灼熱とデタラメな砂地コミュの第十回　砂漠の息抜き！Part３

ゲーム ＆ スポーツ！

キャンプ内でできるゲーム･･･娯楽設備は、ビリヤードと麻雀、将棋、囲碁。
ビリヤードは、専用の建物があり、その中に１台ポケットの台が置かれています。
使うのは自由。空いていればいつやってもいいし、みんな顔見知りだから誰かがやっている中に混ぜてもらってもいいし･･･
生活を始めて最初の頃はやることもほとんど無かったので休みの前日は一晩中、玉を一直線に並べて順番に突く練習をしていました。

麻雀室は、食堂の隣にあって、食事が終わるとできる人はゾロゾロ集まってやっていました。
全部で８卓ぐらいあったでしょうか？いつも大盛況でした。
ここは普通のレートの麻雀ですが、ここで常勝している人は現場所長の部屋に呼ばれて、ワンランク上の麻雀をしていました。(^^;
私はご招待されませんでしたが、かなり恐い麻雀らしいです。(((p(>o<)q))) いやぁぁぁ

スポーツは、何分外で遊ぶような気温ではないのであまりやりませんでしたが、それでもテニス、ゴルフ、ウィンドーサーフィン、スキンダイビング、ボート、釣り、海水浴･･･
結構いろいろやっていますね。(^^;

テニスはクウェートに入っている商社の敷地内にあって遊びに行っていたようです。
ウィンドーサーフィンは、ボードが１枚あったのですが、ちゃんと乗れる人がいなくて本を片手の数人で練習したのですが、とうとう一回もまともに乗れませんでした。(^^;

スキンダイビングのセットとモーターボートは、火力発電の冷却水を海から汲み上げる設備があり、そこの点検・警備用という事でしたが、休みの日は弁当持って近場もクルージング（っていうとカッコいいけど、単なるボート遊び）をしていました。
クウェートはペルシャ湾の一番奥にあるんですが、ペルシャ湾は、水深が浅く大きなタンカーが通れるところはかなり限定されています。
遠くにコンビナートやタンカー見ながらそこまで見える透明度のいい海をボートで走っていると、とても気持ちいいです。(^^)
かなり沖（岸から500ｍぐらい）行ったところに突然ボートの底をするぐらい浅いところがあってビックリさせられました。

海水浴は、まっ暑いし、歩いて１０分ぐらいで海だからという軽い気持ちで行きましたが、せいぜい６月いっぱいが限度です。
その辺りまでは、日本で海水浴するのとさほど変わりません。
釣った魚焼いて食べたり、BBQしたりと普通の海遊びです。

しかし、それ以後（７・８月）行った時は、軽く死にそうになりました。
外気温が５０度近く、あるいは越える環境で、超遠浅（100ｍぐらい沖に泳いでも腰ぐらいの深さ）の海なので、海水温度が高いんです！岸近くの海水温度は３０度超えています！！
海に入っているとのぼせるんです。(((p(>o<)q))) いやぁぁぁ

水から上がれば上がったで、砂が熱くて裸足ではどうやっても歩けません。
よくボンネットの上で目玉焼きができるっていいますが、砂に生卵を埋めておけばすぐに温泉卵になります。
日本の海水浴場だと、裸足で「アッチッチーッ！」とかいいながら走って行けますよね。
クウェートだと踏み出したとたん「アジッ！」ってすぐ元の場所に引き返さずにはいられません。ビーチサンダルだと熱いので、デッキシューズ穿いてましたもの。

そんな中でクウェーティーの家族が海水浴に来ていて、小さな子供を遊ばせているのですが、お母さんと思しき人は黒装束のまま海に入っていました。
本当に絶対肌を見せないんだな〜って感心しました。Ｉ（ｏ＿Ｏ）ｉ ｵﾄﾞﾛｷ！

釣りは魚の種類はよく分かりませんが、結構釣れていました。
釣り好きの人は、獲ってきて開いて干すとすぐに干物ができるって喜んでいましたよ。
暑くて湿度が低いので雑菌が繁殖しませんし、上手く出来るようです。
これはワイン造りでも同じです。
もし日本で、ジュースにイースト菌を入れて作ったらすぐカビが生えてしまうでしょう。

カニの産卵の時期は入れ食いで大きな鍋を借りてきてそこにカニをどっさり入れて湯でガニ・パーティーしました。
一人２盃も食べたらけっこうお腹いっぱいになります。(^^)

さて、真打はゴルフ！！
現場とキャンプの間の砂漠に１８ホールのコースを作ってしまいました(^_^)V
さすがに芝を植えることはできませんが、現場から重機を持ってきてグリーンの所はある程度盛り上げて圧設して綺麗に整地します。
所長公認で、現場の職人さんがワーカー連れてきて造ってました。
途中に送電線があって、ローカルルールで「送電線に当たった場合は、元の場所から無罰で打ち直し」ときめられていましたが、送電線に当たって跳ね返ってくるのは結構恐かったです。
基本的にフェアーウェーのラフもグリーも砂です。まっ、国全体がバンカーですから。
でも、表面の固い砂もあれば、とても柔らかいところがあったり、傾斜もそれなりにあるし、あらゆる砂質を体験できるサンドコースでした。
最初のうちは小さい人工芝持って歩いてその上からショットしていましたが、そのうちそんなこともしなくなり、いろんな砂質を楽しんでいました。(^^)

一時帰国のとき日本でゴルフをすると、一度バンカーに入れないとどうもグリーンが狙い難い！Σ（￣ロ￣lll) なんていう人もいたぐらいです。

なんだかんだ、結構娯楽ありますね。何も無い所だから色々工夫して遊んでいました。(^^;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく
次回予告
またまた未知の体験！ラマダンとは･･･？