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PALボウリング部コミュの1Box牽制ルール

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 大会でも予選会でも投球する順番に関するルールがありますが、1Box牽制だけは理解し適応しないといけません。ボックスというのは、ボールがリターンするマシンを挟んで奇数・偶数と並んだ2レーンのことです。アメリカン方式で31番・32番レーンの1ボックスが自分の投球レーンだとすると、29番・30番のボックス、また33番・34番のボックスに投球しようとしている人がいたら投げてはいけないというのが1Box牽制です。他の投球者の迷惑にならないように、視野に入らない位置で待っていなければなりません。アプローチに入ることも許されていません。同時にアプローチに立とうとした場合は右側レーン優先です。試合開始は右側の偶数レーンの投球者からスタートします。この場合では30番レーンと34番レーンの投球者が準備し、準備できたほうから投げます。たいていは34番が先ですが、30番を牽制する必要はないからです。次に32番レーンの投球者が投げ、次に33番と29番が投げます。どれも1投ずつですから、ストライクでなかった場合は次の投球順を待ちます。その際はアプローチの外まで下がればいいでしょう。ボールを準備するのに時間がかかるボウラーは、この段階でボールを持ってアプローチから出ましょう。オイルを拭いている間も他のボウラーを待たせるのは、あまりいいことではありません。ストライクが取れたときはまっすぐにそのレーンの後方まで下がり、後方から隣のレーンに進入します。全員がこの動きを守っている大会を見ると、人間がピストンのように規則正しく動作しているのがわかります。

 大会でいい成績を残すためには、これが体に染み付いていないといけないでしょう。牽制を意識してばかりいると集中できません。流れに乗ってしまうことですが、アドレスに時間がかかる人や、逆に早い人がいて試合中でもズレが生じます。ですから試合の最初に相手のことをよく見て、自分の入り込むタイミングを理解しておきます。「自分はあまり上手くないので時間をかけると迷惑だ」と思い早く投げようとすると、「あの人はアドレスが早い人だ」と相手に勘違いされてしまうのでよくありません。自分の時間はお互いによくとって構わないのです。迷惑なのは早かったり、遅かったり、他人に譲ったり、譲らなかったり、まちまちの投球アドレスをすることです。自分らしいアドレスを相手に理解してもらえたら、上手なボウラーはきちんと待ってくれています。

 譲ってもらうのが嫌な場合もあります。ターキー以上のストライクが続いている人に対しては特に配慮が必要です。例えば、となりが5連続ストライク後の大事な投球だとします。自分はストライクを取り損ね、スプリットを起こした状況です。順番からいえば向こうが先でも、自分から「お先に失礼」と言って、どうでもいいスプリットの処理を済ませてあげたほうがいい場合があります。逆に先に投げたがっている相手に対しては譲ります。つまりボウリング大会の牽制は、上手な人に対しての配慮が優先されています。自分が5連続ストライクを出していて集中している時に、隣の人に「どうぞ、お先に!」と言われて嬉しい人はいません。「お前のそのどーでもいいスプリット早く処理しろよ!」と思われています。これも先輩方(おっさん)から教わったことですが、彼らが言うには「縁起が悪い」「感染る」そうです。メジャーリーグでも見かけるアメリカ式の考え方で、とにかく幸運な人に触ることで、自分にも幸運が訪れるというのがありますね。ハイタッチはストライクとスペアの時だけするのは幸運を分け合うためです。そう考えると「縁起悪い」スプリットの人とは距離をおきたい、というのもわかりますが、年寄りで迷信的考えのように思われます。しかし確かに一理あるのです。僕の理解では、スプリットを視野に入れて投げると、頭の中でスプリットを思い描いて投げるのと同じ効果があります。隣でまったく同じスプリットやタップが連鎖して起きることがよくあるのには、科学的根拠があるはずです。

 結論は、「自分の投げやすい状況を作るためには上手くなること」です。みんなが譲ってくれる立場に立てれば、自分が一番いいステージに上がっていられるでしょう。この場合のステージは舞台ではなく、精神的なものです。モチベーションが最高の状態と言い換えることができるでしょう。試合中トップに立つことできれば、その試合をいろいろな意味でリードできます。トップの人の投球アドレスに合わせて全員が投げていくことが、本来の牽制でしょう。

 2人でマッチゲームをする大会では、シングルアメリカン方式をとります。これはアプローチに立つのを常に一人にするアメリカンです。時間はかかりますが、2人で真剣勝負をする時には好都合です。なぜなら上記のような牽制による有利不利がないからです。A・Bの二人で投げるとすると、まず偶数レーンのAが1フレーム(以後F)を投げます。次にBが奇数レーンから1Fと偶数レーンから2Fを投げます。次はAが2Fと3Fを投げます。これの繰り返しです。後から投球する方を好む人もいますが、自分は先に投げる方が好きです。先にストライクをとれば相手にプレッシャーをかけることになり、ストライクが取れなかった場合は相手を油断させることになるからです。野球では後攻が好きな人が多いようですが、将棋では先手必勝といわれるほど有利です。シングルアメリカン方式はできるだけ公平性を保つように考えられています。

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