2000年（平成12年）1月30日から2001年（平成13年）1月21日まで、毎週日曜日8：00 - 8：30にテレビ朝日系で放送された、東映製作の特撮テレビドラマ・「仮面ライダーシリーズ」の1作品、もしくは作品中に登場するヒーローの名称。
製作局を毎日放送から以前のネット局・テレビ朝日へ移しての第1作であり、この作品以降に制作された仮面ライダー作品は平成仮面ライダーシリーズともいわれる。漢字での表記は「空我」。
2002年の第33回『星雲賞』映画演劇部門・メディア部門受賞作品
放送データ
テレビシリーズ『仮面ライダークウガ』
全49話（テレビ朝日系列22局：2000年1月30日〜2001年1月21日）
休止3回（テレビ朝日系列22局）
2000年6月18日 全米オープンゴルフ中継のため。
2000年9月24日 シドニーオリンピック関連番組放送のため。
2000年11月5日 第32回全日本大学駅伝放送のため。
テレビスペシャル『仮面ライダークウガ 新春スペシャル』
テレビ朝日：2001年1月2日放送
関東ローカルで放映された2時間スペシャル（EPISODE 17 臨戦、EPISODE 31 応戦、EPISODE 46.5 初夢の三本立て）
概要
特徴
モチーフはクワガタムシであり、東映側からの「漢字で書ける名前」との要求を受けて「クウガ」と命名されたとされている。以前のシリーズ作品では、基本的に世界観の関連があったが[1]、本作ではその原則を廃し、まったく別の世界観の、古代文明との因縁を持つ戦士という設定が導入された。そのため、劇中で仮面ライダーという言葉が出てくることはなく、主人公の五代雄介はじめ他の登場人物もその呼称を用いることはなかった（劇中では「クウガ」「4号」とのみ呼称）。つまり「それまでの仮面ライダーも悪の組織も存在しなかった」世界での物語である。そのため仮面ライダーTVシリーズ中、劇中「仮面ライダー」が設定上においても複数存在しなかった唯一の作品となっている。[2]
また、テレビシリーズとしての前作『仮面ライダーBLACK RX』までの作品との大きな違いとして、「改造人間としての仮面ライダー」「地球の支配を第一目的とする悪の軍団」「敵怪人の配下である戦闘員」という設定が廃止されている点が挙げられる。医療技術の進歩により臓器移植手術などが多く行われるようになった情勢を考慮すれば「改造人間」を異形の者として描写することには現在では抵抗があり、東映側も放映前の新聞取材で「改造人間ということによる影を持った主人公にしたくない」ということで[3]、新たに「超古代文明の力で人体が進化を遂げた」という設定が導入された。また従来型組織形態の廃止は映画『仮面ライダーZO』に続く2作目、戦闘員の存在しない敵軍団[4]は『仮面ライダーBLACK』『仮面ライダーJ』に続く3作目となる。
本作は整合性を重視し、綿密な考証がなされた。結果「敵のグロンギ族は独自の言語と文化を持つ」「クウガは警察と協力して敵殲滅にあたる」「技や武器を使用する際にその呼称を叫ばない」、などの設定が生まれた。また作劇においては（従来ではスポットの当たりにくかった）「回を追うごとの周囲の人々の変化」や（「お約束」として完全に無視を決め込まれた）「社会におけるヒーローと悪の存在の認知の過程」が描かれたり、特撮ヒーロー番組にも関わらず主人公がヒーローに変身しない話すら存在するなど人間ドラマを重視。演出面でも新しい試みがなされている。
ドラマ性を重視したため、1話30分以内では1エピソードを満足に出来ないということで、前後編の「2話で1エピソード」というスタイルをとっている。1話完結や3話連続のエピソードも存在するが、基本的に先述のスタイルで一貫されている。このスタイルは以降の平成仮面ライダー作品にも引き継がれた。
また「1分にも満たずに、終了する戦闘シーン（必殺技を一撃使用したのみで終わることもある）」、「玩具も既に発売されているクウガの最強形態（アルティメットフォーム）が、最終回直前まで本編に登場しない（玩具は10月に既に発売されていたのに対し、本編での実質の初登場は翌年の1月。更に1、2分程度の登場時間）」、「終盤、スポンサーの玩具会社の担当者も知らなかった新形態（アメイジングマイティフォーム）が登場する」、「最終回ではAパートとBパートの間にCMを挟まず、一気にエンディングまで放送する」、「最終回ラストカットは海外ロケ」といった、従来の特撮番組では考えられない事態も続いた。
予告編の映像の中には、しばしば本編で放送されなかったカットが含まれている。その大半は尺の都合で本編から削除されたことが容易に推察できるものだが、ゴ・ベミウ・ギとゴ・バダー・バがコンビを組んでクウガと戦うカットは該当するシーンが本編中に存在せず（そもそも、グロンギ怪人がコンビを組むということ自体が設定上考えにくい）、どのような意図で撮影されたのかは不明。
制作エピソード
制作にも従来の作品以上に期間をかけ、極力ご都合主義・設定破綻を避けるため主に脚本作りに時間をかけていた。そのため本来の納品期限が遅れることが重なり、制作会社・テレビ局は非常に切迫した状況での制作・放送が続き（3回も総集編を放送する事態となったのもこれが原因である）、制作指揮をとっていた東映プロデューサー・高寺成紀は、上層部から体制の見直しを提言されていたが決して譲らず、また脚本の井上敏樹の助けもあり、先述の制作体制は一貫された。
一方でリアリティ重視の路線を進んだ結果、設定や描写に生々しい、あるいは過激な表現が盛り込まれているという意見もあり、純粋な子供向けのヒーロー番組を望む親を中心に放送局へクレームが多く寄せられるなど物議を醸した。このことから、後半は『未確認生命体が出たので新幹線が運休する』というアナウンスなど間接的な表現でグロンギの恐怖を示す演出がなされた。また、ドラマ面・台詞面でも感情の機微や世相を盛り込んだ面も多い。
最終回放送終了直後に放送された玩具CMは感謝と別れのメッセージを載せた特別版であった。当時はスタッフや視聴者だけではなく、スポンサー各社にも当作品に対し思い入れを持つ担当者がいたという[5]。
主演のオダギリジョーは2005年に雑誌『ピクトアップ』34号のインタビューで、強い抵抗感のある特撮ヒーロー作品への出演を悩んでいた自分に対して、東映側のプロデューサー[6]から「子供番組のイメージを無視した新しい番組を作りたい。一緒に壊そう」という言葉で説得された、と語っている（本作とオダギリについてはオダギリジョーの項目も参照）。
なお、劇中の時間の経過は緻密に計算され、シーンが変わるごとに劇中の時間と場所を表示する形式になっている（バスや電車が登場するエピソードでは、現実の時刻表に合わせて劇中の時間を調整している）。これにより、劇中の描写と時間の経過はすべて整合性がとれたものになっているが、その反面、分単位での時間調整が必要な場合もあり、苦労も多かったという。
全編がHDTV (HD1080/60i) と呼ばれる方式で撮影されており、当時としては異例の16：9の画面比率で放映された。以降のシリーズでもこの画面比率が踏襲されている（ただし、画面比率だけであり撮影方式は異なっているとされる）
この作品以降黒がライダーの基調カラーとなっている他、複数の能力の異なるフォームに再変身できるなど『BLACK RX』でのノウハウがより明確に踏襲されている。
登場人物
五代雄介（ごだい ゆうすけ）
設定年齢25歳。1975年3月18日生まれ、O型。北海道生まれの神奈川県山北町育ち。
世界を旅する冒険家。笑顔とサムズアップがトレードマーク。初対面の人には「夢を追う男・○○○○（その時点で持っている技の数）の技を持つ男」と書かれた自作の名刺を手渡す。
両親を亡くしており、現在は喫茶店ポレポレに居候している。飄々とした性格（一見脳天気に見えるが、「そう見えるだけ」で実際は違う）で、桜子のいる研究室を訪れるためにビルクライミングで学舎の壁を登るなど変わり者のところもあるが、強い意志と深い優しさを内に秘めている。
父親は戦場カメラマンで、アフガニスタンで亡くなっている。父の訃報に接した時、恩師・神崎先生の言葉に感銘を受け、「2000年まで2000の技を持つ」と約束。一番目の技は笑顔。クウガへの変身が2000番目の技になった。
リントの「戦士クウガ」を示す文字が気に入ったのか、自分のシャツやバイク等にマークをプリントしたり、マークを入れたベルトのバックルを自作したりしたこともある。
人を守るためとはいえ、拳を振るう事を「いい気持ちはしない」と嫌う。そしてその思いは劇中度々描かれ、最後の戦いでその最たるものが見られる。
一条薫（いちじょう かおる）
設定年齢26歳。1974年4月18日生まれ、AB型。名古屋市出身。
長野県警警備課に所属する刑事で、クウガの正体を知る人物の1人。長野県九郎ヶ岳の遺跡発掘現場で起きた大量殺人事件を追ううちに未確認生命体に遭遇し、広域指定された同種の事件を集中的に扱う未確認生命体合同捜査本部（警視庁に設置）に派遣される。
射撃の名手でもあり高性能ライフルやコルト・パイソンなどを使いこなす。
ラ・バルバ・デとはシリーズ初期から因縁があった（実際に彼女と対面した人間は彼のみである）が、最終回近くで強化型神経断裂弾を使い、自らの手でついに倒した。
雄介とは対称的に堅い性格で、民間人である雄介を戦いに巻き込ませまいとしていたが、未確認生命体との戦いを通じて強い友情で結ばれる。
父親も警察官で、自分の誕生日に水害から市民を救って殉職している。そのため、誕生日のプレゼントは受け取らないことにしている。母親は看護師で、名古屋市内の病院で婦長を務めている（自身、母相手に名古屋弁で喋るシーンもある）。
五代と同じく責任感が非常に強く未確認生命体との戦いで何度も大怪我をしながらもそれを押して現場へと赴く。未確認生命体殲滅後は長野県警に戻った。
沢渡桜子（さわたり さくらこ）
設定年齢23歳。1976年10月30日生まれ、B型。群馬県出身。城南大学の大学院生（修士課程）。群馬県出身。考古学研究室で古代文字の研究をしており、リント文字の解読にあたる。雄介とは大学時代からの友人で、クウガとして戦う彼をバックアップするが、内心ではかなり心配している。徹夜が趣味。ポレポレを手伝うこともある。
五代みのり（ごだい みのり）
設定年齢22歳。1977年9月4日生まれ、O型。雄介の妹。わかば保育園で保育士をしており、ポレポレの店を手伝うことも。決して自分を裏切らなかった兄を心から信頼している。兄いわく「起きてても眠そう」（直後に「お兄ちゃんだってそうじゃん」と切り返している）。
椿秀一（つばき しゅういち）
設定年齢26歳。関東医大病院に勤める医師で、一条の高校時代の同級生。
雄介の身体を検査、クウガの能力開発にも協力する。稲森麗子と交際していたが、約束があるときに限って一条からの依頼が来るため疎遠になってしまい、ついにはふられてしまった。以降は桜子にも好意を寄せる。
雄介の身体を「解剖してじっくり調べてみたい」と言うなど、マッドサイエンティストのような発言もあるが、雄介がグロンギと同様の存在になってしまう可能性について当初から懸念を抱き、警告を繰り返している。医師としての立場から、理不尽な形で人間の命を奪い取る未確認生命体には激しい憎悪と嫌悪感を示す。
榎田ひかり（えのきだ ひかり）
設定年齢34歳。科学警察研究所の責任者。未確認生命体の研究および対未確認生命体用装備の開発を行う。職務には熱心だが、そのために離婚された過去があり、引き取った息子の授業参観に間に合わないなど、母親としての責任との板ばさみになっている。未確認生命体に対抗するため特殊ガス弾やマーキング弾を開発し、終盤では未確認生命体をも殺害する威力を持った神経断裂弾を完成させた。
飾玉三郎（かざり たまさぶろう）
設定年齢44歳。1955年6月9日生まれ、A型。喫茶ポレポレのマスター、通称おやっさん。雄介の父（彼の先輩にあたる）とは古くからの友人である。みのりの事を「みのりっち」と呼ぶ。「未確認生命体第4号」に関する記事を熱心にスクラップしていたが、雄介自身は特に隠していないにも関わらず「第4号」の正体にまったく気づいていなかった。毎度くだらないギャグを飛ばしては姪の奈々にあきれられている。本名は最終回で明かされた。
朝日奈奈々（あさひな なな）
設定年齢17歳。京都府出身。おやっさんの姪。女優を目指して上京し、勉強の傍らポレポレを手伝う。ポレポレで出会った雄介に一目惚れし、「五代雄介ファンクラブ会員1号」を自称するも、おやっさんと同様「未確認生命体第4号」の正体にはまったく気づいていない。芝居の先生をメ・ガルメ・レに殺される。
ジャン・ミッシェル・ソレル
設定年齢27歳。城南大学に留学しているアメリカ人大学院生。桜子と同じく考古学研究室に籍を置き、発掘を専門に行う。榎田に好意を抱く。
松倉貞雄（まつくら さだお）
設定年齢57歳。警視庁警備部長で、未確認生命体合同捜査本部の設置に伴い本部長を兼ねる。当初は未確認生命体第4号＝クウガを仲間とみなす事に慎重だったが、クウガのその後の行動を見極め、また一条の説得もありクウガを受け入れる。第33話ではクウガとの協力姿勢をとる合同捜査本部に圧力をかけてきた上層部の説得に当たり、第6話では一条のために高性能ライフル、第7話では杉田や一条に6インチのコルト・パイソンを支給した。
杉田守道
設定年齢37歳。警視庁捜査一課の刑事。未確認生命体合同捜査本部の一員。一児（娘：葉月）の父。当初は第4号＝クウガを敵と思い射殺しようとするが、4話でズ・メビオ・ダに殺されそうになったところを彼に助けられ、以後彼を仲間だと認める。第33話で、一条から第4号の正体が雄介であると明かされる（その後、雄介に対し銃撃したことを謝っている）。
名前の由来は中日の名選手、杉下茂に高木守道。
桜井剛（さくらい ごう）
設定年齢26歳。警視庁捜査一課の刑事。未確認生命体合同捜査本部の一員。杉田と同じく当初はクウガを敵だと思っていたが、後に仲間だと認める。パンが大好物で朝からロールパンを大量に食べる。38、39話でSAT狙撃班の指揮をしていた。また、クウガが何色（フォーム）で未確認生命体を倒しているかを色シールつきで手帳に記録していた（それがゴ・ザザル・バのゲゲルのルールを見抜くヒントになった）。
笹山望見（ささやま のぞみ）
設定年齢21歳。未確認生命体合同捜査本部の婦人警官。本部から通信（未確認生命体の行動、爆破ポイントの指示など）を送るのが主な役目。一条に好意を持っている。一条同様、父は警察官だったが病死している。
夏目実加（なつめ みか）
設定年齢14歳。長野県九郎ヶ岳遺跡で未確認生命体第0号（ン・ダグバ・ゼバ）に殺害された夏目教授の娘。当初は父の死を悲しみ、自殺を試みるまでに追い詰められていたが雄介の励ましで立ち直り、父の死を明らかにするためジャンの発掘チームに入れてもらった。未確認生命体撲滅後、高校に入学。
神崎昭二（かんざき しょうじ）
設定年齢52歳。五代兄妹の小学校（神奈川県山北町にあった立花小学校）時代の恩師。現在は栃木県内の風早小学校に勤務。雄介の人生観に大きな影響を与えている。父親の訃報に接した雄介に、サムズアップを教えたのも彼だった。子供たちの気質の変化から辞職を考えていたが、雄介との約束を思い出し、閉校した立花小学校の跡地で雄介との再会を果たしたことで、自信を取り戻す。
名前の「昭二」は、読み方こそ違うものの、『仮面ライダー』から『仮面ライダーストロンガー』まで立花藤兵衛を演じた小林昭二（こばやし あきじ）から取られている。
キャスト
レギュラー&準レギュラー出演者
五代雄介：オダギリジョー
一条薫：葛山信吾
沢渡桜子：村田和美
おやっさん（飾玉三郎）：きたろう
五代みのり：葵若菜
椿秀一：大塚よしたか
榎田ひかり：水島かおり
朝比奈奈々：水原詩生
ジャン・ミッシェル・ソレル：セルジュ・ヴァシロフ
松倉貞雄：石山雄大
杉田守道：松山鷹志
桜井剛：米山信之
笹山望見：田中恵理
西園寺公任：山本圭壱
柏原仁（研究員）：菊池隆志
ラ・バルバ・デ（バラのタトゥの女）：七森美江
ラ・ドルド・グ：婆裟羅天明
ズ・ザイン・ダ：野上彰
ズ・ゴオマ・グ：蔵王みつる
ズ・メビオ・ダ：白鳥智香子
ズ・バヅー・バ、ゴ・バダー・バ：小川信行
ヌ・ザジオ・レ：高月忠
メ・バヂス・バ：河合秀
メ・ギイガ・ギ：白井雅士
メ・ビラン・ギ：大橋寛展
メ・ギャリド・ギ：石橋直
メ・ガドラ・ダ：西川義郎
メ・ギノガ・デ：青山雄
メ・ガルメ・レ：森雅晴
メ・ガリマ・バ：飯島美穂 ※放送中に「山口涼子」から改名
ゴ・ブウロ・グ：高尾晃市
ゴ・ベミウ・ギ：伊藤聖子
ゴ・ガメゴ・レ：酒井一圭
ゴ・ジャラジ・ダ：大川征義
ゴ・ザザル・バ：朝倉ちあき
ゴ・ジャーザ・ギ：あらいすみれ
ゴ・バベル・ダ：桜井顕生
ゴ・ガドル・バ：軍司眞人
ン・ダグバ・ゼバ：浦井健治
ズ・グムン・バの声：坂口哲夫
ズ・メビオ・ダの声：西條久美子
ゴ・ジイノ・ダの声：稲田徹
ナレーション：立木文彦
スーツアクター
クウガ：富永研司
グロンギ怪人：福沢博文
グロンギ怪人：伊藤慎
ゴ・ザザル・バ：蜂須賀昭二
ゴ・ジャラジ・ダ：小倉敏博
スタッフ
プロデューサー：清水祐美（テレビ朝日）、鈴木武幸、�盪�成紀（東映）
原作：石ノ森章太郎
スーパーバイザー：小野寺章（石森プロ）
シリーズ構成：荒川稔久
脚本：荒川稔久、井上敏樹、きだつよし、村山桂、竹中清
監督：石田秀範、渡辺勝也、長石多可男、鈴村展弘、金田治、小藤浩一
音楽：佐橋俊彦
撮影：いのくままさお、尾方賢一
アクション監督：山田一善、金田治
プロデューサー補：横塚孝弘、白倉伸一郎
助監督：鈴村展弘ほか
製作：テレビ朝日、ADK、東映
主題歌・劇中使用曲
オープニングテーマ
『仮面ライダークウガ!』
作詞：藤林聖子、作曲：佐橋俊彦、歌：田中昌之
33話までと47話以降は1番、34話〜46.5話は2番の歌詞が歌われている。
シングルバージョンとアルバムバージョンが存在するが、前者は未使用。TVサイズは後者を元に編集したもので、アバンタイトルのイメージに合わせてイントロが短縮されることもある。
エンディングテーマ
『青空になる』
作詞：藤林聖子、作曲：佐橋俊彦、歌：橋本仁
33話までと47話・48話は1番、34話〜46.5話は2番を使用。最終話はフルサイズが未編集で使用された。
こちらは別バージョンは制作されていないが、TVサイズに準じてイントロをカットしたものがコロちゃんパックに収録されたことがある。
挿入歌
『たんぽぽのおはな』
作詞：藤林聖子、作曲：佐橋俊彦、歌：葵若菜、コーラス：わかば児童合唱団
劇中では、みのりとわかば保育園の子供たちが（回によっては雄介も加えて）歌っている。
本作では全20曲のボーカル曲が制作されたが、主題歌以外で実際に使用されたのは本曲のみ。しかもCD用の音源ではなく、シーンに合わせて出演者がその都度歌ったものが使用された。
劇伴
『星獣戦隊ギンガマン』『ウルトラマンガイア』を担当していた佐橋俊彦が起用された。
30分前の枠で放送されているスーパー戦隊シリーズとの差別化を図るためオーケストラの起用を避け、アクションテーマはバンド編成による激しいロック、 怪人襲撃・暗躍を表現する音楽はシンセサイザーによる音色で、洋画ホラー物のような雰囲気を漂わせ恐怖感を演出している。 彼が過去に担当した戦隊シリーズやアニメ等とは全く異なる音楽世界を確立している。ファンの間でも当時「佐橋らしくない音楽」として賛否両論で、作曲者本人も普段の自分のスタイルとは違ったことを試みたという旨をインタビューなどで語っている。
『仮面ライダーアギト』のサントラでの佐橋氏のコメントによると、当初、最終回の音楽を完成したフィルムに合わせて録る話があったが、間に合わず結局不可能となった。
Masked Rider Kuuga OP
http://
（・∀・）仮面ライダーシリーズでここから以降の作品はライダーとして認められなくなってきました
デンオーなんて最低だと思うしｗ
製作局を毎日放送から以前のネット局・テレビ朝日へ移しての第1作であり、この作品以降に制作された仮面ライダー作品は平成仮面ライダーシリーズともいわれる。漢字での表記は「空我」。
2002年の第33回『星雲賞』映画演劇部門・メディア部門受賞作品
放送データ
テレビシリーズ『仮面ライダークウガ』
全49話（テレビ朝日系列22局：2000年1月30日〜2001年1月21日）
休止3回（テレビ朝日系列22局）
2000年6月18日 全米オープンゴルフ中継のため。
2000年9月24日 シドニーオリンピック関連番組放送のため。
2000年11月5日 第32回全日本大学駅伝放送のため。
テレビスペシャル『仮面ライダークウガ 新春スペシャル』
テレビ朝日：2001年1月2日放送
関東ローカルで放映された2時間スペシャル（EPISODE 17 臨戦、EPISODE 31 応戦、EPISODE 46.5 初夢の三本立て）
概要
特徴
モチーフはクワガタムシであり、東映側からの「漢字で書ける名前」との要求を受けて「クウガ」と命名されたとされている。以前のシリーズ作品では、基本的に世界観の関連があったが[1]、本作ではその原則を廃し、まったく別の世界観の、古代文明との因縁を持つ戦士という設定が導入された。そのため、劇中で仮面ライダーという言葉が出てくることはなく、主人公の五代雄介はじめ他の登場人物もその呼称を用いることはなかった（劇中では「クウガ」「4号」とのみ呼称）。つまり「それまでの仮面ライダーも悪の組織も存在しなかった」世界での物語である。そのため仮面ライダーTVシリーズ中、劇中「仮面ライダー」が設定上においても複数存在しなかった唯一の作品となっている。[2]
また、テレビシリーズとしての前作『仮面ライダーBLACK RX』までの作品との大きな違いとして、「改造人間としての仮面ライダー」「地球の支配を第一目的とする悪の軍団」「敵怪人の配下である戦闘員」という設定が廃止されている点が挙げられる。医療技術の進歩により臓器移植手術などが多く行われるようになった情勢を考慮すれば「改造人間」を異形の者として描写することには現在では抵抗があり、東映側も放映前の新聞取材で「改造人間ということによる影を持った主人公にしたくない」ということで[3]、新たに「超古代文明の力で人体が進化を遂げた」という設定が導入された。また従来型組織形態の廃止は映画『仮面ライダーZO』に続く2作目、戦闘員の存在しない敵軍団[4]は『仮面ライダーBLACK』『仮面ライダーJ』に続く3作目となる。
本作は整合性を重視し、綿密な考証がなされた。結果「敵のグロンギ族は独自の言語と文化を持つ」「クウガは警察と協力して敵殲滅にあたる」「技や武器を使用する際にその呼称を叫ばない」、などの設定が生まれた。また作劇においては（従来ではスポットの当たりにくかった）「回を追うごとの周囲の人々の変化」や（「お約束」として完全に無視を決め込まれた）「社会におけるヒーローと悪の存在の認知の過程」が描かれたり、特撮ヒーロー番組にも関わらず主人公がヒーローに変身しない話すら存在するなど人間ドラマを重視。演出面でも新しい試みがなされている。
ドラマ性を重視したため、1話30分以内では1エピソードを満足に出来ないということで、前後編の「2話で1エピソード」というスタイルをとっている。1話完結や3話連続のエピソードも存在するが、基本的に先述のスタイルで一貫されている。このスタイルは以降の平成仮面ライダー作品にも引き継がれた。
また「1分にも満たずに、終了する戦闘シーン（必殺技を一撃使用したのみで終わることもある）」、「玩具も既に発売されているクウガの最強形態（アルティメットフォーム）が、最終回直前まで本編に登場しない（玩具は10月に既に発売されていたのに対し、本編での実質の初登場は翌年の1月。更に1、2分程度の登場時間）」、「終盤、スポンサーの玩具会社の担当者も知らなかった新形態（アメイジングマイティフォーム）が登場する」、「最終回ではAパートとBパートの間にCMを挟まず、一気にエンディングまで放送する」、「最終回ラストカットは海外ロケ」といった、従来の特撮番組では考えられない事態も続いた。
予告編の映像の中には、しばしば本編で放送されなかったカットが含まれている。その大半は尺の都合で本編から削除されたことが容易に推察できるものだが、ゴ・ベミウ・ギとゴ・バダー・バがコンビを組んでクウガと戦うカットは該当するシーンが本編中に存在せず（そもそも、グロンギ怪人がコンビを組むということ自体が設定上考えにくい）、どのような意図で撮影されたのかは不明。
制作エピソード
制作にも従来の作品以上に期間をかけ、極力ご都合主義・設定破綻を避けるため主に脚本作りに時間をかけていた。そのため本来の納品期限が遅れることが重なり、制作会社・テレビ局は非常に切迫した状況での制作・放送が続き（3回も総集編を放送する事態となったのもこれが原因である）、制作指揮をとっていた東映プロデューサー・高寺成紀は、上層部から体制の見直しを提言されていたが決して譲らず、また脚本の井上敏樹の助けもあり、先述の制作体制は一貫された。
一方でリアリティ重視の路線を進んだ結果、設定や描写に生々しい、あるいは過激な表現が盛り込まれているという意見もあり、純粋な子供向けのヒーロー番組を望む親を中心に放送局へクレームが多く寄せられるなど物議を醸した。このことから、後半は『未確認生命体が出たので新幹線が運休する』というアナウンスなど間接的な表現でグロンギの恐怖を示す演出がなされた。また、ドラマ面・台詞面でも感情の機微や世相を盛り込んだ面も多い。
最終回放送終了直後に放送された玩具CMは感謝と別れのメッセージを載せた特別版であった。当時はスタッフや視聴者だけではなく、スポンサー各社にも当作品に対し思い入れを持つ担当者がいたという[5]。
主演のオダギリジョーは2005年に雑誌『ピクトアップ』34号のインタビューで、強い抵抗感のある特撮ヒーロー作品への出演を悩んでいた自分に対して、東映側のプロデューサー[6]から「子供番組のイメージを無視した新しい番組を作りたい。一緒に壊そう」という言葉で説得された、と語っている（本作とオダギリについてはオダギリジョーの項目も参照）。
なお、劇中の時間の経過は緻密に計算され、シーンが変わるごとに劇中の時間と場所を表示する形式になっている（バスや電車が登場するエピソードでは、現実の時刻表に合わせて劇中の時間を調整している）。これにより、劇中の描写と時間の経過はすべて整合性がとれたものになっているが、その反面、分単位での時間調整が必要な場合もあり、苦労も多かったという。
全編がHDTV (HD1080/60i) と呼ばれる方式で撮影されており、当時としては異例の16：9の画面比率で放映された。以降のシリーズでもこの画面比率が踏襲されている（ただし、画面比率だけであり撮影方式は異なっているとされる）
この作品以降黒がライダーの基調カラーとなっている他、複数の能力の異なるフォームに再変身できるなど『BLACK RX』でのノウハウがより明確に踏襲されている。
登場人物
五代雄介（ごだい ゆうすけ）
設定年齢25歳。1975年3月18日生まれ、O型。北海道生まれの神奈川県山北町育ち。
世界を旅する冒険家。笑顔とサムズアップがトレードマーク。初対面の人には「夢を追う男・○○○○（その時点で持っている技の数）の技を持つ男」と書かれた自作の名刺を手渡す。
両親を亡くしており、現在は喫茶店ポレポレに居候している。飄々とした性格（一見脳天気に見えるが、「そう見えるだけ」で実際は違う）で、桜子のいる研究室を訪れるためにビルクライミングで学舎の壁を登るなど変わり者のところもあるが、強い意志と深い優しさを内に秘めている。
父親は戦場カメラマンで、アフガニスタンで亡くなっている。父の訃報に接した時、恩師・神崎先生の言葉に感銘を受け、「2000年まで2000の技を持つ」と約束。一番目の技は笑顔。クウガへの変身が2000番目の技になった。
リントの「戦士クウガ」を示す文字が気に入ったのか、自分のシャツやバイク等にマークをプリントしたり、マークを入れたベルトのバックルを自作したりしたこともある。
人を守るためとはいえ、拳を振るう事を「いい気持ちはしない」と嫌う。そしてその思いは劇中度々描かれ、最後の戦いでその最たるものが見られる。
一条薫（いちじょう かおる）
設定年齢26歳。1974年4月18日生まれ、AB型。名古屋市出身。
長野県警警備課に所属する刑事で、クウガの正体を知る人物の1人。長野県九郎ヶ岳の遺跡発掘現場で起きた大量殺人事件を追ううちに未確認生命体に遭遇し、広域指定された同種の事件を集中的に扱う未確認生命体合同捜査本部（警視庁に設置）に派遣される。
射撃の名手でもあり高性能ライフルやコルト・パイソンなどを使いこなす。
ラ・バルバ・デとはシリーズ初期から因縁があった（実際に彼女と対面した人間は彼のみである）が、最終回近くで強化型神経断裂弾を使い、自らの手でついに倒した。
雄介とは対称的に堅い性格で、民間人である雄介を戦いに巻き込ませまいとしていたが、未確認生命体との戦いを通じて強い友情で結ばれる。
父親も警察官で、自分の誕生日に水害から市民を救って殉職している。そのため、誕生日のプレゼントは受け取らないことにしている。母親は看護師で、名古屋市内の病院で婦長を務めている（自身、母相手に名古屋弁で喋るシーンもある）。
五代と同じく責任感が非常に強く未確認生命体との戦いで何度も大怪我をしながらもそれを押して現場へと赴く。未確認生命体殲滅後は長野県警に戻った。
沢渡桜子（さわたり さくらこ）
設定年齢23歳。1976年10月30日生まれ、B型。群馬県出身。城南大学の大学院生（修士課程）。群馬県出身。考古学研究室で古代文字の研究をしており、リント文字の解読にあたる。雄介とは大学時代からの友人で、クウガとして戦う彼をバックアップするが、内心ではかなり心配している。徹夜が趣味。ポレポレを手伝うこともある。
五代みのり（ごだい みのり）
設定年齢22歳。1977年9月4日生まれ、O型。雄介の妹。わかば保育園で保育士をしており、ポレポレの店を手伝うことも。決して自分を裏切らなかった兄を心から信頼している。兄いわく「起きてても眠そう」（直後に「お兄ちゃんだってそうじゃん」と切り返している）。
椿秀一（つばき しゅういち）
設定年齢26歳。関東医大病院に勤める医師で、一条の高校時代の同級生。
雄介の身体を検査、クウガの能力開発にも協力する。稲森麗子と交際していたが、約束があるときに限って一条からの依頼が来るため疎遠になってしまい、ついにはふられてしまった。以降は桜子にも好意を寄せる。
雄介の身体を「解剖してじっくり調べてみたい」と言うなど、マッドサイエンティストのような発言もあるが、雄介がグロンギと同様の存在になってしまう可能性について当初から懸念を抱き、警告を繰り返している。医師としての立場から、理不尽な形で人間の命を奪い取る未確認生命体には激しい憎悪と嫌悪感を示す。
榎田ひかり（えのきだ ひかり）
設定年齢34歳。科学警察研究所の責任者。未確認生命体の研究および対未確認生命体用装備の開発を行う。職務には熱心だが、そのために離婚された過去があり、引き取った息子の授業参観に間に合わないなど、母親としての責任との板ばさみになっている。未確認生命体に対抗するため特殊ガス弾やマーキング弾を開発し、終盤では未確認生命体をも殺害する威力を持った神経断裂弾を完成させた。
飾玉三郎（かざり たまさぶろう）
設定年齢44歳。1955年6月9日生まれ、A型。喫茶ポレポレのマスター、通称おやっさん。雄介の父（彼の先輩にあたる）とは古くからの友人である。みのりの事を「みのりっち」と呼ぶ。「未確認生命体第4号」に関する記事を熱心にスクラップしていたが、雄介自身は特に隠していないにも関わらず「第4号」の正体にまったく気づいていなかった。毎度くだらないギャグを飛ばしては姪の奈々にあきれられている。本名は最終回で明かされた。
朝日奈奈々（あさひな なな）
設定年齢17歳。京都府出身。おやっさんの姪。女優を目指して上京し、勉強の傍らポレポレを手伝う。ポレポレで出会った雄介に一目惚れし、「五代雄介ファンクラブ会員1号」を自称するも、おやっさんと同様「未確認生命体第4号」の正体にはまったく気づいていない。芝居の先生をメ・ガルメ・レに殺される。
ジャン・ミッシェル・ソレル
設定年齢27歳。城南大学に留学しているアメリカ人大学院生。桜子と同じく考古学研究室に籍を置き、発掘を専門に行う。榎田に好意を抱く。
松倉貞雄（まつくら さだお）
設定年齢57歳。警視庁警備部長で、未確認生命体合同捜査本部の設置に伴い本部長を兼ねる。当初は未確認生命体第4号＝クウガを仲間とみなす事に慎重だったが、クウガのその後の行動を見極め、また一条の説得もありクウガを受け入れる。第33話ではクウガとの協力姿勢をとる合同捜査本部に圧力をかけてきた上層部の説得に当たり、第6話では一条のために高性能ライフル、第7話では杉田や一条に6インチのコルト・パイソンを支給した。
杉田守道
設定年齢37歳。警視庁捜査一課の刑事。未確認生命体合同捜査本部の一員。一児（娘：葉月）の父。当初は第4号＝クウガを敵と思い射殺しようとするが、4話でズ・メビオ・ダに殺されそうになったところを彼に助けられ、以後彼を仲間だと認める。第33話で、一条から第4号の正体が雄介であると明かされる（その後、雄介に対し銃撃したことを謝っている）。
名前の由来は中日の名選手、杉下茂に高木守道。
桜井剛（さくらい ごう）
設定年齢26歳。警視庁捜査一課の刑事。未確認生命体合同捜査本部の一員。杉田と同じく当初はクウガを敵だと思っていたが、後に仲間だと認める。パンが大好物で朝からロールパンを大量に食べる。38、39話でSAT狙撃班の指揮をしていた。また、クウガが何色（フォーム）で未確認生命体を倒しているかを色シールつきで手帳に記録していた（それがゴ・ザザル・バのゲゲルのルールを見抜くヒントになった）。
笹山望見（ささやま のぞみ）
設定年齢21歳。未確認生命体合同捜査本部の婦人警官。本部から通信（未確認生命体の行動、爆破ポイントの指示など）を送るのが主な役目。一条に好意を持っている。一条同様、父は警察官だったが病死している。
夏目実加（なつめ みか）
設定年齢14歳。長野県九郎ヶ岳遺跡で未確認生命体第0号（ン・ダグバ・ゼバ）に殺害された夏目教授の娘。当初は父の死を悲しみ、自殺を試みるまでに追い詰められていたが雄介の励ましで立ち直り、父の死を明らかにするためジャンの発掘チームに入れてもらった。未確認生命体撲滅後、高校に入学。
神崎昭二（かんざき しょうじ）
設定年齢52歳。五代兄妹の小学校（神奈川県山北町にあった立花小学校）時代の恩師。現在は栃木県内の風早小学校に勤務。雄介の人生観に大きな影響を与えている。父親の訃報に接した雄介に、サムズアップを教えたのも彼だった。子供たちの気質の変化から辞職を考えていたが、雄介との約束を思い出し、閉校した立花小学校の跡地で雄介との再会を果たしたことで、自信を取り戻す。
名前の「昭二」は、読み方こそ違うものの、『仮面ライダー』から『仮面ライダーストロンガー』まで立花藤兵衛を演じた小林昭二（こばやし あきじ）から取られている。
キャスト
レギュラー&準レギュラー出演者
五代雄介：オダギリジョー
一条薫：葛山信吾
沢渡桜子：村田和美
おやっさん（飾玉三郎）：きたろう
五代みのり：葵若菜
椿秀一：大塚よしたか
榎田ひかり：水島かおり
朝比奈奈々：水原詩生
ジャン・ミッシェル・ソレル：セルジュ・ヴァシロフ
松倉貞雄：石山雄大
杉田守道：松山鷹志
桜井剛：米山信之
笹山望見：田中恵理
西園寺公任：山本圭壱
柏原仁（研究員）：菊池隆志
ラ・バルバ・デ（バラのタトゥの女）：七森美江
ラ・ドルド・グ：婆裟羅天明
ズ・ザイン・ダ：野上彰
ズ・ゴオマ・グ：蔵王みつる
ズ・メビオ・ダ：白鳥智香子
ズ・バヅー・バ、ゴ・バダー・バ：小川信行
ヌ・ザジオ・レ：高月忠
メ・バヂス・バ：河合秀
メ・ギイガ・ギ：白井雅士
メ・ビラン・ギ：大橋寛展
メ・ギャリド・ギ：石橋直
メ・ガドラ・ダ：西川義郎
メ・ギノガ・デ：青山雄
メ・ガルメ・レ：森雅晴
メ・ガリマ・バ：飯島美穂 ※放送中に「山口涼子」から改名
ゴ・ブウロ・グ：高尾晃市
ゴ・ベミウ・ギ：伊藤聖子
ゴ・ガメゴ・レ：酒井一圭
ゴ・ジャラジ・ダ：大川征義
ゴ・ザザル・バ：朝倉ちあき
ゴ・ジャーザ・ギ：あらいすみれ
ゴ・バベル・ダ：桜井顕生
ゴ・ガドル・バ：軍司眞人
ン・ダグバ・ゼバ：浦井健治
ズ・グムン・バの声：坂口哲夫
ズ・メビオ・ダの声：西條久美子
ゴ・ジイノ・ダの声：稲田徹
ナレーション：立木文彦
スーツアクター
クウガ：富永研司
グロンギ怪人：福沢博文
グロンギ怪人：伊藤慎
ゴ・ザザル・バ：蜂須賀昭二
ゴ・ジャラジ・ダ：小倉敏博
スタッフ
プロデューサー：清水祐美（テレビ朝日）、鈴木武幸、�盪�成紀（東映）
原作：石ノ森章太郎
スーパーバイザー：小野寺章（石森プロ）
シリーズ構成：荒川稔久
脚本：荒川稔久、井上敏樹、きだつよし、村山桂、竹中清
監督：石田秀範、渡辺勝也、長石多可男、鈴村展弘、金田治、小藤浩一
音楽：佐橋俊彦
撮影：いのくままさお、尾方賢一
アクション監督：山田一善、金田治
プロデューサー補：横塚孝弘、白倉伸一郎
助監督：鈴村展弘ほか
製作：テレビ朝日、ADK、東映
主題歌・劇中使用曲
オープニングテーマ
『仮面ライダークウガ!』
作詞：藤林聖子、作曲：佐橋俊彦、歌：田中昌之
33話までと47話以降は1番、34話〜46.5話は2番の歌詞が歌われている。
シングルバージョンとアルバムバージョンが存在するが、前者は未使用。TVサイズは後者を元に編集したもので、アバンタイトルのイメージに合わせてイントロが短縮されることもある。
エンディングテーマ
『青空になる』
作詞：藤林聖子、作曲：佐橋俊彦、歌：橋本仁
33話までと47話・48話は1番、34話〜46.5話は2番を使用。最終話はフルサイズが未編集で使用された。
こちらは別バージョンは制作されていないが、TVサイズに準じてイントロをカットしたものがコロちゃんパックに収録されたことがある。
挿入歌
『たんぽぽのおはな』
作詞：藤林聖子、作曲：佐橋俊彦、歌：葵若菜、コーラス：わかば児童合唱団
劇中では、みのりとわかば保育園の子供たちが（回によっては雄介も加えて）歌っている。
本作では全20曲のボーカル曲が制作されたが、主題歌以外で実際に使用されたのは本曲のみ。しかもCD用の音源ではなく、シーンに合わせて出演者がその都度歌ったものが使用された。
劇伴
『星獣戦隊ギンガマン』『ウルトラマンガイア』を担当していた佐橋俊彦が起用された。
30分前の枠で放送されているスーパー戦隊シリーズとの差別化を図るためオーケストラの起用を避け、アクションテーマはバンド編成による激しいロック、 怪人襲撃・暗躍を表現する音楽はシンセサイザーによる音色で、洋画ホラー物のような雰囲気を漂わせ恐怖感を演出している。 彼が過去に担当した戦隊シリーズやアニメ等とは全く異なる音楽世界を確立している。ファンの間でも当時「佐橋らしくない音楽」として賛否両論で、作曲者本人も普段の自分のスタイルとは違ったことを試みたという旨をインタビューなどで語っている。
『仮面ライダーアギト』のサントラでの佐橋氏のコメントによると、当初、最終回の音楽を完成したフィルムに合わせて録る話があったが、間に合わず結局不可能となった。
Masked Rider Kuuga OP
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（・∀・）仮面ライダーシリーズでここから以降の作品はライダーとして認められなくなってきました
デンオーなんて最低だと思うしｗ
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