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ミュージカル好きゲイコミュの「レ・ミゼラブル」大阪公演

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観劇日 8月13日 18:00開演 B席 3階3列33番(ほぼ中央)

お盆休みに「レ・ミゼラブル」を見てきた。これを見るのは何度目だろうか。でも、何度見ても面白い、感動する。

新演出になってから二度目の観劇である。テレビの宣伝番組では、前回2013年とはまた変わりましたと言っていたが、その通り。前回は、たしかに初めて見る人にとってはわかりやすいが、何度も見ている者にとっては説明過剰でくどい、とか冗長と感じられる所があった。しかし、今回はすっきりまとまった。

幕開きは以前と同じ。ここが新旧の演出が全く違う所だが、ここは2013年と同じ。ジャン・バルジャンが、神父さんに救われ、銀の燭台と食器を使って正しい人になりなさいと言われ、「ジャン・バルジャンの独白」となる。ここまでがプロローグで、これが終わると「les miserables
」と字幕が出る。字幕が出るのはこの一回のみ。以前のように、「****年 地名」と言う字幕がシーン毎に出ると言う事はない。

第一幕幕切れの「ワン・デイ・モア」が素晴らしいのは相変わらずだが、今回一番最後に舞台後ろから前に行進してくるシーンが復活して、旧演出の素晴らしい所が復活していたのか良かった。

第二幕は基本的に前回2013年と同じ。バリケードが旧演出のように立派なものではなく、ちゃっちい。それがとてもリアル。又、廻り舞台を使わないのも2013年と同じ。

2013年と印象が一番違っているのが歌唱スタイル。前回はこれほどまで、と思えるほどオペラティック、もう、オペラと言ってもおかしくないくらいだったが。今回、オペラ路線は後退し、従来のポピュラー歌唱(?)が復活している。特に、エポニーヌの昆夏美、ファンテーヌの和音美桜の歌唱にそういう事が感じられた。

出演者で特に印象に残っているのが、ジャベール役の吉原光夫、アンジョルラス役の上原理生である。二人ともオペラティックな歌唱で、その声そのものに圧倒的な迫力が感じられた。ジャベーのアリア「星よ」は凄い迫力だった。芝居というものは敵役が良くなければ面白く無い。ここまで敵役が良いと芝居が盛り上がる。それに対する、主役ジャン・バルジャンのヤン・ジュンモは、声の力ではジャベールに及ばないように感じられた。しかし、「彼を帰して」が良かった。今まで聞いてきた歌い方とはひと味もふた味も違うが、自分の「ジャン・バルジャン」を作ったように感じられた。

ただ、いつの頃からか、テナルディエが悪い奴だがどこか憎めない、愛嬌がある、路線から悪賢さを強調するようになったところが少し不満である。題名の通り、暗く悲惨な話が続く中、テナルディエ夫妻はいうなら「チャリ役」で息抜きが出来たが、それが出来なくなったのが残念である。

色々な演出スタイルの変化を見てきたが、言おうとしている事は初演の頃から変わっていない。ただ、言い方が違ってくるだけだ。暗く悲惨な話が続くと書いたが、それでも、これだけ長く上演され続け、見る度に感動するのは、そこに一本の光が、希望が見えるからだ。

これからもづっと見続けて行きたい。

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