MPB-store/中南米音楽コミュの引き続きLPを発掘中です。

引き続きLPを発掘中で、以下のような作品が出てきました。

『Pedro Paulo Castro Neves & Michel Legrand』(Pointer 1985)

数々の素晴らしい映画音楽などで世界的に有名なフランスの作編曲家でピアニストのミシェル・ルグラン。彼はブラジル音楽好きとしても知られていて、何人かのブラジル人アーチストと作品を発表しています。このLPは歌手のペドロ・パウロ・カストロ・ネヴェスとの作品です。ペドロ・パウロは名前がお分かりの通り、オスカル・カストロ・ネヴェスの兄弟だそうです。

ここではミシェル・ルグラン自身の楽曲が４曲と、ジョビン＆ヴィニシウス、バーデン・パウエル、オスカル・カストロ・ネヴェス、ギンガ、ジスモンチらの作品が５曲の計９曲収録されています。

A-1はジョビン＆ヴィニシウスの「フェリシダーヂ」。A-5はバーデン＆ヴィニシウスの「カント・ヂ・オサーニャ」。B-2はギンガとパウロ・セーザル・ピニェイロ作の「パッソス＆アソヴィオス」。B-４はジスモンチ＆ナンド・カルネイロの「アウト・ヘトラート」です。ミシェル・ルグランの曲は英語とフランス語の歌詞が付いていますが、ペドロ・パウロが上手に歌いこなしていますね。

参加ミュージシャンはゼー・パウロのギター、ジョアン・パライバのパーカッション、ゼカ・アスンサォンのベース、もちろん未シェル・ルグランのピアノとキーボード、そして26人という大編成のストリングス・アレンジもルグラン自身です。

ポインテルというインデペンデント・レーベルから1985年のリリースです。