ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

カズオ・イシグロの名残りコミュの「わたしを離さないで」映画化

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「わたしを離さないで」が映画化されるようです。

[eiga.com 映画ニュース] ジェームズ・アイボリー監督、アンソニー・ホプキンス主演で映画化された「日の名残り」(93)の原作者としても知られる、日本生まれの英国人作家カズオ・イシグロが05年に発表した長編小説「わたしを離さないで」が映画化されるようだ。英エンパイア誌などが報じたもの。

「日の名残り」で英ブッカー賞を受賞したイシグロの最高傑作とも称される「わたしを離さないで」は、主人公の31歳の介護人キャシー・Hの回想を通して、とある奇妙な施設で育った彼女と友人たちの数奇な運命を描いた長編小説。やはりブッカー賞の候補となったほか、米タイム誌による1923年以降に書かれた英語の小説ベスト100にも選ばれている。

今回メガホンを取るのは、「ストーカー」(02)のマーク・ロマネク監督。マイケル&ジャネット・ジャクソン「Scream」、ナイン・インチ・ネイルズ「Closer」などの作品で、ミュージックビデオ界ではつとにその名を知られる人物だ。

脚色にあたるのは、イシグロと同じ英国人作家のアレックス・ガーランド。レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の原作者で、ダニー・ボイル監督の「28日後...」の脚本家でもある。気鋭の監督+脚本家コンビが、原作の独特の雰囲気をどう映画化するのか期待したい。
(以上、eiga.comより引用)

One Hour Photoの監督とSunshine(素晴らしかった)の脚本家が、映画にするなら、期待していいのではないでしょうか。
もっともimdbにもまだ出てないので、まだまだ先の話なのでしょうが。


コメント(74)

>でら さん
返信遅れました。予告編のご紹介、ありがとうございます!
これは期待できそうですね。ルースが主役だったら別物なのですが、
やはり名前が売れてるから、最初に出ただけのようですね、よかったー。

映画を観る前に、原文で読んでみようとペーパーバック買いました。
まだ手を付けてませんが…。
映画化ですか!楽しみですねー!^^
私も原著も買いました。でもまだ手をつけてません・・・。
アメリカは秋、公開で日本はいつになるんですか?
誰か知っていたら教えてよ
2011年春を予定しているそうです。
http://news.walkerplus.com/2010/0910/20/
映画公開に併せてフォックスが作った映像"Meet the author"。
カズオイシグロのインタビューが中心です。
日本語字幕はありませんが、英語が分からなくても「ロックなイシグロ」
の写真などの見所ありです。

とても良い映像です。ありがとう。
英語はそんなにわからなくても・・・
ニューヨーク在住です。
今日Never Let Me Goを観てきました。
前半は、小説をなぞりながら、ひとつひとつ確認するような、半信半疑な気持ちで観ていたのですが、後半はそんな事を考えないくらいに、感情移入してしまいました。
mirasdadさんがポストされている、YouTubeビデオクリップでイシグロが、「監督の以前の作品を初めて見た時に、その作品の中でRepressed Energyが描かれているという事に心を打たれた。それは私が時に描こうする物だからだ。」と言っていました。
Never Let Me Goもそういう点でイシグロの原作のトーンと映画のそれが一致していたと思います。
わー、うらやましいです!
早く観たいですねー。楽しみです。
アメリカではサントラがリリースされてるのか、と思ったら
日本のitmsでもすでに配信されてました。
Rachel Portmanが音楽担当。
全曲視聴しましたが作品のイメージにとても合ってますね。校歌まで
美しい。
最後の曲がNever Let Me Goという歌ものです。あの曲のようです。

僕はあの美しいジャケを所有したいのでCDで買うつもりですが(笑)。
本当に楽しみですね!

イシグロさんとは、「私たちが孤児だったころ」で出会いました。
「日の名残り」は本当にすばらしいプロットでしたが、
「わたしを離さないで」には、さらに期待してしまいます。

それにしても、イシグロさん、若いころは、シンガーだったんですね。
曲を書くことから、小説を書くことにした、というのは、
人生の大きな転機だったのでしょう。
今月の東京国際映画祭のコンペに「わたしを離さないで」が
出品されます。
上映は28日(木)12時、30日(土)14時半、いずれもTOHOシネマズ
六本木で。前売りは1000円、9日に一般発売。

私は28日に見に行くために作戦考え中なう(笑)。

http://t.pia.jp/feature/cinema/tiff/tiff-compe.html
3月ですか・・・楽しみ♪

ただ・・・愛媛という田舎で公開があるかな??
ありますように(-人-)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1479093&media_id=100

こんなニュースがありました!!
カディさん、どういたしまして。

既にご覧になったそうですが、字幕はどう思われましたか?

私は去年アメリカで見たので英語のみだったのですが、その後、日本語字幕付きのトレイラーを見て、(そんな訳でいいのかしら!?)と思ったものですから・・・。
映画全体を通して、オリジナルのトーンを忠実に再現できていれば、それでいいとは思いますが・・・いかがでしたか?
>ミツバチハッチさん 
インタビュー情報ありがとうございます。


「女性の言葉は分かるけど、男性のは、、」って最後のコメントに笑いました。
けど、なんか、いいですね。これ。

日本育ちの日本人が日本語で言うと気持ち悪そうだけど(笑)
今日ようやく『日の名残り』の映画を見ました。『眺めのいい部屋』『モーリス』で知られるジェームズ・アイボリー監督の光を利用した、しっとりと気品と重みのある美しい映像といい、ホプキンス、エマ・トンプソンといった俳優陣の素晴らしさといい、僕は思ったよりも2時間という時間内でこの作品を非常に良く描けていた、と思いました。

音楽と同じで、文学と映画は全く違うメディア、アートですから、映画は映画としての楽しみ方があると思います。イシグロ氏の言う、一種の禁欲的ともいえる、「repressed energy」というものに共感を覚える人はたくさんいるのではないでしょうか?

『ストーカー 』をなぜか見たことがあります(笑)この監督と僕の好きなホラー映画『28日後…』の脚本家がどのように『私を離さないで』のシーンを組み立て、テーマを掘り下げるかとても楽しみです。
今日(正確には昨日、4/2)、映画を観てきました。

原作を読んでとても好きになった作品なので、早速行ってきました。

とてもいい映画だと思います。
特に主人公3人の演技はすばらしかった。特に2人の女優が恐ろしく魅力的。

あの分厚い(350Pくらい?)原作を、1時間45分くらい(脚本にして100Pくらい?)の映画にすることで、
原作の複雑でさまざまなファクターを持った部分のなかから「ラブストーリー」の要素がくっきりしました。
でも、「青春映画」にはなっていないと思います(いい意味で)。
「青春」とは、人生前半のある部分を切り取った表現ですが、
この作品は「人生の終わり(complete)」までを描いているからです。

観おわって・・
生きているとつい「過去の桎梏を手放して」「未来への一歩を」という志向性になりがちですが、
実は自分の人生を愛するというのは、「いままで生きてきた過去をもいとおしむ」ことがとても大切なことなんだと思わずにいられませんでした。

ぜひ、みなさんにも観ていただきたいと思いました。
そして、それ以上に原作を読んでいただきたいと思います。
錦糸町楽天地で観てきました。

原作つきの映画で既に自分が原作を読んでいる場合はいつも贔屓目に評価するほうなのですが、本映画は退屈でした。

原作を読みながら感じた、徐々に謎が明らかになるあの感覚が無いからかもしれません。

映画では感じられませんでした。
↑そうですか・・それは残念だなあ。

原作から抽出するエッセンスとして「謎解きではない部分」を敢えて選んでいると思うので、
僕はこれはこれでいいと思いましたが、そういう感想の方がいらっしゃるのは致し方ないかもしれません。

僕としては、特にルース役のキーラ・ナイトレイが、「太宰の小説の主人公の女版」みたいな
テイストを出しているところが、原作を読んだときには気づかなかった味わいで、
いいなあと思いました。
映画みました。

アンドリュー・ガーフィールドの演技が素晴らしかったです。
原作のトミーのキャラクターを上手く体現していたと思います。

確かに原作を先に読んでると「あーここが原作と違うんだなあ」と思いながら
ちょっとナナメに観てしまうことろじゃありますね。

でらさんのおっしゃるとおり、
キャシーとルースの関係について、
この年頃の少女同士の独特の葛藤がいまひとつ描かれておらず
原作を読んでないと、どうしてこのふたりが“親友”であるのだろう
というところが映画では分かりにくいかな、と。

あと、病院や臓器移植とかの
即物的な描写を映画で観るのはちょっと辛かったです。
小説のイメージに固執していまうせいかもしれませんが。
DVD・ブルーレイ発売が決まりましたね。

公開時、地震で映画館がどこもやってなく
観られなかったので楽しみです!
予約注文していたブルーレイが届いたので、早速視聴しました。
レビューとしても投稿しましたが、私が受けた印象は以下のようなものでした。


原作の映画化のたびに両者の乖離を指摘しても
詮無いことではあるが、気になった点をいくつか。

自分はジェラルディン先生のお気に入りの生徒で、
プレゼントをもらったと嘘をついたり、
提供の猶予について本当は知らないにもかかわらず、
知っていると嘘をつくルースのエピソードが映画にはない。
時間の制約もあるだろうが、これらはルースの性格を
浮き彫りにする上で、
そしてまた主人公たるキャシーとの関係を描く上で
欠くことのできないものである。
だからであろう、原作では目に浮かぶようだったルースの姿が、
映画では主要人物でありながらまったく存在感がなかった。
それゆえ、映画の終盤でトミーとのことでルースが
キャシーに詫びるのも唐突の感があり不自然であった。

そしてさらに重大なことに、
キャシーが「Never Let Me Go」のテープを聴きながら
躍るのを見てマダムが涙ぐむエピソード、
後年キャシーとマダムとがその時の思いについて
語り合うエピソードが映画にはなかった。
これは「Never Let Me Go わたしを離さないで」
という題に込められた意味を探る上でも
欠くことのできない場面であるはずである。
製作者として映画化に関わったイシグロが
なぜこの重要な点が割愛されるのを許したのか、正直理解に苦しむ。

この映画は原作の「雰囲気」を映像化したものであり、
本質を映してはいない。


みなさんはこの映画をどうご覧になりましたか。
やっと本を読み終えました。映画は先に見ています。頭の中がすっきりしない。とても難しい作品。 興奮の度合いは尋常ではなく、傑作といってよいのだが。
以下、分からないことをいくつか。

1 映画では、建物への出入りを管理する「腕輪」を主人公たちがはめているが、原作にはない。いずれにしろトミーが感じた理不尽は全てのクローンの心にあるはず。GPSなどなかった時代になぜ彼らは逃亡しないのか?

2 映画の冒頭で「1952年」を重大な年とスーパーされているが、原作にはない。この年はイギリス人がクローンカエルを発明した年。映画の監督はこれを意識したのでしょうか?

3 はるか昔イギリスで隆盛だった奴隷貿易とだぶって見える。奴隷貿易は黒人の抗議と白人の人道主義により消え去った歴史事実がある。そういうプロテストをクローンとその庇護者(たとえばルーシー先生)が起こさないのはなぜか? すりこみの成果ということか?

4 誕生したクローンはどのような経緯でヘールシャムのような学校(ボーディンスクール)に入学するのか。羊のドリーというクローンの生涯ならイメージできるが、人間のクローンの場合、誕生直後がイメージできない。いつ「親」から離れるのか? いつ「孤児」なるのか? 幼稚園にはいくのか? ヘールシャム以前にその生涯は、どのように管理されていたのか?

5 イシグロ氏は「この作品のメッセージは、人生は短いということ」といっている。これはこれで納得できるが、先日なくなったスティーブ・ジョブズ氏の言葉を借りれば「朝、鏡をみながら、もし今日死んでも後悔しない生き方をしようと考える」というのも一つの人生観。イシグロ氏本人や作品を最初に鑑賞することができた英語圏の人々のマジョリティは、この点をどう考えるだろう。

・・・気になって、気になって。
>ぼちさん

カメレスですが、どうしても気になっているので私なりの意見を。
ちょうど一年前の今頃、東京の某所で読書会をしたとき、この本をとりあげました。男女8人くらいが集まりましたが、そのうち二人くらいが1の「なぜ逃げ出さないのか?」という疑問を持っていました。

私は司会をするにあたって、インタビュー集などを読み込んでいたため、あまり疑問に思わなかったのですが、これについては教育の成果なのでは・・・と思っています。

5の意見ですが、私はイシグロ氏とスティーブ・ジョブ氏の意見は相反していないと思っています。

おっしゃるように、イシグロ氏はクローンの一生は、私たちの人生のメタファーだといっています。さらにもっといえば、この短い一生で、愛・友情・仕事をどのように扱うべきなのか問いたいといっています。

たとえば、クローンは臓器提供という「仕事」を持っています。これは、私たちの実生活でいえば、経済活動に貢献する「仕事」を意味しています。でも、人間の価値はそれだけなのか?
社会に役に立つことだけがすべてなのか?

社会的責務を逃れることを、クローンは許されないのですが、実はこれは、私たちが人間の価値は社会的責務を果たすことだけなのか?と思いを馳せることにつながります。

イシグロ氏の回答はもちろんNOですね。
氏はこの小説は愛に関するロマンチックなものだとも言っています。

人生が終わるとき、一番大切な思い出は愛に関することだと。これは、男女の間だけではないはず。家族やモノや仕事に対する愛ももちろん含まれているでしょう。さらに、死の恐怖を乗り越えられるのも愛があるからだと。

クローンは愛の体験を勝ち取るために、社会と戦っていたのだと思います。
これは、十分私たちの日常の生活と同じだと思います。なので、人々の感動を誘うのではないでしょうか。

イギリス人は、この小説をどう思うのでしょうかね?
キーラ・ナイトレイは自分からこの役にアプライしたそうですから、やっぱり現地の若者の間でも人気のある作家だと思いますよ。

恥ずかしいのですが、ブログにアップしてますので、ご参考まで。
http://moonandoak.blogspot.com/2010/12/blog-post.html

さらに試写会で監督へのQAもまとめましたので、よかったら読んでくださいね。
http://moonandoak.blogspot.com/2010/10/blog-post_28.html
Mariko様。
初めまして。
ブログ拝読しました。
書き込みができなかったので、こちらでお便り差し上げます。

『わたしを離さないで』は映画の方は未見です。シャーロット・ランプリングが出ていることはtrailerで知りました。それだけでも胸が高まります。^^

なぜキャシーたちは逃げなかったのか? あるいは戦わなかったのか?

発言者の方が言われるのは、つまり逃げないのなら逃げないなりの納得の行く説明がなくてはならない、ということだと思います。確かにカズオ・イシグロさんはその点の説明は放棄しています。

だからいいんじゃないか、というのが私の意見です。
皆さんがそれぞれの頭の中でその理由を考え抜くわけです。私も読み終わってからしばらく考えました。今でも考えていると言ってもいいかも知れません。

コミュニティの「はじめまして。」の欄で紹介したとおり、カズオ・イシグロのインタビューを訳したものを自分の日記に載せました。Marikoさんなら訳文はご必要ないかと思いますが、お時間がありましたらどうぞ。
>やすしさん

メッセージありがとうございます。インタビューざっとですが、読ませてもらいました。
ずいぶん包括的なインタビューですね。デビューからのいきさつがいろいろとわかって興味深かったです。文章が上手で読みやすかったです^^

しかも、Paris Reviewてアメリカの雑誌なんですね。私が読んだインタビュー集"Conversations with Kazuo Ishiguro"(University Press of Mississippi)もアメリカの本だったし、イギリス人よりもアメリカ人に受けてるのかもしれませんね。

>確かにカズオ・イシグロさんはその点の説明は放棄しています。

そうですね、作家がすべて説明しているわけではないのですね。でも多くの人がこの箇所に引っかかるのは、場面の設定があまりにも過酷だからか、それとも、こだわらざるを得ないほど作家の筆力がすごいか、ですね。たしか、映画の試写会でも「これは実話ではありませんよね?」と聞いた人がいたなあ。

カズオ・イシグロさんの次の作品が楽しみです。

ログインすると、残り47件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

カズオ・イシグロの名残り 更新情報

カズオ・イシグロの名残りのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。