Neville Brothersコミュの『Fire and Brimstone』

Neville Brothersの『Yellow Moon』で冒頭２曲目に収録された『Fire and Brimstone』。恥ずかしながら実はこのOriginalがLink Wrayの曲であったことを近年まで知りませんでした。

今回久しぶりに投稿したきっかけは最近公開された現在も上演中の『Rumble』
(邦題：ランブル～音楽界を揺るがしたインディアン達）という映画です。

公式サイトはこちら。　http://rumblethemovie-japan.com/

映画のタイトルはLink Wrayの曲目から取られていますが、アメリカの原住民の血を引く音楽家が音楽界や社会に与えた影響を、様々なジャンルのミュージシャンやその関係者の証言と友に綴っていくドキュメンタリー的な映画です。アメリカ・インディアンを題材にした作品と言うと映画などでは一時期ありましたが、音楽をこのように幅広く系統立てて一つの映像作品にしたというのは私は初めて見た気がします。

　アメリカ・インディアン系の人と言うとどの人達がそうでいう知識はそこそこありましたので今回映画の登場人物は５分の３位は知っていましたが、意外な切り口だったので新しいものを見たような満足感を得ました。

　ちなみにNew OrleansもNevilles Family やMardi Gras IndianであるMonk Boudreaux (Golden Eagles, Wild Magnolias)がその系列にあたるわけですが、映画では、Monkが主に取り上げられ、Cyrilも語りで登場しました。New Orleansの映像も割と冒頭に近いところで長い時間流れました。

(Link Wray, Charlie Patton, Jimi Hendrix, Buffy Sainte-Marie, Stevie Sallas, Jesse Ed Davis, Robbie Robertson, Randy Castillo, Redboneなど)ロックの歴史も実な非常に重要な役割を果たしていたという流れの作りも楽しめました。

　Stevie Sallasが映画のExecutive Producer、Beatles, Rolling Stone, The Who, Bob Dylan, Rod Stewart, Martin Scorseseも映像で登場。字幕監修はPeter Barakanさん、まさに万全の布陣です。