オフ会のお知らせ
|
|
|
|
コメント(98)
>MAC BLORDさん
ありがとうございます。しかしこれはファンタジックな話ではないのです。左慈については伝説の内容よりも伝説そのものが大きな問題だととらえています。何故ならそのオカルティックな伝説は仮にも正史に記された事だからです。常識的に考えて公的な史書にそのような得体の知れない道教の方士の名前が挙がる事自体、大変不自然なことですし、それはおろか、そのなかで時の権力者曹操は左慈の幻術ともいうべき行為にひたすら翻弄されるのです。何故、わざわざ曹操のそのような真贋定かならぬ醜態を史書に記したのか。また、左慈の名前は曹丕の典論をはじめとし、曹植など多くの魏皇室近親の著作に登場しているのです。これは黄老道の第一人者である左慈を皇室以上に神聖な扱いにする必要があったと考えざるを得ません。
私は曹操と太平道を結びつけ、巨大宗教戦争である官渡大戦を引き起こしたのが、ひょっとしてこの左慈なのではないかと疑っています。曹操は晩年、黄老道、五斗米道の方士を躍起に招聘し、自身も不老長寿を得ようとしています。もちろん、健康についてもかなり熱心になっています。
曹操はもともと天下にも帝位にもそれほど執着しておらず、自らの生来の敵である腐敗した儒を廃し、現世主義の道教を持って永久に現世に生き続けようとしたのではないでしょうか。
ありがとうございます。しかしこれはファンタジックな話ではないのです。左慈については伝説の内容よりも伝説そのものが大きな問題だととらえています。何故ならそのオカルティックな伝説は仮にも正史に記された事だからです。常識的に考えて公的な史書にそのような得体の知れない道教の方士の名前が挙がる事自体、大変不自然なことですし、それはおろか、そのなかで時の権力者曹操は左慈の幻術ともいうべき行為にひたすら翻弄されるのです。何故、わざわざ曹操のそのような真贋定かならぬ醜態を史書に記したのか。また、左慈の名前は曹丕の典論をはじめとし、曹植など多くの魏皇室近親の著作に登場しているのです。これは黄老道の第一人者である左慈を皇室以上に神聖な扱いにする必要があったと考えざるを得ません。
私は曹操と太平道を結びつけ、巨大宗教戦争である官渡大戦を引き起こしたのが、ひょっとしてこの左慈なのではないかと疑っています。曹操は晩年、黄老道、五斗米道の方士を躍起に招聘し、自身も不老長寿を得ようとしています。もちろん、健康についてもかなり熱心になっています。
曹操はもともと天下にも帝位にもそれほど執着しておらず、自らの生来の敵である腐敗した儒を廃し、現世主義の道教を持って永久に現世に生き続けようとしたのではないでしょうか。
＞ザ☆タツノジンさん
左慈については、大変興味深いですね。
勉強になります。
官渡大戦までつなげるとは想像もつきませんでしたw
確かに曹操って現実主義者な描写が、正史、演義ともに多いですね。
あのなんでもありの、演義の曹操最後の場面、神木を斬り付けるあたりにも顕著にあらわれていると思います。
正史にいたっては、黄布族の受入や景王をまつる祠のとり壊し、祭祀の禁止なんてあたりもそうですね。
宗教改革までは、ちょっと賛同しかねますが、国政改革についてはおおいに賛成です。
加えて、私は逆にそんな現実主義者だから、不老長寿なんて無いと思い始めたんじゃないかと考えます。
医学を重視したのも、そこに繋がると思えてならないのです。
だからこそ、先に自分で述べた健康のように、これ以上の負担をかけなかったと考えます。
左慈については、大変興味深いですね。
勉強になります。
官渡大戦までつなげるとは想像もつきませんでしたw
確かに曹操って現実主義者な描写が、正史、演義ともに多いですね。
あのなんでもありの、演義の曹操最後の場面、神木を斬り付けるあたりにも顕著にあらわれていると思います。
正史にいたっては、黄布族の受入や景王をまつる祠のとり壊し、祭祀の禁止なんてあたりもそうですね。
宗教改革までは、ちょっと賛同しかねますが、国政改革についてはおおいに賛成です。
加えて、私は逆にそんな現実主義者だから、不老長寿なんて無いと思い始めたんじゃないかと考えます。
医学を重視したのも、そこに繋がると思えてならないのです。
だからこそ、先に自分で述べた健康のように、これ以上の負担をかけなかったと考えます。
＞ザ☆タツノジンさん
左慈が翻弄するエピソードが取り上げられているのは『後漢書』ですが、これには方術列伝として上下二巻に分かれて人物が紹介されています。特に左慈を特別視はしていないのではないかと。
晋が曹操の行いを批判し国を奪った経緯を考えると、様々な意味で名を残した曹操のイメージダウンを図ったのではないかと自分はかんぐってしまいました。方術列伝なら真偽のほどが定かでなくともなんら支障はないですしねｗ
ちなみに得体の知れない術でしたら日本人にはおなじみの『倭人伝』で卑弥呼も鬼道を事としてますねｗ
私も国政の改革については賛成できますが宗教については賛同いたしかねます。
まず青州で黄巾の残党を受け入れた件ですが、曹操のその後の施政をみると、民衆を重要視していることが分かります。その様な人物が賊徒とはいえ１００万人もの民衆を討つことを良しとはしないでしょう。また、当時董卓に敗れ、兵の離反にあった彼にとって、官軍を打ち破るほどの力を持った兵力はさぞや魅力的なものだったでしょう。
五斗米道の件では、当時その指導者だった張魯は、一方で官職をもつ役人でもあります。が、その根幹はやはり民衆であり、上記と同様の理由でこれを虐殺することは考えられなかったでしょう。さらに、この時には背後に劉備らが控えており、民衆を攻撃することは、攻め入らせる大義名分を与えることになる、余計な兵力の消耗を避けたい、こういった理由からではないかと私は思います。
なにぶんぱっと思いついた論なので矛盾等指摘していただけるとありがたいです。
左慈が翻弄するエピソードが取り上げられているのは『後漢書』ですが、これには方術列伝として上下二巻に分かれて人物が紹介されています。特に左慈を特別視はしていないのではないかと。
晋が曹操の行いを批判し国を奪った経緯を考えると、様々な意味で名を残した曹操のイメージダウンを図ったのではないかと自分はかんぐってしまいました。方術列伝なら真偽のほどが定かでなくともなんら支障はないですしねｗ
ちなみに得体の知れない術でしたら日本人にはおなじみの『倭人伝』で卑弥呼も鬼道を事としてますねｗ
私も国政の改革については賛成できますが宗教については賛同いたしかねます。
まず青州で黄巾の残党を受け入れた件ですが、曹操のその後の施政をみると、民衆を重要視していることが分かります。その様な人物が賊徒とはいえ１００万人もの民衆を討つことを良しとはしないでしょう。また、当時董卓に敗れ、兵の離反にあった彼にとって、官軍を打ち破るほどの力を持った兵力はさぞや魅力的なものだったでしょう。
五斗米道の件では、当時その指導者だった張魯は、一方で官職をもつ役人でもあります。が、その根幹はやはり民衆であり、上記と同様の理由でこれを虐殺することは考えられなかったでしょう。さらに、この時には背後に劉備らが控えており、民衆を攻撃することは、攻め入らせる大義名分を与えることになる、余計な兵力の消耗を避けたい、こういった理由からではないかと私は思います。
なにぶんぱっと思いついた論なので矛盾等指摘していただけるとありがたいです。
＞７６さん
尊敬に値する皇帝の皇后・妃その嫡子、そしてその一族を皆殺しに
した人物が「皇帝を守るのは自分だ」なんて思いますかな。
董承、伏完一族の皆殺しは曹操の悪名の一つです。
現皇后を撲殺したというのは演義のフィクションですが、死ぬまで幽閉され
一族は皇后の子、男子３人含めて処刑したのは事実です。
後日本の天皇と中華の皇帝は持つ権力に圧倒的な差があり過ぎます。
天皇には後宮もないし実質的権威は畿内だけで、全国的には形だけに過ぎなかった、いや形だけだから秀吉も家康も権威として利用したに過ぎません。
現に武家のトップだった、鎌倉・室町幕府は廃されています。
とりあえず「曹操はいい人だった」はありえないので、せめて議論するくらいなら曹操の生涯くらいＷＩＫＩで見てください。
尊敬に値する皇帝の皇后・妃その嫡子、そしてその一族を皆殺しに
した人物が「皇帝を守るのは自分だ」なんて思いますかな。
董承、伏完一族の皆殺しは曹操の悪名の一つです。
現皇后を撲殺したというのは演義のフィクションですが、死ぬまで幽閉され
一族は皇后の子、男子３人含めて処刑したのは事実です。
後日本の天皇と中華の皇帝は持つ権力に圧倒的な差があり過ぎます。
天皇には後宮もないし実質的権威は畿内だけで、全国的には形だけに過ぎなかった、いや形だけだから秀吉も家康も権威として利用したに過ぎません。
現に武家のトップだった、鎌倉・室町幕府は廃されています。
とりあえず「曹操はいい人だった」はありえないので、せめて議論するくらいなら曹操の生涯くらいＷＩＫＩで見てください。
７７さん＞
董承・伏完一族皆殺しってそんなに悪いですかね？
と曹操を弁護してみる。
まず、クーデターを起こそうとしてたのは事実なわけで。
で、成功してた場合は董承が実権を握ったと思われます。
因みに後漢が衰えたのは外戚が若い皇帝の代わりに実権を握って好き勝手やったのが一因です。
董承（外戚）や伏完（外戚）が権力を握ったら似たようなことやらかした可能性がかなり高い気がします。
というかコイツらの言い分って「外戚の俺らは何の功績も無くても実権握っていいけど新参者の曹操は功績有っても駄目！」という風に見えるんですよね…
それは言い過ぎかもしれませんが、クーデターが成功してたら漢の滅亡は余計に早くなったでしょうね。
というわけで「陛下を利用せんとする悪臣を討つ」という大義名分は曹操側にも成り立つような。
処分は少々厳しめですが、当時は連座なんて普通ですしね。
董承・伏完一族皆殺しってそんなに悪いですかね？
と曹操を弁護してみる。
まず、クーデターを起こそうとしてたのは事実なわけで。
で、成功してた場合は董承が実権を握ったと思われます。
因みに後漢が衰えたのは外戚が若い皇帝の代わりに実権を握って好き勝手やったのが一因です。
董承（外戚）や伏完（外戚）が権力を握ったら似たようなことやらかした可能性がかなり高い気がします。
というかコイツらの言い分って「外戚の俺らは何の功績も無くても実権握っていいけど新参者の曹操は功績有っても駄目！」という風に見えるんですよね…
それは言い過ぎかもしれませんが、クーデターが成功してたら漢の滅亡は余計に早くなったでしょうね。
というわけで「陛下を利用せんとする悪臣を討つ」という大義名分は曹操側にも成り立つような。
処分は少々厳しめですが、当時は連座なんて普通ですしね。
＞78
董承は権力闘争でしたが(それでも献帝は身篭った妃の命乞いをしてあえなく却下されています)伏完の件はほとんど言いがかりです。第一当の本人が既に死んでいたからです。
伏完事件の内容は、董承一族関係者７００余名が皆殺しにされた後に(200年頃)、伏皇后が「皇帝が曹操を恨んでおられるから、彼を殺すべし」といった内容の文書を実兄の伏完に送った、というだけで具体的な殺害事件などは仕組まれていませんでした。しかし曹操は214年にその文書を発見(捏造の可能性もあり)、証拠として皇后を廃し一族１００余人を処刑しました。その中には献帝の嫡子も含まれていました。(ただし庶子は禅譲の際も生存しており、根絶やしにされたわけではない)そして皇后には曹操の娘がつきました。早い話これまた悪名高い「外戚」になったのです。別に伏家は曹操を脅かす勢力では無かったのに、おそらく漢に対する滅亡宣告に近いものがあると思います。その後吉本の乱で漢は事実上の最期の断末魔を挙げます。
そもそも曹操善人説のために弁護をしても、徐州大虐殺・女に誑かされて忠臣と嫡子を戦死、正室からの離婚・董承一族７００余名の処刑・荀��、崔琰などの重臣への自殺の強要・皇后の廃位、一族の処刑など、いくらでも悪行が出てきます。
逆に曹操は悪名に屈せず己のやりたい政治信念を貫き、中原を平和な国に導きました。「漢の大義名分」などのお題目よりも、善政を行うため悪行をあえて断行した破格の人、曹操孟徳の方が魅力が溢れていると私は感じますが。
でなんでそんな人が皇帝にならなかったのか？天下簒奪という悪名に耐えられなかったのか？そんなわけがない！というのがこのトピの主旨なのでは？
董承は権力闘争でしたが(それでも献帝は身篭った妃の命乞いをしてあえなく却下されています)伏完の件はほとんど言いがかりです。第一当の本人が既に死んでいたからです。
伏完事件の内容は、董承一族関係者７００余名が皆殺しにされた後に(200年頃)、伏皇后が「皇帝が曹操を恨んでおられるから、彼を殺すべし」といった内容の文書を実兄の伏完に送った、というだけで具体的な殺害事件などは仕組まれていませんでした。しかし曹操は214年にその文書を発見(捏造の可能性もあり)、証拠として皇后を廃し一族１００余人を処刑しました。その中には献帝の嫡子も含まれていました。(ただし庶子は禅譲の際も生存しており、根絶やしにされたわけではない)そして皇后には曹操の娘がつきました。早い話これまた悪名高い「外戚」になったのです。別に伏家は曹操を脅かす勢力では無かったのに、おそらく漢に対する滅亡宣告に近いものがあると思います。その後吉本の乱で漢は事実上の最期の断末魔を挙げます。
そもそも曹操善人説のために弁護をしても、徐州大虐殺・女に誑かされて忠臣と嫡子を戦死、正室からの離婚・董承一族７００余名の処刑・荀��、崔琰などの重臣への自殺の強要・皇后の廃位、一族の処刑など、いくらでも悪行が出てきます。
逆に曹操は悪名に屈せず己のやりたい政治信念を貫き、中原を平和な国に導きました。「漢の大義名分」などのお題目よりも、善政を行うため悪行をあえて断行した破格の人、曹操孟徳の方が魅力が溢れていると私は感じますが。
でなんでそんな人が皇帝にならなかったのか？天下簒奪という悪名に耐えられなかったのか？そんなわけがない！というのがこのトピの主旨なのでは？
＞蛙さん
あの、その理屈でいくと、善人が存在しないに等しいのですが…
まあ、曹操が善人だったとは私もいいませんけど、当時の主要な人材は基本的に自分の信念のために犠牲を払っていると思いますが…
それに、曹昂が死んだのは女にのめり込んだのもありますが、もとは降伏したはずの張繍が反逆したからです。これは『失敗』であって『悪行』ではないのでは？
また重臣への自殺の強要についても悪行なのでしょうか？
私は先に述べた通り、曹操が善人とは思いませんが、善人説もなかなか面白いし見直す部分は多々あると思いますよ。
それに、なぜ曹操は皇帝を廃するなりしなかったのでしょう？
飾りでしかないような、皇帝を持ち続けることは漢の大義名分を残すことになりますよね？
魏王就任してからも、利用価値って残っていますかね？
実際、曹否の代では帝位譲られているわけですから、どーなんでしょ？
その辺りを進めると、案外曹否善人説も悪くはないと思えてきますけど。
あの、その理屈でいくと、善人が存在しないに等しいのですが…
まあ、曹操が善人だったとは私もいいませんけど、当時の主要な人材は基本的に自分の信念のために犠牲を払っていると思いますが…
それに、曹昂が死んだのは女にのめり込んだのもありますが、もとは降伏したはずの張繍が反逆したからです。これは『失敗』であって『悪行』ではないのでは？
また重臣への自殺の強要についても悪行なのでしょうか？
私は先に述べた通り、曹操が善人とは思いませんが、善人説もなかなか面白いし見直す部分は多々あると思いますよ。
それに、なぜ曹操は皇帝を廃するなりしなかったのでしょう？
飾りでしかないような、皇帝を持ち続けることは漢の大義名分を残すことになりますよね？
魏王就任してからも、利用価値って残っていますかね？
実際、曹否の代では帝位譲られているわけですから、どーなんでしょ？
その辺りを進めると、案外曹否善人説も悪くはないと思えてきますけど。
＞81氏
故人の言葉で私を評するなら、こう返しましょう。
「自分の意見を言われたのではないのに、他人の論争の尻馬に乗るな」
ってね。私の論理でおかしいところがあれば遠慮なくお返しください。
私は特定個人の侮蔑・中傷は致しておりませんし、あくまでも論証で返しているつもりですが…
wikiが全てではございません、７６さんは明らかにうらおぼえの曹操像で論じようとしていたので、せめて論議するなら資料を買って読めとは言いませんが、無料のwikiはせめて読んでくれ、という意味です。
＞82さん
張繍の反逆は、曹操が叔父の喪に服している未亡人を寝取ったからですよ。当時において自分の一族の喪を汚されたとあっては、男の沽券に関わります。しかも曹操は油断しきっていたのか、張繍よりも兵が少数でした。そのうえ彼には軍師賈詡がおりました。賈詡は当初は反対してましたが、連泊を続ける曹操の行動に張繍の怒りはおさまりません。
結果反乱を起こすことにより、総大将不在の曹操軍はほぼ壊滅、忠臣典韋・嫡子曹昂・族子曹安民は戦死、曹操も命からがら次男の曹丕と占領した宛を後にしました。で帰ってきたら正室丁夫人に、女に溺れたせいで我が子(正確には丁夫人の実子では無かったが、実母が死去したため曹昂は彼女に養育された)を喪うとはひど過ぎる、と言って実家に帰ってしまい、後に曹操が会いにきましたが、口も聞かずに機織をし続けたといいます。
まあこれは悪行というか曹操の愚行の一つでしょうな。占領するからにはもっと慎重でなくてはならなかったのに、まあこの失敗をふまえて更に曹操は発展していくのですが。ちなみに張繍・賈詡とも降伏しましたが、自分のほうがあのとき悪かったと思っているもあったのかどうか、赦し地位も与えています。
重臣の自殺強要もまあ愚行でしょうね。崔琰は、曹操を死ぬほど褒めた文書を献帝に提出した楊訓という人物を、こんなに媚びる奴がいては駄目だ、と言った程度で、曹操の怒りを買い投獄され自殺を強要されました。彼が王太子は曹丕にと発言していたのにも関わらず。
善人説も面白くもあります、献帝は殺されずに山陽公に封じられ、「朕」の一人称も許可されており、皇后曹節もついていっております。曹節に至っては玉壐をよこせといった役人に対して泣いて抵抗しております。そして献帝は２３４年まで安楽に暮らし亡くなりました。後世の禅譲された皇帝はほとんど抹殺されたのに、曹丕の気遣いはまあ「善人」と言えるでしょう。「慎重」だったとも取れますが。曹丕の人間としては…妻殺し、兄弟殺し、意に沿わぬ部下の徹底的な弾圧など、総合的に善人では無いでしょうな。
曹操を好意的に見たら「周の文王を見習った」程度しか思いつきませんね。
最期に成功者・勝者には古代を問わず、現代でもいくらでも黒い噂は耐えないのが現状です。純粋な善人は、敗者に多く見られますので良かったらご紹介しましょうか？
故人の言葉で私を評するなら、こう返しましょう。
「自分の意見を言われたのではないのに、他人の論争の尻馬に乗るな」
ってね。私の論理でおかしいところがあれば遠慮なくお返しください。
私は特定個人の侮蔑・中傷は致しておりませんし、あくまでも論証で返しているつもりですが…
wikiが全てではございません、７６さんは明らかにうらおぼえの曹操像で論じようとしていたので、せめて論議するなら資料を買って読めとは言いませんが、無料のwikiはせめて読んでくれ、という意味です。
＞82さん
張繍の反逆は、曹操が叔父の喪に服している未亡人を寝取ったからですよ。当時において自分の一族の喪を汚されたとあっては、男の沽券に関わります。しかも曹操は油断しきっていたのか、張繍よりも兵が少数でした。そのうえ彼には軍師賈詡がおりました。賈詡は当初は反対してましたが、連泊を続ける曹操の行動に張繍の怒りはおさまりません。
結果反乱を起こすことにより、総大将不在の曹操軍はほぼ壊滅、忠臣典韋・嫡子曹昂・族子曹安民は戦死、曹操も命からがら次男の曹丕と占領した宛を後にしました。で帰ってきたら正室丁夫人に、女に溺れたせいで我が子(正確には丁夫人の実子では無かったが、実母が死去したため曹昂は彼女に養育された)を喪うとはひど過ぎる、と言って実家に帰ってしまい、後に曹操が会いにきましたが、口も聞かずに機織をし続けたといいます。
まあこれは悪行というか曹操の愚行の一つでしょうな。占領するからにはもっと慎重でなくてはならなかったのに、まあこの失敗をふまえて更に曹操は発展していくのですが。ちなみに張繍・賈詡とも降伏しましたが、自分のほうがあのとき悪かったと思っているもあったのかどうか、赦し地位も与えています。
重臣の自殺強要もまあ愚行でしょうね。崔琰は、曹操を死ぬほど褒めた文書を献帝に提出した楊訓という人物を、こんなに媚びる奴がいては駄目だ、と言った程度で、曹操の怒りを買い投獄され自殺を強要されました。彼が王太子は曹丕にと発言していたのにも関わらず。
善人説も面白くもあります、献帝は殺されずに山陽公に封じられ、「朕」の一人称も許可されており、皇后曹節もついていっております。曹節に至っては玉壐をよこせといった役人に対して泣いて抵抗しております。そして献帝は２３４年まで安楽に暮らし亡くなりました。後世の禅譲された皇帝はほとんど抹殺されたのに、曹丕の気遣いはまあ「善人」と言えるでしょう。「慎重」だったとも取れますが。曹丕の人間としては…妻殺し、兄弟殺し、意に沿わぬ部下の徹底的な弾圧など、総合的に善人では無いでしょうな。
曹操を好意的に見たら「周の文王を見習った」程度しか思いつきませんね。
最期に成功者・勝者には古代を問わず、現代でもいくらでも黒い噂は耐えないのが現状です。純粋な善人は、敗者に多く見られますので良かったらご紹介しましょうか？
＞蛙さん
ここでの論議を見たら曹操はきっと「燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知ろうか」と評するでしょうね(笑)
それくらい曹操という人物は人に抜きんでたものを持ってた人物だと思います。
文章を拝見する限り蛙さんは「曹操が簒奪の悪名を気にしたはずはない！」というマイナスイメージからスタートしている気がします。そうするとおっしゃられているような悪名ばかりが目に付くことでしょう。
ですがこの当時復讐を警戒して一族郎党を皆殺しにするのは普通ではないでしょうか？それをしなかったために孫策などは命を落としたのですから。皇后の廃位についても実際はただの手段であって目的は娘を皇后にたてて自身の影響力をより強めるためだったのではないでしょうか。
曹操は確かに悪名も多いですがそのほとんどは自身の地位に関するものであり、権力闘争の中心にいる彼が清廉でいることはそもそも無理だったように感じます。確かに徐州での虐殺の件もありますが、彼はその後幾度も民衆を慰撫する善政を行なっています。そういう意味では善人だといえるのではないでしょうか。
一度自分の文章を他人が自分に宛てたものとして読み返してみたら皆さんがおっしゃってる意味が分かるんじゃないでしょうか。
ここでの論議を見たら曹操はきっと「燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知ろうか」と評するでしょうね(笑)
それくらい曹操という人物は人に抜きんでたものを持ってた人物だと思います。
文章を拝見する限り蛙さんは「曹操が簒奪の悪名を気にしたはずはない！」というマイナスイメージからスタートしている気がします。そうするとおっしゃられているような悪名ばかりが目に付くことでしょう。
ですがこの当時復讐を警戒して一族郎党を皆殺しにするのは普通ではないでしょうか？それをしなかったために孫策などは命を落としたのですから。皇后の廃位についても実際はただの手段であって目的は娘を皇后にたてて自身の影響力をより強めるためだったのではないでしょうか。
曹操は確かに悪名も多いですがそのほとんどは自身の地位に関するものであり、権力闘争の中心にいる彼が清廉でいることはそもそも無理だったように感じます。確かに徐州での虐殺の件もありますが、彼はその後幾度も民衆を慰撫する善政を行なっています。そういう意味では善人だといえるのではないでしょうか。
一度自分の文章を他人が自分に宛てたものとして読み返してみたら皆さんがおっしゃってる意味が分かるんじゃないでしょうか。
＞蛙さん
愚行が適していますね。先にあげた失敗はw
確かに愚行も多いですからね曹操は。
ときに、質問なんですが、蛙さんの言われる善人の定義はどの程度なんでしょうか？
私はてっきり、他の方のレスから『悪人』ではないもの程度に捉えていました。（曹操にあっても、史実内容の悪業は、あくまで漢国家のためという心があるため私利私欲のためでないという程度）
どうでしょう？
＞悪い噂がたえない、敗者に善人
だから、何かしらを犠牲にしてるって最初に言ったじゃないですかw
敗者に善人なんて当たり前ですよw
だって、羽ばたく前に潰されているわけだから、悪業ないし、無理が通って道理が引っ込むわけですから。
それ相応の成功者はどこかしらで悪業するんですから、その前提条件だと成功者に善人がいなくなりません？だから、それも最初に書いたつもりなんですが…
言葉足らずでしたかね、申し訳ありません。
愚行が適していますね。先にあげた失敗はw
確かに愚行も多いですからね曹操は。
ときに、質問なんですが、蛙さんの言われる善人の定義はどの程度なんでしょうか？
私はてっきり、他の方のレスから『悪人』ではないもの程度に捉えていました。（曹操にあっても、史実内容の悪業は、あくまで漢国家のためという心があるため私利私欲のためでないという程度）
どうでしょう？
＞悪い噂がたえない、敗者に善人
だから、何かしらを犠牲にしてるって最初に言ったじゃないですかw
敗者に善人なんて当たり前ですよw
だって、羽ばたく前に潰されているわけだから、悪業ないし、無理が通って道理が引っ込むわけですから。
それ相応の成功者はどこかしらで悪業するんですから、その前提条件だと成功者に善人がいなくなりません？だから、それも最初に書いたつもりなんですが…
言葉足らずでしたかね、申し訳ありません。
- mixiユーザー
- ログインしてコメントしよう！
|
|
|
|
