死ぬかと思ったコミュの家族が凍りついた夜

あれはオイラがまだ高校生だった頃、
実家に一番近い駅前でよく天津甘栗を、オッサンが売っていた。
いつもオイラは自転車で高校に通っていたので、その駅に行く事はほとんどなかった。
でもオイラは、その天津甘栗を無性に食べたくなった。
買いに行こうにも面倒くさい。
と言うのも田舎の話、最寄りの駅までも遠回りするバスで約40分、バイクの免許を持っていないオイラは自転車しかなかったが、自転車でも20分位はかかった。
そこで、この駅のそばで働いていたオフクロに、｢ねぇ～駅前の天津甘栗買って来てョ～｣と頼んだ。
｢あ～なぁにがあんなもんウマいかねぇ～いらんいらん

｣と全く相手にしてくれない

それでもしつこく毎日言ってると、何日目かに｢ほら～｣と言って、呆れた声を出してオフクロは天津甘栗の袋を台所のテーブルのイスに腰掛けていたオイラの目の前に置いた。
思わぬウレしい展開に、アタマがチンチクリンでおバカだった当時のオイラは、オフクロに感謝の気持ちを表現しようと、その天津甘栗の袋をつかむと席をはなれ、袋を持った手を高くかかげ、ブンブン振り回しながら、リズムも軽やかに大きな声で
｢ヤッター

クリックリックリックリッ

ク～〇ト～リス～

｣
と思わず叫んでしまった

下ネタ一切タブーのオイラの実家では、その瞬間…目をまん丸にして、睨みつけるようにオイラを見つめるオフクロ…
居間で新聞を読んでて｢プーッ

クックック…｣と、笑いをかろうじてこらえた厳格なオヤジ。
知ってるクセに｢何の事｣みたいなツラしてスッとぼける弟…
家族の全てが凍りついた…

おもむろに天津甘栗の袋を握りしめたオイラは、何も言わずに黙って自分の部屋に入って、一人で甘栗を食った。
何の味もしなかった。
｢このまま死ぬか～｣と思った…

コメント(5)

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[1] mixiユーザー 10月16日 23:51

いいですね笑

最高です！
ニヤニヤと笑かしてもらいました。

そこでオレも一回、時間を止めたことがあるので投稿します。

アレはまだオレが、5歳くらいのころ

鹿児島から宮崎の婆ちゃんの家まで家族そろって車で移動している時のことです。

目的地まで、まだまだ長い道のり。
暇だったので
誰から始めたか、家族みんなで仲良くシリトリをしていました。

俺→父→兄→母→俺

っていう順番で

何故かシリトリごときで車内は大盛りあがり。

とても幸せな時間が続いておりました。

何ゲームかシリトリが続き、そろそろ婆ちゃんの家につく…

この時、母はシリトリをキレよく終わらせてあげたかったのかもしれません。

母は連続して『ま』で終わる言葉を俺に放ってきはじめたのです。

まだ５歳で
知っている言葉も少ない俺は母の『ま』責めですぐに崖っぷち。

まだまだ空気の読めないクソガキなので

とりあえず何か言わなきゃシリトリが終わっちゃう…!!

負けたらこの楽しい時間が終わっちゃうよ…

うわぁぁぁああ。何でもいいからありそうな言葉を!!

『ま、ま、ま〇こぉ!!』

そうして時間が止まった車内。

慌ててハンドルを切る父。親の様子に不安がる兄。
下をうつ向く母。
そして力いっぱい叫び、
真っ白になり果てる俺。

その時窓から吹いた風が
すごく気持ちよかったのを覚えています

ホント思い出すたびに死にそうになります(´ω｀)

[3] mixiユーザー 10月17日 00:30

あれは私が１７歳の時

当時初めて付き合った彼氏とお家デートでビデオ鑑賞
まだまだ初々しいお付き合い
キスもしなけりゃ手を繋ぐのがやっとなお年頃

健全デート中両親も帰ってきて仲良くご飯の準備をしていた時の事
得意の料理を見せて点数を稼ごうと邪魔な髪を束ねながら誰の顔も見ずに放った一言
『ゴム頂戴』

真っ赤な顔をしてポケットからコンドームを差し出す彼氏

呆気に取られる母
微妙な笑い顔の父
どうしたもんか私
真っ赤な顔の彼氏

５年の歳月が立ち今でも思い出す凍りついたベスト５です

[4] mixiユーザー 10月17日 03:49

栗で喉つめて死にそうになるのかと思いきや・・・。

[5] mixiユーザー 10月17日 06:29

皆さんやっぱり経験してますよネ…
やっぱオイラはその時の事がトラウマになってて、今のオイラ自身の家庭は下ネタフリーになるよう努力してます