かつサンド（カツサンド）コミュの万世かつサンドの話

東京以外にお住まいのかたはあるいはご存じないのかもしれないが、肉の万世という格安の店がある。私はここの、ボリュームかつサンドというものが、昔から大好きだ。
そもそもかつサンドは、和風洋食の傑作のひとつであると思う。
昼間、東京から地方に出張に出掛ける際は、フライトでも新幹線でも、必ず万世かつサンドを買い込む。ニューヨークへの出張の際も持参して乗り込んだことがある。

私が密かに“日本のマリア・カラス”と呼んでいる圧倒的な迫力の声を持つドランマーティコ・ソプラノの大隅智佳子がはじめて歌うベルカント・オペラの傑作の、カラスが十八番にしていたベッリーニの『ノルマ』の全曲公演をやる足利市まで長躯遠征する１１／９日曜日も、浅草から乗る東武伊勢崎線特急での車内ランチに、それを当然考えた。

私めが、当日浅草駅に絶品のランチを人数分ご用意しますと！と宣言もしている。
当日は、うち２名、フランコさん、久米宏のニュースステーションでおなじみだった元朝日新聞編集委員の酒好きの轡田隆史御大、それに同じマンションのオペラ同好ご夫妻の計６人で、出掛ける。このご夫妻は、歌舞伎を部門として持つ松竹本社にお勤めだ。だから、その本拠の歌舞伎座建て替え中にそんなに高齢でもないその看板の大物たちが次々に死に見舞われた何年か前は、その対処と対策で忙殺された。エレベーターでたまに会うと、いつも疲れ切った顔をしていた。

そのランチを、当日当刻、万端怠りなく用意するには、まず現時点での万世かつサンドの商品状況と、浅草駅１１：５０発に間に合う時刻に絶対に購入して持参できる余裕のある販売店情報を、正確に把握する必要がある。
万世本店に問い合わせた結果、以下のことが分かった。
まず、私は特製とふつうの万かつサンドの２種と思っていたそれは、現時点でなんと４種類に増えていることが、わかった。

１．パンにはさむカツを二枚にした恐ろしく分厚いかつサンドが４切れ　１０８０円　ニ万サンドというらしい。万は万世の万とのこと。
２．ひれかつサンド４切れ　６５０円
３．ハンバーグサンド　６切れ　７００円
４．万かつサンド　６切れ　７００円

秋葉原駅から近い万世橋の本店の、万かつとラーメンを扱っている箇所は、年中無休で２４時間営業とも分かった。終夜営業のコンビニを敵と、見定めたのだろう。その意気やよし。
だから、上記を踏まえ、当日の１１／９の午前１１時に引き取りで、１を４つ（男性分）、２を２個（女性分）、予約注文した。

あと、小ぶりの赤葡萄酒の瓶を６個、買っていきたいと、考えている。
浅草から足利市までは、特急で１時間１８分。
気と嗜好の合うもの同士で、ちょっとした小旅行気分だ。

下記が、関東と近県における万かつサンド販売店マップと、取り扱い商品一覧。
各県をクリックし、そのなかにある店舗を見ると、何を置いてあるのかが分かる。これ以外に、ＪＲ駅に入っているコンビニのニューデイズがあるのだが、そこには弐万サンドはないだろうとのことだった。

http://www.niku-mansei.com/contents/02shiten/02shiten01.html