活を営む東家の長男、一郎は中学一年生。レスリングでメキシコ・オリンピック参加を目指す。

東は「ひがし」と読む。仮に末っ子の「東八郎」がいても「あずまはちろう」ではない。「ひがし」姓は近畿以西に多い。一般的な「あずま」にしなかったのは「東一郎」が「東八郎」を連想させるからだろうか?

ちなみに、 同じ作者の『いなかっぺ大将』には「西一(にしはじめ)」という関西人がいた。 川崎のぼるは大阪出身で阪神ファンらしいが、『巨人の星』を依頼された時には野球についての知識がまったく無かったそうだ。

さて、『アニマル1』には荒唐無稽な大技が登場する。「アニマル・ドロップ」「ブラック1タックル」「ローリングストーン」。「ローリングストーン」は、かけた方が先にフォール負けになってしまうのでは?という、『柔道一直線』の地獄車に似た「相手と巴状態でぐるぐる回転する」技だった。

技を思いついたきっかけは、オリンピック強化選手のアメリカ合宿中。一郎は、干上がった渓流のような場所で、大きな丸い石に追いかけられるハメになる。左右に避ける隙間はない。石にしがみついて回転することで難を逃れるエピソードからだったと思う。

インディージョーンズを観た時に、朱里エイコの歌う主題歌とともに思い出した同世代もいるに違いない。

コメント(5)

この手のタイプの絵がはやってた?
ちょっと泥臭い感じの。

時代が泥臭いのかな?
アニマル1…読んでたら段々思い出してきました。
「てんとう虫のうた」も「いなかっぺ大将」も「荒野の少年イサム」もみ〜んな見てましたー。
(゜▽゜)ノ
(・∀・)ぷにさんの年齢ばればれw
これも未完と言っていいですよね

ライバルとの決戦そのままに、、、

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