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インドネシア語を勉強中コミュの指示詞の面白い話

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以前、指示詞の意味的な広がりについて、書いたことがありますが、時間の概念にまで、展開できるとは、最近、改めて、驚きました。皆さんとの授業は、私にとっても、勉強になります。

指示  やり方    数量   時間     場所
itu --> beg-itu --> seg-itu --> k-itu(x)--> s-itu
ini --> beg-ini --> seg-ini --> k-ini --> s-ini

指示詞とその意味的な広がりに対応する疑問詞
apa bagaimana se-berapa k-apan di mana

数量の指示 と 仕方の指示について、INJのペラペラインドネシア語に、
http://www.indonesia.co.jp/lancar/lancartop.html
纏めましたので、是非、ご覧になって下さい。

1.今回の話題は、kiniです。
私は、何回か授業で、kiniと出会いましたが、何かやはり、ini と関係あるのではないかと思いました。しかし、もし、それは、正しいとすれば、当然ながら、k-ituもあるはずですが、実際には、ありません。

この問題を解くには、実は、様々な資料や考察が必要ですので、ここでは、あくまでも仮定的な話をしたいと思います。

2.疑問詞の話
siapa は、si-apaから来るのではないかと思います。
si cantik 可愛い子ちゃん
si kembar 双子ちゃん
要するに、『-さん』を表すために、si が使われています。
昔は、(これは私の推測ですが、)、庶民には、『名前』の制度が無いので、結局、呼び名『何ちゃん』で、呼ばれます。
従って、
si-apa は 何ーちゃん で、現代語では、『誰』になっています。
他の疑問詞は、
meng-apa -->me + apa  なぜ
ber-apa -->ber+ apa いくつ

2.から、apaの前に、くっ付く接頭辞の種類によって、疑問の意味が変わる ことが分かりました。

3.時間的な要素の『k-』
k-apa-n は、k + apa(n) という風に解釈すれば、時間を表す『k-』が出来るのです。『これをインドネシア語における事実として証明するために、通時的な研究の資料が必要ですが、ここでは、仮定の話だということを改めて忘れてはいけません』

従って、
3が正しい事実のであれば、
k-ini と k-itu が言えるのです。
k-iniという語が存在するのですが、k-ituという語が存在しません。

4.コトバは、一対一が基本。
  時間は、『過去』『現在』『未来』という順番で、転々と転んで行きます。
 iniは、『話し手』の縄張り・意識の範囲内・行動範囲内のことを指します。
 ituは、『話し手』の縄張り・意識や行動の範囲の外にあるもの・ことを指します。
 
k-iniは、sekarangと同じような意味で、使われています。つまり、『現在』のことを指します。しかし、インドネシア語の指示詞は、『内』と『外』しか区別がしないので、現在の外は、『過去』と『未来』を指すことになり、矛盾が生じます。従って、k-itu という語は、上記の時間の意識と矛盾しているので、存在しないのも当然である。!。

***********************
注意: 
上記のk-ini とk-apanの関係の話は、『言語学的』な手続きはしなかったので、実際に、あったかどうかは、まだそのような資料を見たことがありません。kiniというコトバを覚えていただければ、狙いなので、あまり、途中のお話を気にしないで下さい。


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